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SEO対策
最終更新日:2025.02.12
更新日:2025.02.07
公開日:2025.02.07
今回は、「後発でSEOをやっていって、うまくいくものなの?」という質問にお答えしていきます。
SEOは古くからある集客手法なので、先を対策を進めている競合がいると、今からそこに割って入ることにハードルを感じられるかと思います。
しかし、後発であっても十分勝ち筋を見出していくことができます。むしろ、後発の方がお得なこともあります。
では早速本編に入り、どのようにすれば後発でも勝っていけるのかを解説します。
本記事のサマリ
「後発でもうまくいくか?」という質問に対しては、「後発でも勝てる。自社が勝てる範囲を定義して、そこから攻めていくことが重要」というのが回答になります。
さらに、後発だからこその「ある程度すでに検索市場があり、キーワードなどが見えているところに効率的に入っていける」というメリットもあります。
後発で参入するとしたら、
というステップを踏む必要があります。
以下で詳細に説明していきます。
後発でSEO対策を始めていくとすると、自分たちが属する市場がどういった競争環境かを理解する必要があります。
競争がかなり激しい場合とそうでない場合で戦い方が大きく変わるためです。
競争の激しさを見るときのポイントは以下です。
主要キーワードで検索した時の上位サイトを見て、以下観点でチェックをしていきましょう。
これらを見ていくと、サイト全体としての強さとページ内容としての強さがわかってきます。
競合のサイトの強さに応じて、以下のように戦い方は変えましょう。
競合サイトの分析方法を簡単に解説します。もし「明らかに競争が激しい!」という場合の方は「競争が激しい市場×後発でどう勝つか?」という見出しまでスキップいただいて大丈夫です。
自社事業にとって、重要なキーワードで検索をしてみてください。
例えば、SEOコンサルティングや施策代行を行っている弊社であれば「SEO対策」や「SEOツール」といったキーワードが重要なキーワードになります。
それらキーワードで検索してみて、上位に来るサイトをいくつかピックアップしてみるとよいと思います。
もしくは、事業上競合している企業がWebサイト運営をしているなら、そのサイトをベンチマークとしてもよいでしょう。
「ahrefs」という海外ツールの無料版を利用すると、簡単に被リンクやドメインの評価について調査することができます。
こちらのページから調査が可能です:ウェブサイトオーソリティチェッカー。任意のドメインの “権威 “をチェックする
以下の「ドメインを入力」の箇所に、分析したいサイトのURLを入れて「チェック権限」を押してみてください。
すると、以下のような「ドメイン評価」「被リンク」「リンクしているウェブサイト」が表示されます。
あくまで、ahrefsという外部ツールが算出している指標なので、参考にする程度で捉えるべきですが、なんとなく以下くらいの感覚で見ておくとよいです。
ページ内容の評価をするときには、「SEO対策だから」と特別に身構える必要はありません。シンプルに、一人のユーザーとして実際に検索したシチュエーションに立ってコンテンツを読み進めてください。
「ここ情報が足りていないな」「文字が多くて読みにくいな」などの感想が出るのであれば、ページ内容で凌駕することができそうです。
ページ量については、細かく見るなら外部ツールを無料登録してみる方法もありますが、単純にベンチマークサイトを回遊してどういったページがどのぐらいあるのかを眺めるだけでも解像度が上がります。
「ブログコンテンツが大量にある」「商品量が膨大にある」などの特徴が見えるだけで、競合との差分は見えてくると思います。
調査をして、まだ競合が強すぎない場合は、ビッグキーワードでもかなり上位を狙えるチャンスがあります。
事業上、SEOの優先度がかなり高いという判断をして、主要なクエリに対して総力を挙げてコンテンツを作りこみ、短期で一気に勝負を仕掛けるのもアリです。
ただし、質を伴わない量産は逆効果なので、しっかりユーザーの疑問や検索意図に応えられる“濃い”記事を用意する意識は持っておきましょう。
「弱者が強者に勝つには、ランチェスター戦略が有効」というフレーズ、聞いたことある方もいるかもしれません。平たく言えば、「全方位的に戦うのではなく、自社の強みを発揮できる一点を攻め切る」という考え方です。
SEOでも、ビッグキーワードに一気に殴り込むのではなく、細分化されたロングテールキーワードから攻略するという戦術がこの方法の一つにあたります。
最初から流入が大きく見込めそうなビッグキーワードを狙いたくなる心理はわかりますが、それだと「なかなか上位表示できず、そのままSEOプロジェクトが止まる」というのがよくあるオチです。
最初は領域を絞り、難易度の低いキーワードで上位表示を狙い、小さな勝利を重ねていきましょう。
■絞り込みの例
では、どういった領域に絞るとよいのでしょうか?
単に競合がまだあまり対策していない、検索ボリュームが少ないキーワードから攻めていく方法もありますが、おすすめは自社事業のポジショニングと紐づけることです。
この両方を洗い出すことで、「ここなら、自社の強みを活かして勝てる!」という領域が見えてきます。
例えば、インテリア界で「家具名」での検索キーワードを攻めている中、「おしゃれな家具」を訴求しているサイトが少ないのであれば、そこが大チャンスというわけです。
家具業界においては絶対的な王者として「ニトリ」さんが君臨し、二番手以下の企業が真っ向から勝負するのは現実的ではありません。
そんな中、「LOWYA」さんは、家具・インテリアを販売するDtoCブランドですが、SEO戦略が大変勉強になったので紹介します。(あくまで外部から調査した範囲内の仮説です。)
■前提:「低価格×トレンド性」という唯一無二のポジショニング
上記はLOWYAを運営するベガコーポレーションさんのIR情報で公開されている図です。
X軸がトレンド性の高低、Y軸が価格の高低を表した図ですが、LOWYAはその中で「低価格×トレンド性が高い」ポジショニングをとることで、競合との差別化を目指しています。
■事業戦略に紐づくSEO戦略
上記の事業戦略を立てたとき、「じゃあどのキーワードを取りにいくのか?」という話になりますが、LOWYAでは「おしゃれ」というキーワードが戦略の要になっていると思われます。
事実、ECサイト内のほとんど全ての商品一覧ページに「 おしゃれ」というキーワードを含んでいるからです。
おしゃれを含む獲得クエリではニトリさんを上回っており、さらにトップページでは「家具 おしゃれ」「インテリア おしゃれ」などのクエリで1位を獲得するほど、”おしゃれ”というトピックで認識されるようになっています。
実際に、「おしゃれで安い家具(インテリア)といえばLOWYA」と想起する人も多いのではないでしょうか?
後発であったとしても、特定の狭い範囲では勝つことができているという非常におもしろい例ですね。
「SEOは後発でもうまくいくのか?」というテーマについて解説しました。
「勝てるフィールドを見極めてそこに尖っていけば勝てる」という回答ではあるのですが、そうは言っても実際にやってみるのは難しいこともあると思います。
もし、実際に自社のケースを考えてみるのが難しい場合は、ぜひお気軽に弊社にご連絡ください。どんな戦略をとるのか、そもそもSEOに力を入れるべきかなど広く相談に対応させていただきます。
■株式会社PLAN-Bについて
SEO対策やインターネット広告運用などデジタルマーケティング全般を支援しています。マーケティングパートナーとして、お客様の課題や目標に合わせた最適な施策をご提案し、「ビジネスの拡大」に貢献します。
■SEOサービスについて
①SEOコンサルティング
5,200社を超える支援実績に基づき、単なるSEO会社ではなく、SEOに強いマーケティングカンパニーとして、お客様の事業貢献に向き合います。
②SEOサービス「SEARCH WRITE」
「SEARCH WRITE」は、知識を問わず使いやすいSEOツールです。SEOで必要な分析から施策実行・成果振り返りまでが簡単に行える設計になっています。