
Google AI Overview(AIによる概要)の登場でセッションが減ってしまったけど、どうすればいい?
SEO対策
最終更新日:2025.04.11
更新日:2025.05.16
PINTO!編集部:山本です。
今週も、SEO業界の最新情報やSEO対策に役立つトピックをお届けします。それでは早速、ご覧ください。
Ahrefsによる調査によると、2,500万件のAIOを分析した結果、Googleの2025年3月コアアップデート以降、AI概要は116%以上増加しました。この分析は、2月6日から5月6日までの2ヶ月間にわたる米国内のAI概要データに基づいたものです。
特に3月12日から13日にかけて、AI Overviewの表示数が一日で6.26%増加しており、3月13日に実施されたGoogleのコアアップデートとの関連が示唆されています。コアアップデート前の平均日次成長率は0.47%だったのに対し、、アップデート後は2.12%に上昇し、累積成長率は87.27%に達しているようです。
Googleは今後もコアアップデートをより定期的に実施していくとしており、検索結果の構造や表示方法は今後も大きく変化していく可能性があります。AI概要のような新機能もその一環として拡大していくと見られるため、SEO担当者は引き続き動向を注視しましょう。
Googleが、検索の基本構造(ランキングや検索結果の取得、表示方法など)を大規模言語モデル(LLM)を中核に据えて再設計しようとしているようです。この方針は、米司法省との独占禁止法訴訟に関連する法廷文書で明らかになったもので、Gagan Ghotra氏によって発見されました。
wow Googler Pandu Nayak told DOJ – “Google is currently re-thinking their search stack from the ground-up with LLM taking a more prominent role. They are thinking about how fundamental components of search (ranking, retrieval, displaying SERP) can be reimagined given the… https://t.co/pIut1BaxN2 pic.twitter.com/s4mowXi0UM
— Gagan Ghotra (@gaganghotra_) May 13, 2025
【日本語訳】
Googleは現在、LLMがより重要な役割を果たすよう、検索スタックを一から考え直しています。彼らは、LLMの利用可能性を考慮して、検索の基本的な構成要素(ランキング、検索、SERPの表示)をどのように再構築できるかを考えています。
これまでのGoogle検索は、リンクの評価(PageRank)やユーザー行動などを基に、入力されたキーワードに対して適切なWebページをリスト形式で返す、いわゆる「リンク中心」の設計でした。しかし現在、Googleはクエリの解釈から情報の収集、ページ表示までの一連のプロセス全体を、LLMを使う前提で作り直そうとしているようです。
今回の話は、検索アルゴリズムの一部調整というより、「検索体験の進化にどう対応するか」という、より大きな視点の話です。SEOの前提が大きく崩れるわけではありませんが、視野を広げて準備しておく必要があるでしょう。
以上、今週のSEO最新情報でした。それでは、また来週お会いしましょう!
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