【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.11.28
更新日:2024.11.28
公開日:2024.06.06
PINTO!編集部の山本です。
「オウンドメディアを運用しているが自社でのノウハウやリソース不足を課題を感じている」という方は多くいるでしょう。このような課題を解決する方法として、オウンドメディアの運用代行会社へ依頼をするという選択があります。
そこでこの記事では、私自身のオウンドメディア運用経験を基にオウンドメディアの運用代行会社の選び方や選定プロセスを紹介します。しっかりと成果の出る会社を選びたい、という方の参考になれば幸いです。
私が過去にオウンドメディア運用代行会社に依頼し、またその後もオウンドメディア運用に従事する中での気づきを踏まえると、代行会社を選ぶときは以下の4つのポイントを押さえるべきだと思っています。
それぞれ詳細をお伝えします。
まずは、自社の事業を深く理解し、オウンドメディア戦略に強い運用会社であるかという点です。
オウンドメディアを運用する上で何よりも大切なのは、ビジネスの成果に繋がることです。オウンドメディアは経営戦略や事業戦略を達成するために運用するものであり、たとえ対策キーワードで上位表示ができたり、オウンドメディアへの流入が増加したとしても、ビジネスの成果に繋がっていなければ意味がありません。
特に、まだオウンドメディア運用経験が浅い方であれば、いま代行会社へ依頼したいと思っている施策が最適ではない可能性もあります。そのため依頼側がもっている要望を鵜呑みにするのではなく、企業戦略や事業戦略を達成するためのオウンドメディア運用方法・施策をリードして考えてくれる会社を選ぶことをおすすめします。
オウンドメディアに運用代行先を探すときは、自社と近しい業界での実績・事例があるかも大切な視点です。自社と同じ業界での実績や事例がある会社は、その業界特有のニーズやトレンドを理解しているため、効果的な戦略を提案できます。
また、支援実績が豊富な会社は、上手くいった施策だけでなく上手くいかなかった施策の事例も有しているはずです。具体的な数値データや事例を基にした提案を受けることで、より成果に結びやすくなります。
オウンドメディアの流入源として外せないのは、検索エンジンからの流入(=自然検索、オーガニック検索)です。検索エンジンから集客するには、SEO対策を行い、オウンドメディアの各ページが検索エンジン上で上位表示するように最適化する必要があります。
SEO対策の効果についてはこちらの記事で詳しく解説していますが、SEO対策を継続的に実施すれば安定的な集客が見込め、またブランディング効果も見込めるなど様々なメリットがあります。
オウンドメディア運用においてSEO対策は必須といえますので、代行会社を選ぶときもSEO対策についての専門知識を有しているか確認しましょう。見極め方法としては、「SEOコンサルティング・SEO対策サービスの支援実績が豊富なこと」「会社自体が検索エンジン上で上位表示されていること」などが挙げられます。
実績が豊富な会社であれば事例紹介ページを用意していることが多いため、公式サイトで確認してみるのもおすすめです。
関連記事:実績豊富なSEO会社一覧
ここまで紹介したような基準を満たす代行会社の中から、予算にあった会社を選択します。オウンドメディアの運用代行と一言にいっても、オウンドメディア構築や戦略設計、コンテンツ制作など、依頼できるサービスは多岐にわたります。全て代行を依頼すると多額な費用がかかるため、依頼したい範囲・予算のバランスを見て依頼先を決定しましょう。
費用相場は次の通りです。
サービス項目 | 費用目安 |
オウンドメディア構築・制作 | 100万円~数百万円 |
戦略・コンサルティング | 月額30~100万円 |
コンテンツ制作代行 | 1記事数万~10万円(業界、依頼数による) |
PLAN-Bのオウンドメディア運用支援なら
目的達成のために、市場およびユーザーの分析を行ったうえで戦略の軸となるコンセプトに落とし込み、
各領域のプロフェッショナルがオウンドメディアの運用を代行します。オウンドメディアの構築から記事制作代行まで、幅広い支援が可能です。
ここまで紹介したポイントを踏まえ、以下の手順で会社を選定していきます。特に重要なのは、「任せたい範囲を明確にすること」です。全てを依頼することも可能ですが、それでは莫大な費用が掛かってしまうため、任せたい範囲と予算のバランスを鑑みて会社を選んでいきましょう。
事前準備として、オウンドメディア運用の中でどの範囲を任せたいのか明確にしておくと会社選定がスムーズに進みます。もし、それもよくわからないという方は、月額予算だけは明確にしておきましょう。基本的には予算を基に提案をしてくれますので、ここを決めておくことでその後のやりとりスムーズに進みます。
先ほどもお伝えしましたが、「オウンドメディアの運用」と一言にいっても依頼できる内容は様々なので、以下を参考にイメージを膨らませておくとよいでしょう。
オウンドメディア運用代行会社に依頼できること(一例)
例えば、「どんなオウンドメディアが事業成長に繋がるか知りたい」「自社で運用してきたが成果に繋がっていない」などのお悩みであれば、コンセプト設計や戦略立案など上流から相談できる会社(主にコンサルティング会社がよいと思います)を、戦略は既に固まっていて主にコンテンツ制作を任せたいのであれば、コンテンツ企画・制作をメインで支援する会社を探すのがいいでしょう。
なお、コンテンツSEO(検索エンジン上で上位表示するコンテンツを作成し、集客につなげること)が得意な会社もあれば、インタビューなどの企画系の記事に強みを持つ会社もあります。オウンドメディアの運用をおこなう上では、コンテンツが命といっても過言ではないため、自社にノウハウがなければ企画から制作、編集、配信までをトータルで提供する企業を選ぶのがおすすめです。
関連記事:コンテンツマーケティングに強いコンサルティング会社
続いて前項目で紹介した選び方のポイントを参考に、候補となる代行会社を複数社リストアップして問い合わせをします。施策や費用を比較できるように、複数社に依頼するのがおすすめです。
リストアップの際には、ネットの評判や口コミ、業界の評判を確認すると良いでしょう。また、自社と似たような業界での実績があるかも重要なポイントです。リストアップした後は、各候補会社に問い合わせをして、提案を受けるステップへと進みます。
問い合わせした会社と初回商談をおこないます。
ここでは対象となるオウンドメディアや運用目的の共有、サイト課題などを中心にヒアリングをし、各社のオウンドメディア運用代行サービスについても説明を受けます。
商談をスムーズに進めるには、自社のニーズや目的を明確にしておくことが大切です。商談では、どういった支援実績があるのか・どのようなアプローチで成果を出してきたのかの過去の事例に加え、コストや契約期間、途中解約の条件なども確認しておきましょう。
ヒアリング内容をもとに施策の提案・見積もりを依頼し、各社を比較します。選び方のポイントとして挙げた「深く事業理解をしてくれるか」「予算にあっているか」「実績があるか」「会社の信頼性」などの観点を総合的に判断して、自社にあった代行会社を選びましょう。
なお、実際に支援を受けることになれば、頻繁に連絡を取り合うことになります。コミュニケ―ションをとる中で違和感があった場合、その後の付き合いにも続くことが多いため、担当者との相性も大切にしてください。
契約前に今一度以下の点について細かく確認し、納得いくものであれば本契約に進みましょう。
特にSEO対策を講じる場合について言えることですが、検索エンジン上の順位を決定するのはGoogleのアルゴリズムであり、誰もこれを操作することはできません。そしてこのアルゴリズムはとても複雑で、さらに日々更新が加えられています。
実績豊富な会社であればこれをしっかりと理解しており、成果を保証するようなことを公言するとは考えにくいです。また、成果の即効性を謳う会社は、往々にして短期的な施策に偏りがちで、長期的な視点に欠けることがあります。
これは口酸っぱく言われていることかと思いますが、オウンドメディアで成果を出すには長期的な戦略と継続的な取り組みが求められます。成果を急ぎすぎると、スパム行為やブラックハットSEOなどの危険な手法に頼ってしまうリスクがあり、結果的には逆効果を招く可能性があるのです。
そのため、オウンドメディア運用代行会社を選ぶ際は、「すぐに成果がでます」などと発言をする会社があれば問答無用で避け、リスクを含めて正直な情報を提供してくれる会社を選ぶことをおすすめします。