
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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最終更新日:2025.02.03
「CVがとれなくなってきたので、他の手法に挑戦したい」「ECサイトの購入数を増やしたい」と思われている方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
Googleショッピング広告とはユーザーがGoogleで商品を検索した際に、商品の画像や価格、店舗名などを直接表示する手法で、特にECサイトで商品を販売している方におすすめです。
本記事ではGoogleショッピング広告の仕組みや始め方、効果を出すポイントを解説します。
引用:Googleショッピング
Googleショッピング広告とは、Googleの検索結果や「ショッピング」タブなどに表示される画像付きの広告です。
Googleショッピング広告は、事前にデータフィード※に登録した商品情報をもとに配信されます。
※データフィード…商品情報(価格、在庫、説明、画像など)を含むファイル。
出稿する際は、以下の項目をデータフィードに登録します。
登録する商品情報
商品名
説明文
価格
画像
在庫状況
カテゴリ
ブランド名 など
Googleがその登録されたデータを変換し、広告として配信します。その際キーワードを設定しなくても、登録された商品情報に合ったキーワードが検索された場合に、自動で広告が表示されます。そのため商品に合ったキーワードで広告を表示させるには、商品情報を正確に登録することが必要です。
例えば、恐竜柄の子ども用レインコートのGoogleショッピング広告を配信するとします。ユーザーが「子ども用 レインコート 恐竜」「110cm レインコート 恐竜」「通園用 レインコート 恐竜」とGoogleで検索した場合、自動で広告が表示されるという仕組みです。
Googleショッピング広告は、データフィード広告という広告手法のうちの一つです。より詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
先ほど説明した通り、Googleショッピング広告ではリスティング広告のように事前にキーワードを設定する必要がありません。
通常リスティング広告を配信する場合、コンバージョン(CV)が期待できるキーワードを選定し管理画面上で設定する必要がありますが、Googleショッピング広告では商品の情報に合わせて自動でキーワードを選んでくれます。
事前に詳細な商品情報を登録する必要があり、広告を見たユーザーにも商品のさまざまな情報を伝えることが可能です。
ユーザーは商品について詳しく知ることができるので、購入意欲が高まる、他の商品と比較しやすいなどの効果が期待できます。
Googleショッピング広告は、他の広告形式と比べると以下のように目立つ形で表示されます。
引用:Google検索結果画面
加えて検索結果の上部に表示されることが多いため、よりユーザーの目をひくことが可能です。
またセールなどを行っている場合は、以下のように他の商品より強調して見せることができます。
引用:Google検索結果画面
Googleショッピング広告は、特にECサイトで商品販売をしている方は注目すべき広告手法です。Googleの複数の配信面に、購買意欲の高いユーザーに向けて商品の画像や価格、レビューなどを表示することができるため、クリック率やコンバージョン率が高い傾向があるからです。
一括で各商品の広告を管理できるため、商品数が多い場合に出稿するのがおすすめです。また商品画像を大きく見せることができるため、見た目で訴求しやすい商品を出したい場合にもよいでしょう。
Googleショッピング広告は、他の広告よりもクリックされやすくクリック単価が安い傾向があります。
Googleショッピング広告を閲覧しているユーザーのほとんどは、基本的に商品に関連するキーワードで検索し流入してきた購入意欲の高い人です。その上で、Googleショッピング広告では商品の詳細な情報を見せることができるため、ユーザーは興味を持ちやすい傾向があります。
Googleショッピング広告は、コンバージョン率が比較的高い傾向があります。
購入意欲の高いユーザーに向けて広告を配信できるだけでなく、詳細な商品情報を表示できるため、ユーザーが購入を決定しやすくなるからです。
もっと効率よくCVを獲得したいという方は、Googleショッピング広告に一度挑戦してみるのもよいでしょう。
Googleショッピング広告のデメリットとして、設定を細かく調整できないことが挙げられます。
ECサイトの商品をGoogleショッピング広告に出す場合、ROASが最適化されるよう配信することが多くあります。
※ROAS…広告に投資した金額に対してどれだけの売上が得られたかを表す指標。
その際商品の単価に合わせて配信を調整しなければならないケースがあるので、商品カテゴリごとに広告グループを分けることが重要です。
例えば、衣類を販売しているECサイトのGoogleショッピング広告を出すとします。同じ広告グループにジャケットと帽子の広告があると、配信の調整がしづらくなってしまいます。そこでジャケットと帽子を別の広告グループに分けることで、単価の高いジャケットをより多く販売したい場合でも調整することが可能です。
このように商品カテゴリごとに広告を分けることで、より効果的に運用することができます。
Googleショッピング広告を始める際に手間がかかることも、デメリットの一つです。
開始する際は、管理画面の設定に加えGoogle Merchant Center※への登録や、仕様に合わせた商品情報の用意をしなければなりません。
※Google Merchant Center…商品データを管理するためのプラットフォーム。
Googleショッピング広告を運用してみたいけど、社内のリソースが不足しているという方は代理店に依頼するのも一つの手です。代理店を選ぶ際は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
Googleショッピング広告を開始する際は、Google Merchant Centerに登録する必要があります。
以下の手順に沿って登録を完了させましょう。
次に広告に表示する商品情報を登録します。
商品情報を仕様に合わせる際は、Google Merchant Centerで用意されているGoogleスプレッドシートを使用し、まとめて登録を行うのがおすすめです。
テンプレートに沿って登録することで、登録ミスやエラーが防げるほか、更新時の作業もスムーズになります。
商品情報をアップロードする際は、以下の手順で行ってください。
手順
①Google Merchant Centerの検索窓から「データソース」を検索し、選択します。
②「商品ソースを追加」を選択します。
③追加方法の中から任意のものを選択し、指示に従って商品情報をアップロードします。
Google Merchant CenterとGoogle広告アカウントとの連携も必要です。以下の手順に沿って連携を行いましょう。
手順
①Google Merchant Centerにログインします。
②右上の▼から「ビジネスマネージャーで管理する」を選択します。
③「サービスを追加」から「Google広告」を選択し、リンクしたい広告アカウントを選択します。
最後にGoogle広告のショッピングキャンペーンを作成します。以下の手順に沿って進めてみてください。
手順
①Google広告の管理画面で「キャンペーン」から「新しいキャンペーン」、再度「新しいキャンペーン」を選択します。
②目標とコンバージョン目標を選択します。
③キャンペーンタイプとして「キャンペーン」を選択します。
④紐づけるGoogle Merchant Centerのアカウントを選択し、キャンペーンのサブタイプとして「通常のショッピング キャンペーン」を選択します。
⑤設定する必要のある項目が表示されるので、それに沿って情報を登録します。
⑥最後に広告グループの名前と入札単価を登録します。
配信の精度を上げるため、可能な限り商品情報の項目を埋めるようにしましょう。
Googleショッピング広告では、入力された商品情報をもとにキーワードやターゲティングが自動で設定されます。そのため、商品情報を多く入れることでより正確にキーワードなどが設定されるという仕組みです。
また商品情報が多く記載されていることで、広告を見たユーザーが比較検討をする際にも役立ちます。
商品情報を入れる際全ての項目を埋めることも必要ですが、それに加えて画像を充実させたり、商品について詳しく知ることのできる情報を入れたりすることも重要です。
ユーザーが商品を比較する際、商品画像が荒く商品の説明が不十分だったり、広告文を見ても商品のことがわからなかったりすると購入をためらってしまうでしょう。そのような事態を避けるには以下のような工夫が必要です。
商品情報の精度を高めるための工夫
特に商品タイトルは、Googleショッピング広告において重要な要素です。Googleショッピング広告は検索キーワードに合わせて表示される広告なので、ユーザーが検索するであろうキーワードを商品タイトルに含めるようにしましょう。
商品タイトルの例
悪い例:「ファッション バッグ レディース」「スニーカー メンズ 27.5cm」
良い例:「シンプルレザーショルダーバッグ【レディース】【ブラック】/通勤/軽量」「スポーツシューズ【メンズ】【27.5cm】【ホワイト】/軽量/通気性」
Googleショッピング広告のポリシーには、出稿が禁止されている商材などに関する記載があります。このポリシーを守らなかった場合、広告が表示されなくなる、停止されるなどの処分を受ける可能性があります。
以下に禁止されている商品やコンテンツなどをまとめましたので、自社の商材があてはまらないか念のため確認しておきましょう。
種類 | 説明 | |
出稿が禁止されている商材 | 偽造品 | 他の商標やロゴと同一またはほとんど区別がつかない商標やロゴが使用されている商品 |
危険度の高い商品 | ドラッグや花火、タバコ関連商品などの損害、損傷、危害を与えるような商品 | |
不正行為を助長する商品 | ハッキングの手順や偽造文書などの不正行為を助長する商品 | |
出稿が禁止されているコンテンツ | 不適切なコンテンツ | 憎しみ、偏見、差別、暴力などを助長したりするような広告やリンク先 |
掲載対象外のコンテンツ | Googleショッピング広告でサポートされていないコンテンツタイプ | |
禁止されている行為 | 広告ネットワークの不正利用 | 不当な順位操作などの関連性や安全性が低い行為 |
不当なデータ収集とデータ利用 | 安全性が低い通信を介した個人情報の取得などの不正なデータ収集や利用 | |
不実表示 | 商品の内容を不正確に記載するなどのユーザーが騙されたと感じるような情報の表示 | |
配信が制限される商材 | 成人向けコンテンツ | 肌の露出を含む画像などの成人向け商品 |
アルコール飲料 | アルコール飲料やそれに類する飲み物 | |
著作権で保護されたコンテンツ | 映画や書籍などの著作権法により保護されている作品 | |
ギャンブル関連コンテンツ | 宝くじなどのギャンブルに関連する商品 | |
ヘルスケア関連コンテンツ | 市販薬や処方薬などのヘルスケアに関連する商品 | |
政治に関するコンテンツ | 選挙の候補者や政治問題の主張に関すること | |
商標 | 商標が誤解を招く形で使用されること | |
高脂肪、高塩分、高糖分の食品および飲料 | Googleのポリシーに準拠していない高脂肪、高塩分、高糖分の食品や飲料 |
ユーザーに間違った情報を提供しないよう、商品情報は定期的に更新しなければなりません。特に誤った在庫情報や価格を表示してしまうと、ユーザーに不信感を与えることにつながります。
またGoogle Merchant Centerのヘルプには、価格や在庫の誤った情報を記載した場合、広告が表示されなくなる可能性があると記載されています。商品情報の定期的な更新は必ず行いましょう。
商品の広告と無料リスティングを表示するには、登録するすべてのランディング ページが最小要件を満たしている必要があります。ランディング ページが下記の要件に準拠していないと、商品やアカウントが不承認となります。
(中略)
商品の重要な要素をすべて表示したランディング ページを登録し、その詳細情報と商品データに登録した内容が一致するようにします。こうした要素には、タイトル、商品説明、商品画像、価格、通貨、在庫状況、[購入] ボタンなどが含まれます。
ディスプレイ広告やP-MAXとGoogleショッピング広告では、配信面に違いがあります。
ディスプレイ広告はWebサイトやアプリ内の広告枠に、P-MAXは検索結果画面やWebサイト、アプリ、ショッピングタブ、YouTubeなど全ての広告枠に、ショッピング広告は検索結果画面やショッピングタブに配信されます。P-MAXは全ての広告枠に自動で広告を配信できますが、運用の調整が難しいという特徴があります。
配信したい場所が限られている場合や運用をコントロールしたい場合は、ディスプレイ広告やショッピング広告を利用し、限られていない場合はP-MAX広告を使うとよいでしょう。
Amazonの商品ページを遷移先として設定することはできません。
Googleのヘルプなどで明記されているわけではありませんが、Amazonの商品ページを遷移先として設定しようとするとエラーが出てしまいますので、注意が必要です。
Googleショッピング広告の予算を決める方法として、得たい利益から逆算する方法と獲得したいCV数から逆算する方法があります。
それらの方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Googleショッピング広告は、有形商材を販売されている方におすすめの広告手法です。コンバージョンの獲得に悩んでいる方は実施をぜひ検討してみてください。
インターネット広告の運用は、実績のあるプロの代理店に任せることをおすすめします。PLAN-Bのリスティング広告運用代行サービスは、継続率93.7%で国内上位2%の運用力があります。目先の利益ではなく、顧客の持続的成長を第一に考えるとともに、期待以上の成果を出すことに注力しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。