
Google AI Overview(AIによる概要)の登場でセッションが減ってしまったけど、どうすればいい?
SEO対策
最終更新日:2025.04.11
更新日:2025.04.04
PINTO!編集部:山本です。
今週も、SEO業界の最新情報やSEO対策に役立つトピックをお届けします。それでは早速、ご覧ください。
Microsoft Bingは今年2月ごろからテストを開始していた「AI検索」について、一般向けにテストを開始しました。このAI検索は、Bing上にあるコパイロットアイコンのついた「検索」タブをクリックするか、まだ反映されてない場合はこちらからアクセスすると使用できます。
このAI検索は、従来の検索結果とは異なり、AIがクエリに対する回答を生成する仕様になっています。(いわゆる”青いリンク”と呼ばれる、Webページへのリンクを羅列しません)
回答の下部にはさらに追加で質問をできるようになっており、リンクをクリックせずに情報を絞り込むことが可能です。先日、Googleも「AIモード」のテストを開始したとお伝えしましたが、BingのAI検索はそれとよく似ていますね。
主要な検索エンジンがAI技術を活用した新たな検索体験の提供に向け、積極的に取り組んでいることが伺えます。今後の動向に注目です。
Googleのサーチリエゾンであるダニー・サリバン氏は、Googleがサイトを運営しているのが大企業であるという理由だけでランキングを自動的に高くするシステムはないとXで改めて明言しました。
以下はそのXの投稿です。
It’s difficult to tell when things are quoted out of a live event if they are actually direct quotations or not. This, I suspect it’s a paraphrase (could be wrong). But I given I talked at length at the event (and other things in the past) about how we’re not somehow trying to…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) April 1, 2025
【要約】
- Googleは「ブランドであるかどうか」や「ブランドの大きさ(大手かどうか)」を直接測定して、それをランキング要因として使っているわけではない。
- ただし、人々がブランド(規模を問わず)として認識するようなサイトやコンテンツは、結果的にGoogleのランキングに影響を与えるシグナル(ユーザーの反応・評価)と相関することがある。
- つまり「ブランド検索数が多い=上位表示される」ではなく、人々に認知・記憶され、言及されるような存在になることが、良いシグナルにつながるという点が重要。
- 小さなサイトでも、独自性やユーザーとの関係性を築けば十分に「ブランド」として評価される。
例えば地元のパン屋のように、人々に認知されていて、わざわざその名前で探されたり、直接訪れたりするような信頼を得ているなら、それは顧客が満足している証拠です(そこに規模の大小は関係ありません)。Googleのランキングシステムは、そういった満足度の高さと一致するさまざまなシグナルを見て評価しようとしています。
検索順位を意識するうえでも、ユーザーに認知され、信頼される存在であることを目指す姿勢が重要です。サイトの規模にかかわらず、独自性や関係性を築くことで、結果として評価につながる可能性があるという点は意識しておきましょう。
以上、今週のSEO最新情報でした。それでは、また来週お会いしましょう!
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