Facebook広告(Meta広告)の教科書|8ステップで全体像を完全理解
インターネット広告
2024.12.10
本記事ではInstagram広告のメリットや特徴、費用感を解説し、後半では実際に広告の配信を始められるように出し方を5ステップで解説しています。
Instagramは年々利用者が伸びている媒体のため、効果的に使うことができれば、高い成果をあげることができます。具体的な出稿手順を全画像付きで解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Instagram広告は、主にInstagramを中心に配信されるSNS広告で、「インスタ広告」と呼ばれています。実際には、インスタ広告というものがあるわけではなく、「Meta広告をInstagramに配信したもの」をインスタ広告と呼んでいるというイメージです。
※Meta広告は、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkの4つの媒体に広告を配信することができます。
Instagramは動画や写真などビジュアルで訴えかけるSNSプラットフォームの一つです。月間10億人以上の方々がInstagramのビジネスアカウントにアクセスし、その中でも60%以上の人々が新しい商品やサービスを見つけていると言われています。日本では、3,300万以上ものアカウントが月間でアクティブな状態です。
今や認知だけでなく獲得もできる、なくてはならない媒体の一つであり、リスティング広告やディスプレイ広告と併用して活用している企業が多数あります。
実際に、弊社でお手伝いしている企業様でも、Instagram広告の導入率は年々増加傾向にあります。
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Instagramには多くのメリットがあります。
本記事ではその中でも代表的な5つのメリットをご紹介します。
インスタ広告は「とても詳細なターゲティングができる」ことが大きなメリットの1つです。
膨大なユーザーデータを持つMetaの情報を基にターゲティングを行うため、Instagramでも精度が高く詳細なターゲティングができるのです。
主にターゲティング可能な項目としては以下が挙げられます。
このように、他の広告媒体では得られないデータを基に、とても細かなターゲティングができるのはインスタ広告のメリットです。
また、メールアドレスや電話番号を基に既存の顧客にリーチできる「カスタムオーディエンス」や、既存の顧客と同じ特徴を持つ人を探してアプローチできる「類似オーディエンス」などのターゲティング設定も可能です。
Instagramを他の媒体と比べた際に、最大の違いと言えるのは
株式会社ヴァリューズが行った「4大SNSのヘビーユーザーを徹底比較」という調査(2024/06/13)によると、20代以下の占める割合が全体の51.3%であり、女性の占める割合が全体の66.0%だということが分かっています。
引用:【調査リリース】4大SNSのヘビーユーザーを比較調査!X利用者はフォロー/シェア等での割引施策参加に積極的、 TikTok利用者は高価でも衝動買いの傾向
また、その他にも学生の割合が多く、主婦(夫)の割合が他のSNSよりも高いことが分かります。
Instagramのユーザーに関して詳しくは下記記事をご覧ください。
インスタ広告はビジネスとの親和性が高く、広告を出しやすいプラットフォームです。
20代~40代の女性は80%以上がInstagram上で企業アカウントをフォローしており、特に20代女性は92%が企業アカウントをフォローという関心の強さが伺えます。
加えて、20代女性においては20社以上のアカウントをフォローしている割合が50%と、若年層の女性ユーザーが企業アカウントにかなり積極的なこともInstagramの特徴です。
さらに同様の調査から、「Instagramでフォローしている企業・ブランドの投稿をきっかけに、その商品を購入したことがありますか?」という質問には20代女性の約90%が「YES」と回答しています。
ユーザーが企業アカウントに強い関心を持っていることは、広告を出す側にとって大きなメリットですね。
2022年7月に株式会社ネオマーケティングの行った調査によると、Instagramの投稿や広告をきっかけとして購買行動を起こした男女ユーザー(N=984)のうち75.9%は、もともと商品を購入する予定がなかったと回答しています。
つまりは、潜在層や準顕在層に対しても購入を促せる媒体であることが分かります。
また、InstagramはSNSとしての単なるコミュニケーションの場ではなく、ニーズが顕在化したときの検索の場にもなっているという特徴があります。
2023年7月に行ったナイル株式会社が行った調査では、女性(N=2,277)の検索行動ではGoogle・Yahoo!などの検索エンジンに次いでInstagramでの検索が3位であり、少し前の調査になりますが、2020年10月に株式会社GLAPentertainmentが行った調査では、Instagramを利用する女性(N=2,185)の約7割はハッシュタグ検索を使ったことがあると回答しています。
SNSでありながら、リスティング広告同様、顕在層に広告を配信して購入を促すことができるというメリットがあります。
これらのことから、Instagramは潜在層~顕在層まで広い層に対して直接購入を促せる稀有な媒体といえます。
Metaの中でもInstagramに着目すると、その特徴には10代~30代の若年層(特に女性)の圧倒的なシェア率が挙げられるでしょう。
また、画像・動画を中心としたSNSであることから、美容・ファッション・旅行・飲食系の視覚的な訴求で魅力を伝えるコトに適した商材との相性が良いことが分かります。
以下の株式会社GLAPentertainmentによる調査の結果でも同様の傾向がみられます。
テレビCMや世の中で見るリアルな広告は配信場所を指定して、任意の広告を出しますよね。
しかし、インスタ広告は任意の広告を、届けたい人を決めて配信します。場所はその人がいる場所になるので、臨機応変に変わるということです。
この章では、
について解説していきます。
インスタ広告はMeta広告の一部であり、Meta広告自体はFacebook、Instagram、Messenger、Audience Networkの4つのプラットフォームに広告を配信することが可能です。
そして、各プラットフォームの中でも広告が配信される面が決まっています。これを配信面と言います。
Meta広告を出す際には、基本的に媒体・配信面を限定せずにMeta側の自動配置を活用することがほとんどです。その中で、Instagramでの成果が特段大きかったり、特定のプラットフォームでの成果がよくなかった場合には、配信面を限定することがあります。
では、インスタ広告の配信面のみ画像で見てみましょう!ほかのプラットフォームの配信面も見てみたい方は、こちらをクリック!
インスタ広告の配信面は全部で7種類です。基本的には他の投稿に紛れる形で広告が出てきます。皆様も普段Instagramを使っている中で見ることも多いのではないでしょうか?
続いて、インスタ広告で活用できる広告フォーマットを解説していきます。
Meta広告は配信面に対して配信できる広告のフォーマットが豊富なことが特徴の一つです。ここでは、インスタ広告で使える基本的なフォーマットを4つ紹介します。
配信面毎に使えるフォーマットと使えないフォーマットがあるため一覧表で確認してみてください!
フィード | ストーリーズ | リール | 発見ホーム | 発見タブ | |
シングル画像 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
シングル動画 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
カルーセル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コレクション | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 |
一枚の画像を使った標準的な広告フォーマットです。
主にフィードやストーリーズ、発見タブで使われるフォーマットです。
参照元:Facebook広告 媒体資料(2020年下期)
映像、音、モーションを活用した利用者の目を引きやすい広告フォーマットです。
インスタ広告の動画広告は、ストーリーズやリールなどの縦型動画形式が主流です。特に、最近ではユーザーが作成したコンテンツ(UGC)風の広告を作成することで、インスタ広告を中心に高い成果を出す事例も増えてきています。
動画広告についてはこちらの関連記事もご覧ください。
参照元:Facebook広告 媒体資料(2020年下期)
複数の画像・動画やリンクを設定できる広告フォーマットです。
複数のクリエイティブを見せられる点が特徴で、アパレルや日用品、アクセサリーなど複数の商品やデザインを用いる企業がよく活用しています。
この独自の広告フォーマットを活かして、例えば漫画をコマ送りで見せるなど、よりユーザーに見てもらいやすい広告を作ることができ、工夫の余地がたくさんあります。
カルーセル広告について詳しくは下記記事をご覧ください。
参照元:Facebook広告 媒体資料(2020年下期)
モバイル上での商品の発見~検討~購買までをシームレスにつなげる広告フォーマットです。コレクションはメインビジュアルの動画(または静止画)と4枚の商品画像とを組み合わせた構成になっています。
動画で利用者の注意を惹きつけつつ、タップ後は高速でローディングされる商品紹介ページ(最大50アイテムまで紹介可能)を表示し、利用者の興味喚起と検討を促します。
その後個別の商品をタップすることで広告主のサイトに遷移し、商品の購入を促進することが可能です。
カルーセル広告同様、複数商品を一度に見せることができる点と、商品の価格をより分かりやすく伝えられることが特徴です。
アパレルやアクセサリー、スポーツメーカーがよく活用しています。
インスタントエクスペリエンスは、モバイル端末限定の機能で、ユーザーが各種広告フォーマットをタップしたときにフルスクリーン表示されるという広告フォーマットです。
認知度の拡大など、ユーザーにインパクトを与えたいときに適しています。
実名登録制度を原則としているFacebookにおいては、利用者登録情報や利用端末、利用者の興味関心やアクティビティ等を元にした正確かつ多様なターゲティング配信が可能です。
既存の顧客(CRM)データ、サイト訪問履歴(リターゲティング)、モバイルアプリの利用状況、Facebook広告やページの利用状況などに応じたターゲティングオーディエンスを作成することもできます。
大きく分類すると、ターゲティングの種類は3種類です。
Instagram広告のターゲティングについてはこちらをご覧下さい。
ここまででインスタ広告の特徴を開設してきましたが、配信にあたって費用はどのくらいかかかるのでしょうか。
この章では以下の3つの観点で費用について解説します。
インスタ広告の課金方式は、1000回表示されるごとに課金される「インプレッション課金方式(CPM)」とクリックされるごとに課金される「クリック課金方式(CPC)」の2種類があります。
Metaでは主に、CPMを設定することが多いです。
インスタ広告では、1日あたりに使いたい平均の予算を決める「1日の予算」と、指定の期間内に使いたい予算の上限を決める「通算予算」があります。
日々の調整のしやすさから基本的には「1日の予算」を設定することが多いでしょう。
実際のところ、費用対効果はどれほどなのでしょうか。弊社の運用の中での目安をお伝えできればと思います。
インスタ広告は安価でも始めることができます。では1日500円で配信した場合、どのくらいの成果が見込めるでしょうか。
1日あたり500円で配信をした場合、想定されるIMP(表示回数)としては1,000回~1,500回程度でしょう。仮に30日間配信したとすると、予算15,000円でIMP(表示回数)が30,000回となります。
金額の感覚ですが、トラフィック目的で安くて「600円」、CV目的かつBtoB領域などであれば高くて「5,000円」以上になるケースが多いです。広告がユーザーに届く量や競争度合によってCPMは上下しますし、特にBtoBの領域では顕著に高くなる傾向があります。
ここ数年で全体的にCPMが上がり続けているため、少ない予算で安定した獲得を狙うのは難しいです。
注意点として、広告は同じ人にも複数回表示されるため、3万回表示されたからと言って3万人に表示されたわけではないことが挙げられます。
また、少ない予算だとクリエイティブの効果検証が十分にできないことに注意しましょう。
安定して購入をしていただくためには、最低でも一日あたり3,000円程度の予算設定にするのがおすすめです。
一日の予算が3,000円のシミュレーションを見てみましょう。仮にCPMを600円、CTRを3%、CVRを1%とし、商品の価格を5,000円とすると、1か月あたりで135,000円の利益が出ることになります。
今回は単純計算で見ていきましたが、実際に配信するときには、商品の単価や予算などを考慮したうえで予算設定を行いましょう。
詳しく費用について知りたい方は以下の記事をご覧ください
ここからは、実際の出稿の方法について説明をしていきます。
インスタ広告を配信するためには、「広告マネージャ」と呼ばれるMeta広告の作成・管理の専用ツールを使う必要があります。この章では、その事前準備を行います。
この章のゴール
Meta Business Suiteに「Facebookページ」と「Instagramプロアカウント」が紐づいている。
既にMeta Business Suiteと各種アカウントが紐づいている方は次の章「インスタ広告の出し方」へお進みください。
早速事前準備を行っていきますが、Meta広告の配信設定には各種アカウントの開設・連携・設定が必要で非常に複雑です。
以下に示すように、「Facebook個人アカウント」と「Instagramアカウント」から始まり、最終的にはMeta Business Suite(ビジネスマネージャ)に「Facebookページ」と「Instagramプロアカウント」が連携された状態を目指していきます。
本章では3ステップでゴール状態を作れるように解説していきます。
まず、Facebook個人アカウントを用意します。
アカウントをお持ちでない方は、「新しいアカウントを作成」から個人のアカウントを作成してください。この時、必ず本名の個人アカウントを作成しましょう。会社名などのアカウントを作成することはできませんので注意が必要です。
ログインが完了すると以下のような画面になると思います。
ここからは以下の手順で進めていきます
まずは、Facebookアカウントから「Facebookページ」を作成します。
Facebookアカウント内画面左の「ページ」をクリックします。
「+新しいページを作成」から、指示に従って作成を進めます。
画面左側が入力画面、右側がプレビュー画面になりますので、手順に沿って項目を埋めていきます。
以下の「ページを管理」という画面が出ていればFacebookページの作成は完了です。
続いて、Metaビジネスマネージャからビジネスポートフォリオを作成します。
右上の「今すぐ開始」をクリックし、設定をしましょう。
クリックすると、「ビジネスポートフォリオを作成」というウィンドウが開きます。それぞれ対応する部分を埋めて「作成」を押してください。
※ビジネスポートフォリオ名は企業名を入力しましょう。弊社であれば、「株式会社PLAN-B」と入力します。
設定したメールアドレス宛に、認証メールが届きます。メール文に従って手続きを進めてください。
設定完了後、「Meta Business Suite」というツールのホーム画面が開かれたらFacebook側の設定は完了です。
Meta Business Suiteとは、FacebookやInstagramなどのすべてのマーケティング活動を一元管理できるツールです。
ビジネスマネージャとクリエイタースタジオの機能をはじめ、複数のツールが集約されています。
次に、Instagramアカウント周りの設定をしていきます。
インスタ広告を出すためには、InstagramをFacebookページと紐づけ、プロアカウントに変更する必要があります。
一応、連携をしなくてもインスタ面に配信することは可能ですが、その場合は広告からプロフィールをクリックした際、InstagramのプロフィールではなくFacebookページの情報を基に簡素なページが表示されます。
この設定は、PC版・モバイルアプリ版のどちらからでも行うことができます。今回は、PC版で解説をしていきます。
まず、紐づけを行いたいFacebookページを開き、右上のアイコンをクリックし、「設定とプライバシー」>「設定」をクリックします。
次に、左に出てくる一覧を下にスクロールし、「アクセス許可」>「リンクするアカウント」をクリックする。
「アカウントをリンク」をクリックするとウィンドウが開くので、指示に従って進めていきます。
アカウントタイプは「ビジネス」を選択します。
これで、InstagramアカウントはFacebookページと紐づき、プロアカウント(ビジネスアカウント)になりました。
最後に、Meta Business Suiteで3つの設定を行っていきます。
まずは、「ビジネスマネージャ」に切り替えていきます。
左下の「ヘルプ」をクリックし、「ビジネスマネージャへ移動」を選択します。
以下のような画面になっていれば「ビジネスマネージャ」に切り替わっています。
※左上に「ホーム」または「ビジネスホーム」と表示されます。
ビジネスマネージャの左上にある、「ハンバーガーメニュー」をクリックします。その後、「管理」>「請求と支払い」をクリックします。
請求と支払いの画面になったら左の「支払い方法」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。支払い情報を追加するウィンドウが開かれるので指示に従って必要な情報を入力しましょう。
これで支払い設定は完了です。
続いて、「Facebookページ」を紐づけます。
ビジネスマネージャのホーム画面から左上の「ハンバーガーメニュー」を開きます。「管理」>「設定」を選び設定の画面を開きます。
画面が切り替わったら、「アカウント」>「ページ」を開きます。
右上の「追加ボタン」を押し、任意の方法でFacebookページを紐づけます。
今回は先ほど作成したFacebookページがあるので、「既存のFacebookページを追加」をクリックして進めていきます。クリックするとウィンドウが開くので、指示に従ってFacebookページの紐づけを行いましょう。
これで「Facebookページ」の紐づけは完了です。
先ほど同様「設定」から「アカウント」>「Instagramアカウント」を開き、右上の「追加」ボタンをクリックします。
ウィンドウが開くので、手順に沿って紐づけたいInstagramアカウントを紐づけます。
以下のように、任意のアカウントが表示されていれば紐づけは完了です。
ここまでの設定ができていれば、あとは広告マネージャから実際の広告配信の設定を行っていくのみです。
次章では、シンプルな設定方法を例に実際に広告を配信する方法を紹介します。
ここからは「広告マネージャ」を使用し、実際に配信できるように解説していきます。
広告マネージャでは、自身の「広告アカウント」に対して、「キャンペーン」>「広告セット」>「広告」という階層構造になっています。
各階層で広告における、
を決めていくイメージです。
ここからは5STEPで広告配信までの設定を行っていきます
ビジネスマネージャから広告マネージャを開きます。
広告マネージャが開けると、以下のような画面になります。
それでは早速設定を行っていきましょう。
まずは、「キャンペーン」の設定を行います。
キャンペーンは目的単位で設定します。インスタ広告には様々な目的設定をすることが可能ですが、多くの場合「売上」「トラフィック」を目的に配信することが多いでしょう。
今回はサイトへの流入を増やすことを目的とした、「トラフィック」で設定を進めていきます。
まずは「作成」ボタンをクリックします。
「トラフィック」を選択し「次へ」をクリックします。
キャンペーン設定は「手動作成のトラフィックキャンペーン」を選択して下さい。
詳細な設定画面が開かれますが、今回は「キャンペーン名」を付けて「次へ」進みます。キャンペーンは目的ごとに作成するため、キャンペーン名は目的が分かるような名前にするとよいでしょう。
例えば、PINTO!が流入目的で広告を配信する場合には、そのまま「PINTO!」という名前を付けます。
次に、「広告セット」を作成します。
広告セットで設定するのは主に、以下の5つです。
次は、ピクセルの作成と選択です。
Metaピクセル(タグ)を企業サイトに設置することで、Facebook広告を見た後に実行されたアクションの計測が行えます。設置したタグから送信されるアクションデータを元にした広告配信の最適化が可能となり、より広告の効果が高まります。
まずは、「イベントマネージャ」を開きます。
左のメニューバーから「+(データソースをリンク)」をクリックします。するとウィンドウが開くので、「ウェブ」を選択して「次へ」をクリックします。
データセットの名前を付け、「Metaピクセルのみ」を選択し、以下の手順に沿って進みます。
「コードをコピー」をクリックします。
次に、「Google Tag Manager(GTM)」を活用して、Metaピクセルを設置していきましょう。
GTMを開いたら、「タグ」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。
タグの種類を「カスタムHTML」に設定し、HTMLの欄にコピーしたMetaピクセルのコードを張り付ける。配信トリガーは「All Pages」を選択する。
これでMetaピクセルの設定は完了です。
予算と掲載期間を設定していきましょう。
予算の設定では、「1日の予算」と「通算予算」から選ぶことができます。
1日ごとの予算が細かく決まっている場合は「1日の予算」が好ましいですが、特定の期間を通して予算が決まっている場合は「通算予算」を選択すると、設定した予算ぴったりに配信がなされるので、管理する上で安心です。
まずは、日々の管理がしやすい「1日の予算」を選択するとよいでしょう。
ターゲットの設定を行いましょう。
広告を届けたいユーザーを思い浮かべながら、年齢、性別、地域、言語といった基本的なデモグラフィックの設定を行います。またライフイベントや興味・関心、仕事などの詳細なターゲティングの設定も行っていきましょう。
狭めすぎてしまうとユーザーが少なくなり、広告配信が少なくなってしまう可能性もあるので、オーディエンスサイズを見ながら設定しましょう。
初めての方は、地域/年齢/性別のみを設定して配信することをおすすめします。
広告を届けたいターゲットを選んだ後は、広告を表示させる場所を選んでいきましょう。
「手動配置」を選択することで、プラットフォームや配信面を絞ることもできますが、まずは「自動配置」で配信することをおすすめします。
あまり効果の出なかった配信面がある場合には、運用していく中で少しずつ絞っていくようにしましょう。
最後に、広告セット名を付けていきましょう。
広告セットは「どのように」広告を配信するかを決めたものでした。広告名を見て、どのような配信をしているのかが分かるようにするとよいでしょう。
例えば、『開始日_ターゲティング種類_ターゲティングの詳細』などでいつ始めた誰向けの広告かを管理するのも良いでしょう。自身でわかりやすいようにカスタマイズして命名しましょう。命名したら「次へ」をクリックします。
最後に、広告の設定です。
実際のクリエイティブや形式、リンクの設置などを行っていきます。以下の項目について1つずつ見ていきましょう。
広告名は、広告セットの時と同じように広告の特徴が分かるように命名します。
例えば、『開始日_訴求名_(広告種類)』のように付けます。具体的には「202410_PINTO!SEO」や「202410_PINTO!AD_カルーセル」のように付けていきます。
インハウス運用であればデフォルトで紐づけているアカウントが表示されると思いますが、設定されているアカウントが正しいかどうかをチェックしておきましょう。
ここでは、広告のフォーマットなどを決めていきます。
広告を作成する以外にも、既存のインスタ投稿を広告として配信することも可能です。今回は、「広告を作成」で進めていきましょう。
また、広告のフォーマットもここで選びます。今回は「シングル画像または動画」を選択します。
クリエイティブでは、具体的に画像や広告文を入力して作成していきます。
まずは「メディアを追加」>「画像を追加」>「アップロード」で任意の画像をアップロードします。
次に、メインテキスト、見出し(任意で説明も)を入力していきます。それぞれ125文字以内、255文字以内と推奨されている文字数がありますので、収まるように設定しましょう。※プレビューに反映されない場合は先にリンク先を設定してみてください。
最後に、コールトゥアクションを目的に合わせて設定します。
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続いてリンク先を指定していきます。
自社のサービスサイトや購入ページへのリンクを設置するとよいでしょう。
また、クリックすると電話を掛けられるようになる設定や、Instagram内でフォームの送信が完結するような設定もありますが、今回は特に設定せずに進めます。
最後に、トラッキングの設定を行います。
先ほど設定したMetaピクセルをONにするために、ウェブサイトイベントにチェックを入れます。
もし、GA4などでWebサイトの流入元として個別観測したい場合は、URLパラメータの付与も行いましょう。
全ての設定が完了したら、「公開」をクリックします。
ここまでの入稿作業と支払いの設定が完了すれば、「確認して公開」ボタンをクリックするのみです。
改めて入稿内容を下記に沿って確認しましょう。
「ターゲット設定を誤ったせいで、サービスを提供している地域以外に配信してしまった…」「設定予算を間違えていた…」など起こらないようにしましょう。
Instagramストーリーズ広告の出稿手順については下記記事をご覧ください。
インスタ広告の特徴は、
の5つが挙げられました。
まとめると、Instagramは若年層や女性、主婦(夫)の中では検索媒体としても使用されるため顕在層に対するアプローチが可能な一方で、多くのユーザーはInstagramでの購入はもともと買う予定がない傾向が強いことから、潜在層・準顕在層に対するアプローチにも長けている媒体だと言えます。
配信までの設定は多少複雑な一方で、相性のいい商材・サービスにとっては非常に効果的な施策になる可能性があります。
インスタ広告の出し方が分かった後は、実際の運用時のポイントを押さえることが重要です。
運用時に押さえておくべきポイントを以下の資料にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
インターネット広告の運用は、実績のあるプロの代理店に任せることをオススメします。PLAN-BのSNS広告運用サービスは、継続率93.8%で国内上位3%の運用力があります。目先の利益ではなく、顧客の持続的成長を第一に考えるとともに、期待以上の成果を出すことに注力しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。