【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.11.28
更新日:2024.01.25
公開日:2024.01.25
ホームページリニューアルをしたいけれど、進め方がわからない方も多いでしょう。リニューアルを検討する際は自社で行うか、外注パートナーを見つけるかなど準備すべき要件が多くあります。要件定義を社内で固めて、失敗しないホームページリニューアルを行いましょう。
本記事では、ホームページリニューアルの進め方や成功させるコツも解説します。
ホームページのリニューアルを行う方法としては、「内製」「外注」の2パターンがあります。どちらの方法を選択するにしても、ホームページの基本的なリニューアル手順は押さえおきましょう。
リニューアルを内製する場合は、当然ですが手順を押さえておかなければ、適切な方法で対応することはできません。外注する場合でも、基本的な手順を把握しておくことで「想定される作業ペース」「自社で実施できる作業範囲」「依頼料金の目安」などを考えやすくなり、スムーズにリニューアルを進められます。
可能であれば、リニューアルの担当者を自社内で選任しておきましょう。リニューアル作業のすべてを外注先に任せてしまうと、自社内にノウハウが溜まらないため、例えば「公開後は自社で更新したいが何をすればよいのかわからない」などの支障が発生します。
ホームページのリニューアル前に、まずは以下の点を行いましょう。
リニューアルの要件定義は必ず決めておきましょう。
要件定義とは「具体的なリニューアルの方向性」を決める作業のことです。方向性を明確に定めておくことで、リニューアルの際に「デザインをどのように変更するか?」「コンテンツをどのよう追加(あるいは削除)するか?」などを具体的に判断できます。
要件定義が曖昧では、作業の方向性が不明瞭になるだけでなく、関係者間における認識のズレを招く原因にもなります。認識がズレると予期せぬ修正が発生する原因にもなるため、要件定義は必ず最初に決めましょう。
要件定義で決める項目の一例は以下の通りです。
提案依頼書とは、外注先に対してリニューアルの目的などを伝える書類のことです。上記で定めた要件定義の内容も含め提案依頼書としてまとめることで、リニューアルの意図や自社の希望などをより正しく伝えられます。
提案依頼書の内容には、以下を含めることが多いです。
提案依頼書があることで、関係者間の認識を揃えられることはもちろん、リニューアル後に「自社の要望に沿っているか?」というクオリティをチェックする際にも役立ちます。以下の記事では提案依頼書のサンプルや具体的な項目について記載しているため、参考にしながら作成してみましょう。
ホームページをリニューアルする際は、各社で「◯◯頃までに公開したい」という希望があるはずです。各社の希望通りのスケジュールを組むには、目標納期から逆算して作業日程を組む必要があります。
スケジュールは以下のような要素によって変動するため、自社が制作したいホームページの方向性に合わせて適切な日程を組みましょう。
リニューアルの目的や実施するタスクなどを洗い出すことで、具体的に必要な予算額を決定できます。予算が足りなければ、本来取り組みたかったリニューアル作業をカットすることになりかねません。
必要な作業をカットしてしまうと、設定した目的を達成できるホームページにリニューアルできないため、細かく業務を洗い出して綿密に予算を決定しましょう。
いよいよ具体的なリニューアルの作業を行いましょう。リニューアル作業の基本的な流れは以下の通りです。
STEP 01:リニューアルの要件定義
(1)現状の課題点を分析する
(2)リニューアルの目的を設定する
(3)競合調査を行う
STEP 02:リニューアルに必要な人員の確保
STEP 03:サイトの全体設計
(1)リニューアル後のサイトマップを策定する
(2)リニューアル後のワイヤーフレームを策定する
STEP 04:実際のリニューアル作業
(1)デザイン
(2)コンテンツの追加・削除・修正
(3)コーディング
STEP 05:納品
(1)サンプルサイトで稼働
(2)公開して運用・改善管理
実際の流れは各社で異なるため、あくまでも参考としてご覧ください。
先ほども解説したように、リニューアル前にまずは要件定義を行いましょう。要件定義で決めることはいくつかありますが、今回はメインとなる3つを解説します。
ホームページのリニューアルにおいては、現状の課題点を洗い出すことが必須です。
そもそもリニューアルをする以上、「現状のホームページには何らかの課題がある」ということを示しています。例えば以下のような課題が挙げられます。
上記のような課題点を把握し分析することで、「リニューアルでどのように改善すべきか?」という方向性を明確に定められます。
現状の課題を見つける際には、「”自社の目標”に対してどのような課題があるか?」という点を重視しましょう。例えば、課題として「ホームページのデザインの見にくさ」が挙がったとしても、「自社の目的に影響はあるのか?」「最優先でリニューアルすべき内容か?」までは精査が必要です。
PLAN-Bでは、サイト全体を客観的に見て、無料でヒューリスティック分析するサービスも行っています。もし自社だけで課題分析を行うことに不安があったり、リソースが不足している場合にはぜひご相談ください。
お問い合わせはこちらから
また課題を分析する際には各種ツールを活用しましょう。
例えば「ヒートマップツール」であれば、ホームページ内におけるユーザーの行動を、色ごとに可視化して判別できます。熟読されているエリアや離脱の多い部分などを把握できるため、「読みにくいコンテンツはないか?」「どんな導線でCVしているのか?」などを適切に判断できるでしょう。
GA4も活用できます。具体的なページごとのアクセス数や流入経路などを数値で管理できるため、サイト運営者は必ず導入しましょう。
洗い出した課題をもとに、具体的なリニューアルの目的を設定しましょう。リニューアルの目的としては、例えば以下が考えられます。
上記のようなリニューアルの目的を決めることで、具体的な施策まで決められます。例えば自社のCV数を増やしたいのであれば、CTA(ユーザーを具体的なアクションに導くこと)までの設計をサイト全体で見直す必要があるでしょう。採用者数を増やしたいのであれば、自社の魅力を伝えるコンテンツの見直しが必要かもしれません。
上記のように自社の目標と照らし合わせて適切な施策を考えるためにも、リニューアルの目的は明確に設定しておきましょう。
ホームページのリニューアル時は、競合調査も実施しましょう。競合調査を行い「他社がホームページ制作時に意識している点」を把握することで、具体的な差別化ポイントを考えるきっかけになります。
デザインやサイトの全体設計のような目に見える情報はもちろん、SimilarWebなども活用し競合サイトの具体的なアクセス数や滞在時間などを把握するとよいでしょう。
リニューアルの目的や競合調査などによって要件定義を定めたら、必要な人員を確保していきましょう。リニューアル作業では以下のような人員が必要になります。
他にも、リニューアルの目的に応じて他部署のメンバーなども巻き込みましょう。例えば、採用者数を増やすという目的があるなら、採用関連部署と連携を図り「応募者に伝えたい思いのヒアリング」「社員インタビューへの協力要請」などを進めます。
自社内での人員確保が難しければ、必要に応じて制作会社に依頼しましょう。「人員の一部のみを制作会社に外注する」という使い方も可能です。
人員を確保する際は、関係者間でリニューアルの目的などの認識を揃えておきましょう。認識を揃えておくことで、目的達成のために必要な作業を適切に判断できるようになり、「意図と異なる成果物ができてしまった」「修正に余計な費用がかかった」という事態を防げます。
現状の課題を把握して必要な人員も確保できたら、具体的なサイトの全体設計を決めましょう。リニューアル後のサイトの全体設計を決めておくことで、具体的に「どんなコンテンツを追加(削除)すべきか?」「どんな方向性でデザインを変更すべきか?」などを適切に判断できます。また、CMS(WordPress等)を用いて更新作業を行うページの洗い出しをすることも大切です。
まずはリニューアル後のサイトマップを策定しましょう。
サイトマップとは、ホームページ全体の構造を図やイラストなどで視覚化したものを指します。現状のホームページのサイトマップも活用しながら、「サイトの構造をどのように変更すべきか?」という点を検討することが大切です。
以下のようにさまざまな観点から、変更が必要な箇所を検討してリニューアル後のサイトマップを制作しましょう。
サイトマップを作るとページ数の精査も行うことができます。
エクセルやパワーポイントのSmartArtを使うとリスト部分に階層を入力するだけでページ数を確認し、自動的にサイトマップを作成することができます。
リニューアル後のサイトマップがあやふやだと、作業を開始してから「作ってみたがこのコンテンツは不要だった」「公開してみると今の構造では見にくいことがわかった」など、修正が発生しかねません。大規模な修正が入ると、スケジュール遅延や追加費用などが発生するため、サイトマップを作成してリニューアル後の全体像を明確にしておきましょう。
コンテンツの洗い出しや更新についてを社内で行う場合、CMS(ホームページの更新システム)を活用することが主流です。代表的なCMSとしてはWordPressが挙げられます。CMSを活用すれば、必要に応じてページの追加やカテゴリーの変更などを柔軟に実施できるため、導入を検討してもよいでしょう。
制作したリニューアル後のサイトマップをもとに、ワイヤーフレームを策定しましょう。
ワイヤーフレームとは、ホームページに載せる情報を精査するために必要な図のことです。リニューアルの目的に沿って、具体的に「どのページに・どのような意図で・どんなコンテンツを配置するか?」という内容を決めていきます。サイトマップでは「ホームページ全体の設計」を作りましたが、ワイヤーフレームでは「各ページの具体的な設計を決める」という意識を持つとよいでしょう。
ワイヤーフレームを作成する際は、単にデザインを決めるのではなく「どのような設計であればユーザーが満足できるか?」という視点を持つことが重要です。いくら見た目のデザインがキレイでも、ユーザーが「自分のほしい情報に辿り着けない」と感じてしまうと意味がありません。
ワイヤーフレームを作る際は「なせこの設計にしたのか?」という点をすべて説明できるように制作しましょう。具体的なワイヤーフレームの作り方については、以下の記事でも解説しています。
サイトマップやワイヤーフレームでホームページの構造を決定したら、いよいよ実装作業に入ります。実装では以下の作業を中心に行いましょう。
デザインについては、見た目のキレイさだけでなく「ユーザーにとって使いやすいか?」という点を意識することが重要です。使いやすさを判断する例としては、以下が挙げられます。
先ほども解説したように、見た目だけを整えてもユーザーの使い勝手が悪ければリニューアルの意味は半減します。ユーザーの利便性を第一に考え、最適なデザインを設定しましょう。サイトの具体的なデザイン例や作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
リニューアルの目的に合わせ、コンテンツの追加・削除・修正を行いましょう。目的と照らし合わせることで、以下のようにコンテンツへの追加対応などを適切に判断できます。
ホームページのコンテンツは、自社のターゲットに対して「過不足なく情報を提供できているか?」という点が重要です。不要なコンテンツが多いとユーザーの求める情報を提供できるまで時間がかかりますし、逆に情報が不足すると「このサイトでは自分の悩みを解消できない」と捉えられ離脱されかねません。時間はかかりますが、ターゲットにとって必要な情報を精査しましょう。
記事コンテンツであればリライトを行うケースも増えます。リライトでは、日本語の修正よりも「ユーザーに必要な情報を過不足なく提供できているか?」などの視点から、中身を改善することが重要になります。
この点もデザインと考え方は同じです。どれだけ日本語のキレイな記事を書いたとしても、ユーザーが読後に悩みを解消できていなければ意味がありません。
リライトでは、以下のポイントを押さえることが重要です。
検索インテント:ユーザーはどんな意図で検索しているのか?
E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性が担保されているか?
独自性や網羅性:ユーザーの求める情報を網羅したうえでサイトオリジナルの情報も掲載されているか?
また、株式会社PLAN-Bが実施してきたメディア運営の経験をもとに行った調査によると、リライトによってセッションが伸びた記事は「全体の62.2%」という結果になりました。セッションが3,048%伸びた事例もあることから、コンテンツの見直しがどれほど重要かわかるかと思います。
具体的なリライト方法については以下の記事でも解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
デザインやコンテンツの内容を決めたら、具体的なコーディングを進めましょう。HTMLやCSSなど専門知識が必要になるため、コーディングは外注するケースも多いです。
コーディング作業に突入すると、デザインやサイト全体の設計などの変更が難しくなります。コーディングの完了後に修正を入れるとスケジュール遅延を招くため、実装前にサイトマップやデザインなどを丁寧にチェックしておきましょう。
コーディングまで完了したら納品です。納品時も最終チェックなどがあるため、抜け漏れがないように確認しましょう。
公開前に、一度サンプルサイトでチェックしておきましょう。本番環境で公開してからサイトの内容やサーバーに不具合が見つかると、修正が大変です。サンプルサイトで以下のような点をチェックしておきましょう。
最終チェックで問題なければリニューアルしたホームページを公開しましょう。
もちろん一度リニューアルしたからといって終わりではありません。ヒートマップやGA4などの各種ツールを活用して数値を管理し、定期的に「改善が必要な部分はあるか?」という点をチェックすることが重要です。
上記でも触れましたが、ホームページは「リニューアルして終わり」というものではありません。リニューアルしたことに満足して放置してしまうと、思うように数値が伸びずせっかくのサイトをビジネスに活かせないため注意しましょう。
ホームページをリニューアルしたら、その旨を世間に告知しましょう。告知の方法としては以下が挙げられます。
上記のような施策によってリニューアルを告知することで、訪問者数の初動も伸ばしやすいです。
とくにSEOメインのホームページの場合、もとのアクセス数が戻るまで時間がかかるケースもあります。少しでもホームページへの流入者数を増やすためにも、大々的に告知しておきましょう。SNSなどで拡散されれば、コストをほぼかけずに集客することも可能です。
ホームページのリニューアルは、「CV数を増やしたい」など自社の目的を達成するために行うものです。リニューアルを無駄にしないためには、目的と照らし合わせながら、CV数・訪問者数・登録者数などの数値をチェックし定期的に改善することが重要です。
数値が低下しているのであれば、ヒートマップツールやGA4なども活用しながら「どこで離脱が多いのか?」「どのページがよく見られているか?」などをチェックし改善しましょう。
ホームページのリニューアルを成功させるには、今回解説した手順に加えて以下を意識することが大切です。
ホームページリニューアルの際は、必ず目的を明確にしておきましょう。リニューアルの目的を明確に定めておくことで、具体的に「追加が必要なコンテンツ」「デザイン変更の方向性」「リライトの必要性」などの施策を決められます。
「なんとなくデザインが見にくいからリニューアルする」など、曖昧なゴール設定は避けましょう。自社のターゲットを確認して、改めて「ユーザーが求める内容を提供するには何をすべきか?」という点を考えることが重要です。
リニューアルの際はSEO観点におけるリスクを回避しましょう。
SEO観点におけるリスクとは、さまざまなミスによって検索エンジン経由での流入が減少することを指します。具体的には以下のようなリスクが挙げられます。
上記のようなミスが積み重なると、サイト全体として検索エンジンからの評価を落としかねません。検索流入数の低下は、長期的に見るとビジネス上の機会損失につながるため回避しましょう。
SEO観点の具体的な対策方法などについては以下の記事もご覧ください。
ホームページのリニューアル時は、ユーザーにとって必要な情報を過不足なく提供するためのチェックが必要です。サイト内に情報が多すぎるとユーザーは「ほしい情報に辿り着くまで時間がかかる」と感じますし、情報が少なければ「このサイトでは悩みを解消できない」と判断し離脱してしまいます。
自社の目的に照らし合わせてコンテンツの取捨選択を行い、ユーザーがストレスなく情報を獲得できるホームページを構築しましょう。
デザインは、単純に見た目を整えるだけのものではありません。見た目も大切ですが「ユーザーにとって使いやすいか?」というUXの観点で最適化されているかをチェックしましょう。
例えば、見た目が派手で装飾に凝ったデザインを施したとしても、ユーザーが「結局自分のほしい情報がどこにあるかわからない」「記事を読んだが悩みを解消できなかった」と感じてしまうと、せっかくのデザインが無駄になります。デザインはあくまでも「ユーザーが満足できるか?」という視点で施しましょう。
制作会社ごとでリニューアルにおける得意分野は異なります。例えばWebシステム会社であれば、高度なプログラミング技術を持っているため、より複雑な動きや機能を実装することを強みとしているでしょう。Webデザイン会社であれば、デザインの知見が豊富であるため「デザイン面でブランディングを強化したい」といった要望に応えられます。
上記の要素も考慮しつつ、自社で定めたリニューアルの目的を意識し、要望を実現してくれる強みを持つ制作会社に依頼するとよいでしょう。
依頼先を決める際は、複数社に相見積りを取ることがオススメです。相見積もりを取れば各社の提案内容を詳しく比較できますし、リニューアルの適切な費用相場も把握できます。
最後に、ホームページにリニューアルを行う際によくある疑問点を解消しましょう。
リニューアルを行うタイミングは、「前回のホームページ公開から3〜5年程度」が目安と言われています。
ただし、あくまでも目安であるため、以下のような要素によってもリニューアルのタイミングは変動します。
リニューアル費用の目安は、サイトの種類やボリューム、仕様によって異なります。参考として株式会社PLAN-Bにおけるリニューアル費用の目安を掲載しておりますのでご覧ください。
サイトの種類 | 費用相場 |
LPのリニューアル | 65万〜 |
メディアサイトのリニューアル(SEO施策・記事作成は除く) | 140万〜 |
コーポレート・サービスサイトのリニューアル | 200万〜 |
ECサイトのリニューアル | 250万〜 |
リニューアル完了までには「半年程度」を見ておきましょう。完了期間についても、費用相場と同じようにサイトのボリュームや仕様などによっても変動します。
途中の修正や予期せぬトラブルに対応するためにも、なるべく余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
ホームページのリニューアルにおいては「目的を決める」ということが最も重要です。リニューアルの目的を決めることで、具体的にどんな方向性で施策を行うべきなのか、適切に判断できるようになります。
また、ホームページのリニューアルを進める際は、内製・外注に関わらず、基本的な作業手順は把握しておきましょう。基本的な作業手順を押さえておくことで、自社で対応する範囲やスケジュールなどを決める際、スムーズに取り組めます。
今回紹介した手順を踏めば、自社のみでホームページのリニューアルには挑戦することも可能です。しかし、もし「目標を正しく設定できるかわからない」「リニューアルの施策で迷ってしまうかもしれない」などの不安を抱える場合は、制作会社に相談するのもひとつの手です。
株式会社PLAN-Bでも、SEO施策のご提案も含めてリニューアルのご相談を承っているため、選択肢のひとつしてお気軽にお問い合わせください。