
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2025.02.03
更新日:2024.07.04
公開日:2017.11.09
ストーリーズ広告はFacebook広告のなかの「ひとつの配信面」という位置づけではありますが、他の配信面と異なる縦長の画像サイズなどストーリーズならではの抑えておくべきポイントもあるため、まずは改めて特徴と出稿までの手順をおさらいするとともに、効果を出すうえで気をつけるべきポイントもお伝えしていきます。
Instagramとは、2010年にリリースされた写真共有機能をもつSNSです。特に若い世代を中心にその勢力を広げ、2021年現在では国内で約3,300万人以上が利用する今最もホットなSNSの1つであると言えます。
Instagramの登場によって、それまでは「文字」を通して他のユーザーと繋がったり自分の気持ちを表現していたのに対し、「写真」での表現が主流となりました。ユーザーはお気に入りの芸能人やユーザーをフォローしたり、ハッシュタグという♯から始まるタグを用いて同じ趣味を持ったユーザーと繋がったりして楽しんでいます。
また、一般ユーザーでありながらも多くのフォロワーを抱えて影響力を持っている人は、インスタグラマーと呼ばれており、企業がPRのために彼・彼女たちをインフルエンサーとして起用する例も、当たり前になりつつあります。
今やInstagramは、企業のマーケティング活動においても、なくてはならない媒体となっているのです。
Instagramは2016年8月にストーリーズという新しい機能をローンチしました。従来のタイムライン型の記録に残していくタイプの投稿とは異なり、写真や動画を投稿してから24時間以内に消えてしまうというものです。
Instagramを提供するFacebook社がFacebookにもストリーズの機能を搭載したり、Twitterでも2020年11月より「フリート」と呼ばれるほぼストーリーズと同じ機能を持ったサービスの提供を開始するなど注目度の高さがうかがえます。
投稿には、スタンプやハッシュタグをつけたり、落書きをすることも可能です。
他のユーザーのストーリーズ投稿はトップ画面上部に表示されているので、24時間以内の投稿であればいつでもチェックすることができます。
また、投稿された写真にスタンプで反応したりコメントを送ったりするなどのストーリーズ投稿を起点としたユーザー同士のコミュニケーションも多く見られます。
タイムラインに投稿する正方形や横長の表示形式とは異なり、ストーリーズは縦長であるという点が大きな特徴です。フルスクリーンでスマートフォンの画面をジャックできるためブランドの世界感や、商品・サービスを強く訴求することが可能です。
ストーリーズがどのようにユーザーの中で位置づけられているかも押さえておきましょう。Instagramはそのサービスローンチ以降、「非日常的でフォトジェニックな写真を投稿する場」として位置づけられていました。ここでは、フィードの統一感や写真のクオリティが高いかどうかが重要視されます。
しかし、ストーリーズの登場によってフィードの統一感や写真のクオリティなどを気にせず、どんなユーザーでも気軽に投稿ができるようになりました。日常の何気ないシーンやタイムラインには投稿しないような写真や動画が、ストーリー上ではよく見かけられます。
つまりユーザーは、通常の投稿は「特別な写真のみを投稿する場」として、ストーリーズは「日常の何気ないシーンを投稿する場」として使い分けているのです。
Instagram広告は、あくまでもFacebook広告のなかのInstagram配信面という立ち位置ですので、広告の配信までの基本的な流れはFacebook広告と同様です。
Facebook広告およびInstagram広告の配信にはFacebookページが必要になりますので、まだ作成していない場合は事前に準備しておいてください。
Facebook広告の広告マネージャーに入ると、キャンペーンの目的を選択する画面が現れますので広告配信の目的に合わせて選択してください。
ここでは、サイトへの流入数を増やす目的にすると仮定して「トラフィック」を選択しました。
次に広告セットの設定です。広告セットとはおもに「誰に広告を出すか」のターゲットを決めることができる階層です。
自社のターゲットにあったターゲティングを設定しましょう。
広告セットの設定項目のなかに、「配置」という項目があります。
「自動設定」と「手動設定」をそれぞれ選ぶことができますが、推奨は「自動設定」となっています。
これは、キャンペーンで設定した目的に対して最も効果的な配信面をFacebookのアルゴリズムが自動で調整してくれる機能になります。
Facebook広告では、最適化アルゴリズムが優秀なのでよほどの理由がない限りは自動設定を選択するのがおすすめです。
ストーリーズの配信面に最適化する場合は縦長の画像(9:16)を用意する必要があります。
1080×1920で用意しておくのが良いでしょう。
クリエイティブを入稿する際に、配置面毎にカスタムすることができますのでストーリーズには縦長の画像を選択するようにしましょう。
クリエイティブを選択したら、画像と一緒に表示させるテキストとリンク先となるURLを入稿したのちに「公開」をクリックすれば一連の設定は完了です。
しばらく時間を置いて無事に広告が配信されているか管理画面から確認してみましょう。
ストーリーズ広告は、フィード広告でサポートされている正方形や横長サイズでの入稿も可能です。
しかし、ストーリーズ広告の最大の特徴である縦長の表示形式を最大限活用する場合は、9:16のアスペクト比でクリエイティブを作成することがおすすめです。
また、フィード広告と同様に画像・動画どちらのフォーマットも利用可能です。
・.mp4または.mov (動画)
・.jpgまたは.png (写真)
・4GB (動画)
・30MB (写真)
・最大: 120秒
・デフォルトでは、画像は5秒間表示されます
・推奨解像度: 1,080 x 1,920
・最小: 600 x 1,067
・動画: H.264、VP8
・音声: AAC、Vorbis
弊社では広告感満載のもの(動画A)と、実際にスマートフォンで撮影しユーザーの投稿に寄せたもの(動画B)の2種類を用意し、配信しました。最終的にユーザーの投稿に寄せたもの(動画B)のほうが、CPAが23%安くなるという結果になりました。
ユーザーは非常に敏感なので、広告感のあるものは瞬時に避ける傾向にあります。ユーザーの心理を乱さないよう他のコンテンツと馴染む形で広告を提示してあげることで、違和感なく受け取ってもらえたのだと思います。
ストーリーズは画面をタップもしくはスワイプするだけで、次の投稿へ行ったり前の投稿へ戻ったりできます。画像が表示される時間は最長3秒、動画は最長15秒なのですが、全ての投稿をゆっくり見て待つわけではありません。
ユーザーが日常的にストーリーズを操作する時のスピードは非常に早く、興味がない投稿は次々と飛ばされてしまうのです。ストーリーズ用の動画を作成する際は、ファーストビューのインパクトがあるかどうかを重視してみて下さい。
Facebook広告(Instagram広告)で利用できる、正方形(1080×1080)や横長(1200×628)の画像はGoogle広告のレスポンスディスプレイ広告や、Yahoo広告(ディスプレイ)のレスポンシブ広告のサイズとも同じサイズです。
そのため、Google・Yahooで成功したクリエイティブパターンをそのままFacebook広告(Instagram広告)にも転用するということはよくあることだと思います。
筆者も同じように他媒体のクリエイティブを転用したことはありますが、Google広告・Yahoo広告とFacebook広告(Instagram広告)で当たるクリエイティブは異なることがほとんどでした。
できれば媒体ごとにクリエイティブを展開することが理想ですが、リソースや配信までの時間でそれが困難な場合でもストーリーズだけでも別クリエイティブを作成することをおすすめします。
これは、他媒体とは大きく異なる「縦長クリエイティブ」という特性を活かした表現や訴求を打ち出すことで、他の配信面では得られなかった思わぬ効果を生むことがあるためです。
ここまで、入稿方法や運用のポイントをお伝えしてきました。
最後に、Instagramのストーリーズ広告の配信での成果の例をお伝えします。
こちらは、とあるBtoCの広告アカウントの成果を、代表的な配信面のみピックアップして掲載しています。
Facebook、AudienceNetwork、Instagram、Messengerのすべての配信面に広告が表示されるように設定し、媒体のアルゴリズムの最適化に任せて配信をしていました。
配置 | 獲得件数 | 獲得率 | 獲得単価 |
Facebookニュースフィード | 270 | 0.28% | ¥64,383 |
Instagramニュースフィード | 843 | 0.50% | ¥19,359 |
Instagramストーリーズ | 297 | 0.94% | ¥9,400 |
こちらの結果からわかるように、Instagramのストーリーズ広告の獲得単価は
という高いパフォーマンスを得られました。
このように、Instagramストーリーズはローンチして以降急速に成長しています。新しい機能が出るたび、ユーザーがそれに合わせてスピーディーに行動や意識を変えていっているため、Instagramはユーザーが能動的に利用するプラットフォームだと言えるでしょう。
Instagram広告やストリーズ広告で成果を最大化するうえで大切なのはそのプラットフォームにどんな人がいて、彼らがその機能を日々の生活の中でどのように使用しているのかを知ることではないかと思います。
他の媒体とは大きく異なる特徴的な配信面だからこそ、広告クリエイティブや伝えるメッセージを工夫してパフォーマンスの最大化を目指しましょう。
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