オリジナルコンテンツとは?SEOコンテンツにおける独自性について解説

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オリジナルコンテンツとは、自サイト特有の体験や経験が記載された、オリジナリティ(独自性)のあるコンテンツのことです。

オリジナリティとは他のサイトにはない自社サイトの特徴であり、SEOにおいても評価指標の1つとされています。当記事では、オリジナルコンテンツの重要性や作成方法について解説しています。

オリジナルコンテンツとは

オリジナルコンテンツとは、他のサイトにはない、自社サイト特有の体験や経験が記載されたオリジナリティ(独自性)のあるコンテンツのことです。

Googleは2017年2月にオリジナリティのあるコンテンツを評価するアップデートを加えており、近年のSEO傾向ではますますこのオリジナリティが重視されているようになっています。

今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

出典:日本語検索の品質向上にむけて|Google検索セントラル

Google検索において上位表示されるコンテンツはいずれもユーザーの検索ニーズに応えているコンテンツであり、検索ニーズが明確であれば各コンテンツの内容は似通ったものになりがちです。ここに独自性のある内容を加えることで、そのサイトでしか得られない有益なコンテンツになり、ユーザーの満足度があがり、結果としてSEOでも評価されやすくなります。

オリジナリティの重要性やSEOにおける効果って?

検索品質評価ガイドラインによると…

オリジナリティについては、検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)の「メインコンテンツの品質」内でも言及されており、その重要度がうかがえます。以下、オリジナリティについての言及箇所を日本語訳して引用したものです。

  • ほとんどのページにおいて、メインコンテンツの質は、コンテンツの作成に費やされた労力、オリジナリティ、才能や技術によって判断することができる。
  • オリジナリティについて:そのコンテンツが、他のウェブサイトでは入手できない独自のオリジナルコンテンツをどの程度提供しているかを検討する。他のウェブサイトにも同様のコンテンツがある場合は、どのページが情報源であるかどうかを検討する。

これを読むと、オリジナリティについては、メインコンテンツの質を評価する要素のひとつであることがわかります。ただし、これよりも大きく取り上げられているのは、「ユーザーニーズを満たすこと」や「E-E-A-T」といった要素です。特にユーザーニーズを満たすことはSEOの本質であり、最優先項目といえます。

つまり、オリジナリティも重要ではあるが、前提としてこれらの要素を満たしたコンテンツであることがSEOでは重要といえそうです。

現場の肌感としてはオリジナリティの重要度は増している

とはいいつつ、現場でコンテンツを作成していると、やはりオリジナリティの重要さをひしひしと感じます。私は2017年頃からコンテンツSEOに取り組んでいたのですが、当時お世話になっていたSEOコンサルタントの方も、「上位コンテンツを真似る」ことをベストプラクティスとしていました。

それが現在では、ほぼ例外なく、このような方法で作成したコンテンツは上位表示が難しくなっているのです。

このような傾向になっている理由には、

  • 「上位コンテンツを真似る」といったベストプラクティスが飽和して、ユーザーニーズを満たす検索結果ではなくなってしまった
  • Googleの精度が上がり、似たようなコンテンツを排他できるようになった

などがあると思っています。個人的には、今後SEOに取り組むのであればE-E-A-Tやニーズを満たすことと同等くらい、大事な項目だと捉えています。

オリジナルコンテンツのメリット

オリジナルコンテンツであることによってユーザーのニーズを満たし上位表示の可能性が高まりますが、他にも以下のようなメリットがあります。

他のサイトやコンテンツとの差別化ができる

同じトピックを扱う他サイトと共通する内容が多くなった場合でも、差別化の要因になります。自サイトにしかないオリジナリティがあることで、ユーザーが自サイトやコンテンツを選ぶ直接的な要因になるでしょう。

また、結果として他サイトからも引用されやすく、SNSでもシェアされやすいコンテンツとなり、結果として被リンクがもらいやすくなり、そしてサイトの高評価へとつながります。

ブランディングにつながりやすい

オリジナルコンテンツを出しているサイトであると認識されれば、それ自体がブランディングに繋がり、サイトの来訪ユーザーが増える要因となります。

たとえば、特定の業界・ジャンルに絞って独自の情報を発信し続けた場合、その業界において信頼に足るサイトとしての認知に繋がり、繰り返しコンテンツを読んだり、新しいコンテンツが公開されるたびに来訪するようなアクティブユーザーの獲得につながっていきます。

見込み顧客の流入につながる

オリジナルコンテンツを発信し続けることによって、ユーザーが価値を感じ、企業やサイトに対する信頼感が醸成されていきます。

オリジナリティがあるということは、他社や競合サイトにはない情報・ノウハウなどを何かしら発信しているということなので、そういった情報を知りたいと来訪するユーザーの割合が増えるでしょう。

結果として、見込み顧客となり得るユーザーの来訪が増え、サイトの目的を達成しやすくなります。

オリジナルコンテンツの作成方法

では、具体的にどのようにしてオリジナルコンテンツを作ればよいのでしょうか。ここからは実際に弊社でも取り組んでいる、コンテンツに独自性を出すための施策例をご紹介します。

  • ユーザーアンケートなどの独自調査の結果を記載する
  • 著者の経験や、主観・考察を記載する
  • 顧客との取り組み事例を記載する(toB向け)
  • 既存のデータを活用する(toB向け)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ユーザーアンケートなどの独自調査の結果を記載する

ユーザーアンケートなどの調査結果は、オリジナルコンテンツとして分かりやすく、自サイト独自のオリジナリティを出しやすい施策の1つです。

例えばBtoBの企業の場合、自社および競合が属する業界のユーザー動向を調査し、調査項目に自社に関する項目を入れ込むことで、オリジナリティのあるユーザーアンケートをとることができます。

自社内でハウスリストがあればそこに依頼することもできますし、またリサーチ会社に依頼することも可能です。個人の方であれば、無料のアンケートフォームを活用してサイトに来訪したユーザーに独自アンケートを実施することもできます。

第三者の意見を多く集めてコンテンツ内に反映させることで、実際の声を聞きたいユーザーのニーズに応え、サイトのオリジナリティを出すことができます。

インタビューの場合

または、インタビューとしてユーザーのうちの数人を選んで深掘りすることもいいでしょう。

後ほど説明する「顧客との取り組み事例を記載する」にも近いですが、実際にそのユーザーが行動に至ったきっかけ・プロセスなどを記載することは、法人や個人を問わず参考にしたい人が多い情報です。

その際はインタビューされるユーザー(インタビュイー)の定性・定量情報も同時に公開しましょう。

  • インタビュイーの性別・年代・職種・居住地
  • 期間
  • 実際の費用
  • 当時の困りごと

「モデルケースを知りたい」という検索ユーザーにとって、自身に合った例を見つけることができ、価値のあるインタビュー結果になります。

著者の経験や、主観・考察を記載する

アンケートやインタビューと違って進めやすい施策は、著者の経験や考察を含めることです。オリジナリティを出しやすい内容であり、リサーチやアンケートと違って事前の準備なども比較的少なく、実施しやすい施策と言えるでしょう。

たとえば体験型のトピックであれば、そもそも主観や考察を記載することが求められており、ユーザーにとっても有益なコンテンツであると言えます。

  • 海外旅行に行った際の過ごし方
  • カンファレンスやイベントに参加したレポート
  • 実際に使用した評価・レビューを記載する

このようなコンテンツは、著者が体験したこと・感じたことがそのままユーザーの検索ニーズになりやすいでしょう。具体的には以下のような情報を指しています。

例1:海外旅行に行った際の過ごし方

  • 利用した移動手段
  • 通貨のレートと、実際にかかった費用
  • おすすめのレストラン、観光地
  • 天候や気温、服装
  • どんな地域の方が多く旅行に来ていたか、通じる言語

例2:カンファレンスやイベントに参加したレポート

  • 特に人気だったプログラムやブース、その理由
  • 参加企業や参加者の傾向
  • 当日配布されたノベルティの紹介
  • 他のカンファレンスやイベントとの差異
  • 参加してみた感想

客観的・定量的な情報とのバランスをとりながら著者の主観を記載することで、オリジナルコンテンツを作成することができます。

例3:実際に使用した評価・レビューを記載する(有形の場合)

有形の商品の場合、実際に使用した評価やレビューを記載する方法もあります。実際に使ってみたことで初めて分かることは多く、ユーザーの知りたいニーズに応えることができます。

  • 商品の大きさや重さ、見た目など、実物を見たり触ることで気付く特徴
  • 同ジャンルの他商品と比較した特徴
  • 一定期間使い続けたことで分かったこと

著者の体験や、日常生活における使用など、様々な観点から主観・考察を記載することで、オリジナルコンテンツとしてユーザーの役に立ちます。

顧客との取り組み事例を記載する(toB向け)

BtoBにおすすめの施策が、顧客との取り組み事例を記載することです。

自社のサービスによる過去の実績や、顧客と一緒に取り組んだプロジェクト例などを記載することで、オリジナリティのあるコンテンツにすることができます。

  • 取り組み事例の概要
  • 関わった期間や人数
  • 取り組み前の課題や状態
  • 取り組みによって生まれた成果
  • 実際の費用

このように具体的に記載されていると、見込み顧客にとっても読みやすく、実際の取り組み方をイメージしやすいコンテンツとなります。

オリジナリティを出すだけではなく、見込み顧客を獲得しやすいコンテンツとしても重宝するでしょう。

既存のデータを活用する(toB向け)

BtoBにおすすめのもうひとつの施策が、既にあるデータを活用することです。

例えば、過去10年間でよく売れた商品情報を1年おきに掲載することで、時代に合わせた流行などの変遷が見えるでしょう。このような情報も、オリジナリティになります。

ここでのポイントは、新たに調査などを始めるのではなく、あくまで既存のデータをうまく加工することで、コンテンツに活用するということです。ただし、既存のデータがうまくまとまっていない場合には、情報の整理に時間がかかってしまう可能性があることは要注意です。

オリジナルコンテンツの自己評価方法

Googleでは「コンテンツの自己評価を行う」という項目でオリジナリティに関連する説明をしています。自社のコンテンツと照らし合わせ、オリジナリティのあるコンテンツになっているか確認してみてください。

  • コンテンツは、独自の情報、レポート、研究または分析の結果を提示しているものですか。
  • コンテンツには、特定のトピックに対して実質的な内容を伴う詳細または包括的な説明が記載されていますか。
  • コンテンツには、自明の事柄だけでなく、洞察に富んだ分析内容や興味深い情報が含まれていますか。
  • コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。

出典:コンテンツの自己評価を行う | Google検索セントラル

上記のようなオリジナルコンテンツであれば、コンテンツの品質に寄与し、ユーザーの検索ニーズを満たしやすいといえるでしょう。

オリジナリティを出す際に注意したいポイント

オリジナルコンテンツの作成方法をご紹介しましたが、オリジナリティを出すことに注力したことで陥りがちな、注意しておきたいポイントがあります。

ユーザーの検索ニーズに応えていない

そもそもコンテンツは、ユーザーの検索ニーズに応えることが大前提です。オリジナルコンテンツを作成することに着目しすぎて、検索ユーザーにとって関係のない情報や、有益ではない情報を並べてしまっては意味がありません。例えば以下のような内容です。

  • ユーザーにとって関連性の低いアンケート結果を記載する
  • 現在においては適用されないような、古くなった情報を羅列する

一見すると、競合サイトとの差別化という点ではオリジナルコンテンツであると感じますが、ユーザーの検索ニーズを満たすことを考えるとあまり適切とは言えません。オリジナリティを出す際は、あくまでユーザーの検索ニーズに応えることを第一に考えることが大切です。

客観性がない

オリジナルコンテンツを作成する上で、個人の見解を述べることも大事な観点です。しかし、客観性がないと感想文のようになってしまうため、コンテンツとして検索ユーザーの役に立たなくなってしまう可能性があります。

不安な方は、「事実」と「解釈」を分けてコンテンツを作成することをおすすめします。例えば商品の値段について「高い」のは解釈で、「1,000円」は事実です。これを踏まえて、客観性のあるコンテンツにすることで、ユーザーはその商品の値段や価値について正確に把握することができます。

主観的過ぎていないか、客観的な判断基準(数値など)が入っているかどうかは注意しておきたいポイントです。

時間や費用などのコストが高い

オリジナルコンテンツを作成したものの、費用や時間をかけすぎてしまうことがあります。

例えば、

  • リサーチ会社に依頼したところ、オリジナリティを出すために他社よりも大規模なアンケート回答を依頼したことで、回答者や項目を増やしてしまい、想定よりも費用がかさんでしまった
  • リサーチ会社に依頼せずに自社でアンケートを実施したところ、アンケートの準備・回答の回収・結果のまとめなどに時間を要し、結果としてコンテンツのリリースが遅れてしまった
  • 専門家にコンテンツの監修を依頼したところ、士業の方に監修を依頼するために連絡をしたが掛け合ってもらえず、やっと探したものの1回で数十万円の金額で予算オーバーしてしまった

オリジナリティのあるコンテンツはSEOにおいて重要ですが、コンテンツ制作にコストがかかりすぎてしまってはいけません。

特に調査や監修を依頼する際は、通常のコンテンツ制作にかかるコストと比較しながら、想定する効果と照らし合わせて実施することが大切です。

まとめ

オリジナルコンテンツとは、自サイト特有の体験や経験が記載された、オリジナリティ(独自性)のあるコンテンツのことです。

オリジナリティはGoogleの数ある評価指標の中の1つであり、他のサイトにはない自サイトの特有の強みを打ち出せる重要項目です。

アンケートや事例、レビューなどを記載することでオリジナルコンテンツを作成し、ユーザーにとって役に立つ情報を提供することを心がけましょう。

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