内部SEO対策の代行会社・コンサルティング会社と正しい選び方

内部SEO対策（内部対策）とは、Webサイト内部を最適化することでSEO評価を高める施策で、SEO対策の中でも大きな割合を占める、欠かせない要素です。

内部SEO対策では、内部リンクの整理・ページ速度の向上・サイトマップの作成などを始めとして数多くのテクニカルな項目があるため、自社に知見がなければプロへ依頼することをおすすめします。

今回は内部SEO対策に強い代行会社・コンサルティング会社と、各社の特徴や事例・料金などの基本項目について比較した結果を紹介します。

内部SEO対策を依頼できる会社一覧

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ

出典：株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ（以下、PLAN-B）は、SEO事業やインターネット広告事業に強みを持つ会社です。SEOに関しては、16年にわたる経験と5,000社以上の支援実績があり、事業成長に繋がるSEO戦略設計と各業界・サイト型に特化したコンサルティングチームがいることが強みです。

内部SEO対策では、技術的な施策からコンテンツSEOまで幅広く対応し、クライアントのニーズに応じた施策を実施しています。コンテンツマーケティングも強みで、SEO記事作成代行サ－ビスやオールインワンSEOツール「SEARCH WRITE」の提供も行っており、SEO対策全般のお悩みをご相談いただけます。

PLAN-BのSEO対策の費用目安

• SEOコンサルティング（内部対策を含む）：月額40万円～
• SEO記事制作：１記事5万円～（キーワード選定、監修なども別途相談可能）
• オウンドメディアコンサルティング・運用代行：月額35万円～

会社概要・基本情報一覧

サクラサクマーケティング株式会社

出典：サクラサクマーケティング株式会社

サクラサクマーケティング株式会社は、SEO業界で18年以上、延べ2,000サイト以上の支援実績がある企業です。内部SEO対策を含むSEOコンサルティングに加え、コンテンツ制作の実績も豊富にあります。

徹底的にサイトの分析・戦略をおこなった上で具体的な戦術まで落とし込むことが特徴で、クライアントのWebサイトのパフォーマンスを最適化しています。基本プランは、SEOコンサルティングとコンテンツ作成がセットになっていますが、要望に合わせて柔軟に対応可能です。

サクラサクマーケティング株式会社のSEO対策の費用目安

• SEOコンサルティング（内部対策を含む）：月額40万円～
• SEO記事制作：1本あたり6万円～

会社概要・基本情報一覧

アイオイクス株式会社

出典：アイオイクス株式会社

アイオイクス株式会社は、豊富な実績と高い技術力を持つSEO会社です。内部SEO対策では、サイトスピードの改善やメタデータの最適化、内部リンク構造の見直しなどを行い、検索エンジンの評価向上をサポートします。

内部SEO対策以外にも、コンテンツの制作代行やスポットでのWebサイト分析など、課題に合わせた支援を依頼可能です。

アイオイクス株式会社のSEO対策の費用目安

• SEOコンサルティング（内部対策を含む）：月額80~100万円
• Webサイトの分析・方針整理：スポットで50万円～

会社概要・基本情報一覧

株式会社ジオコード

出典:株式会社ジオコード

株式会社ジオコードは、東京都に本社、大阪市北区に関西支社を置くWebマーケティング会社です。SEO対策とWeb広告の2軸でマーケティング支援を行っており、SEO対策については事業歴18年、累計対策サイト数は約4,500社を超えています。

SEO対策以外にもWebサイト制作も専門的に行っており、SEOで評価されるサイト構造やUI/UX改善といったコンバージョンに近づけるための効果的な施策を提案しています。内部修正指示書作成、内部修正作業の代行も依頼可能です。

株式会社ジオコードのSEO対策の費用目安

• SEOコンサルティング：月額20万円～
• SEOコンサルティング＋コンテンツ制作、UI/UX改善、サイト修正指示・作業代行：月額50万円～

会社概要・基本情報一覧

ナイル株式会社

出典：ナイル株式会社

ナイル株式会社は、内部対策を含む、総合的なSEO対策を行う会社です。2023年にグロース市場へ上場承認されたことでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

サイトの技術的な改善からコンテンツ戦略・作成まで幅広い施策を提供しています。支援実績は2,000社超で、在籍している従業員がSEOに関する書籍も多数出版しています。

ナイル株式会社のSEO対策の費用目安

要問合せ

会社概要・基本情報一覧

株式会社デジタルアイデンティティ

出典：株式会社デジタルアイデンティティ

株式会社デジタルアイデンティティは、内部SEO対策をはじめ、SEO対策を総合的に支援する会社です。サイト構造の最適化やサイトスピードの向上など、技術的な施策にも知見があります。

取締役の小林 睦さんは2018年に「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」という書籍を執筆されています。Webサイトに実施すべきSEO対策に関してその背景や考え方が体系的にまとめられており、SEOを学ぶ上での良書です。

短期的な流入数や順位向上ではなく、ビジネスのゴールに向けたSEO施策を企業にあわせて提案しており、一般的なSEOコンサルティングサービスの他にも、ペナルティ解除といったピンポイントの施策も相談可能です。

株式会社デジタルアイデンティティのSEO対策の費用目安

• SEOコンサルティング（内部対策を含む）：月額50万円～
• サイトリニューアル：100万円～

会社概要・基本情報一覧

リードナイン株式会社

出典：リードナイン株式会社

リードナイン株式会社は、大阪市北区に本社を置くSEO会社です。リード獲得・売上貢献を目的としてデジタルマーケティングの支援を行っています。

内部SEO施策においては、Googleとユーザーの両方からわかりやすいサイト設計、カテゴライズの見直しを実施。また内部リンクの設計をはじめその他の細かなテクニカル施策についても依頼可能です。

リードナイン株式会社のSEO対策の費用目安

要問合せ

会社概要・基本情報一覧

内部SEO代行会社の選び方

比較検討の基本ポイント

内部SEO代行会社を選ぶ際には、実績（具体的な成果を上げているか）・コスト・担当者の対応・事業への理解を総合的に評価します。このうち、実績やコストについては多くの企業がじっくりと比較されると思いますが、意外と見落としがちなのが担当者の対応についてです。

例えば、

• 返信スピードを含めスムーズにコミュニケーションがとれるか
• 専門的な内容もわかりやすく説明してくれるか
• 汎用的な施策ではなく自社の状況に応じた提案をしてくれているか

などは押さえておきたいポイントです。

また、SEO対策は単に上位表示するだけが目的ではなく、事業成長に紐づいた施策でなくてはいけません。仮に上位表示できたとしても、売上等に繋がっていなければ意味がないからです。

そのため会社選びでは、自社の事業への深い理解があることも重要な指標となります。

SEO会社を選ぶときのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。実際にSEO会社を利用した経験や、SEO対策に約7年間取り組んできた中での学びを基に、「成果を出すための会社選び」を解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事：SEO会社の正しい選び方｜成果を出すためのポイントも解説

コンテンツ制作についても知見があるか確認する

検索エンジン上で上位表示をするには、良質なコンテンツを作る必要があります。言い換えれば、いくら内部対策に力を入れても、そもそもコンテンツが少ない・コンテンツの質が悪いなどの状態であれば上位表示が難しいということです。

そのため、内部対策だけでなく、並行してコンテンツ作成や既存コンテンツの改善（リライト）も進め、Webサイト内に十分なコンテンツがある状態を目指しましょう。

自社に知見やリソースがなければ、コンテンツSEOについても詳しいSEO会社に依頼するのがおすすめです。

関連記事：コンテンツマーケティングに強いコンサルティング会社

内部SEO対策を代行会社へ依頼するメリット

ユーザーにコンテンツを届けるための土台作りができる

SEOにおける内部対策とは、簡単にいえばマイナス要素を改善することです。「クローラーがページを発見しにくい」「ページを正しく認識できない」「ほしい情報を見つけにくい」などの状態に改善を加えることで、Googleから正しく評価を受けることができます。

逆に言えば、もし十分な内部対策をしなければせっかくコンテンツを作っても評価されない・ユーザーに届かないということになり得るのです。内部対策を適切に実施すれば、ユーザーにコンテンツを届けるための土台作りができます。

リソースを最適化できる

内部SEO代行会社に依頼することで、自社のリソースを最適化できるメリットがあります。内部SEOは専門的な知識や経験が必要であり、社内の配置転換をしてもリソース確保が難しいケースが多いです。

SEOの専門家に任せることで、高品質な施策を効率的に実施することができます。また、内製では不足しがちな最新のSEO知識や専門的なツールを活用できる点もメリットです。リソースを本業に集中させることで、全社的な業務効率も向上するでしょう。

専門知識や経験を基にしたアドバイスをもらえる

SEO対策を専門とする会社には、豊富な経験と専門知識が蓄積されており、最新のSEOトレンドやアルゴリズムの変動にも迅速に対応することができます。

内部SEO対策では、技術的な施策からコンテンツの最適化まで幅広い知識が求められるため、専門家のサポートは非常に有益です。実績が豊富な会社であれば、様々な業界やWebサイトの特性に応じた、最適なSEO施策を提案・実行できます。

特に内部対策は非常に数多くの施策があるため、施策を実行する優先順位がとても大切になります。優先順位は、SEO評価へのインパクト・実装リソース・成果が出るまでの時間などを考慮する必要があるため、この点を踏まえても代行会社に依頼するメリットは大きいといえるでしょう。

内部SEO対策に含まれる施策一覧

内部SEO対策には、サイトの構造を最適化する技術的な施策、ユーザー体験を向上させるためのUX/UIの改善などが含まれます。以下にSEOの内部対策の解説記事で紹介している内部施策を一覧で紹介します。

1. ユーザビリティを上げるための施策
   1. モバイルファーストインデックス
   2. サイト表示速度の改善（コアウェブバイタル）
   3. AMP対応
   4. https化
   5. エラーへの対処＋オリジナルエラーページを設置する
2. クローラーの巡回を促す施策
   1. XMLサイトマップを設置する
   2. 内部リンクを最適化する
   3. ディレクトリ構造を分かりやすくする
   4. パンくずリストを適切に設置する
   5. ページネーションを数字で表す　　
   6. robots.txtの使用
   7. 構造化データマークアップを行う
3. 適切にインデックスしてもらうための施策
   1. ページはインデックスされているか
   2. canonicalタグ
   3. noindexタグ
   4. 重複コンテンツ
4. 内容を適切に伝える施策
   1. meta description
   2. meta refresh
   3. H2,H3などの見出しタグ
   4. altタグ
   5. アウトバウンドリンク
5. ガイドライン違反
   1. 隠しテキスト・隠しリンク
   2. クローキング

これを見てもわかるように、内部対策には数多くの施策があります。

具体的な施策を見ると、サイトマップの有無やメタ情報の記述といったわかりやすい施策もありますが、中には適切な対策方法がわかりにくいものも存在します。知らず知らずのうちにバットプラクティスを行い、土台作りまでの時間が長くなってしまわぬように注意が必要です。

注意点：内部施策はコツコツ続けることが大事

上記で紹介したように内部対策には数多くの施策がありますが、実は一つ一つのインパクトはそこまで大きくありません。つまり何か一つの施策を講じてもそれだけで一気に順位が上がることはほぼなく、着実に改善を続けていくことが大切になります。

ちなみに野村不動産ソリューションズ株式会社では、約70項目のSEOの内部施策を見直しコツコツと実装を進めた結果、セッション数を前年比150%まで伸ばした事例があります。一つ一つのインパクトはあまり大きくないとお伝えしましたが、このように少しずつ改善を続けていけば、しっかりと効果がでる施策であるといえるでしょう。

【導入事例】野村不動産ソリューションズ株式会社｜セッション数150%向上でSEOの価値を証明

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まとめ

この記事では、内部SEO対策を依頼できる会社とともに、適切な代行会社の選び方についてまとめました。

内部SEOは検索エンジンから正確に評価してもらい、サイトのパフォーマンスを向上させるために不可欠な施策です。また、その施策はとても数が多く、中には専門的な知見を要するものも多くあります。

そのため、実績や専門知識を持つSEO会社を選ぶことが大切です。

なお、いわゆるSEO会社やSEOコンサルティング会社と呼ばれる企業も、基本的には内部対策を含めたSEOの総合的な支援をおこなっています。他の企業ももう少し見てみたいという方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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