SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.09.02
2023.10.19
2023.10.19
Yahoo!は日本国内において Googleに次ぐシェアを誇る検索エンジンです。ネット記事や本、動画などでSEO対策に関する情報を集めると、「SEO対策はGoogleガイドラインの内容に沿って行う」「Googleの検索順位を追う」のような内容を見たり聞いたりすることが多いのではないでしょうか。
そのため、「他の検索エンジンのSEO対策はどうしたらいいの?」と疑問に思っている方もいると思います。
結論、Yahoo!の検索アルゴリズムはGoogleと同じものが採用されているため、GoogleのSEO対策を行なうとYahoo!でも同じように評価されます。本稿では、Yahoo!のSEO対策がGoogleと同じで問題ない理由や上位表示をするために行うことを紹介します。
SEO対策の基本についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
Yahoo!の検索アルゴリズムは、2010年からGoogleと同じものが採用されています。そのため、Yahoo!のSEO対策はGoogleと同じで問題ありません。
(参考:Google Japan Blog: Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために)
Googleのアルゴリズムは、Googleの検索エンジンが検索順位を決めるためのルールです。ユーザーが求めている情報を正しく提供するために、検索クエリの単語やページの関連性、有用性、ソースの専門性などの様々な要因によって検索順位が決定されています。
Googleのアルゴリズムを理解して上位表示を目指すには、ガイドラインに沿ったコンテンツ作りをすることが大切です。なお、Googleが公表しているガイドラインは以下の4つです。
ガイドライン | 内容 |
Googleの考え方について記載されています。 | |
上位表示するための必要な要素が記載されています。 | |
検索結果の品質を評価するためのマニュアルです。 もともと内部資料でしたが、Webサイト運営者にGoogleが求めるページを理解してもらうことを目的に公開されました。 | |
検索エンジンに認識されやすいWebサイトの構築方法やSEO対策の基本的な技法がまとめられています。 |
「ユーザーの利便性が第一」という考え方が全てのガイドラインに共通しています。そのため、コンテンツを作る際はユーザーの悩みを解決できてかつ役に立つ情報を提供することを意識するのが大切です。
なお、一点注意点として、GoogleサーチコンソールにはYahoo!のデータを入れられません。Yahoo!のデータを計測する際は、「similarweb」や「DS.ANALYSIS」などを利用するのがオススメです。
Yahoo!とGoogleで使用されている検索アルゴリズムが同じにもかかわらず、検索結果が異なる理由は様々です。その中でも主に、「Yahoo!の検索結果サービス関連が上位表示される仕組み」と「Googleのパーソナライズド検索」が検索順位の違いに影響していると言われています。
Yahoo!は、直近のニュースに関連するキーワードやショッピングに関連するキーワードなど、特定のキーワードで検索をかけると検索結果にYahoo!のサービス関連が表示されやすい仕組みになっています。Googleのパーソナライズド検索とは、ユーザーの過去の検索履歴や現在位置などから、そのユーザーにとって最適な検索結果を表示させる機能です。
ユーザー情報に影響を受けるため、検索順位が異なるのです。シークレットモードやSEOチェックツールを用いることで、正しい検索結果を確認することができます。
作成したコンテンツを上位表示させるためには、先述の通り、ユーザーの利便性を第一に考えてSEO対策を行うことが大切です。ここでは、上位表示するために行うべきことを4つ紹介します。
ユーザーの検索意図の深掘りは、質のよいコンテンツを作成するために大切なポイントです。検索キーワードに含まれる疑問や悩みなどを汲み取って、解決できるような内容を記載するとユーザーの満足度と信頼性が向上し、結果的に検索順位アップにつながります。
検索意図を深掘りする際は、ユーザー自身が疑問や悩みをはっきりと自覚している顕在ニーズと、自分自身でも気付いていない潜在ニーズの2つを考えましょう。
例えば、「筋トレ 初心者」で検索をかけたユーザーの顕在ニーズは以下の通りです。
・筋トレ初心者でもできる筋トレメニューは?
・初心者はどんな筋トレから始めたらいいのか? など
それに加えて、以下のような潜在ニーズが存在していることが考えられます。
・1週間のトレーニングメニューが欲しい
・ジムではなく自宅で行いたい
・筋トレをして減量したい など
顕在ニーズと潜在ニーズを汲み取って解決策を提示することで、ユーザーは再検索をかける必要がなくなり、Webサイトの滞在時間も長くなります。検索意図の深掘りについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
深掘りした検索意図を満たせるようにコンテンツを作成していきます。特に以下のポイントを意識して作成していきましょう。
例えば、SEOについての知識が浅い読者に向けての記事を作成する場合、「SERPsで上位表示されると〜」や「YMYLのコンテンツは審査が厳しい」などの専門用語を用いるとわかりにくい記事となってしまいます。
専門用語を使用する場合は、「SERPs(検索エンジンの検索結果ページ)で上位表示されると〜」や、「ユーザーの資産や健康などに影響を与える可能性のある「YMYL」のコンテンツは審査が厳しい」のように、わかりやすい表現で解説を入れると親切です。
また、人間の脳は文章よりも画像やグラフなどのビジュアルのほうが記憶に残りやすい特徴があります(画像優位性効果)。そのため、複雑な仕組みを解説したりデータを用いたりする場合は、画像やグラフを用いて解説するのがオススメです。
また、簡潔で伝わりやすい文章を作るためのモデルであるPREP法を活用するのもオススメです。PREP法とは、結論・理由・具体例・結論の流れで文章を書く手法です。内容を簡潔にわかりやすく伝えられることに加えて、ユーザーの悩みに対する回答をすばやく提示できるメリットがあります。
内部リンクとは、 Webサイトの内のページとページをつなぐリンクです。ただ単に内部リンクを設置してしまうと、SEOで評価されたいページが評価されなかったりキャッシュが更新されなかったりなどの影響を受ける可能性があります。そのため、内部リンクは設置場所やURLの種類などを考慮して設置していきましょう。
また、内部リンクを設置するにあたり覚えておきたいのが「リンクジュース」です。リンクジュースは、リンク元のページがリンク先であるページにSEO効果のある評価を受け渡すことです。つまり、SEO的に評価の高いページのリンクを別のページに設置することによって、評価をおすそ分けすることができるのです。集まったリンクジュースが多いページほどSEOの評価が高くなり、検索順位が上がりやすくなります。
内部リンクに関しては以下の記事も併せてご覧いただけると、理解が深まります。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、検索順位を決定する際に個別のページだけではなく、Webサイト全体の評価もしていると言われています。ドメインパワーは検索順位に大きく影響しており、ドメインパワーが弱いと、コンテンツを改善しただけでは上位表示が難しい可能性があります。
ドメインパワーを高めるおもな施策は、以下の通りです。
被リンクを獲得すると、「他のWebサイトにも参照されているWebサイト・ページ」とみなされ、高い評価につながりやすい傾向があります。ただし、以前流行っていたようなお金を支払ってリンクを貼ってもらったり被リンクを大量設置したりするようなブラックハットSEOは現在は通用しません。ペナルティの対象にもなるため、控えましょう。
また、立ち上げたばかりのWebサイトに比べて、運営期間が長いWebサイトほど高く評価される傾向があります。運営期間が長くても長期間更新が停止していると、ドメインパワーの向上にはつながらないため、「長期にわたってコンテンツを更新し続ける」姿勢が重要です。
なお、ドメインパワーは「MOZ」や「パワーランクチェックツール」などで、無料で調べられます。
ここまで、Yahoo!のSEO対策について解説してきました。Yahoo!の検索アルゴリズムはGoogleと同じものが使用されているため、SEO対策においてやるべきことは基本的に同じです。ユーザーファーストを考慮したコンテンツを作成して、Yahoo!でもGoogleでも検索結果の上位表示を目指しましょう。
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