【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2023.05.11
公開日:2023.05.11
WebサイトのフォントはSEOにおいて重要な役割を果たしています。なぜなら、フォントは読みやすさや視覚的な印象を左右する要素であり、ユーザーの満足度やWebサイトの信頼性にも影響するからです。例えば、読みやすさを損ねるフォントを使用している場合、ユーザーは不快な印象を受けたりWebサイトの信頼性に疑問を持ったりする可能性があります。
また、検索エンジンの評価方法の観点からもWebサイトのフォント重要だと考えられます。フォントのデータ量が多すぎるとwebサイトを表示するのに時間がかかってしまい、ユーザーにとって使いづらいWebサイトとなってしまいます。そういったWebサイトに対してGoogleがポジティブな評価を与えることはありません。つまり、SEOで評価される価値の高いWebサイトを制作するには「どのフォントを使用するか」について入念に検討し続けなければならないのです。
本稿では、WebサイトのフォントがSEOに与える影響や、適切なフォントの選択方法、読みやすいフォントの例などについて解説していきます。Webサイトの設計に携わる方々は、ぜひ参考にしていただきたい内容となっています。より良いユーザー体験を提供できるWebサイトを作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Webサイトでは主に2種類のフォントが使用されます。
それぞれ特徴の異なるフォントであり、使用する前にそれぞれを使用するメリットや特徴などについて理解を深める必要があります。ここでは、上記2種類のフォントの特徴について詳しく解説します。
Webフォントとは、Webサイト上のサーバーに保管されているフォントデータを読み込んで文字として表示する技術のことを指します。Webページの読み込みと同時にネットワークに保存されているフォントデータをダウンロードするため、基本的にはどの端末でもWeb制作者の意向を反映したフォントを表示できます。
Webフォントとして有名なものとしては、Google FontsやAdobe Typekitなど複数のサービスが存在しています。これらのフォントは無償で利用できることが多く、CSSを入力するだけでWebサイトに組み込めます。簡単なコードを入力するだけでWebサイトのデザイン性やブランディングに大きな影響を与えるため、重視する場合には取り入れると良いでしょう。
Webサイトのデフォルトフォントとは、Webサイト上で文字を表示する際に最初に使用されるフォントのことを指します。デフォルトフォントは、WebフォントのようにCSSコードを入力する必要がない上、使用するデータ量も少なくユーザーがWebサイトを素早く表示できるメリットがあります。代表的なWebサイトのデフォルトフォントとしては、Googleの「Roboto」、Appleの「San Francisco」、Microsoftの「Segoe UI」などが挙げられるでしょう。これらのフォントは、Webサイトにおいて安定した表示が可能であり、読みやすさや洗練された印象を与えることができます。
しかし、デバイスによっては任意のWebフォントを使用できないケースがあります。例えば、Appleの「San Francisco」はWindows端末で利用できず、MacとWindowsのWebサイトの印象が大きく異なってしまうことがあるため、注意しましょう。
デフォルトフォントは事前準備不要で利用できますが、Webフォントは使うために準備をしなければなりません。ここでは、Webフォントの導入方法について紹介します。
Google Fontsは、Googleが提供する無料のWebフォントサービスであり、Webサイトやアプリケーションの開発者が利用することができます。Google Fontsを使用する方法は簡単で、以下の手順で行えます。
これらの手順に従うことで、Google Fontsからフォントをダウンロードする必要がなく、Webサイトに直接組み込むことができます。また、Google Fontsには豊富なフォントライブラリがあるため、自分の好みに合わせたフォントを簡単に選択することが可能です。
Webフォントを導入する方法には、フォントファイルをアップロードする方法があります。この方法は、自分で用意したフォントファイルをWebサイトにアップロードすることで、Webサイト上でそのフォントを使用することができます。
まず、使用したいフォントファイルを用意し、Webサーバー上にアップロードします。次に、CSSファイルを編集して以下のようにフォントファイルを指定します。
@font-face {
font-family: ‘Web-font’;
src: url(’http://example.com/Web-font.ttf’);
}
ここでは、フォントファミリー名を「Web-font」と指定し、フォントファイルのURLを指定しています。このCSSファイルをWebサイトの<head>タグ内に読み込むことで、Webサイト上で自分で用意したフォントを使用することが可能です。ただし、フォントファイルをアップロードする場合は、フォントのライセンスに注意が必要です。フォントによっては商用利用が禁止されている場合もありますので、ライセンスを確認したうえで問題ないものを利用しましょう。
CMSのWebフォント利用機能を使用するのもWebフォント導入において簡単な方法です。CMSに搭載されたWebフォント機能を利用して、簡単にWebフォントを導入することができます。CMSによって利用方法は異なりますが、一般的には以下の手順でWebフォントを導入することができます。
・CMSの管理画面にログインし、テーマやカスタマイズ設定などのWebフォント設定項目を開く
・使用したいフォントを選択し、必要に応じてカスタマイズする
・設定を保存する
CMSのWebフォント利用機能を活用する場合、フォントファイルのアップロードやHTML、CSSの編集などが必要なく直感的に利用できます。また、CMSがデフォルトで提供しているWebフォントには商用利用可能なものばかりなので、ライセンスの確認に時間をかける必要もありません。ただし、CMSによってはWebフォント機能が有料プランに含まれる場合もあるため、使用しているCMSによっては追加費用がかかることもあるため、注意しましょう。
Webフォントには、さまざまな種類のものがあり、どのWebフォントを使用するべきか悩む方も多いでしょう。ここでは、よく使用されるWebフォントの特徴について紹介します。
よく使われるWebフォントの特徴として、視認性が高いことが挙げられます。文字の形状が明確で文字間のスペースや行間の調整が適切にされているなど工夫が施されているものや、フォントサイズや太さのバリエーションが豊富など、異なるデバイスや画面サイズに対応できるフォントが使いやすいです。
さらに、読み手にストレスをかけない配色や反射光の影響を受けにくい無機質なデザインなども視認性に影響します。視認性が高いWebフォントを選ぶことで、ユーザーがストレスなくサイトを閲覧でき、情報伝達効果が高まることが期待できるでしょう。
また、多くのデバイスに対応しているフォントも使い勝手のよいWebフォントです。現代のWebサイトは、さまざまなデバイスで閲覧されることが多く、Webフォントも多様な環境に対応でき、端末によってWebサイトの雰囲気が変わらないことが求められます。また、昨今はレスポンシブデザインが重視されており、そういったサイトに対応しているWebフォントは、デバイスの画面サイズに合わせて自動的に調整されるため、ユーザビリティを向上させる上で重宝します。
使いやすいWebフォントの特徴の1つとしてフォントのデータが重くないという点が挙げられます。Webフォントは、フォントデータがサイトの読み込み時間に影響を与えるため、軽量なフォントが好まれます。データ容量の軽いWebフォントは、圧縮されたデータ形式を使用しファイルサイズを小さくしています。また、あまり使用しない文字を除外しているフォントも存在しており、そういったものを使用すればサイトのデータ量を軽量化可能です。
次に、よく使用されるWebサイトのフォントを9つ紹介します。
ヒラギノ角ゴシックは、日本語の書体の1つであり、シンプルで読みやすい印象を持ちます。角ばった形状が特徴でビジネス書や技術書など、正確性を求められる分野で使われることが多いです。また、Apple、Windows関係なく利用されており、誰もがみたことのある書体の1つでもあります。
Noto Sansは、Googleが開発したフリーフォントの1つで、多言語に対応することを目的に作られているフォントです。文字の曲線が滑らかで、視認性の高い印象を持たれることが多いフォントです。また、異なる言語を含むテキストを扱うWebサイトなどで使われることが多くなっています。
Noto SerifもNoto Sansと同様に多言語対応を目的に作られているフォントです。セリフ体をデフォルトとしたベーシックなフォントで、縦長の文字が特徴的かつ美しく重厚感のある印象を持っています。Noto Serifは、Googleが推奨するWebフォントの1つであり、明朝体系のフォントで迷っている場合には利用をおすすめします。
Times New Romanは、イギリスの新聞社タイムズが新聞用のフォントとして開発したフォントであり、古典的で伝統的な印象を持つフォントです。セリフ体であり、書体の端が尖っているのが特徴で、正統性や信頼性を求められる分野で広く使われています。また、Microsoft Wordなどのオフィスソフトで標準的に採用されていることから、一般的な文字の書体として認知度が高いです。
M Plus 1pは、など幅フォントとプロポーショナルフォントの2種類があります。カジュアルな雰囲気を持ち、多くのWebデザイナーやエンジニアに愛用されています。また、日本語と英語に対応しており、多言語のWebサイトなどでの利用にも適しており、商用・非商用を問わず自由に利用することが可能です。
Oswaldは、Google Fontsで提供されているサンセリフフォントの1つで、太字のデザインが特徴的です。しっかりとした太さと幅があり、堅実で強い印象があります。また、視認性に優れており、Webサイトのタイトルや見出し、ロゴなどに使われることが多く、近年人気が高まっています。Oswaldは、商用・非商用を問わず自由に利用することが可能です。
さわらび明朝は、和文明朝体のフリーフォントです。丸みを帯びたやわらかいタッチが特徴的で、読みやすく印象的なデザインとなっています。和文テキストや和風デザインに使われることが多く、日本語のWebサイトや印刷物での利用に適しています。商用・非商用を問わず自由に利用することが可能です。
Robotoは、Googleが開発したサンセリフフォントで、クリーンでモダンな印象が特徴的です。均等なな太さと幅、シンプルな曲線が特徴的で、読みやすく、視認性に優れています。Googleのデフォルトフォントとして使われることが多く、AndroidやChrome OSなどのGoogle製品で広く採用されています。商用・非商用を問わず自由に利用することが可能です。
メイリオは、マイクロソフトが開発した日本語フォントで、Windows Vista以降のOSに標準で搭載されています。スッキリとしたデザインが特徴的で、日本語の書体の中でも比較的スリムで視認性が高くきれいに整えやすいです。Windowsでの利用が多くMacでは使用できませんが、商用・非商用を問わず自由に利用することが可能なフォントとなっています。
ここまでWebサイトのフォントについて紹介してきましたが、フォントを変えることでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
Webサイトでフォントを変更するメリットの1つに、スマートフォンでも見やすいサイトが作れるという点が挙げられます。スマートフォンの小さい画面で表示する場合、フォントが小さいと文字が読みづらくなってしまいます。しかし、Webフォントを利用することで線幅をスマートフォン用に調整することもできるため、視認性が高まるでしょう。
Webサイトでフォントを変更するメリットの2つ目として、ブランディングに効果があるという点が挙げられます。Webサイトのフォントは、ブランドのイメージを表現する上で非常に重要です。適切なフォントを使用することで、ブランドの特徴やコンセプトをより明確に表現することができます。また、独自のフォントを作成することも可能であり、他社との差別化を図ることができます。
Webサイトでフォントを変更することによって、文字の読みやすさやブランディングの向上だけでなくSEO効果も期待できます。例えば、GoogleはWebフォントの読み込み速度が速いサイトを好み、検索エンジンランキングで上位に表示する傾向があります。また、Webフォントを利用することで、ユーザーが文字を視認しやすくなりサイトの滞在時間が長くなるなどSEOに有利に働くと考えられます。このように、フォントを変更することでWebサイトの検索エンジン最適化につながると考えられるのではないでしょうか。
Webサイトのフォントは、見やすさやブランディング、SEO対策など、多くの面で重要な役割を果たしています。Google Fontsのようなフォントライブラリを利用することで、簡単にWebフォントを導入することができます。また、Webフォントの使用によってデータ容量を削減できることもあり、ユーザーにとって閲覧しやすいサイトを作ることも可能です。加えて、Webフォントを使うことでブランディングにも効果があり、SEO対策にもつながるというメリットがあります。
とはいえ、適切なWebフォントの選択はWebサイトの見た目や機能性に大きな影響を与えるため、慎重に検討する必要があるでしょう。本記事の内容も参考にフォントを選んでみてください。