【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.07.04
公開日:2022.03.31
人気SNSの1つとなっているInstagramで、Webマーケティングや広告運用を行いたいときには、Instagramのユーザーの実態を把握しておくことがカギとなります。
また、多種多様な機能の中から、目的と用途にふさわしいコンテンツを選ぶことも重要です。
さらに、ユーザーによる検索機能の使い方や、Instagramに対するイメージを理解しておくことで、ビジネスやブランドを効果的にアピールするヒントが見つかります。
現在では、日本でもメジャーなSNSの1つとなっているInstagramですが、どのようなユーザーが存在しているのでしょうか。
ますはそのユーザー数とユーザー層を見てみましょう。
少しデータは古いですが、Meta社によると、2019年6月7日時点で、Instagramの国内の月間アクティブアカウント数が3,300万を突破したことが発表されました。
また、以前は主に女性が、ファッション雑誌のようなおしゃれな写真を投稿するイメージの多かったInstagramですが、日本の利用者は男性が43%、女性が57%と利用者層が多様化してきていることも特徴的です。
個人間でのやりとりや交流以外にも、Instagramのツールの1つであるショッピング機能を利用することで、企業やブランドなども独自のアカウントを持ち、Instagramを通したWebでの商品販売なども多くなってきました。
次に、Instagramを利用している年齢の割合について見ていきます。
総務省情報通信政策研究所の調査によると、Instagramを利用している年齢については、全体の約42%で、特に10代や20代、そして30代から半数以上の割合を占めていることが分かります。
さらに、女性だけの割合でみても、約半数の人がInstagramを利用しているようです。
全年代 | 42.3% |
10代 | 69.0% |
20代 | 68.1% |
30代 | 55.6% |
40代 | 38.7% |
50代 | 30.3% |
60代 | 13.8% |
男性 | 35.3% |
女性 | 49.4% |
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書より作成
さらに、感染症拡大に伴い、自宅待機期間が増え、SNSをはじめとするインターネットの利用時間も伸びてきているようです。
現在、若者だけでなく中年層も、Instagramから娯楽だけでなく欲しい情報を得ることが多くなってきているのです。
InstagramをはじめとするSNSの利用者増加により、若年層によるスマホなどのデバイスの使用時間が長くなっていることが問題視されるようになってきました。
それを受け、Meta社の公式ページでは、一定時間Instagramを利用しているユーザーに対し、休憩を促す機能を導入していくことが発表されました。
このように、利用者を守る取り組みにも力を入れているInstagramですが、多くのユーザーが利用している時間帯や人気のコンテンツはあるのでしょうか。
Meta社の発表によると、ユーザーによるInstagramの利用は、1日を通してだんだんと増え、夕方にピークを迎えるようです。出典:Meta for Business インタビュー対象となった日本の利用者における一日の使用状況
そして、夕食時に一度下がり、就寝前に最も高いピークを迎えるようです。
このグラフから、移動時間や就寝前の空いた時間やリラックスタイムにInstagramを利用することや、一日のうちに何度もログインしているユーザーが多いことが分かります。
これは、フォロワーによって更新されるコンテンツを見逃さないように、頻繁にフィードをチェックしているためだと思われます。
また、Instagramで人気のあるトピックは下のグラフのようになっています。出典:Meta for Business 日本で最もフォローされているInstagramのトピック
このグラフから、「SNS映え」を意識した、ファッションや写真、料理などのトピックが人気のようです。
しかし、その他にも旅行や音楽、ショッピングなど、写真の美しさ以外の情報を求めるトピックも増えていることから、Instagramはユーザーにとって日常生活の中の新しい発見の場にもなりつつあるようです。
Instagramの利用者が増加している1つの要因として、目的や用途に応じて自由に配信できる多彩なコンテンツです。
ユーザーの「好き」や「欲しい」という潜在的な意識にアプローチするためには、ビズネスやブランドのストーリーを深く伝える必要があります。
そのためには、フィードをはじめとしたストーリーズやリール、IGTVなど、Instagramのあらゆるコンテンツを効果的に活用することが必要になります。
また、ユーザーの潜在意識を取りこぼさないよう、「発見タブ」や「ショッピングタグ」などを利用し、商品の発見や購入にスムーズに導くことが大切です。
それぞれのコンテンツの特徴について、解説していきます。
Instagramの中で最も古い投稿形式で、1つの投稿につき最大10件の写真や動画を投稿することができます。
多くのユーザーが利用しており、タイムライン形式で流れていくので、表示回数も多くなります。
Webマーケティングにおいては、複数の商品を紹介したり、ストーリー仕立てでビジネスやブランドをアピールすることができます。
ユーザーの目にとまりやすいコンテンツなので、広告でも効果が見込めやすいと言えます。
24時間限定で画像や動画を投稿できるコンテンツです。
タイムライン上に自然に流れるのではなく、ユーザーがストーリーズを見たいアカウントを選択しなければ閲覧できません。
しかし、閲覧履歴が残る機能があり、ストーリーズを見てくれたユーザーを確認することができるので、マーケティングに役立ちます。
期間限定で配信したい情報やクーポンがあるときに使用すると便利です。
さらに、取り扱っている商品の制作過程を紹介や、ユーザーからの質問などに答える場として利用しても効果的です。
普段はあまり見せられない商品の舞台裏やスタッフの声などを聞けることは、ユーザーを興味をひき、商材に対しての関心を自然に高めていくことができるのです。
Instagramのストーリーズでは、質問やアンケート、クイズやリンク貼り付けなどの機能があるので、ユーザーとの交流の場として活用しましょう。
リールは、最大60秒の縦動画の投稿・閲覧ができるコンテンツです。
Instagram上で複数の動画を組み合わせたり、BGM、エフェクトなどをつけて編集することも可能で、誰でも簡単に魅力的な動画を作成することができます。
通常のフィード投稿と同じように、「いいね」や「コメント」を付けられ、アカウントのプロフィール画面にアクセスしなくてもフォローすることが可能です。
長い動画をじっくり見るよりも、短い動画を次々に閲覧したいInstagramユーザーに効率よくアプローチできます。
また、TikTokのように、アカウントに関連性が高いリールは、フォロワー以外のアカウントにもリーチできるようになるので、ビジネスやブランドの認知力向上に期待が持てます。
リールの登場によって、若者にとって音楽やダンスがソーシャルな存在になりつつあります。
SNSで見かけた音楽やダンスが人気になり、その歌やダンスに挑戦する投稿が増えています。
このように、直感的に自分の好みを感じることができる音楽やダンスは、ビジネスアカウントにおいても役立つことがあるのです。
リールのような短尺動画によるアプローチを行いたい場合は、音声や音楽を取り入れることで、ビジネスやブランドの音声戦略を検討すると良いでしょう。
IGTVは、Instagram上や専用アプリで利用できる長尺動画専用コンテンツです。
1分から最長60分までの動画をInstagramに投稿することができます。
フィードに投稿できる動画は1分まで、ストーリーズは15秒まで、リールは60秒までですが、それ以上の長尺動画を配信したい時に便利です。
フォロワー以外にも、検索結果から興味を持ちそうなユーザーに対して動画を表示できるので、幅広いリーチが期待できます。
さらに、リンクを貼ることができるので、商品やサービスの購入にもつなげることが可能です。
残念ながら、2022年3月にアプリの提供を終了することが発表されました。
ユーザーが抱く、Instagramへのイメージにはどのようなものがあるのでしょうか。
Instagramによると、調査対象者の47%が「Instagramはカルチャーが生まれる場所」というイメージを、44%は「Instagramは地域のブランドや中小ブランドを発見する場所」というイメージを強く抱いているようです。
ユーザーはInstagramを利用して、興味関心のある事柄についての最新の情報を集めようとします。
そのため、Instagramで表示される広告にも、「最新のトレンド」や「クリエイティブ」、「楽しい・面白い」などの印象を強く抱く傾向があるのです。
また、Instagramのコミュニティを通して、慈善活動や社会貢献など、関心のある社会活動を発見し、その活動をサポートしているビジネスやブランドにも興味を示しやすいとされています。
そのため、企業やブランドにとって、社会問題や環境活動に目を向けることが重要視されているのです。
ユーザーの興味をひくアカウントに育てるためには、たのしくて面白いコンテンツをたくさん投稿し、ビジネスやブランドの魅力を最大限にアピールすることが重要です。
「完成されたもの」や「洗練されたもの」を目指すのも良いのですが、たとえコンテンツ自体のクオリティが低くとも、それがビジネスやブランドを忠実にアプローチするものであれば、そのインパクトはおのずと大きくなり、ユーザーの目を引くことができるのです。
最後に、日本国内においてフォロワーが多いユーザーアカウントをご紹介します。
※2022年2月24日時点
出典:https://www.instagram.com/watanabenaomi703/
もともとは日本のお笑いタレントでしたが、現在は世界で活躍している大人気のインフルエンサーです。
ポップなキャラクター性だけでなく、最新のファッションや個性的なヘアメイクの発信などものコンテンツも人気です。
Instagramには、自らがプロデュースするブランドや、おすすめのアクセサリー・グッズなどを紹介しています。
出典:https://www.instagram.com/yuu_taa_1026/
YUTAさん(本名:中本悠太)は、韓国発のK-POP男性アイドルグループNCT 127に所属しているアイドルです。
メンバーの中の唯一の日本人ですが、日本だけでなく海外のファンからも大人気の歌手です。
Instagramでは、グループのメンバーとの写真や撮影でのワンシーン、貴重なオフショットなどを投稿しています。
出典:https://www.instagram.com/rolaofficial/
バングラデシュ人と日本人のハーフであるローラさんは、もともとモデルとして芸能界にデビューしましたが、その飾らないキャラクターが人気となり、数々のバラエティー番組などでも見かけることが多くなりました。
Instagramには、美しいボディラインを保つためのトレーニングや愛犬、観葉植物など、プライベートを意識したコンテンツを展開しています。
出典:https://www.instagram.com/tastyjapan/
こちらは、見た目の美しさや楽しさが溢れるレシピ、いわゆる「インスタ映え」する料理やスイーツの作り方を紹介する投稿が人気のアカウントです。
旬の食材や季節を取り入れたメニューの作り方を、動画で分かりやすく解説しています。
必要な材料や調理器具にも特別なものは少なく、一般家庭でも作りやすいのに、おもてなしやお祝いにぴったりな上質なメニューを作れるのが人気の秘密のようです。
出典:https://www.instagram.com/i_am_kiko/
アメリカ人と韓国人のハーフである水原希子さんは、ミスセブンティーン2003に選ばれ、その後モデル業と芸能活動をスタートさせました。
現在は、テレビ番組や映画、CMなど、幅広いメディアで活躍しています。
Instagramでは、モデルとしてのお仕事の様子や、趣味であるダイビングなどのオフショットなども公開しています。
Instagramにおいて、広告運用やマーケティングを行う際には、どのような年齢層のユーザーが、どのようなトピックを好んでいるかを把握しておく必要があります。
ユーザーに効果的にアプローチするための機能を使いこなし、閲覧者を惹きつけるコンテンツを投稿することで、ビジネスやブランドのストーリーを広く深く配信することにつながります。
Instagram広告を使ってユーザーにアプローチすることに興味がおありでしたら、下記記事をご覧ください。