AIの登場で流入が減っても問い合わせを増やすための考え方とは?
SEO対策
最終更新日:2026.02.18
更新日:2026.04.03
「Googleの検索結果画面が変わり、SGEやAIモードの違いがよくわからない」「自社サイトの流入への影響が心配だが、対策方法がわからない」と考える方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
Google検索のAIモードは、ユーザーの検索体験を大きく変える機能で、企業のWeb集客やSEO戦略でも無視できない変化です。しかし、「具体的に何が変わり、どう対策すればよいのか」「Webサイトへの流入が減ってしまうのでは」など、悩みは尽きないと思います。
本記事では、Google検索のAIモードの基礎知識はもちろん、実務で役立つ使い方や消し方、そしてWebマーケティング担当者が押さえておくべきWebサイトへの影響と対策まで解説します。
検索エンジンの最新の仕組みを理解し、自社のWebマーケティング戦略の最適化にお役立てください。
2025年9月から日本で導入が開始されたAIモードは、Gemini 3をベースに開発されており、他のAIと同様に対話しながら知りたいことについて調べられる機能です。
AIモードの概要やAI Overviews、Geminiとの違いについて解説します。
AIモードとは、AIが検索クエリの意図を汲み取って、複数のサイトから情報をまとめ、一つの答えを提示してくれる機能のことです。2025年4月に米国で、9月に日本で導入されました。
特徴は、Gemini 3を活用した高度な処理能力にあります。従来であれば「予算 相場」「制作会社 おすすめ」「発注 注意点」と複数回検索する必要があった複雑なリサーチも、AIモードなら一度の質問で完結します。※
例えば、「予算10万円でホームページ制作を依頼したい」と入力すれば、制作可能な範囲、おすすめの依頼先候補、発注時の注意点などをAIが整理して回答します。回答には情報の参照元URLが明記されるため、一次情報の確認も容易です。
なお、この機能は検索結果ページの上部にあるタブをユーザーが選択した時のみ表示されます。検索結果画面にAIモードによる回答が直接表示されるわけではありません。
※参考:Google検索ヘルプ|Google 検索の AI モードで AI による回答を取得する
AIモードが従来の検索と異なる点は、主に3つあります。
💡クエリファンアウトとは?
クエリファンアウトは、ひとつの複雑な質問をAIが自動的に複数の検索クエリに分解し、並行して検索を実行する仕組みです。これにより、一度の検索で広範囲な情報を取得できるようになり、検索の効率化や専門的な回答の提供が可能になりました。
Googleが提供するAIサービスは、AIモード・AI Overviews・Geminiなどがあります。それぞれ機能が異なるため、どの機能をどのように使用したらよいか分からない方もいるでしょう。
AIモード・AI Overviews・Geminiの違いを以下にまとめました。
| AIモード | AI Overviews | Gemini | |
|---|---|---|---|
サービスの位置づけ | Google検索に搭載されたAI検索機能 | Google検索結果の要約表示機能 | Googleが提供する独立型AIチャットサービス |
主な目的 | AIと対話しながら検索内容を深掘りする | 検索結果の要点をAIがまとめて表示する | 文章作成・アイデア出し・コード生成などの作業支援 |
使い方 | 検索画面でAIモードのタブを選択し、チャット形式で質問する | 通常検索時に検索結果の最上部へ自動表示される | 専用のAIチャット画面で会話形式で利用する |
情報の特徴 | 回答とともに参考となるWebサイトのURLが表示される | 複数の検索結果をもとに要約文を生成する | 会話履歴がスレッドとして保存される |
向いている用途 | リサーチ・情報収集・事実確認 | 短時間で概要を把握したい場合 | 文章作成・企画立案・作業サポート |
AIモードとよく混同されるのがAI Overviewsです。
AIモードは、ユーザーがAIと対話しながら情報を深掘りするための機能です。検索結果画面で専用のタブに切り替える必要があり、チャット形式で追加質問を行いながらリサーチを進めます。
一方、AI Overviewsは、検索結果の最上部にAIによる要約文を表示する機能です。この機能はユーザーが選択しなくても目に入るため、手早く情報を収集したい方にとっては便利です。
AIモードとGeminiは、利用目的とプラットフォームの立ち位置が異なります。
AIモードはGoogle検索の機能です。検索意図を満たすことを最優先としており、回答には根拠となるWebサイトのURLが併記されます。リサーチ業務に適しています。
一方のGeminiは、独立したAIチャットサービスです。文章の作成、コードの生成、アイデア出しなどの創作やタスク処理に特化しており、会話履歴がスレッドとして保存されるのが特徴です。
AIモードを使う際は特別なアプリのインストールや事前設定が不要で、Googleアカウントがあればすぐに利用できます。iPhone・AndroidなどのスマートフォンとPCでのAIモードの使い方を解説します。
まずはiPhone・AndroidとPCそれぞれの使い方を解説します。
スマートフォンでAIモードを使う際は、以下の3ステップで完了します。
実際の画面を用いて解説します。
GoogleアプリまたはブラウザでGoogleアカウントにログインすると以下の画面が表示されます。

通常通り検索を実行すると以下のような検索結果が表示されます。

上の画面、検索窓の下にある「AIモード」をクリックすると、以下のような画面が表示されます。

ちなみに、Google Chromeアプリを使用する場合はアプリを開くと、赤枠の箇所にAIモードが配置されています。

PCのブラウザでAIモードを使用する際は、以下の3つの方法があります。
順に解説します。
1つ目は、Googleトップページを赤枠箇所に配置されている「AIモード」をクリックすることで、はじめからAIモード上での検索をする方法です。AIモードのボタンは以下の赤枠箇所に表示されます。

2つ目は、Google検索結果のページからAIモードへ移行する方法です。
通常通り検索すると以下の画像の赤枠の箇所に「AIモード」タブが表示されます。こちらをクリックすることで、AIモードでの検索結果を表示させることができます。

実際にAIモードをクリックした結果、以下のページが表示されました。

3つ目は、google.com/aiに直接アクセスする方法です。
実際にアクセスすると、以下の画面が表示されます。質問を入力すれば、AIモードでの検索結果が表示されます。

従来のキーワード検索とは異なり、AIモードでは自然な文章での質問が可能です。複数の意図を含む質問に対しても、AIが整理して回答を提示します。
効率化のポイントは、回答下部の入力欄を用いた追加質問です。「表形式で比較して」「初心者向けに詳しく」といった指示を重ねることで、ユーザーは複数のWebサイトを往復することなく、情報の精査から分析までを行えます。
「AIモードタブが見当たらない」「AIモードが使えない」などのトラブルの原因は、主にアカウントの制限と技術的な問題の2つに分類されます。それぞれの原因と解決策について解説します。
18歳未満の方は、アカウントに制限がかかるためAIモードを使用できません。※
個人利用者の場合は、Googleアカウントの生年月日設定を確認し、18歳以上になっているか確認してください。
※参考:Google検索ヘルプ|Google 検索の AI モードで AI による回答を取得する
技術的な問題でAIモードが表示されない場合、以下の項目をチェックしてください。
トラブルシューティングの手順としては、まずアプリ・ブラウザを最新版に更新し、次にブラウザのキャッシュをクリアします。それでも解決しない場合は、一度ログアウトして再ログインするか、別のブラウザで試してください。
特に、Chromeブラウザは動作が安定しているためおすすめです。
AIモードの普及は、Webサイトにどのような変化をもたらすのでしょうか?ここからは、影響予測とWeb担当者が今すぐ取り組むべき具体的な対策について解説します。
AIモードの影響は、現状から中長期にかけて段階的に顕在化すると予測されます。
米国Semrush社の調査によると、AIモード利用時のゼロクリック率は92%〜94%に達し、通常検索(約34%)やAI Overviews(約43%)を大きく上回る結果が出ています。※ これは、AIとの対話だけでユーザーの目的が完結してしまうケースが多いことを示唆しています。
ただし、2025年9月時点でのAIモード利用率は約1%であり、現時点で主流ではありません。
今後、ゼロクリック検索の影響を受けやすいのは「〇〇とは」などのknowクエリです。対して、指名検索は従来通りの表示が続く可能性が高く、検索意図に応じた棲み分けが進むと考えられます。
※参考:Semrush|Google AI Mode’s Early Adoption and SEO Impact
AIモードが登場しても、自社商材が選ばれるためには、以下の手順で対策を進めましょう。
まずは現状把握です。
ブラウザのシークレットモードでAIモードを開き、自社商材に関する質問を投げかけてみましょう。自社商材がAIの回答に含まれているか、競合他社がどのように紹介されているかを確認します。
調査結果を基に施策を実行します。
※UGC…企業ではなく、一般のユーザーが発信する口コミや投稿。
Web上の情報量を増やし、AIが貴社の情報を正しく学習できる機会を最大化しましょう。
関連記事:あなたのブランド、生成AIにどう見られている?AI時代の新しいブランド戦略とは
💡生成AI時代のカスタマージャーニーフレームワーク「PRCA」とは?
生成AIでの情報収集から購買までの一連のユーザー行動を、弊社ではPRCA(プルカ)と定義しています。
PRCAは、生成AIを起点としたユーザーの意思決定プロセスを4つの段階で整理したカスタマージャーニーフレームワークです。

生成AIが登場し、ユーザーは検索する際よりも曖昧な問いを起点に、より自然な文脈や会話の中で情報を得て、意思決定を進めるようになりました。そのため企業側には、どのチャネルで露出するかではなく、ユーザーがどんな行動プロセスを経て、どう情報を受け取り、どう判断するのかという視点から、戦略を再設計する必要があります。
AIモードに関するよくある質問に回答します。
AIモードは、2026年4月時点では無料で提供されています。Googleアカウントをお持ちの方は、追加のオプション料金などを支払うことなく利用可能です。
利用回数についても、公式から明確な制限は発表されていませんが、極端に短時間で大量の検索を行うと一時的に制限がかかる可能性があるようです。一般的なビジネス利用や日常的な検索の範囲内であれば、制限を気にする必要はありません。
ただし、利用には18歳以上であることと、個人のGoogleアカウントを持っていることが条件です。
AIモードは便利ですが、生成される情報が100%正しいとは限りません。AIはWeb上の情報を統合して回答を作成しますが、情報の誤読や古いデータを参照する可能性があります。業務で利用する場合は、必ず回答内に提示される参照元リンクをクリックし、一次情報を確認しましょう。
また、最新情報の反映にタイムラグが生じることもあります。店舗の急な営業時間変更や、天候による交通機関の運休情報など、リアルタイム性が求められる情報は、公式サイトやSNSで直接確認することをおすすめします。
著作権や引用に関する法整備も過渡期にあるため、生成された文章をそのまま自社コンテンツとして転用するのは避けてください。
現状、AIモードをオフにする方法はありません。ただし、AIモードは検索結果の上部に自動で表示される機能ではなく、ユーザーが意図的にAIモードタブを選択した時のみ起動します。
AIモードタブを選択しなければ、従来通りのWebサイトのリンク一覧が表示されるため、通常の検索体験を阻害することはありません。
AIモードは、ユーザーが能動的にタブを切り替えて対話しながら情報を深掘りする機能です。今後、AIモードの回答だけで満足するゼロクリック検索がさらに普及すれば、Webサイトへの流入経路は変化します。
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