
SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
2025.02.11
Google Search ConsoleはGoogleが提供している無料SEO解析ツールで、サイト運営においては必須のツールです。
今回はGA4(Google アナリティクス 4)との違いや初期設定、主なデータの確認方法について、初心者の方に向けてわかりやすくお伝えします。後半では、サイトの改善案を出す方法やGA4と連携する方法について解説します。設定方法と基本操作をご存知の方も、サイトの改善方法についてぜひ参考にしてみてください。
また、PINTO!にはSEO対策に関するお役立ち資料がたくさんありますので、ぜひそちらもご覧ください。
このパートでは、Google Search Consoleの機能について説明します。
Google Search Consoleは、ユーザーがサイトに訪問する前にどのような行動を取ったのかを把握できるツールです。主にSEO対策に関連する以下の項目を閲覧し、ユーザー行動を把握することができます。
Google Search Consoleでは、サイトにエラーがないかを確認することも可能です。
サイトにエラーがある状態のメディアは、高い評価は見込めません。知らずにエラーが発生している場合がありますので、こまめにチェックするようにしましょう。
具体的には以下を確認できます。
顧客体験の指標(Core Web Vitals)とは、ユーザー体験に関する指標のことをいいます。
Core Web Vitals は、ページの読み込みパフォーマンス、インタラクティブ性、視覚的安定性に関する実際のユーザー エクスペリエンスを測定する一連の指標です。
ユーザー体験が悪い状態だと検索結果順位が下がってしまう可能性があるため、顧客体験の指標を定期的に確認する必要があります。
Google Search Consoleでの確認方法は本記事の後半に記載しています。こちらをクリックすると、該当部分にジャンプすることができます。
メディア分析の際Google Search Consoleと並んでよく使われるツールに、GA4(Google アナリティクス 4)という無料の分析ツールがあります。Google Search Consoleはユーザーがサイトに訪問する前の行動やサイトの状況を確認できるのに対し、GA4ではユーザーがサイトに訪問した後の行動を確認することができます。
ツール名 | 確認できる内容 |
Google Search Console
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GA4(Google アナリティクス 4) |
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Google Search Consoleでデータを確認する前に、初期設定を行う必要があります。登録完了までの手順を以下で解説いたします。
まずGoogleアカウントを作成します。
普段からGmailなどGoogleのサービスを使われている方は新たにアカウントを作る必要はありませんので、持っているGoogleアカウントでログインしてください。
Googleアカウントも持っていない方は、先にGoogleアカウントを作りましょう。Googleアカウントを作った後、Google Search Consoleのアカウントを取得してください。
アカウントのログインが完了すると、サイトを登録する画面が表示されます。
こちらに追加したいサイトのURLを入力してください。
追加する方法は「ドメイン」と「URLプレフィックス」の2種類です。
サイトの登録方法 | 概要 |
ドメイン | 「www」の有無や「http://」「https://」の違いに関わらず、一括での登録・集計が可能です。※ページ数が1000を超えるようなサイトはこちらを推奨します。 |
URLプレフィックス | 特定のディレクトリー配下のみの場合はこちらを使用しましょう。 |
今回はURLプレフィックスでの登録方法をご紹介します。
すでにプロパティがある場合は、左上のURLが表示されている部分をクリックします。
登録されているプロパティが表示され、その下部に「プロパティ追加」と表示されます。「プロパティ追加」をクリックすると、サイトを追加することができます。
次に「サイトの所有権の確認」という措置が求められます。この段階では、システムエンジニアやサイトを制作した制作会社とのやり取りが発生する可能性があります。
①「ファイルをダウンロード」欄にあるボタンをクリックして、専用ファイルをダウンロードします。
②ダウンロードしたファイルをサーバーのルート直下にアップロードします。
③アップロードしたファイルにブラウザでアクセスできるかを確認し、「確認」をクリックしてください。
ファイルをアップロードするのが難しい場合は、専用のHTMLタグをトップページのソースコードに埋め込む方法があります。
①「その他の方法」の下にある「HTMLタグ」をクリックします。
②表示された専用のHTMLタグを<head>タグの要素内に追加し、「確認」をクリックします。
③「所有権が認証されました」と表示されるのを確認したら、登録完了です。
今回は、初心者の方でもGoogle Search Consoleをうまく活用できるように、サイト運営者が最低限チェックするべきデータの確認方法をお伝えします。
獲得キーワードとは、ユーザーがサイトに流入する前に検索したキーワードのことです。これを確認することで、どのキーワードで上位表示されているか、どのキーワードからの流入数が多いかなどのユーザーが流入する際の情報を得ることができます。
今回は「サイト全体の獲得キーワード」と「記事ごとの獲得キーワード」の確認方法を説明します。
①サイドバーにある「検索パフォーマンス」→「検索結果」をクリックします。
②「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックを入れます。
③すると「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均検索順位」が表示されます。
クリック数の多いキーワードが、該当のサイト内でアクセスの多いキーワードです。
サイト内に複数の記事が存在する場合は、記事ごとの獲得キーワードを確認することでより細かく最適化を行うことができます。以下で確認する手順を紹介します。
①「フィルタを追加」→「ページ」をクリックします。
②「次を含むURL」から、URLの指定の方法を変更できます。ボックス内にURLを入れて「適用」をクリックし、指定したページのデータを確認しましょう。
③タブを「クエリ」に設定すると、指定したページで獲得しているクエリが表示されます。期間を指定すれば、特定のキーワード順位の変化を見ることが可能です。
各クエリの表示回数・クリック率・平均掲載順位を確認する方法
Google Search Consoleでは獲得しているクエリだけなく、各クエリの表示回数・クリック率・平均掲載順位も確認することができます。それらの確認方法を紹介します。
①「検索結果のパフォーマンス」画面で「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックを入れます。
②ページ下部に、クエリごとの表示回数・CTR(クリック率)・平均掲載順位が表示されますので、こちらを確認しましょう。
キーワード選定やリライトについては以下記事をご覧下さい。
Googleでは、クローラーというロボットがさまざまなサイトを巡回して、記事を見つけて登録します。
新しいブログをアップしたり、既に書いた記事を書き直したりした直後は、クローラーはなかなか来てくれないことがあります。しかし、せっかく更新しても登録されなければ意味がありません。
そういった場合に便利な機能がURL検査ツールです。こちらの使い方を紹介します。
①画面上部の「~内の全てのURLを検査」と書かれている検索窓に検査したいページのURLを入力します。
②インデックス登録がされていない場合は「インデックス登録をリクエスト」と表示されるので、そのボタンをクリックします。アカウントに付与されている権限によっては、「インデックス登録をリクエスト」が表示されない場合もありますので、ご注意ください。
Google Search Consoleではサイトに関する情報を取得できますが、カバレッジやサイトマップなどの検索パフォーマンスに関する通知を受け取ることもできます。通知の確認方法を紹介します。
①Google Search Consoleの画面右上にあるベルマークをクリックします。
②「メッセージ」画面が開くので、こちらから通知を確認することができます。
外部リンクと内部リンクの概要については、以下を参照してください。
低品質サイトからの外部リンクが発生していないか、内部リンクのリンク切れが起こっていないかなどについては常に確認すべきです。以下で確認する方法を紹介します。
①サイドバーにある「リンク」をクリックしてください。すると「外部リンク」と「内部リンク」が表示されます。
「外部リンク」には、他のサイトやブログからリンクされている記事URLや、リンク元のURLが表示されます。「内部リンク」には、自分のブログ内部のリンク状況が表示されます。
②「外部リンク」の「詳細」から詳しく見たい記事のURLをクリックすると、自社サイトの外部リンクを張っているサイトやサイト数を確認することができます。
外部からの質の良いリンクが多くついている記事は「評価されている記事」であるということなので、他の記事を作る際に参考にしてみてください。
エクスペリエンスの欄からは、ページごとの顧客体験の指標を確認することができます。ランキング要因になるので、注意深く見ておきましょう。
「ウェブに関する主な指標」では、Core Web Vitalsの指標を確認することができます。緑が「良好」、黄色が「改善が必要」、赤が「不良」を表しています。黄色や赤の表示がされている項目があった場合は、「レポートを開く」から原因を確認しましょう。
ページエクスペリエンスレポートがなくなった?
ページの読み込み速度やスマホでの使いやすさなど、サイトの状況を確認できるページエクスペリエンスレポートですが、先日Google Search Consoleから削除されました。
今後は「エクスペリエンス」内の「ウェブに関する主な指標」から確認できます。ユーザビリティが悪化しないよう、こちらを定期的にチェックしましょう。
ここからは、Google Search Consoleを使ってサイト改善を行う方法について解説します。ぜひご自身のGoogle Search Consoleを開きながら読み進めてみてください。
まず、多くの方がサイトを運営されている主な目的はCVを獲得すること(=問い合わせの獲得・資料請求の獲得・リードの獲得・商品の購入)ですよね。
この目的に沿って、ページを3つの段階で育てていきます。フェーズ1とフェーズ2では、Google Search Consoleを有効に使うことができます。フェーズ③の改善には、GA4をご活用ください。
フェーズ1.順位を獲得する(1~10位に入る)
フェーズ2.クリック率をあげて流入数を獲得する
フェーズ3.CVに繋げる
自社サイトがなかなか1~10位に入らないというお悩みをお持ちの方は非常に多いかと思います。
皆さまも理解されているかと思いますが、1ページ目に入る事がなければ表示回数をほとんど獲得する事ができず、当然流入数も上がりません。極端な言い方をするのであれば、1ページ目に入っていないページは「自然検索市場では存在しないも同然」の状態だといえます。
そのため、まずは1ページ目の表示を目指しましょう。1ページ目に表示させるためによく行われる施策として以下が挙げられますので、参考にしてみてください。
加筆(=リライト)については、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひご覧下さい。
Google Search Consoleでは、自社サイトで1~10位以内に入っていないキーワードを表示し改善すべきページを洗い出すことができます。以下でその方法を解説します。
①右側にあるフィルターから「掲載順位」をクリックします。
例えば「次より大きい」で「10」を入力し「完了」をクリックすると、10位よりも低い順位のキーワードが表示されます。その中から、対策が必要なキーワードとページについて検討することができます。
11~20位あたりにランクインしているページは、少し改善すれば1ページ目に表示される可能性が高いので優先的に手をつけましょう。
クリック率を高め、流入数を獲得するための施策として以下が挙げられます。
効果的なタイトルの設定方法については以下の記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
①「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックを入れます。
②フィルターの項目から「掲載順位」と「CTR」の2つをクリックします。
③今回はクリック率に課題があるページを調べるので、上位に表示されていてクリック率が低いものに絞ります。
例えば掲載順位は5より小さい、CTR(クリック率)は8より小さいをクリックすると、5位以内に表示されていてクリック率が8%を下回るキーワードが表示されます。その中から改善の幅がありそうな記事をクリックしましょう。順位やクリック率の値を適宜変更しながら、課題がありそうなページを発見してみてください。
Google Search ConsoleとGA4を連携すると、1つのレポートで両方の指標を同時に見ることができるようになります。
サイトの分析などを行う場合に、Google Search Consoleとアナリティクスを同時に使うことが多くあるため連携させることをお勧めします。そのため、ここから連携方法についてお伝えしていきます。
①GA4にアクセスします。まだGA4のアカウントを作成していない方は、こちらを参考に登録を行ってください。
②左のバーから「管理」→「Search Consoleのリンク」をクリックします。
③「リンク」をクリックします。
④「アカウントを選択」をクリックします。
⑤Google Search Consoleのプロパティにチェックを入れて、「確認」をクリックします。
⑥先ほどチェックしたGoogle Search Consoleのプロパティが表示されたら、「次へ」をクリックします。
⑦「ウェブストリームを選択する」で該当のウェブストリームを選択し、「次へ」をクリックします。
⑧連携したいGoogle Search ConsoleとGA4の情報が表示されていることを確認し、「送信」をクリックします。
⑨連携が成功していれば、「リンク作成済み」と表示されます。
1つのアナリティクスプロパティを複数のサイトに、または1つのサイトの複数のアナリティクスプロパティを関連付けることはできません。新たに関連付けを行うと既存の関連付けは削除されてしまうため、注意しましょう。
Google Search Consoleをいち早く使いこなせるようになるには、たくさん使うことが重要です。使う中でエラーが表示された場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
重要な指標をより簡単に確認するには?
ここまでGoogle Search Consoleの使い方について説明してきましたが、重要指標のみをもっと簡単に確認したいと思う方は多いのではないでしょうか?
SEOツール「SEARCH WRITE」は、初心者の方が自分の力だけでSEO対策を進められるように支援するツールで、確認すべき指標をまとめて見ることができます。
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