【SEO担当者必見】検索順位が下がった!原因を探す方法と改善策

【SEO担当者必見】検索順位が下がった!原因を探す方法と改善策
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まず最初に、検索順位が突然下がることは珍しくありません。慌てず原因を探り、最小限の手間で対応しましょう。

この記事では、サイトの順位が下がったときの原因や対策方法について、詳しく解説します。

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検索順位は既に変動する、小さな変動は静観してみよう

前提として、検索順位は既に変動しています。これはGoogleが日々細かいアップデートを繰り返しているからです。

そのため、多少の順位変動(1~5位程度の変動)なら、しばらく様子を見ましょう。サイト内に問題が無い場合でも、この程度の順位変動は日常的に起きるものなので、順位が落ちたからといって慌ててサイト内を改善することは避けてください。

原因がわからないまま更新を加えてしまうことで、逆に評価されていた部分を修正してしまい、さらに順位が下がってしまう可能性も否めません。

ただし、サイト全体で一気に順位が下がった、ページが圏外に飛ばされたなどの状況であれば、この先を読み進めて原因を探りましょう。

「検索順位が下がった」考えられる主な原因と対策方法

検索順位が下がった原因は、以下のいずれかに集約します。

  • コア アルゴリズムアップデートによる変化
  • 自社サイトのコンテンツ要因(コンテンツ品質の低下)
  • 自社サイトのテクニカル要因
  • 競合要因(競合サイトの品質が上がった)
  • ペナルティを受けている
  • 検索意図の変化

それぞれ原因と対策方法を見ていきましょう。

コア アルゴリズムアップデートによる変化

💡どれかに当てはまったら注意

  • コアアルゴリズムアップデートがあった
  • 前回のアルゴリズムから数カ月が経過している

サイト全体で順位が大幅に下がった場合は、まずコア アルゴリズムアップデートが起こっていないかどうかを確認しましょう。

コア アルゴリズムアップデートとは、年に数回おこなわれるアルゴリズムのコアシステムに変更を加えるアップデートのことです。このアップデートが展開開始されると、順位変動が大きくなる傾向があります。実施状況は、Google Search Status Dashboardで確認可能です。

またコア アルゴリズムアップデートが行われる前にも、順位変動が激しくなることもあります。アップデートは起きていないけど順位変動が大きくなっている場合は、もしかするとその前兆かもしれません。

いずれにせよ、コアアルゴリズム アップデートが原因と考えられるなら、「しばらくは様子を見る」ことを強くおすすめします。コアアルゴリズム アップデート直後は、順位が落ちたとしてもしばらく経ってから元に戻ることが往々にしてあるからです。また、傾向が掴めない中で対策をしてしまえば、逆効果になる可能性もあります。

そのため、焦って変更を加えるのではなくまずは1~2週間様子を見るようにしましょう。

自社サイトのコンテンツに要因があるケース

💡どれかに当てはまったら注意

  • 最近コンテンツを更新した
  • 公開した後、しばらく情報を更新していない

アップデートの影響ではなさそうなら、まず考えられる要因は、コンテンツの質が低下したケースです。最近コンテンツを更新したのであれば、以下に当てはまっていないかチェックしてみましょう。

  • 更新した情報が薄い
  • ユーザーの検索意図に沿っていない情報を追加した
  • 必要な情報を削除してしまった

コンテンツの更新内容がユーザーのニーズに沿っていない場合、検索順位は下がる可能性があります。改めて検索意図を正確に理解し、それに沿った情報を提供できるように努めましょう。

関連記事:検索意図の調べ方

また、逆に公開後に情報を更新していなかった場合にも、急に順位が下がってしまうケースがあります。これは特に、情報の最新性が求められるようなキーワードで発生しやすい現象です。例えば、イベント情報やニュースなどに関連するキーワードが該当します。

このようなキーワードであれば、情報を最新のものに更新をして様子をみましょう。

自社サイトのテクニカル要素に要因があるケース

💡どれかに当てはまったら注意

  • 最近、内部リンクの構造を変更した
  • noindexを変更したり、robot.txtを更新したりした
  • カテゴリ変更やURL変更をおこなった
  • サーバーエラーが頻発したり、長時間続いたりした

サイトの設定や構造が影響して、検索順位が下がってしまう可能性があります。以下の点をチェックしてみましょう。

1. 内部リンクの構造変更による影響

内部リンクの見直しを行った場合、重要なページへのリンクが減少し、Googleのクロール頻度が下がったり、ページの評価が変わったりすることがあります。変更前後でリンクのつながりが悪くなっていないかや、重要なページへのリンクが適切に確保されているか確認してみましょう。

2. noindexやrobots.txtの設定ミス

意図せず検索エンジンにクロール・インデックスされなくなる設定をしてしまった場合、検索結果からページが消えてしまうことがあります。

心当たりがあれば、noindexやrobots.txtの設定が正しく機能しているか確認(Google Search Consoleでエラーをチェック)し、特定のページが誤ってクロールブロックされていないかを見てみましょう。

3. カテゴリ変更やURL変更による影響

サイト内のカテゴリ構造やURLを変更すると、Googleが新しい構造を適切に認識するまで時間がかかることがあります。また、適切なリダイレクトが設定されていないと、旧URLの評価が失われてしまう可能性もあるため、心当たりがあれば以下の点を確認してください。

  • URL変更した場合、正しく301リダイレクトが設定されているか確認
  • 変更後、Googleのインデックスが正しく更新されているかサーチコンソールで確認

4.サーバーエラーによる影響

サーバーエラーが頻発したり長時間続いたりすると、SEOに悪影響を及ぼす可能性が高いです。Google Search Consoleメニューの[ページ]をクリックし、エラーが起きていないか確認してみましょう。

「サーバーエラー(5xxエラー)」と表示があれば、それはGoogleのクローラーがURLにアクセスできない状態です。クローラーが回ってくる必要がないページであれば問題ありませんが、そうでなければ改善しましょう。

競合サイトに要因があるケース

💡どれかに当てはまったら注意

  • 競合サイトが最近、コンテンツを改善した
  • 競合サイトのコンテンツ数が大幅に増えている
  • 競合サイトの被リンクが増えている

続いて考えられる要因は、競合サイトの品質が上がったケースです。

1. 競合サイトのコンテンツが強化された

まず考えられるのは、競合サイトが最新情報を追加したり内容を充実させたりしたことで、Googleがそちらをより高く評価したために自社サイトの順位が下がっているケースです。

競合サイトの新しい記事や更新内容をチェックし、自社コンテンツと比較したときに情報のわかりやすさや独自性、専門性などに差がないか確認してみましょう。必要に応じて、自社のコンテンツを改善します。

2. 競合サイトのコンテンツ数が大幅に増えている

競合サイトが新たにコンテンツを追加したことにより、そのトピック全体での競合サイトの評価が上がっているケースも考えられます。AhrefsやMozなどの競合分析ツールを活用して競合サイトの状態を確認し、以下のような傾向がないか確認してみましょう。

3. 競合サイトの被リンクが増加している

被リンクの増加により競合のドメイン評価が向上したことで、相対的に自社サイトの検索順位が下がっているケースです。

競合サイトがどのような被リンクを獲得しているか調査(AhrefsやMozなどのツールを活用)し、自社でも取り組める事例があれば実施することでドメイン評価を上げる対策をおこないましょう。

  • 例えば競合メディアでインタビュー記事として取り上げてもらう
  • 業界レポートや独自調査を実施する

などの方法があります。被リンクは一朝一夕で増やせるものではないため、今からできることを少しずつ積み重ねていくことが大切です。競合との差が広がる前に、自社の強みを活かした施策を進めていきましょう。 

ペナルティを受けている

💡どれかに当てはまったら注意

  • 過度なSEO対策を実施した
  • スパムに関するポリシーに違反する施策を実施した

「1ページ目にいたのに圏外に飛んでしまった」など、大幅に順位を落とした際に疑われるのが、Googleからのペナルティ対策を受けていないかどうかです。

ペナルティとは、Googleが定めているスパムに関するポリシーに違反したときに、Google側が講じる罰則のことで、以下の2種類があります。

  • 手動対策:Googleの担当者が目視にてサイトを確認し、品質に関するガイドラインに違反したと判断した際に講じるペナルティ
  • 自動対策:Googleのアルゴリズムによって自動で講じられるペナルティ

手動対策を受けた場合はGoogle Search Consoleに通知が来ます。万が一手動対策を受けてしまった場合は、対象となっている違反箇所を改善し、再審査リクエストを提出することで解除を試みましょう。

なお、自動対策の場合は特に通知がありません。そのため、自動ペナルティが疑われる場合は、1つずつ考えられる要因を潰していく必要があります。

スパムに関するポリシーでは、ランキング操作を目的とした被リンク設置や、上位化だけを狙った低品質なコンテンツ(不自然にキーワードを詰め込んだり、隠しテキストを設置するなど)等がペナルティ対象となりますので、当てはまる項目があれば改善しましょう。

💡不自然なリンクがないか確認しよう

手動対策の対象となりうる自作自演のリンクだけでなく、その他に設置されたリンクの中にも、不自然なリンクが存在していることがあります。Google Search Consoleコンソールの[リンク]メニューから外部リンク状況を確認し、自動で複数生成されたサイトからのリンク(スパムリンク相互リンク集があれば、対策が必要です。

不自然なリンク

対策方法としては、まず不自然なリンクと判断したサイトの所有者にリンク削除の依頼すること、万が一問い合わせ先が無い場合は、リンク否認ツールを使用して対象のドメイン、またはURLを否認します。

リンク否認は実際にリンクが貼られたままでも、SEOへの影響を受けないようにすることができます。

Google SearchConsole:リンク否認ツール  

検索意図の変化

ここまでの項目に当てはまらない場合、検索意図が変化しているケースも考えられます。

例えば、「スマートフォン」というキーワードを例に挙げてみましょう。スマートフォンが登場したばかりの頃、ユーザーは「スマートフォンとは何か」「ガラケーとの違いは?」といった基礎的な情報を求めていたはずです。

しかし、現在ではスマートフォンが広く普及し、検索ニーズも変化しています。実際に検索結果の上位を占めているコンテンツは、「おすすめのスマートフォンを知りたい」「どの機種を購入すべきか」といった、具体的な選択や購入に関する情報を求める傾向が強くなっているのです。

このように、時間の流れとともにユーザーの検索意図が変化することがあるため、改めて検索意図を分析しなおし、最新のニーズに合わせたコンテンツに更新しましょう。

原因を特定するためのチェックリスト

上記に挙げた原因を特定するには、Google Search Consoleをチェックしましょう。

Google Search Consoleを確認する

順位下落を確認したら、まず始めにGoogle Search Consoleをチェックしましょう。

ここまで上げたような

  • インデックスの問題
  • サーバーエラーの問題
  • 手動によるペナルティ対策

などはGoogle Search Consoleで確認可能です。サイト内部で何か重大な問題が発生している場合は、メッセージにて通知されます。

また、サイト全体の流入数が減少しているのか?単一のページの流入数が減少しているのか?も確認しましょう。前者の場合、順位下落はサイト全体の評価の低下が起因している可能性が高いので、「アルゴリズムアップデートの影響をサイト全体として受けている」「不適切な外部リンクを多く受けている」などの原因が考えられます。

後者の場合、ページ単体での評価の低下が起因している可能性が高いので、「ページ単体での直帰率・滞在時間」などそのページ単体での評価減少の原因の特定をする事が必要です。

サイトで過激な施策をしていないか確認

過激なSEO対策例

SEO効果を高めるためにあえて行っている施策が無いかどうか確認しましょう。一定の順位まで上位化させるには効果があった施策も、足を引っ張っている可能性があります。

例えば、必要以上にキーワードを盛り込んでいたり、テキスト量を稼ぐために無駄に文章を長くしていることが挙げられます。最近は減りましたが、対象となるキーワードのみstrongタグで囲うといった小手先のSEO対策はやめましょう。

SEO対策は何よりも施策のバランスが大切です。何事もやり過ぎは良くありませんので、過剰に行っているものを確認したらすぐにやめるか、控えるようにしてください。 

競合の状況を確認する

競合と比較する

競合サイトの順位を把握しておくことで、アップデートの影響なのか、または自身のサイトに問題があって順位が落ちたのかどうかをある程度判断することができます。検索結果の1ページ目にランクインしているサイトの5割程度が変わってしまった場合は、アップデートによる変動の可能性が高いです。

逆に自身のサイトのみ順位が落ちた場合は、サイト内に大きな問題を抱えている可能性があるので、サーチコンソールを確認しましょう。普段から特定のキーワードで上位表示している競合サイトの順位を把握しておくか、順位計測ツールで競合の順位も取得していると便利です。

Googleの不具合の可能性も・・・

また、Googleの不具合の影響で順位が一時的に下落する場合もあります。実際に、2020年8月11日にGoogleのインデックスシステムに問題が発生して、一時的に大きな順位変動が起こりました。

翌日には、Google社員のエンジニアによって問題は修正され順位もすぐに戻りました。このようなケースもあるので、順位変動があった場合にも慌てず様々な情報を確認する事が大切です。

「【Google】2020年8月11日の大幅な順位変動について!インデックスシステムの問題が検出」
https://digitalidentity.co.jp/blog/seo/algorithm/202008-google-update.html

 

検索順位の改善方法

次に、サイトの検索順位を改善する方法についてみていきましょう。

01:キーワードの見直し

キーワードの競合が激しい場合は、より具体的なキーワードに変更することで、上位表示を目指すことができます。

同じテーマのキーワードを使用する代わりに、ユーザーがより具体的に検索する可能性のあるキーワードを選択することができます。例えば、「SEO対策 方法」というキーワードは検索ボリュームが多く上位表示を狙う難易度は高いですが、「SEO 順位低下 理由」のようなキーワードは若干検索数が下がります。

このような検索数の少ないキーワードを狙って作成することで、検索順位を改善することができるでしょう。

02:コンテンツの充実

コンテンツが不十分な場合は、より充実したコンテンツを作成することで、検索エンジンからの評価を高め、上位表示を目指すことができます。

具体的には、関連する情報や例を追加することで、読者に有益な情報を提供し、コンテンツの価値を向上させることができます。例えば、SEO対策を行う方法として「キーワードを盛り込むことが大切」という切り口で話を進めるなら、「関連語と共起語をツールを使って抽出し、記事内にバランスよく配置する」というように具体的な内容を記載した方がわかりやすくなるでしょう。

このような工夫により、競合他社よりも優れたコンテンツを提供し、上位表示を獲得することができます。

03:内部リンクの最適化

内部リンクの最適化は、サイトの構造を改善する重要な手法です。内部リンクの配置によって、検索エンジンからの評価が向上し、上位表示を目指すことができます。

具体的には、関連するコンテンツ間でのリンクを追加することで、ユーザーがサイト内をスムーズに移動できるようになります。また、内部リンクを適切に配置することで、検索エンジンがサイトの重要なページをより早く発見しやすくなるでしょう。

内部リンクの最適化方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。

04:外部リンクの獲得

外部リンクの獲得は、サイトの信頼性を高めるための重要な戦略です。信頼性の高いサイトからのリンクを得ることで、検索エンジンからの評価が向上し、上位表示を目指すことができます。

具体的には、業界の専門サイトや有名なブログからのリンクを獲得することが効果的ですが、なかなか獲得しようと思っても難しいのが現状です。

まずは、信頼性の高いコンテンツを作成し、Webサイトを充実させるところから始めましょう。そして、SNSを活用し積極的に競合や自社のユーザーと絡むことで被リンクを獲得できる可能性が高まります。

まとめ:SEOの順位が落ちても慌てずに対処!普段からアップデートに強いサイト作りを

SEOの順位が落ちた際は、まずはGoogleサーチコンソールのチェックアップデートの情報が無いかどうかを確認してください。一時的な順位下落の可能性もあるため、数日間様子を見る必要があります。

順位下落の際に的確な対処をすることも大切ですが、より価値のあるコンテンツ作成に時間を割けるよう、普段からアップデートの影響を受けにくいサイト作りを心がけましょう。

検索結果の上位を狙うために、競合がどのようなコンテンツを提供しているかを分析し、自身のサイトに使用するコンテンツ作成に役立てましょう。ただしあくまでもリライトではなく、独自性のあるコンテンツにする必要があります。

対象のキーワードに関連する情報を徹底的に調査し、詳細な内容が記載してある記事が、高品質なコンテンツとして評価を受けやすいです。

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