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マーケティング担当者の皆さん、こんにちは。Webサイトを運営する中で、集客はどのような手段で行われているでしょうか。Google、Yahoo!の検索結果に掲載するリスティング広告や、Instagram、YouTubeなどのSNSを用いた集客など様々な手段がありますが、中長期的に事業を成長させていくには、SEO(検索エンジン最適化)が重要となることも多いでしょう。特にWebサイトの規模がまだ小さいうちは、社内のリソースのみで対応できるところから対策を始めるのも選択肢のひとつです。

SEOは、施策が成果に結びつくまで時間を要する一方、取り組みが軌道に乗ってきたら、雪だるま式に成果が大きくなるという特徴があります。SEO対策について今まで考えてこなかった方は、本記事の内容を参考に、ぜひ取り組みを始めてみてください。

SEOの重要性

さて、まずは「SEOがなぜ重要と言われるのか」についてもう少し深掘りしてみましょう。一昔前は、SEOというと検索エンジンをハックして故意に検索順位を操作する取り組み(ブラックハットSEOと呼ばれる、悪質なSEO施策)が連想されました。しかし今日ではそのような行為は厳しく取り締まられるようになり、良質なコンテンツを掲載し、UI/UXに優れた使いやすいサイトを実装すること(ホワイトハットSEOと呼ばれる、正当な手段でのSEO施策)が求めらるようになりました。

つまりSEOに取り組むことはすなわち、有用なWebサイトを構築し、顧客に価値を届けることと同義になってきているということです。※以降、単に「SEO」と表記された箇所は、ホワイトハットSEOを意味します。

SEOの特徴は、Googleのリスティング広告に代表されるインターネット広告と対比させることで、よく理解できます。インターネット広告は、管理画面でしかるべき設定を行えばすぐに配信開始することができ、短期間で成果を得ることができます。反面、広告費の投下をやめてしまえば、それ以降の成果は失われてしまいます。

対照的に、SEOは一朝一夕に成果が得られる取り組みではなく、時間をかけてコツコツと施策を積み上げる必要があります。成果がでるまではある程度の時間を要しますが、うまく行くようになれば(継続的に取り組みを続けていれば)雪だるま式に成果が増えていきます。つまり可能な限り早期に、SEOに取り組みを始めることが重要ということです。

事業の立ち上げ初期フェーズでは、短期間で売上を立てる必要がありますから、インターネット広告を用いて集客をすることも価値があるでしょう。しかし中長期的な事業成長のためには、売上が広告費に依存するモデルは健全ではありません。それよりも、Webサイトに良質なコンテンツを多く掲載して検索で上位表示させ、SEOで集客できるようになれば、広告費依存のモデルから脱却でき、事業が生み出す利益を大きく伸ばせるでしょう。

このような理由から、SEOは短期的には成果を生みにくいものの、中長期の目線で見ると、大きな事業インパクトがあります。SEO対策が十分に施されたWebサイトは、インターネット上にあなたが構築した「資産」であり、あなたに代わって集客してくれる存在となってくれるのです。

SEO対策の種類

さて、SEOの重要性がお分かりいただけたところで、SEO対策とは具体的にどのような取り組みなのかを見ていきましょう。SEO対策は大別すると以下の4種に分かれます。

冒頭でも述べた通り、サイトがまだ小~中規模の段階では、外部企業に委託せず、自社のリソースのみを用いてSEO対策を実施することも一つの選択肢です。当然、社内メンバーのスキルセットによって、できることとできないことがあるでしょうから、以下の内容をご参考に、チーム内でぜひ議論してみてください。

<1>キーワード戦略策定

SEOの第一歩であり最大の要は「顧客が検索するキーワード」について考察し、適切なキーワードを選定すること、つまりキーワード戦略です。SEOとは、検索キーワードとWebページの「マッチング」とも言えます。顧客が打ち込む検索キーワードの意図をくみとり、必要十分な回答を提示できるWebサイトを用意することが、SEOの大原則です。

ここで問題になるのが、「自社の顧客はどんなキーワードを打ち込むのか?」という点です。自社の顧客が入力しうる検索キーワードを網羅的にリストアップし、それらに対して自社サイトが上位表示(検索画面において概ね10位以内、理想は3位以内にランクインすること)されるよう、逆算してページを作っていくことがSEO施策の全体像になります。言い換えれば、「自社の顧客が入力しない」すなわち「自社のビジネス的に重要ではない検索キーワード」では、上位表示を狙う必要がないわけです。

極端な例ですが、ECサイトを運営するAmazon社はSEOが非常に強力ですが、例えば「箱根 旅館」という検索キーワードで彼らのサイトは上位表示されません。言うまでもありませんが、箱根の旅館への宿泊計画を立てているユーザーは、彼らのビジネスの顧客ではないので、上位表示する必要がないわけです。検索キーワードのリストアップは、特に決まったやり方があるわけではなく、網羅的にキーワードが出せる方法であれば、なんでも構いません。

一例として「”カスタマージャーニー”に沿ったキーワード出し」をご紹介します。カスタマージャーニーとは、直訳すると「顧客の旅」ですが、顧客のニーズがまだ顕在化していない(潜在顧客)状態から始まって、最終的に自社のサービスを利用し終わるところまでの一連の流れを指します。カスタマージャーニーを書き起こし、各フェーズで検索しうるキーワードを書き出すのがこの方法です。

以下は、転職エージェント事業に集客するオウンドメディアの場合の、求職者のフェーズごとに考えられる検索キーワードの一部を記載したものです(あくまでイメージですので、これ以外にも対策すべきキーワードは多数存在します)。

※フェーズの分け方は、この4分類が正解というわけでは決してありません

カスタマージャーニーに則ったキーワード選定はあくまで一つの手法ですが、以下のようなポイントまで整理して設計するとよいでしょう。

  • どのキーワード群から優先的に対策していくべきか(基本的には、ビジネス的インパクトが大きい、すなわち売上に直結キーワードから順に対策する)
  • 各キーワードに対して、どんなページを制作するのか(求人を掲載した一覧ページなのか、ノウハウを解説した記事コンテンツなのか、等)

<2>コンテンツ制作

続いて、コンテンツ制作の方法をご紹介します。前項の「キーワード戦略」が綿密に策定できていれば、以下のステップで考察し、それを具体的な記事に落とし込みましょう。

  • どの検索キーワードを対策するか
  • そのキーワードで検索する顧客はどんな意図・ニーズを持っているか
  • どんな情報を提供すれば、顧客の検索意図・ニーズは満たされるか

ここで重要なことは、なるべく主観で判断しないということです。検索キーワードに対して「どんな回答を用意すればいいのか」をなるべく客観的に考えることが必要です。実際にそのキーワードで検索し、上位表示されているサイトを閲覧してみましょう。それらのサイトで述べられている内容が、検索エンジンの考える「回答」ということになります。

それらの内容を踏まえ、さらに自社独自のオリジナル性のあるコンテンツを盛り込んで掲載すれば、上位表示できる可能性は高まります。※SEOのランキングが決まる仕組みは非常に複雑であり、上位表示できるかどうかは他の要素も絡んできます。あくまでこの考え方が原則だというのがここでの要点です。

また、言うまでもないですが、他社サイトのコンテンツをそのまま転用することは、SEO的にマイナスの評価を受けるだけでなく、法的リスクもありますので絶対に避けてください。

<3>内部対策

続いて、「内部対策」について触れます。あまり聞き慣れない用語かと思いますが、自社サイトの内部に施す、言い換えれば自社サイト内で完結するSEO対策を「内部対策」呼びます。一方で、後述しますが、自社サイトの外部(他社サイトなど)を巻き込んで行うSEO対策を「外部対策」と呼びます。

「内部対策」は非常に多岐に渡り、また技術的な要素が含まれる項目もあるため、ここで全てをご紹介することはできませんが、代表的なものとして、以下のようなものが挙げられます。

中でも、小さな工数で成果が見込まれるのが、①HTMLタグ改善です。各ページに実装される以下のタグが、SEOにおいて検索順位・クリック率に直結するため、ここを改善することでSEOの成果が見込まれます

titleタグおよびh1タグは、対策したい検索キーワードを盛り込んだ自然な日本語にすることで、検索エンジンにシグナル(信号)が送られ、検索順位で優遇されやすい傾向にあります。(当然、キーワードの裏にある検索意図に合致したコンテンツであることが必要条件です)

またtitleタグは、下図のように検索画面に表示される見出し文言にも反映されるため、検索ユーザーの目を引く魅力的な文言にすることでさらにクリック率を高めることができます。(一言一句そのまま表示されるわけではなく、検索エンジンが日本語の表現を変える場合もあります。)

meta description タグも同様に、検索画面の見出し下の説明文として採用されるため、ページの内容を簡潔かつ魅力的にまとめた文章を記述することでクリック率の向上につながります。titleタグ(=見出しの文言)、meta description タグ(=説明文の文言)を綿密に作り込めば、仮に検索順位で負けてしまっても、上位のサイトよりも検索流入数を多く獲得することは十分可能です。

例えばあなたがあるキーワードで検索をしたとして、次のような状態であった場合、どちらのサイトをクリックするでしょうか?多くの方は、2位のサイトをクリックするのではないでしょうか。

  • 1位のサイト : 見出し、説明文が全く工夫されていない無機質な文言
  • 2位のサイト : 見出し、説明文が非常に練られ、目を引く魅力的な文言

これは決して珍しいことではなく、様々な検索キーワードでよく見られます。「検索順位」の観点でも「クリック率」の観点でも、titleタグ、meta descriptionタグのチューニングは一定の成果がある程度確実に見込まれます。ぜひとも優先的に対策されることをおすすめ致します。

<4>外部対策 

では、最後に「外部対策」についてご紹介します。外部対策は、前述の内部対策とは対照的に、自社サイトの外部、すなわち他社のWebサイトを巻き込んで実施するSEO対策です。具体的には、他社サイトから外部リンクを張ってもらえるように働きかけることです。

「リンクを張ってもらうことがなぜSEO対策になるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。Google が掲げる 10 の事実の中の「4. ウェブ上の民主主義は機能する。」という項目で言及されている通り、リンクを「投票」と解釈し、そのページに集まっているリンク(「被リンク」と呼びます)の数と質を評価します。質の良いリンクが集まれば集まるほど、SEO的な評価も高まるという考え方が示されているのです。

これを踏まえ、以下のような被リンク獲得施策を検討しましょう。

  • 他社サイトにコンテンツを寄稿し、自社サイトへのリンクを張ってもらう
  • グループ企業と提携して相互にリンクを張る
  • 他社からインタビューを受け、自社サイトを紹介するリンクを張る
  • 外部サイトに出稿している採用やPRのページに、自社サイトのリンクを張る
  • 独自の調査結果を記事にするなど、シェア・引用されやすい記事を作る

実施する内容が多岐に渡る内部施策と異なり、外部対策は自社の認知を拡大する行動を愚直に続けていくことだと言えます。

まとめ

SEO対策の重要性、および自社のリソースのみで実施できる対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。SEOは突き詰めると非常に奥が深く、技術的な知見も多く必要となるため、本格的に対策を行う場合は、専門のマーケティング支援会社に委託をするのも有効な選択肢です(複数の会社から相見積もりを取得することをおすすめ致します)。本記事の内容が、皆さんのサイトの成長に少しでも寄与すれば幸いです。

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