SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2025.01.08
本記事では、Looker Studio(ルッカースタジオ)とはどんなツールなのか、使用するメリットや実際の使用方法についてご説明いたします。
Looker Studioを活用すると、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleで取得したデータを使ってレポートを作成できるようになるので、ぜひこの機会に使用できるようになっておきましょう。SEO対策での成果管理などがより簡単に行えるようになりますよ。
※編集部注:この記事は、2021年9月に公開された記事を加筆・修正したものです。
Looker Studio(旧データポータル)は、Google広告やSearch Consoleなどをはじめ、さまざまなツール・媒体で取得したデータからレポートを作成できるクラウド型の無料BIツールです。
💡BI(Business Intelligence)ツールって?
BIツールとは、企業が持っているデータを業務で活用できるように分析・共有するためのツールです。
Googleのサービス以外にもさまざまなデータソースと簡単に接続することができ、そのデータを可視化することができます。作成したレポートはURLやPDFで共有することも可能です。
Looker Studioでできることは主に以下の3つです。
Looker Studioでは、GA4やGoogle広告、YouTubeなど800以上のデータソースからデータを抽出でき、一つのレポートで複数のデータを確認することができます。マーケティングなどに関わる方はデータを定期的に確認する必要があると思いますので、Looker Studioを使ってレポートを作成すると工数を大きく削減できるでしょう。
Looker Studioでは、以下のようにデータを表やグラフなどのさまざまな形で表現することができます。
グラフ例
また、レポート内で期間比較ができるので、前月比や昨年対比など期間別でデータを表示することも可能です。
Looker StudioはGoogleが提供しているサービスなので、GA4やGoogle広告といったGoogleの各種サービスとデータの連携が簡単にできます。2024年10月時点で、Looker Studioと連携できるGoogleのサービスは以下の24個です。
また、Google以外の外部サービスとの連携も可能です。Facebook、TikTok、LinkedInなどのSNSやSnowflakeなどのデータクラウドとも連携することができます。
Looker Studioで作成したレポートはGoogleドライブに保存され、閲覧や編集の権限を他のユーザーへ付与することができます。ただ、レポート上では直接GA4などと連携しているデータ以外はリアルタイムで表示されないため注意しましょう。
メリット |
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デメリット |
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Looker Studioの最大のメリットは、無料であるということです。データを可視化するBIツールは有料のものが多いですが、Looker StudioはGoogleアカウントさえあれば無料で利用できます。
有料のBIツールは、データマイニングやシミュレーション機能を持っていることが多いですが、Looker Studioにはこれらの機能はなくレポーティング機能が中心です。そのため、Googleのサービスを中心にデータをまとめてレポートを作成したい場合におすすめです。
💡データマイニングやシミュレーション機能って?
データマイニングとは、多くのさまざまなデータを分析しデータ間で新しい法則や関連性などを発見していくことを指します。
シミュレーション機能とは、過去のデータを基に売上や利益など将来の予測を行うことができる機能です。
Looker Studioは、Googleのサービスや外部サービスとのデータの接続と管理が簡単にできます。連携できるサービスは2024年時点で800以上あり、さまざまなデータの管理をすることができます。
これまで起こっていたようなデータ抽出時の集計ミスなども、Looker Studioを用いれば格段に減らすことができます。
Looker StudioはGoogleのデータソースと接続していればリアルタイムでデータを更新することができるので、Looker Studio上でレポートを一度作成すれば、定期的に作る必要がありません。
Looker Studioには、テンプレートが豊富に準備されています。そのテンプレートの中から必要なデザインを選択すればよいので、デザインに悩む必要がありません。Looker Studioに慣れていない方やレポート作成が初めての方でも、テンプレートを活用すれば作業時間を短縮することができます。
テンプレートを使って質の高いレポートを簡単に作成することができるのは、Looker Studioの大きなメリットです。
Looker StudioでGA4のデータを用いてレポートを作成したいという方は多くいらっしゃると思います。その場合は、GA4のディメンションや指標を一覧の中から選ぶ必要があり、自分が確認したいデータがどれに当てはまるのか理解しなければなりません。
普段GA4を使わない方は、まずは実際に操作しながら慣れましょう。はじめは、Google公式のGA4のディメンションと指標の一覧を参考にするのもおすすめです。
Looker Studioはテンプレートが豊富に用意されていますが、完全に自由にデザインを決めることはできません。手間は少しかかりますがテンプレートを作成することができますので、詳しくは以下をご覧ください。
独自のテンプレートを作成する
Looker Studio のすべてのレポートはテンプレートにすることができます。必要な操作は、レポートを表示し、ロケーション バーの URL の末尾に「/preview」を追加して編集するだけです。
例:以下のように、Looker Studio の「手順」レポートの URL に「/preview」を追加すると、テンプレートにすることができます
https://lookerstudio.google.com/reporting/0B5FF6JBKbNJxOWItcWo2SVVVeGc/page/DjD/preview
今回は、基本的な使い方としてLooker StudioでGA4(Google アナリティクス)のレポートを作成する方法を紹介します。
「1.Looker Studioにログインする」から「4.レポートを作成する」までの手順を動画内でも解説していますので、ぜひご覧ください。
Looker Studioを使用するには、Googleアカウントが必要です。Googleアカウントにログインした状態で、Looker Studioの「使ってみる」をクリックするとLooker Studioにログインすることができます。
Looker Studioの規約への同意などが完了すると、以下のホーム画面が表示されます。
左上の作成ボタンをクリックしてください。クリックすると、「レポート」「データソース」「エクスプローラー」の3つの選択ができます。
今回はGA4(Google アナリティクス)のレポートを作成するので、「レポート」をクリックします。
「レポート」をクリックすると、以下のような画面が表示されます。今回はGoogle アナリティクス(GA4)のレポートを作成するので、「Google アナリティクス」を選択します。
次に、Google アナリティクス(GA4)のどのデータに接続するのかを選択する画面が表示されます。データの連携をする「アカウント」「プロパティ」を選択し、右下の「追加」をクリックしてください。
その後ポップアップが出てくるので、「レポートに追加」をクリックしてください。
レポートの画面で、連携したデータ(今回はGoogle アナリティクスのデータ)を扱えるようになります。「グラフを追加」から、さまざまな形式のグラフを追加することができます。
「データ」内の項目を操作すると、グラフに表示するデータソースを変更することができます。
以下グラフは、あるサイトの流入元ごとのユーザー数をグラフ化したものです。「スタイル」からグラフの色を簡単に変更することもできます。
レポートの共有方法はリンクを発行する方法、PDF形式でダウンロードする方法の二つがあります。
①右上の「共有」をクリックします。
②「リンク設定」から組織内での公開、限定公開など公開範囲を選択し、保存します。
①「ファイル」→「ダウンロード形式」→「PDF」をクリックします。
②PDFにしたいページと、以下のオプションから必要なものを選択します。
「ダウンロード」をクリックすると、PDFデータが作成されます。
GA4とGoogle Search Consoleのデータを Looker Studioで組み合わせました。検索順位とセッション数の相関関係を同時に確認できます。
GA4のデータを、Looker Studioの関数を使って整理しました。関数を組めば、各サイトの構成に合わせて表示することができます。
GA4とGoogle Search Consoleのデータを連携し、サイト流入前と流入後のデータを合わせて確認することができます。
技術の発達により、さまざまなデータを取得した後、整理して分析することができるようになりました。まずはLooker Studioで、今持っているデータを整理してみましょう。
先ほど述べたように、Looker Studio内でGA4のデータを使ってレポートを作成する際は、GA4のデータ構造に関する知識が必要です。PINTO!の「SEOを学ぶ」ではGA4についての記事もまとめていますので、ぜひご覧ください。また、Web担当者としてGA4をなんとなく触っているけど、まだまだ理解しきれていないという方はこちらのページもご覧ください。
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