SEOとは?初心者向けに施策や事例を紹介
SEO対策
最終更新日:2026.09.15
ブラックハットSEOとは、Googleなどのガイドラインに反する手法を用いて、検索順位を不正に上げようとするSEO手法です。かつては検索上位を獲得できるケースもありましたが、現在ではGoogleの対策が強化されており、検索順位の下落や検索結果からの除外につながる可能性があります。
本記事では、ブラックハットSEOの意味や過去に使われていた代表的な手法、ペナルティを受けた場合の影響について解説します。また、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いや、現在取り組むべきSEO施策についても紹介します。
ブラックハットSEOについて正しく理解し、Googleのガイドラインに沿ったSEOに取り組みたい方は、ぜひご覧ください。
ブラックハットSEOとは、Googleなどのガイドラインに反する手法を使い、検索順位を不正に上げようとするSEO手法のことです。ユーザーにとって有益なサイトを作るのではなく、検索エンジンの仕組みを悪用して評価を高めることが目的です。
かつてはブラックハットSEOによって、検索上位を獲得できるケースがありました。しかし、低品質なコンテンツや不自然なリンクなどが増えたことで、Googleは検索結果の品質を保つために対策を強化していきます。
ここでは、ブラックハットSEOが通用していた時代から、Googleによる対策が強化されるまでの背景を解説します。
ブラックハットSEOの手法は、検索エンジンの検出精度が現在より低かった2000年代から2010年代前半に使われました。それ以降は、パンダアップデートやペンギンアップデートなど、Googleによる検索アルゴリズムのアップデートが行われ、低品質なコンテンツや不自然なリンクなどを利用した手法では上位表示が難しくなっていきます。
かつては、他社サイトのコンテンツを転載・わずかに書き換え、独自の価値を加えないまま検索順位の操作を狙うスクレイピングや大量生成が問題視されました。こうしたサイトでは、対策キーワードや関連キーワードなどを盛り込み、ユーザーが求める情報を網羅しているように見せることで、検索エンジンから高い評価を得ようとする手法が用いられていたのです。
しかし、検索順位を意識して情報の網羅性を高めることに偏った結果、内容の正確性や信頼性が十分に担保されていないコンテンツが増加するという状況になってしまいます。
特に健康や医療に関する分野では、不正確な情報が検索ユーザーの判断に影響を与えることが問題視されるようになりました。例えば、肩こりの原因として医学的根拠のない情報を紹介するなど、健康に関わる情報として適切とはいえない記事が公開されるケースがありました。
このような信頼性の低いコンテンツが検索上位に表示されれば、ユーザーが誤った情報をもとに行動するおそれがあるだけでなく、検索サービスそのものへの信頼低下にもつながります。
そこでGoogleは、検索アルゴリズムやスパム対策を継続的に改善し、検索順位を操作することを目的とした手法への対策を強化するようになりました。その結果、単にキーワードを網羅しただけのコンテンツでは評価されにくくなり、現在ではユーザーにとって有益なコンテンツを提供することが、より重要になっています。
関連記事:SEOの歴史と変遷|Googleは何を大切にしているのか?
ブラックハットSEOにはさまざまな手法があります。ここからは、従来から使われてきた代表的な手法を紹介します。
いずれもGoogleのスパムポリシーに違反する可能性があり、SEO施策として取り入れることはおすすめできません。
検索順位を操作することを目的として、外部サイトから自サイトへのリンクを設置することで、検索エンジンに、「このサイトは他のサイトから多くの参照を受けており、信頼できる人気のサイトである」と認識させる手法も存在します。
具体的にはこのような手法が流行しました。
これらの手法は、SpamBrainなどにより、不自然な外部リンクの検出や効果の無効化が行われています。
※SpamBrain…不自然なリンクを検出し、検索結果への影響を無効化するシステム。
💡意図せず低品質なリンクを張られた場合はどうすればいい?
意図せず低品質な被リンクを受けた場合でも、SpamBrainにより検索結果への影響を無効化されるため、基本的にはすぐに対応する必要はありません。
ただし、低品質な被リンクが大量にあり、それらが手動ペナルティの原因となっている場合は、Google Search Consoleのリンク否認ツールを利用することを検討してもよいでしょう。
隠しテキスト・リンクの不正使用とは、検索順位を操作する目的で、人間のユーザーには見えにくいテキストやリンクを設置する行為です。なお、アコーディオンやスクリーンリーダー向けテキストなど、ユーザー体験を高めるための実装は該当しません。
ガイドラインで禁止されている、隠しテキスト・リンクの具体的な手法は以下のとおりです。
- 白の背景で文字の色を白にする
- テキストを画像の背後に置く
- CSS を使用してテキストを画面の外に配置する
- フォントサイズまたは不透明度を 0 に設定する
- 目立たない 1 文字(段落の中頃にあるハイフンなど)のみをリンクにすることで隠す
これらはスパムポリシーに違反しているため、ペナルティを受ける可能性があります。
キーワードの大量詰め込みとは、検索順位を上げる目的で、ページ内に特定のキーワードを不自然に繰り返し使用する手法です。例えば、同じキーワードを何度も繰り返したり、上位表示を狙う地域名を大量に羅列したりする行為が該当します。
この手法は、検索エンジンが不自然な文章と自然な文章を判別できない間は有効でした。しかし、現在では、同じキーワードを不自然に繰り返したり、文脈に合わないキーワードを大量に並べたりする行為は、Googleのスパムポリシーに違反する可能性があります。
検索ユーザーと検索エンジンのクローラーに、それぞれ異なるコンテンツを表示する、クローキングという手法もあります。ユーザーには通常のコンテンツを表示する一方で、クローラーには検索順位を上げるために調整したコンテンツを表示することで、検索エンジンからの評価向上をはかるのです。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 検索エンジンには旅行の目的地に関するページを表示しながら、ユーザーに対しては薬の割引に関するページを表示する
- ページをリクエストしたユーザー エージェントが人間のユーザーではなく検索エンジンである場合にのみ、ページにテキストやキーワードを挿入する
引用:クローキング
デバイスに合わせて表示を最適化すること自体は、直ちに違反にはなりません。ただし、ユーザーと検索エンジンに異なる内容を表示したり、モバイルユーザーだけを無関係なページへ転送したりする行為は、クローキングや不正なリダイレクトに該当する可能性があります。
ブラックハットSEOを行い、Googleのスパムポリシーに違反すると、検索順位が下がったり、検索結果から除外されたりする可能性があります。
こういったペナルティには、自動と手動の2種類があります。
| 種類 | 何が判断するか | 影響 |
|---|---|---|
| 自動ペナルティ | Googleのアルゴリズム | 通知はなく、評価の無効化、順位低下、検索結果からの除外が行われる |
| 手動ペナルティ | Googleの担当者 | Google Search Consoleの手動による対策レポートとメッセージで通知される |
いずれの場合も検索流入に大きな影響を及ぼすため、検索順位を操作することを目的としたブラックハットSEOは絶対に行わないようにしましょう。
💡ペナルティを解除するには?
自動ペナルティを受けた場合は、スパムポリシー違反とみなされているものを一つずつ検証し改善することが必要です。問題が解消されたと判断されれば、手動による対策は解除されます。
手動ペナルティを受けた場合は、Google Search Consoleで詳細が通知されるため、問題となっている部分を修正しましょう。その後、Google Search Consoleから再審査をリクエストすることで、解除できる可能性があります。
関連記事:Googleペナルティとは?要因・解除方法を詳しく解説
ブラックハットSEOと対照的なSEO手法として、ホワイトハットSEOがあります。
ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに沿ってWebサイトを改善し、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することで、検索上位を目指す手法です。
具体的には、ユーザーの検索意図を満たすコンテンツの作成や、情報の正確性・信頼性を高めるための更新、Webサイトの使いやすさの改善などに取り組みます。また、コンテンツを作成する際には、E-E-A-Tなども意識することが重要です。
※E-E-A-T…Googleがコンテンツの品質を評価する際に重視している考え方で、経験・専門性・権威性・信頼性の4つで構成される。
ここからは、ホワイトハットSEOに取り組むうえで押さえておきたい主な施策を紹介します。
SEOにおいて、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することは最も重要です。なぜなら、Googleがユーザーの疑問や悩みを解決できる、役立つ情報を検索結果に表示することを重視しているためです。
検索エンジンだけを意識してキーワードを詰め込むのではなく、まずは、そのページを訪れたユーザーの疑問や悩みを解決できるかという視点で、コンテンツを作りましょう。
ここからは、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成する際のポイントを紹介します。
検索意図とは、ユーザーが検索を通じて知りたい・解決したいことを指します。例えば、「SEOとは」というキーワードであれば、「SEOの意味を知りたい」「SEOとは、どのような施策なのか知りたい」といった検索意図が考えられます。
まずは、対策キーワードで検索するユーザーが何を知りたいのかを考え、それに答えられるコンテンツを作成することが重要です。検索結果に表示されている競合の記事や、関連キーワードを参考にしながら、以下のポイントを調査してみましょう。
対策キーワードを検索しているユーザーの状態(いつ、誰が、どんな状況で検索しているのか)
顕在化しているニーズ
潜在的にもっているニーズ
コンテンツを読んだ結果、ユーザーにどのような変化があれば理想なのか
コンテンツを作成する際は、E-E-A-Tを意識することも重要です。
E-E-A-Tとは、以下の4項目の頭文字から名付けられたもので、Googleがコンテンツの品質を考えるうえで重視している考え方です。
例えば、実際の経験に基づいた情報を盛り込む、専門家が執筆・監修する、情報の出典を明記するのが効果的です。
関連記事:E-E-A-Tとは?Googleが高く評価する記事の作成方法をご紹介
ユーザーにとって有益なコンテンツを作成するには、他のサイトでも得られるような情報だけでなく、自社ならではの情報を盛り込み、コンテンツの独自性を高めることも重要です。
独自性を高める方法として、以下が挙げられます。
関連記事:オリジナルコンテンツとは?SEOコンテンツにおける独自性について解説
一度公開したコンテンツは、できるだけ放置せず定期的に内容を見直しましょう。
時間の経過によって、統計データやサービス内容・価格などの情報が古くなることがあります。古い情報が掲載されたままだと、ユーザーが誤った判断をしてしまうかもしれません。
定期的に情報を確認し、古くなった内容を最新情報へ更新することで、コンテンツの有用性や信頼性を維持しやすくなります。
タイトルや見出しは、ユーザーと検索エンジンの双方にページの内容を伝える役割があります。
タイトルには、そのページで何について説明しているのかがわかる内容を設定します。また、H1やH2、H3などの見出しタグを適切な階層で使用し、コンテンツの構造がわかりやすくなるように整理しましょう。
対策キーワードをただ入れるのではなく、ユーザーがタイトルや見出しを見ただけで内容を把握できる状態にすることが重要です。
関連記事①:SEO効果の高いタイトルとは?競合と差がつく作成術を大公開【事例付】
関連記事②:見出しタグ(hタグ)のSEOを意識した適切な使い方・設置方法
どれだけ良いコンテンツを作成しても、クローラーがページを発見・理解できなければ、検索結果に表示されにくくなります。そのため、クローラーがサイト内を巡回しやすい構造にすることも重要です。
例えば、Webサイト内のページを適切に分類して階層構造を整理する、関連するページ同士を内部リンクでつなぐ、パンくずリストを設置するといった施策が挙げられます。また、サイトマップを用意して重要なページを検索エンジンに伝えるほか、robots.txtで必要なページのクロールを誤ってブロックしていないか確認することも大切です。
ユーザーだけでなく、検索エンジンにもWebサイトの構造や各ページの関係性が伝わりやすい状態を目指しましょう。
関連記事:これだけやればOK!内部SEO対策で実施すべき施策リスト
SEOでは、コンテンツの内容だけでなく、ユーザーが快適にWebサイトを利用できるかどうかも重要です。
例えば、ページの表示速度が遅かったり、スマートフォンで文字やボタンが見づらかったりすると、ユーザーが必要な情報を得る前にページから離れてしまう可能性があります。
ページの表示速度やモバイルでの見やすさ、サイト内の移動のしやすさなどを確認し、ユーザーがストレスなく目的の情報にたどり着けるWebサイトを目指しましょう。
ブラックハットSEOは、検索エンジンの仕組みを悪用して検索順位を上げようとする手法です。かつては一定の効果を得られるケースもありましたが、Googleによる検索アルゴリズムやスパム対策の改善によって、現在では通用しにくくなっています。
また、Googleのスパムポリシーに違反すると、検索順位が下がったり、検索結果から除外されたりする可能性があります。そのため、短期的な順位向上を目的にブラックハットSEOを行うことは避けましょう。
中長期的に検索流入を獲得するには、ホワイトハットSEOに取り組むのが近道です。
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