コンテンツマーケティングの成功事例5選|具体的な取り組みを自社の参考に!

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今や多くの企業が取り組む「コンテンツマーケティング」。当社PLAN-Bはデジタルマーケティングの支援事業を行っておりますが、新型コロナによる影響で従来の営業手法の推進が困難になったためか、コンテンツマーケティングに関するお問い合わせを多くいただくようになりました。しかし、コンテンツマーケティングにこれから取り組もうと考えている企業でも、その手法や戦略について、具体的なイメージを掴めていないというケースが見られます。そこで本稿では、まずコンテンツマーケティングにの概要についておさらいし、具体的なコンテンツマーケティングの取り組み事例について解説します。

以下の記事では、コンテンツマーケティングの概要や始め方について詳細に解説しています。これからコンテンツマーケティングに取り組まれるという場合は、ぜひ参考にしてみてください。

【おさらい】そもそもコンテンツマーケティングとは

一口に「コンテンツマーケティング」といっても、意味の解釈は企業や人によって様々です。 コンテンツマーケティングを正しく理解し試行していくために、まずは定義を確認し前提を揃えておきましょう。 

コンテンツマーケティングの定義

コンテンツマーケティングの発祥であるCONTENT MARKETING INSTITUTEジョー・ピュリッジ氏はコンテンツマーケティングについて、次のように定義しています。

”Content marketing is a strategic marketing approach focused on creating and distributing valuable, relevant, and consistent content to attract and retain a clearly defined audience — and, ultimately, to drive profitable customer action.” 

【筆者訳】コンテンツマーケティングとは、有益で、適切な、一貫性があるコンテンツを作成・配信し、明確に定義されたオーディエンスを引き寄せ、関係性を維持することで、最終的に収益につながる顧客行動を促すマーケティングの戦略である。

 引用元:What is Content Marketing? (contentmarketinginstitute.com)

ここで重要な点は「コンテンツの質」と「コンテンツの形式や配信経路が限定されていない」という点です。つまり、この原点の定義に従えば「顧客にとって有益なコンテンツを使用して顧客の興味を惹き、最終的に売り上げに繋げるマーケティング手法」はいずれもコンテンツマーケティングに当てはまると解釈することができます。

コンテンツマーケティングというと、顧客の課題を解決する情報を盛り込んだ記事を作成する「コンテンツSEO」が思い浮かぶかもしれません。しかし、コンテンツSEOはあくまで「”記事”というコンテンツを”Webサイト”という配信経路で顧客に届ける」という、コンテンツマーケティングの手法の一つであり、同様に「顧客にとって有益な”動画”というコンテンツを、”YouTube”という配信経路で顧客に届ける手法」もコンテンツマーケティングの手法の一つとなります。つまり、コンテンツマーケティングとは「コンテンツの形式」「コンテンツを配信する経路」を変えれば、多様に広げられる戦略であると言えるでしょう。

コンテンツマーケティングの代表的な配信経路

前項で触れた通り、コンテンツマーケティングの手法は限定されておらず、様々なコンテンツの形式や配信経路が当てはまります。しかし、昨今のコンテンツの形式については「文字」や「動画」など単一の形式に止まらず、「文字+画像」や「文字+動画」、「文字+音声」など複雑化を見せているため、なかなか整理することが困難です。そこで、本項では以下の3つの代表的な「コンテンツの配信経路」に焦点を当て、具体的な事例の紹介を行います。

  • Webサイト 
  • SNS(動画配信プラットフォーム含む) 
  • メールマガジン   

コンテンツマーケティング事例~Webサイト編~

まずはWebサイトでコンテンツマーケティングを展開している事例を解説していきます。

PLAN-B

当メディア「PINTO!」の例をご紹介します。PINTO!はSEOインターネット広告などのWebマーケティングのコンサルティングサービスや、SEOツール「SEARCH WRITE」やインフルエンサーマーケティングツール「Cast Me!」を提供する、当社「株式会社PLAN-B」が運営しております。5,000社を超えるマーケティング支援実績を基に、Webマーケティング全般に関する記事、当社のノウハウを発信するお役立ち資料やセミナーという形式でコンテンツを発信してご信頼をいただき、メディア内にあるCTAやポップアップから、各種サービスにお問い合わせをいただいています。

freee

画像:無料から使えるクラウド会計ソフト freee | クラウド会計ソフト freee会計

個人事業主から法人会計、人事労務管理や会計をサポートするfreee株式会社は、運営するWebサイトでコンテンツマーケティングに取り組んでいます。サービスサイトとしての役割も強い当サイトですが、サービスの情報に加えて「バックオフィスの基礎知識」として「会計」「人事労務」「会社設立」「確定申告」などについてノウハウを提供する記事コンテンツが網羅的に掲載されています。各記事内に、その課題に合った「会計freee」や「人事労務freee」といったサービスの活用方法が掲載されており、Web検索などを通して課題解決のために記事を訪れた読者が、自然とサービスの機能や魅力を認知する設計となっています。

コンテンツマーケティング事例~SNS編~

次に動画投稿プラットフォームを含む、SNSを使用したコンテンツマーケティングの事例を紹介します。

ライオン

画像:スーパーNANOX公式アカウント(@TOP_superNANOX)さん / Twitter

ライオン株式会社は、販売する衣料用洗剤「スーパーNANOX」専門のTwitterアカウントを運営しています。スーパーNANOXの特徴や活用法をまとめた画像の配信や、洗濯にまつわる課題解決のコンテンツを定期的に発信し、2022年8月現在で97,000人ものフォロワーがいる人気アカウントです。販促や課題解決のコンテンツ以外にも、日常シーンの話題に関するアンケートやエンタメ系のコンテンツも多数配信しており、フォロワーを惹きつける設計となっています。また、同社が運営するWebサイト「Lidea」への導線の役割も併せ持ち、記事コンテンツを巧みに再利用できる設計です。

RIZAP

画像:RIZAP(ライザップ)公式チャンネル – YouTube

結果にコミットするパーソナルトレーニングジム「RIZAP」は、YouTube公式チャンネルを運営しています。サービスの紹介動画の他にも、ダイエットやストレッチに関する動画を数多く配信することで、RIZAPのパーソナルトレーニングの利用を検討していない層にもコンテンツが届く設計です。人気の動画の再生数は100万回を超えており、動画内でサービスそのものへの言及はなくとも、信頼性・専門性の認知に大きく貢献しています。

コンテンツマーケティング事例~メルマガ編~

コニカミノルタ

画像:KONICA MINOLTA – 日本 | コニカミノルタ

コニカミノルタは印刷機、計測機器などを提供する日本の電機メーカーです。運営するECサイトに登録した会員へ向けてメルマガの配信を行っています。商品の案内でだけでなく、Webサイトに掲載されているコラムの案内を送ることにより、ECサイトを訪れ、商品を購入してもらうキッカケを創出する設計です。また、クラウド系商品をトライアルしている顧客に対しては、他サービスとの連携方法などの活用情報を送付することにより、本契約の申し込みへと結び付けています。

※参考:コニカミノルタジャパン株式会社様|導入事例|メルマガ配信・一斉メール配信サービス「配配メール」 (hai2mail.jp)

コンテンツマーケティングを成功に導くポイント

コンテンツマーケティングは今や多くの企業が取り組む手法であり、成功すれば中長期的な顧客との関係を維持できるため魅力的に映るかもしれませんが、闇雲に取り組むだけでは成果が出づらい手法です。以下で、コンテンツマーケティングを成功に導くためのポイントを紹介します。

顧客理解が大前提となる

本稿の前半で定義を確認した通り、コンテンツマーケティングの基本は「ターゲットとなる顧客にとって有益なコンテンツ」を提供することであり、コンテンツの形式や配信経路によって様々な手法が考えられます。言い換えると「顧客にとって有益なコンテンツとは何か」を理解し、顧客に合ったコンテンツの形式と配信経路を選択する必要があるということです。「顧客の理解が不十分であれば、コンテンツマーケティングの成功は叶わない」と言っても過言ではないでしょう。コンテンツをじっくり眺める暇のないターゲットに対して超大作の記事や資料を用意しても効果は期待できず、普段からSNSを使わないターゲット層に向けて、SNSの公式アカウントでコンテンツを配信しても意味はありません。コンテンツマーケティングの方針や具体的な戦略を検討する際には、手始めにペルソナ設定カスタマージャーニーマップといったフレームワークを通して顧客理解を進めるようにしましょう。

複数チャネルでの展開を視野に入れてコンテンツを制作する

制作するコンテンツは、複数のチャネルで展開することを念頭に置いておくとよいでしょう。顧客にとって有益なコンテンツの作成するには、一定の工数と体力を要します。長期的にコンテンツの制作を継続するのであれば尚更です。コンテンツの制作は楽なモノではないため、疲弊しないように、効率よくコンテンツを活用できるような仕組みを構築することをオススメします。例えば、Webサイト上に課題解決の記事があれば、その記事の情報をコンパクトにまとめてSNSで発信する、口頭で解説して動画化しYoutubeなどにアップする、さらに情報を深めてホワイトペーパーなどのダウンロードコンテンツを制作する、などの活用法があります。コンテンツをうまく転用できる「コンテンツのエコシステム」を構築できれば、コンテンツマーケティングに取り組みやすくなるでしょう。

コンテンツマーケティングは「時間がかかる」ということを認識しておく

コンテンツマーケティングは、安定して成果を得られるようになるには時間がかかる手法です。WebサイトであればSEOで安定して上位を獲得できるようにサイトが成熟する時間、SNSやメルマガであればフォロワーや会員数を獲得する時間が必要となります。つまり、コンテンツマーケティングは「良いコンテンツを制作できればOK」ではなく、制作したコンテンツを十分な数の顧客に届ける必要がある、ということです。「時間がかかる」という認識もなく「コンテンツマーケティングに取り組み始め、なかなか成果が出ずに数ヵ月でぐらいで諦めてしまう」という失敗がよくあります。これからコンテンツマーケティングに取り組む場合は「中長期に渡って一定の人材と費用を投資する」という経営層の意志決定を得て、腰を据えて取り組むとよいでしょう。KPI設計も重要になるので、以下記事を参考にしてみてください。

SEOの戦略を成功させるコツ

最後に、SEO戦略を成功させるコツについて5つ紹介します。

分析ツールを活用する

SEOで高い効果が得られていない場合、まずは、分析ツールを活用しましょう。分析ツールは、ウェブサイトのトラフィック、キーワードのパフォーマンス、競合サイトの動向などを詳細に分析し、戦略の改善や意思決定に役立つ施策を提供してくれるツールです。

こちらを活用することにより、トラフィックの増加や検索順位の向上に直結する施策を見つけることができます。ウェブサイトのPV、CVを増やすには、ウェブサイトの強みや改善点、潜在的なチャンスをツールで特定し、競争力を高める戦略を立てることが重要です。

さらに、データに基づいた意思決定を行うことで、予算やリソースの最適化も可能となります。継続的な分析と改善を通じて、効果的なSEO戦略を展開し、ウェブサイトの成功を追求しましょう。

スケジュール感を意識する

SEO戦略を成功させるためにスケジュール感を意識することも大切です。定期的なタスクのスケジュール化や期限の設定は、戦略の実行において重要な役割を果たします。例えば、キーワードの継続的な監視やコンテンツの更新、内部リンクを充実させたりなど、タスクを計画しスケジュールに組み込むことで、戦略の一貫性と効果を確保することができます。さらに、スケジュールに沿って進捗をモニタリングし、成果を評価することも重要です。

スケジュール感を意識することで、戦略の実行を迅速かつ効率的に行い、継続的な改善と成果の最大化を実現することができます。

Google検索エンジンについての理解を深める

Google検索エンジンについての理解を深めることもSEO対策で成果を出すために重要なことです。Googleは最も広く利用されている検索エンジンであり、そのアルゴリズムやランキング要因を理解することで上位表示を狙えるようになります。そのため、Googleのガイドラインやアップデートに注目し、ウェブサイトの品質向上や最適化に役立てましょう。

また、検索エンジンの動向やトレンドも把握し、ユーザーの検索意図に合わせたコンテンツを提供することも重要な取り組みです。具体的な施策としては、キーワードの選定やメタデータの最適化、ユーザーエクスペリエンスの向上など、Googleの基準に合致した取り組みを行うことで、検索結果での表示順位を向上させることができます。まずはGoogle検索エンジンについての知識を身につけ、Googleに対応した戦略を展開しましょう。

E-E-A-Tを意識した記事を作る

E-E-A-Tとは、Googleのガイドラインにおいて重要視される要素であり、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(信頼性)、Trustworthiness(信頼性)を指します。これらの要件を満たすコンテンツは上位表示されやすくなるため、意識して要件を満たすことが求められるでしょう。具体的な施策としては、次のようなものが挙げられます。

  • 信頼性のある情報を公開する(公式のリンクなどを引用する)
  • 専門家への取材を行う
  • 参考文献を明示する
  • データ統計を使用する
  • プライバシーポリシーを明示する
  • 実際に体験した内容をコンテンツに取り入れる

上記のようなコンテンツ作成に取り組み、E-E-A-Tを満たすことで、ユーザーに高い価値を提供し、長期的なPV増加に役立ちます。E-E-A-Tの考え方を踏まえてコンテンツ作成に取り組みましょう。

コンテンツ数を増やす

さまざまなコンテンツをブログ上で公開することで、検索エンジンによるインデックスの拡大やキーワードのカバレッジを向上させることができます。

まず、ニーズや関心の高いキーワードに基づいて、適切なトピックやテーマを選定しましょう。それぞれのトピックに対して、高品質で情報価値のあるコンテンツを作成します。例えば、ブログ記事、ホワイトペーパー、ガイド、動画など様々な形式のコンテンツを活用することで上位表示できる可能性が高まります。また、既存のコンテンツを見直しアップデートや追加情報の提供を行うことも大切です。

ただし、量を重視して無意味なコンテンツを増やすのではなく、ユーザーにとって本当に有益で魅力的なコンテンツを提供することを意識するようにしましょう。質の低いコンテンツを量産しても上記で紹介した「 E-E-A-T」を満たすことができず、上位表示を狙うことは難しいです。コンテンツの質と価値を維持しながら、定期的に新しいコンテンツを追加することで、ウェブサイトのPV数を増やすことができます。

まとめ:コンテンツマーケティングとは「顧客にとって有益なコンテンツ」の配信

本稿で確認してきたように、コンテンツマーケティングとは「顧客自身が有益と感じるコンテンツ」を様々な媒体で配信するマーケティングの手法です。コンテンツの形式や、コンテンツを配信する経路によって様々なパターンが存在するため、最適なコンテンツと配信経路を求めるために、まずはターゲットとなる顧客を十分に理解する必要があります。また、継続してコンテンツを制作するには一定の体力を要しますが、成功すれば顧客と中長期的に良好な関係を構築でき、極めて重要な集客チャネルとなるため、ぜひチャレンジしてみてください。

以下の記事では、コンテンツマーケティングとも関連度の高い「インバウンドマーケティング」について解説しています。コンテンツマーケティングを理解する助けにもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。