SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
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SEOで成果を出すには、Googleから「ユーザーにとって有益なサイトである」と認識してもらう必要があります。また、ユーザーに求められ、Googleから高評価を得るためには一つのことに集中するのではなく、200以上存在すると言われるGoogleのアルゴリズムの基準を満たさなければなりません。
タイトルや見出しの内容、内部リンクの数などもサイトを評価するうえで重要な指標となりますが、その中でも今回はSEOと文字数の関係にフォーカスして成果を出すために必要な考え方とポイントについて解説します。
SEOの観点からコンテンツは文字数が多い方が良いということを聞いたことはありますか?
よくSEOを勉強し始めた方から「上位表示するのに必要な文字数は?」と聞かれることがありますが、実際のところどうなのでしょうか?
様々な意見がある気がしますが、2017年の9月、Googleからの言及で「文字数はSEOの効果と直接関係ない」ことがいわれています。
英語での動画になるので、下記に日本語の翻訳を記載します。
出典:English Google Webmaster Central office-hours hangout
From our point of view, we don’t have an algorithm that counts the words on your page and says “Oh, everything until 100 words is bad. Everything between 100 and 500 is fine, and over 500 needs to have five pictures.”
We don’t look at it like that. We try to look at the pages overall and make sure that this is really a compelling and relevant search results to users. And if that’s the case then that’s perfectly fine if that’s long or short or lots of images or not. That’s essentially up to you.
【翻訳】
私たちはあなたのページの単語を数えて100語までが悪い、100語から500語の間なら良い、また、500語以上なら5枚の写真が必要というアルゴリズムを持っていません。
私たちはページをそのように見ていません。ページ全体を見て評価し、ユーザーにとって本当に魅力的で関連性の高い検索結果にすることを試みています。そうであるならば、長いか短いか、またはたくさんの画像であったとしても、全く問題ありません。
Googleのジョン=ミュラー氏によると、結論、文字数は「SEOへの直接的な効果はない」ことがわかります。
文字数によって良い悪いということを決めているのではなく、やはり「ユーザーにとって本当に魅力的で関連性が高いか」という部分が非常に重要であると言えます。
ただ、直接的な効果がないというにも関わらず、Googleの検索結果を見てみると文字数の多いコンテンツが上位表示される傾向にあるのも事実です。
直接的な効果がないのであれば、一体なぜ文字数の多いコンテンツがGoogle検索で上位表示される傾向にあり、「SEO対策をする際に文字数が関係する」「文字数が多いほどいい」というような考え方が存在するのでしょうか?
その点の疑問を紐解いていきましょう。
冒頭でGoogleの評価アルゴリズムは全部で200以上もあるとお伝えしましたが、その中でも近年特に重要視されている指標をご存じでしょうか?
以下の5つは、Googleが発表している検索品質評価ガイドラインにおいて、ページ評価の最重要項目として挙げられている項目です。
参考:Google「検索品質評価ガイドライン」
この中に「メインコンテンツの質と量」という項目がありますが、なぜコンテンツの質に加えて量も重要なのでしょうか?
再度整理しますが、SEOで成果を出すには「ユーザーにとって有益なサイトである」というGoogleからの評価を受ける必要があります。有益なサイトとは、言い換えるとユーザーニーズを満たすことができるサイトだとも言えます。
そして、ユーザーがあるキーワード対して検索をする意図は、一つではなく複数存在する場合が多いです。
例えば、「SEO 文字数」というキーワード一つをとっても、
「SEOと文字数にはどんな関係性があるの?」という関係性について知りたいという検索意図
「ページを書く上でどれくらい文字数を書くのがいいの?」という正解のようなものが知りたいという検索意図
「文字数が多い記事を書くにはどうすればいいの?」という文字数(コンテンツの量)を担保する方法について知りたいという検索意図
など複数のパターンが考えられます。
一つのページ・同じキーワードでもユーザーによって検索意図は様々だからこそ、ユーザーの検索意図に対して網羅的に答えているサイトやページが、ユーザーからもGoogleからも評価されるのです。
先ほどもお伝えしたように、ユーザーが求めている情報を全て盛り込もうとすると、必然的に長文になるため、上位にいるサイトの文字数は自然と多くなります。ですので、文字数を稼ぐ目的でユーザーにとって不必要な情報を取り入れるのは、むしろ逆効果です。
つまり、極論をいうとユーザーが本当に求めているものと合致する内容の記事であれば、どんなに文字数の少ない記事でも良いということです。
上記の様にユーザーが本当に求めているものと合致する内容の記事であれば、どんなに文字数の少ない記事でも良いとは言っても、
「本当に文字数少なくてもいいの?」と気になられるかと思いますので、実際に例を見ていきましょう。
結論から言うと、上位表示を目指すのに最適な文字数は存在しませんし、「何文字以上書けば成果が出る」ということは断言できません。また、検索キーワードによって必要とされる文字数は異なります。
例えば、「犬 種類」というキーワードで検索をした際に、検索順位1位は約4000文字で2位は少し上がるものの3位は2000字以下になっています。しかし、9位を見ると約48000字という文字数になっています。
本データから、仮に「犬 種類」で上位表示しようと思ったときに、200文字程度の記事を作成したとて、上位表示されている記事との比較して文字量が負けていることがわかります。つまり、200文字では網羅性の観点で何か伝えるべきことが足りていない可能性が高いということがわかります。
出典:SEARCH WRITE
このデータを見てわかるように、検索結果に直接文字数が関わっておらず、ユーザーニーズに回答しようとした結果が文字数に現れるということはお分りいただけたでしょう。
以下のデータによるとやはり長文の記事の方が上位にくる傾向にあるようです。
したがって、文章量はSEOに直接的に関わってはいませんが、文章の長いコンテンツはユーザーにとって有益な情報が網羅されているため上位表示されている事実があるのです。
そうは言っても、「では一体何文字くらい書けばいいんだ、、」とも思ってしまうのではないでしょうか?
文字数の目安を知るために一つおススメの方法は、同じキーワードで上位表示している他の競合ページの文字数を参考にすることです。
例えば「ダイエット コツ」というキーワードで検索した場合、上位10ページの文字数は以下のようになりました。
出典:SEARCH WRITE
このように、同じキーワードで上位表示しているページの文字数を知ることで、「最低どれくらいの文字数があれば上位表示することが可能なのか」を測る目安になると思います。
この場合、上位10ページの平均は約6900文字となっていますが、2.3.4位は約5000~約5700文字で上位表示されていますし、5位のページに関しては約3700文字で上位表示されています。
上位表示されている理由には、そもそものドメインパワーが強いからなど様々な要因が存在しますが、「文字数」という観点ではその文字数でも上位表示できていることがわかります。
ドメインパワーについてはこちらの記事を参考にしてください!
「強いサイト」の指標である、ドメインオーソリティとは?SEOとの関係は?
しかし文字数は情報の網羅性を担保した”結果”でしかないため、あくまでも参考にする程度でよいと思います。そのため競合のページの文字数を参考にする際や、競合ページよりも多く書くことではなく、「競合コンテンツと比較し少なすぎる文字量になっていないか」をチェックすることがポイントです。
他のページをの文字数を測る際は、ネットで「文字数カウント」と調べれば簡単に出てきて調べることができますし、コンテンツマーケティングをサポートしてくれるSEOツールなどを使うのも一つの手ですので、参考にしてみてください。
参考「文字数カウント」
先ほどもお伝えしましたが、必要なテキスト量を意識せず、情報の網羅性を意識してコンテンツを作成しましょう。網羅性は、上位化対象のキーワードに関連する情報を複数含んでいるかどうかが鍵となります。
網羅性のあるSEOに強い記事にするには、
などがあります。
上位表示されているページは、「ユーザーに求められているページ」である証拠です。
そのため、競合ページのコンテンツを見ることによって、「ユーザーのどんな検索意図に応えているから、上位表示されているのか」を一度考えてみましょう。
細かい中身だけでなく、全体の見出し(目次)を見るだけでもかなり参考になると思います。
Googleの検索ボックスに表示されるサジェストキーワードや、関連キーワードを知ることによって、狙ったキーワードに対して他にどういった内容が関連しているのか、多く検索されているのかを知ることができるので、それらを参考にして内容に入れるのも一つの手です。
関連キーワードやサジェストを調べられるツールもあるので、参考にしてみてください。
ただ網羅性の中には、ただ単に関連するキーワードを入れるということだけではなく、その関連キーワードについてより詳しい内容を付け加えるという意味も含まれています。関連するキーワードの情報を深堀することでユーザーのニーズを満たし、尚且つテキストの量も自然に増やすことができます。
また、関連キーワード以外にも共起語と呼ばれる語句を用いると、よりSEO効果が高まります。共起語とは対象となるキーワードと一緒に使用される頻度が高い語句のことを指します。
例えば「ホテル」というキーワードの共起語は「旅行」「周辺」「温泉」などが挙げられます。一方で関連キーワードは「予約」「値段」「宿泊」のようなホテルに関連する用語になります。
共起語も関連性の高い用語なので、明確に違いを出すのは難しいです。判断に迷う場合は、関連キーワード、共起語を検索するツールがあるので、そちらを参考にしてみましょう。
ユーザーの検索意図に答えるためには、検索者よりもその分野に詳しくなければいけません。情報収集をしてある程度は詳しく説明することも可能だと思いますが、分野の専門家に知見をいただく方法もあります。
Google ガイドラインでは以下のような、専門性・権威性のあるコンテンツが評価対象に該当するとされています。
専門性と権威性を明確にする
専門性と権威性がサイトの質を向上させます。サイト内のコンテンツは、そのトピックの専門家が作成または編集するようにしましょう。たとえば、専門知識や豊富な経験を持つ情報発信者が書いた記事であれば、ユーザーは記事の専門性を理解できます。科学的なトピックに関するページでは、十分に確立されたコンセンサスを示すことが有効です(そうしたコンセンサスが存在する場合)。
(引用:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル)
繰り返しますが文字数を考える上で注意しなければならないのは、上位表示サイトよりも多くテキストを入れることに注力してはいけないということです。
単純に他サイトよりも文字数を稼ぐことで上位表示できるわけではないため、キーワードとの関連性が薄く、無駄に長い文章にすることは避けましょう。
網羅性を意識してコンテンツ作成・または記事作成していくことで、ユーザーの求めるコンテンツになります。そして結果的にコンテンツの情報量が増えて文章量が増えていくのです。
文字数を意識するあまりに上位表示サイトなどから、文章をコピペすることはしないようにしましょう。
Google はユーザーにとって有益な情報を提供しているページを評価します。その際、他サイトと内容が重複したコピーコンテンツはペナルティの対象となり、検索結果に表示されない場合があるので注意しましょう。
文字数を増やすために網羅性を意識してコンテンツを作成する際、同じ関連キーワードをたくさん入れれば良いわけではありません。
一つの記事に同じ内容のテーマが複数存在すると、Google から重複コンテンツと判断されてサイト評価を落とす可能性があるので注意が必要です。
トピックごとに関連キーワードを決めてコンテンツを制作することで、ユーザーの検索意図に答えることができます。
始めにお話しした通り、あくまでも文字数は直接は評価に関係しないものです。文字数にとらわれ過ぎることはあまりよくありません。しっかりとユーザーの求める内容を理解した上でコンテンツの情報量を考えていきましょう。
他のコンテンツと文字数で比べるのではなく、網羅性の観点で比べていき、修正や追加を繰り返すことで、おのずとSEOに最適な文字数が導き出されるはずです。
このようなSEOの観点から文字数の多いコンテンツが評価されるという誤解が生まれてきたのです。
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