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インターネット広告
2025.02.03
カルーセル広告は、一つの広告枠内に複数のビジュアルコンテンツを組み込む形式の広告です。ユーザーは画面を左右にスワイプすることで、各コンテンツを順に閲覧することができます。
この形式はSNSで広く利用されています。
各コンテンツには個別のリンクを設定できるため、異なるページに誘導することが可能です。
カルーセル広告は複数のクリエイティブを順番に表示できるため、さまざまな商材を効率的に紹介するのに適した形式です。ここからは、そんなカルーセル広告の強みを紹介します。
カルーセル広告の強みとして、複数の商材を一度に紹介できることが挙げられます。
一つの広告枠内で複数の画像や動画をスワイプ形式で表示できるため、さまざまな内容を訴求できます。例えばITツールであれば機能ごとの説明や導入事例を伝えたり、洋服であればカラー展開やコーディネート例を紹介したりすることができます。
また各スライドに個別のリンクを設定できるため、複数の異なる商材を紹介することも可能です。
カルーセル広告の強みとして、ストーリー性をもたせて訴求できる点も挙げられます。
カルーセル広告では複数のスライドを順番に表示できるため、以下のように段階的に情報を伝えることが可能です。
例1 新商品のプロモーションの場合
例2 BtoB商材の場合
ストーリー性をもたせて商材を紹介することで、ユーザーの記憶に残りやすくなったりエンゲージメント率が上がったりする効果があります。
複数の商材を一度に紹介できたりストーリー性をもたせて訴求することができたりするカルーセル広告ですが、もちろん短所もあります。ここからはカルーセル広告の弱みについて説明します。
カルーセル広告では複数の画像を用意する必要があるため、制作の工数がかかってしまいます。
加えてストーリー性をもたせて作成したり、媒体ごとにサイズを調整したりするのにも工数がかかります。さらにクリエイティブに統一感を持たせるために、デザインやフォント、カラーの調整を行うことも必要です。
工数を削減する方法はいくつかありますが、その中では生成AIの活用なども有効です。工数を削減しながら、高品質なクリエイティブ制作を実現できるよう工夫しましょう。
途中で離脱される場合があることも、カルーセル広告の弱みの一つです。
広告から離脱してしまう例として、以下が挙げられます。
上記のような事態を防ぐためには、最後まで読んでもらえるようストーリー仕立てにするなどの工夫をすることが重要です。
カルーセル広告は多くの情報を伝えることができる一方で、注意すべきポイントも存在します。以下のポイントに気をつけて、効果的に運用しましょう。
カルーセル広告では、最初のクリエイティブにユーザーの関心を引く内容を設定することが大切です。
先ほど説明したようにユーザーはタイムラインを流し見していることが多いため、最初のクリエイティブで興味を持たなければ広告を飛ばしてしまう可能性があります。
場合によってはユーザーの気を引くことができず、成果を出しづらいことがあります。このような問題を防ぐために、目立つ色やキャッチコピーを活用して視認性を高めることが重要です。
例えばBtoB商材の場合は具体的な課題を提案し、BtoC商材では感情に訴えかけるようなビジュアルのクリエイティブを作ると効果的です。
カルーセル広告の注意点として、デバイスによってエンゲージメント率に差が出ることが挙げられます。
スマホとPCの違いとして、以下が挙げられます。
スマホ | タイムラインでの操作がスワイプ中心であるため、広告を流し見してしまうことが多い |
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PC | スクロール操作を中心にコンテンツを閲覧するため、カルーセル広告などスライドする手間が発生すると途中で離脱しやすい |
カルーセル広告を配信する際はスマホ向けに最適化してデザインしながら、PCユーザーもストレスなく閲覧できるようにする工夫が必要です。
先述した通り一枚目のクリエイティブに強いインパクトを持たせ、スワイプしなくても内容が伝わるようにしましょう。それに加えてA/Bテストを実施しデバイスごとの数値を分析することで、成果を出しやすくなります。
一枚目にユーザーの関心を重視したクリエイティブを設定し、スマートフォンとPCの違いを考慮してデバイスごとにデザインを最適化することが重要。