【導入事例】シヤチハタ株式会社|お客様の事業目的をSEO施策に転換する

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シヤチハタ株式会社は、誰もが一度は使ったことがあるであろう、朱肉なしで押せる「ネーム印」を開発した、創業100年に迫る老舗企業です。ネーム印の販売以外にもクラウド電子印鑑・電子決裁サービスである「Shachihata Cloud(シヤチハタクラウド)」の提供など、多様な事業を展開されています。

その中で同社は2019年からShachihata Cloud、2021年からオフィシャルショップでそれぞれPLAN-BのSEOコンサルティングサービスを導入していただいています。これまでに、「電子印鑑」「電子決裁」関連の多くのキーワードで1位を獲得してShachihata Cloudのサービスサイトが非常に多くのPV数を記録する、注力キーワードでコーポレートサイトが1位、オフィシャルショップが2位を獲得するなど、多くの成果を残してきました。

今回は、Shachihata Cloudの担当者である西井様、オフィシャルショップの担当者である森岡様に、これまでのSEOへの取り組みやPLAN-Bに対しての所感をお伺いしました。

(引用:株式会社シヤチハタ

西井(シヤチハタ株式会社)
森岡(シヤチハタ株式会社)

馬谷(株式会社PLAN-B)
田中(株式会社PLAN-B)

課題

Shachihata Cloud:WebでShachihata Cloudを販売したかったが、当時「電子印鑑」関連のキーワードの認知度が低かった

オフィシャルショップ:ある事情から、自社の指名キーワードの検索順位で1位を獲得できていなかった

解決策

Shachihata Cloud:市場ニーズが低い中で綿密な設計のもとターゲットとキーワードを設定し、コンテンツSEOにて市場の認知獲得を対策

オフィシャルショップ:コーディングや内部リンクなど、SEOのテクニカル面を対策

成果

Shachihata Cloud:「電子印鑑」「電子決裁」関連のキーワードのほとんどで1位を獲得。BtoBサービスのWebサイトとしては非常に多くのPVを獲得

オフィシャルショップ:狙っていた指名キーワードの1位を獲得

シヤチハタ株式会社について

――最初に、御社の事業についてお聞かせください。

森岡:当社は約100年前の1925年に創業した、主にネーム印をはじめとする印章・文具関連商品の製造・販売をしている企業です。他にも、培ってきたスタンプとインキの技術をもとに、スタンプラリーの支援や産業用マーキング商品の開発、デジタル化に対応したクラウド電子印鑑・電子決裁サービスであるShachihata Cloud(※)の提供なども行なっています。

Webでの取り組みとしましては、オフィシャルショップでの商品の販売や、Shachihata Cloudの提供などがありまして、PLAN-Bさんにはその2つのWebサイトのSEOコンサルティングをお願いしています。

※:Shachihata Cloud(シヤチハタクラウド)

導入数95万件、継続率97%を誇る、バックオフィス業務を支援するDXツール。社内文書から見積書や請求書などの証憑書類まで、様々な押印業務をデジタル化し、安全に電子印鑑・電子決裁を行なうことができます。その他にも、押印後のワークフローをサポート機能や社内での情報共有をスムーズにするポータル機能、経費申請、勤怠管理など、企業のバックオフィス業務全般を支援する機能も備えています。

(引用:Shachihata Cloud

(引用:シヤチハタ オフィシャルショップ

集客における中長期的な観点からSEOを実施

――どういった経緯からSEOを強化しようと思い、PLAN-Bにコンサルティングを依頼されたのでしょうか?

西井:実は私も森岡もこの数年でShachihata Cloud、オフィシャルショップの担当になったもので、依頼当初の詳しい経緯を知りませんでして……。恐らくですが、我々よりも当初から携わっていただいている馬谷さんの方がその辺りの背景は詳しいかと思います(笑)。

馬谷:では、僭越ながら私から導入の経緯を説明させていただきます。シヤチハタ様とは2019年からお取り組みをさせていただいているのですが、最初にご依頼いただいたのはShachihata CloudのSEO対策でした。当時は「パソコン決裁クラウド」という名前のクラウドサービスであり、Webから集客をしたいという理由で、かねてからPLAN-Bを知っていた当時の担当者様にお声がけをいただき、取り組みが始まりました。その後、リブランディングが行なわれて現在の「Shachihata Cloud」という名称になりました。そしてShachihata Cloudでの成果を踏まえて、2021年からオフィシャルショップのSEO対策もご依頼いただき、現在の2サイトを担当させていただいているという状態です。

森岡:オフィシャルショップは、当時運営していたECサイトに会員制度を紐づけ、2021年にリニューアルする形で開設しました。その際に中長期的な観点から、広告だけでなく自然検索からも集客をしていきたいということで、SEOに取り組むことになりました。そこでPLAN-Bさんに改めてご依頼しました。

――当時、Shachihata CloudとオフィシャルショップにはどういったSEOの課題があったのでしょうか?

馬谷:Shachihata Cloudに関しては「電子印鑑の認知度が低い中で、Web上でShachihata CloudのCVを出したかった」、オフィシャルショップに関しては「ある事情により自社商品の検索順位で1位が獲得できていなかった」がそれぞれ課題としてありました。当時はそれらの課題に取り組んで一定の成果を残すことができ、現在はその次のステップとして新たな課題に取り組んでいるという状況です。

2つのサイトの複雑な課題|課題に応じたきめ細やかなSEOで目覚ましい成果を達成

――順を追ってお話をお聞きしたいと思います。まずはShachihata Cloudの課題と解決策、成果についてお聞かせください。

シヤチハタクラウド|ゼロをイチにするSEO

株式会社シヤチハタ デジタル認証事業部 デジタルサービス営業課 セールスエグゼクティブ 西井様

馬谷:当時、シヤチハタ様としては電子印鑑・電子決裁サービスであるShachihata CloudをWeb上で販売していきたいという狙いがありました。しかし市場調査の結果、「電子印鑑」という言葉があまり世間に知られていないということが分かりました。そのためケーススタディもなく、ほぼ0からWeb上でCVを出すための方法を考える必要がありました。

そこでまずは、Web上でどのようにShachihata Cloudを売っていくのかを考えるために、シヤチハタ様の営業担当の方に集まっていただいて「Shachihata Cloudはどういう方のどういう悩みを解決しているのか」「どういう方が導入してくれているか」等の内容でグループワークを行ないました。言うなれば、オフラインでの営業の考えや手法を抽出して、それをデジタルの施策に変換していく作業ですね。そうやってターゲットが決まり、カスタマージャーニーを作成して、キーワード(ペーパーレスや業務効率化など)を選定しました。

その後はキーワードごとに記事を作成していただき、Shachihata CloudのWebサイトで公開していきました。世間ではまだまだ「電子印鑑」関連のキーワードの認知度は低く競合も少なかっため、シヤチハタ様の迅速なご対応もあって、当初狙っていたキーワードで一通り上位表示を獲得することができましたね。さらにそのタイミングでコロナ禍に入り、リモートワークの急増などを背景に、対策キーワードの需要が一気に増してShachihata Cloudへの流入が急増しました。

西井現在Shachihata CloudのサービスサイトはBtoB企業のWebサイトとしては非常に多くのPV数を記録しています。Shachihata Cloudのお客様や協力会社様とお話をするとPV数に驚かれる程です。現在はこの流入をどのようにCV(Shachihata Cloudの資料請求やトライアル申込など)まで持っていくのかを試行錯誤している段階です。さらにShachihata Cloudにもどんどん新しい機能が増えてきているので、「電子印鑑」「電子決裁」関連のキーワードだけでなく「経費申請」や「勤怠管理」関連のキーワードからも流入を獲得していきたいと思っています。

オフィシャルショップ|注力キーワードで上位表示を獲得

株式会社シヤチハタ マーケティング部 森岡様

馬谷:オフィシャルショップとしての課題は、少し複雑な背景がありました。印章の代名詞にもなっている「シヤチハタ」ですが、「シャチハタ」(ヤが小文字)として世間に認知され、一般キーワードになっています。そのため検索ボリュームも「シヤチハタ」よりも「シャチハタ」の方が圧倒的に多い、という状態です。

この結果、「シャチハタ」(ヤが小文字)というキーワードで検索すると検索上位には他社のECサイトが表示され、自社のオフィシャルショップはその下に表示されてしまっていたのです。

森岡:せっかくお客様が商品に興味を持って検索しても「シャチハタ」が使われ、その検索結果には当社ではない別のECサイトが表示される。これにより、本来であれば指名検索してくださっているCV硬度の高いお客様がオフィシャルショップに到達できなくなってしまっていたのです。

馬谷:ここでより事態を難しくしていたのが、シヤチハタ様は自社の公式サイトでは「シャチハタ」(ヤが小文字)と表記できない、という点です。なぜなら「シヤチハタ」が正式名称だからです。そのためオフィシャルショップのシヤチハタ表記を全て『シャチハタ』に変更する」という方法を取ることはできず、何か別の方法で対策する必要があったのです。

――かなり複雑な状況ですが、どういった対策をされたのでしょうか?

馬谷:非常に複雑な状況で「普通のSEO対策」を行なっても改善できないことは明白でした。そこで、これまでの知見を活かして自社Webサイトやオフィシャルショップのコーディングや内部リンクの調整など主にSEOのテクニカル面での対策を実施しました。その結果、シヤチハタ様のWebサイトのドメインパワーの高さや対応の速さもあってすぐに順位が改善し、現在は「シャチハタ」で検索すると1位はコーポレートサイト、2位がオフィシャルショップという状態です。他にも「シャチハタ ネーム9」など「シャチハタ」を含む多くのキーワードで1位を獲得できるようになりました。

森岡:そういった取り組みを経て、直近では順調にPV数を伸ばすことができています。ただ、流入したユーザーの方に商品ページに遷移してもらうという点はまだまだ課題なので、そこは馬谷さん、田中さんとCRO施策に取り組んでいるところです。

PLAN-Bとは1つのチームとして固まってきた感覚がある

――PLAN-Bのこれまでの取り組みの中で印象に残っていることはありますか?

西井:最近のことなのですが「ここまで細かく調べるのか」と驚いたことがあります。Shachihata Cloudのサービスサイトの流入関連に関して調査をしていただいたのですが、その時の調査結果のアウトプットが想定していたよりも非常に細かい内容でした。どの検索クエリの結果が何位で、みたいなことが詳細に調べられていて、SEOの専門家からしたら当たり前のことなのかもしれませんが驚きましたね。

森岡:私としては、コンテンツのリッチ化に尽力していただいたことが印象に残っています。これはSEOコンサルティングの領域から少し外れてしまうかもしれないのですが、当社では近年、手帳などの「デコレーション」に関連した商品展開を進めており、記事作成を検討していました。その中で実際に手帳のデコレーションを楽しんでいる方とコラボした企画をやりたいと考えていましたが、ご協力いただける方の調整や記事の制作進行のノウハウがあまりなくて。その時にPLAN-Bの古井さん(前任の担当者)がInstagramでクリエイターさんを調べてアサインまでしてくださいました。企画の実現のためにここまでやってくれるのかと驚きましたし、本当にありがたかったです。あとは現在進行形で取り組んでいる、商品ごとのカテゴリー整理も馬谷さんが非常に細かく対応してくださっていて、頭があがりません(笑)。

僕が担当するようになった当初はお互い探り探りのコミュニケーションでしたが、今はミーティングも週に1回行なうようになり、チャットなどで細かく連携をとりながら施策も進められていて、1つのチームとして動けている実感があります。

西井:私はSEOが未経験な状態でShachihata Cloudの担当になり、最初は右も左も分からない状態でした。しかし馬谷さんと田中さんとSEOに取り組む中で分からないことはすぐに聞くことができ、今では一定の知見はあると自負できるまでになりました。同時に自分たちの行なっているSEOの取り組みへの解像度が上がって、自分自身でも「こういった施策はどうだろうか」と考えられるようになりましたね。

セッションだけでなくCV獲得を目指して|1つ上のステージのSEO

――今後のShachihata Cloudとオフィシャルショップの展望をお聞かせください。

西井:現状、Shachihata CloudのWebサイトはBtoB向け製品としてはかなりの流入数を獲得できていると思っています。今後はその流入をしっかりとリード化してアプローチできる体制を作っていきたいと思っています。それに、先ほども言いましたがShachihata Cloudはどんどん機能が追加されており、単なる「電子印鑑のツール」という域を超えつつあります。なのでこれからは、オフィスツール=Shachihata Cloud、と認識されるよう動いていければと考えています。その辺りもPLAN-Bさんに協力していただければと思っています。

森岡:オフィシャルショップに関しては、コラム記事から商品ページへの転換率を高めていきたいと思っています。それには直帰率の改善が目下の課題としてあり、改善の取り組みにご協力いただきながら、これまでに10%ほど下げることができたのですが、まだまだ改善の余地はあるのかなと考えています。それと同時にこのコンテンツSEOの取り組みをどう評価して改善に繋げていくのかという体制構築も必要だと思っています。

コラムの記事が商品ページへの送客にどれぐらい貢献しているのかを明確に数値化して、それを基に、どういう記事がどういう要因でCVに貢献したのかを明らかにしていきたいです。そういった再現性を確かめられる体制構築も含めて、1つのチームとしてPLAN-Bさんと一緒に進めていきたいと思っています。

PLAN-BのSEOコンサルティングは、常に流入の先にある「事業貢献」を目指しています。当社SEOコンサルティングの最大の目的はSEOだけでなく、お客さまの成果に直結する様々なデジタルマーケティングを提案することにあります。単なるSEOのパートナーではなく、事業成長を共に目指すパートナーとなり、未来を創出する。そのようなSEOの運用を継続していきたいと思います。

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