【2025年版】SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
最終更新日:2025.12.01
「オウンドメディアの集客をしたいけど、どの施策が適切かわからない」「効率よく集客する方法を知りたい」とお悩みの方は、少なくないのではないでしょうか?
本記事では、集客方法を検討する前に明確にすべきことや集客方法、成功させるポイント、事例を紹介します。この記事を参考に、集客方法を検討してみてください。
オウンドメディアとは、企業や組織が自らのブランドやサービスを発信し、自社で運営・管理する情報発信メディアを指します。例えば、株式会社PLAN-Bのマーケティングのノウハウを掲載している、当サイトPINTO!もオウンドメディアに当てはまります。
オウンドメディアは、リード獲得や既存顧客のナーチャリング、ブランディング、採用活動、広報活動などを目的に使われることが多いです。
💡オウンドメディアと、ペイドメディア・アーンドメディアの違いは?
よく耳にする「ペイドメディア」や「アーンドメディア」とオウンドメディアはどう違うのでしょうか?それらの違いを以下にまとめましたので、ご覧ください。
| 種類 | 説明 | 例 |
| オウンドメディア | 自社が所有し、自由に情報を発信・蓄積する | 自社のブログ、YouTubeの公式チャンネル |
|---|---|---|
| ペイドメディア | 費用を払って、他社メディアに掲載したり、広告を出稿したりする | Web広告 |
| アーンドメディア | 第三者が情報を発信する | SNSでの口コミ投稿、レビューサイトの評価 |
オウンドメディアに集客する方法は、SNSやメルマガなどさまざまなチャネルが存在します。
早速これらのオウンドメディアの集客方法を検討したいところですが、その前に明確にすべきことが3つあります。これらを整理すると、成果につながる集客方法を選ぶことができますので、ぜひご覧ください。
まずは、オウンドメディアの目的を改めて確認しましょう。
「リードを獲得したい」「ブランディングを強化したい」「採用を促進したい」のように目的を大きく分け、次に何をしたいかをより細かく確認します。例えばリード獲得の場合、資料請求の数を増やしたいのか、問い合わせ数を増やしたいのかなどを明確にします。
集客だけに焦点を当てると、成果を実感できない場合があります。施策の実施前に、必ず目的を整理しましょう。
獲得したいターゲットも明確にしておきましょう。
ここで重要なのは、「営業」「20代女性」などの大きな分類ではなく、自社の商材を必要としているのはどんな人なのかを掘り下げて考えることです。
例えば、業務効率化ツールなら「日々の業務に追われ、改善したいと思っている20代の中小企業のバックオフィス担当者」、人材サービスなら「採用コストを抑えつつ、即戦力人材を採用したいと考えている、40代の中小企業の経営者」など、職種・立場・課題・状況まで明確にしておくことが大切です。
ターゲットが明確になれば、どんな情報を発信すべきか、どの集客チャネルを使うべきかが自ずと見えてきます。
最後に、目的に合わせて成果指標を設定します。
例えばリード獲得なら、「オウンドメディアからリードを〇件獲得する」などの成果指標を設定します。ゴールである受注などから逆算して、どれだけのリードが必要なのかを考えます。
この際、ただリードを獲得するのではなく、最終的な目標である受注につながりそうなリードを獲得できているかも、効果測定の際に確認できるようにしておきましょう。
このように成果指標を追って施策を行う際は、目的やその先のゴールからずれたことをしていないか、たびたび立ち返ることも重要です。
ここからは、オウンドメディアの集客方法を7つ紹介します。自社の現状や目的に合わせて、最も効果的な施策を見極めましょう。
※それぞれの施策をクリックすると詳細部分にジャンプします。
| 施策 | 難易度 | アプローチできる層 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 外部メディアへの掲載 | 低〜中 | 潜在層 |
|
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| SNS運用 | 中 | 潜在層 |
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| Web広告 | 中 | 潜在層~顕在層 |
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| メルマガ | 中 | 準顕在層~顕在層 |
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| SEO対策 | 高 | 準顕在層~顕在層 |
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| YouTube | 高 | 潜在層〜準顕在層 |
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| イベント | 高 | 準顕在層~顕在層 |
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※CV…コンバージョン。サイト訪問者が、特定の行動(購入・問い合わせ・資料請求など)を完了すること。
外部メディアへの掲載とは、業界メディアやニュースサイトなどに掲載・寄稿を行うことです。
権威性のあるメディアやサイトを通じて情報を発信すれば、そういったメディアに掲載されたこと自体が、ユーザーに対して信頼を証明することができます。また、自社メディアだけでは届かない潜在層にも認知を広げ、サイト訪問を促すことが可能です。
権威性や信頼性の高い掲載先からの被リンクによって、SEOへの効果も期待できます。
一方でメディア選定を誤ると、狙いたいターゲットに届かないリスクがあります。また掲載費用がかかることがある点にも、注意が必要です。
SNS運用は、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどを通じて情報を発信し、潜在層への認知拡大やファン形成を狙う施策です。
他の媒体と比べると拡散力が高いため、オウンドメディア内のコンテンツを広く届けることができます。
ただし、効果を出すには継続的な発信が不可欠であり、社内リソースを確保して運用を続ける体制作りが必要です。また、即座にCVへ直結する施策ではない点も理解しておきましょう。
Web広告は、リスティング広告やディスプレイ広告などを通じて短期間でトラフィックを増やす施策です。
潜在層から顕在層まで幅広くアプローチでき、短期間で集客できることが大きな特徴です。
一方で、広告出稿を止めると流入も止まってしまうため、継続的に費用をかけなければなりません。また、運用には知見が必要であり、運用の方法やクリエイティブ次第で成果が大きく変動します。
さらに、ある程度の予算を確保しないと配信データが集まらず、効果が出づらい点にも注意が必要です。
メルマガは、セミナーなどで獲得したリードに対して定期的に情報を配信し、ナーチャリングを行う施策です。
すでに自社に関心を持っている層に直接アプローチできるため、CV率向上や再訪促進に効果的です。
ただし、リードが一定数以上蓄積していない段階では、配信の労力に対して効果を感じにくい場合があります。そのため、まずはセミナーやWeb広告などでリードを増やし、その後にメルマガ配信を開始するのがよいでしょう。
SEO対策は、ユーザーが検索するキーワードに合わせて記事を最適化し、記事の検索順位を向上させる施策です。
上位に表示され続けることで、費用をかけなくても継続的なアクセスが見込める点が大きな強みです。また、作成したコンテンツは資産として蓄積されるため、以下のような効果も期待できます。
ただし、成果が出るまでに時間がかかる点や、専門知識・継続的に運用するためのリソースが必要な点には、注意が必要です。
関連記事:オウンドメディアのSEO対策|成果を出すための4つの柱を解説
💡AIでも集客できる?
近年ではAI経由の流入が増加し、重要性が高まっています。
AIからの流入を伸ばす方法として、LLMOやAIOなどの施策が注目されていますが、取り組むべき内容は従来のSEO対策と大きく変わりません。重要なのは、E-E-A-Tを意識したユーザーに価値を提供するコンテンツの制作や、クローラビリティを高めるサイト構造の最適化などの基本的な取り組みです。
ただしSEO対策との違いとしては、外部からの評価を高める発信活動が必要であることが挙げられます。例えば、プレスリリースの配信や業界メディアでの露出を通じて、第三者からの信頼性を獲得し、AI経由でユーザーに情報を広げていくのが効果的です。
YouTubeは動画を使って自社の専門性を発信し、潜在層から準顕在層にアプローチする施策です。
※準顕在層…課題には気づいているが、解決方法や必要なサービスが明確になっていない層。
動画を通して専門性や人柄を感覚的に伝えられるため、信頼度を向上させながらファン化を促進できます。
ただし撮影や編集などの制作工数が多く、定期的な投稿が求められるため、運用には一定のリソースがなければなりません。 また、短期間で成果が得られる施策ではないため、中長期的に信頼関係を育てながら集客につなげることを前提に取り組む必要があります。
セミナー・イベントは自社が持つ専門知識やノウハウを、顧客・見込み顧客に対して共有する施策です。
特にBtoBや高単価商材の場合、信頼性の高さが購入の意思決定におけるポイントであることが多いです。そのためセミナーやイベントのように、その会社の考え方や専門性が伝わる場は、顕在層が集まりやすいといえます。
一方で企画や準備、運営に多くの工数がかかるため、ある程度の集客ができなければ成果を実感しにくいという課題もあります。集客をする際には、SNSやメルマガ、広告など他施策との連携が欠かせません。
では、これらの集客方法を実施する際に何を意識すれば成功につながるのでしょうか?ここからは、オウンドメディア集客を成功させるためのポイントを3つ紹介します。
オウンドメディアの集客を成功させるには、記事やセミナー、SNSの投稿を含むコンテンツの質を意識することが重要です。
例えばどれだけSEO対策を行っても、コンテンツの質が低ければユーザーはすぐに離脱してしまうため、検索エンジンからの評価も上がりません。SNS運用の場合であれば、コンテンツの質が低いと、投稿に価値が感じられずいいねやシェアがされづらいです。
このように、オウンドメディアの集客では単にアクセスを増やすのではなく、読者が価値を感じる情報を提供し、信頼を積み重ねることが必要です。
コンテンツの質を上げるには、Google品質評価基準である「E-E-A-T」を意識して作成することが重要です。
Experience(経験):実体験を基に、コンテンツを作成しているか
また、どんなテーマを扱うかだけでなく、どう伝えるかも重要です。
例えばSEO記事であれば、読みやすさやわかりやすさを意識しながら、構成や見出し、図解、事例の使い方を工夫しましょう。こうした工夫によってユーザーの満足度が上がり、滞在時間や再訪率の向上にもつながります。
複数の施策を連携して実施することも、オウンドメディアの集客に効果的です。
一つの施策に集中し運用が安定してきたら、他の集客手法にも取り組むと良いでしょう。複数の施策を組み合わせることで、新しいコンテンツを作成しなくても集客することができます。
例① 作成した記事を他施策でも使用する
例② 動画と記事を連動させ、複数チャネルから誘導する
このように、オウンドメディアを中心にユーザーとの接点を作ることが、オウンドメディア集客を成功に導く重要なポイントです。
どれだけ綿密に施策を設計しても、どの施策が成果につながっているのかを確認しなければ、正しい方向に進んでいるか判断できません。そのため、効果測定と改善を継続的に行うことが不可欠です。
例えば、問い合わせ数の増加を目的としている場合、顕在クエリで記事への流入はあるものの問い合わせにつながっていないことがあります。この場合、CTAの文言をより具体的にする、多すぎない範囲でCTAの設置箇所を増やすなど、記事内の問い合わせ導線を見直すのが効果的です。
💡オウンドメディアの効果測定に役立つツールは?
オウンドメディア周りのデータを出すときは、Google Search ConsoleやGoogle Analytics 4(GA4)を使うことが多いです。
以下の記事ではそれらの使い方を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
ここからは、前章で紹介したオウンドメディアの集客手法を実践し、成果を上げた事例を2つ紹介します。
まず紹介するのは、企業向け環境調査分析サービスを提供している東海テクノ様の支援を行った事例です。
培養液分析やセルロース分析など、ニッチなジャンルへの問い合わせが足りていないことが課題でした。この課題に対し、東海テクノ様の主力事業・WebからのCVが多い事業と0から問い合わせ獲得をしていく事業の2軸で、サービスページの作成・改善を行い、売上につながる問い合わせの増加を目指しました。
その結果、前年度の同時期と比較してセッション数を最大399%、CV数を195.7%まで増加させたという成果を上げています。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
次に紹介するのは、屋根改修サービスの「WKカバー」を提供している綿半ソリューションズ様の支援を行った事例です。
Webサイトからの問い合わせが来ないという課題に対して、以下の取り組みを行いました。
既存のエリアページやサービス詳細ページを活用し、明確層※に向けてタグを設定したり、内部リンク構造を修正したりした
顕在層・準顕在層の獲得を目的に、新規コンテンツを制作した
※明確層…使いたいサービスが決まっている層。
その結果、Webサイト経由の有効商談につながる問い合わせを月数件に増やすことができました。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
オウンドメディアの集客を成功させるには、目的やターゲット、成果指標を明確にした上で、現状に合った手法を選び、効果測定と改善を行うことが重要です。
「集客が伸び悩んでいる」「効率よく集客したい」というお悩みを持っている方は、SEOコンサルティングやSEO記事制作、Web広告運用代行を検討してみてください。
■株式会社PLAN-Bについて
SEO対策やインターネット広告運用などデジタルマーケティング全般を支援しています。マーケティングパートナーとして、お客様の課題や目標に合わせた最適な施策をご提案し、「ビジネスの拡大」に貢献します。
■SEOサービスについて
①SEOコンサルティング
SEO事業歴18年以上、SEOコンサルティングサービス継続率95.3%※の実績に基づき、単なるSEO会社ではなく、SEOに強いマーケティングカンパニーとして、お客様の事業貢献に向き合います。
②SEOツール「SEARCH WRITE」
「SEARCH WRITE」は、知識を問わず使いやすいSEOツールです。SEOで必要な分析から施策実行・成果振り返りまでが簡単に行える設計になっています。
■その他
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