PPC広告とは? 種類・メリット・デメリットから向いているケースまで解説

インターネット広告サービスのご案内
今すぐ無料ダウンロード

無料で資料をダウンロード

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

インターネット広告サービスのご案内

弊社の取り扱う広告媒体の全体図と、リスティング広告、ディスプレイ広告を中心として運用スキームをご紹介しております。

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

STEP 1


フォームでの問い合わせが
完了いたしました。
メールにて資料をお送りいたします。

広告の中でも費用対効果が高いとして利用されることが多いのが「PPC広告」です。PPC広告の運用を検討する際は、特徴やメリット・デメリットについて理解し、運用の目的や製品・サービス、ターゲットなどに適しているかどうか検討しましょう。

本稿では、PPC広告の特徴やメリット・デメリットから向いているケース、その他の知っておきたい広告の種類まで詳しく解説します。

PPC広告とは

PPC(Pay Per Clickの略)広告とは、1クリックごとに課金する方式の広告のことです。どのような広告でも、クリックごとに課金する仕組みのものは全てPPC広告と呼びます。表示されただけでは費用が発生しないため、「広告の表示数が多いのに売上につながらず、予算を無駄に消費する」といった心配がありません。

ちなみにPPCはCPC(Cost Per Clickの略)と混同されがちですが、CPCはPPC広告における「1クリックの単価」を指します。

PPC広告とリスティング広告の違い

PPC広告とリスティング広告は、インターネット広告の中でよく使用される2つの手法です。これらの広告形式は似ているように感じるかもしれませんが、SEOのプロの視点から見ると、いくつかの重要な違いがあります。以下、その違いをわかりやすく説明いたします。

  1. 課金方式の違い:

    • PPC広告: クリックごとに課金される広告形式です。広告が表示されてもクリックされなければ課金されません。
    • リスティング広告: こちらもクリックごとに課金されることが一般的ですが、表示回数に応じて課金される場合もあります。
  2. 表示位置の違い:

    • PPC広告: 検索エンジンの結果ページだけでなく、様々なウェブサイト上で表示されることがあります。
    • リスティング広告: 主に検索エンジンの結果ページ上で表示されます。
  3. 広告の形式の違い:

    • PPC広告: 画像や動画など、多岐にわたるメディアを使用することができます。
    • リスティング広告: テキスト主体の広告が一般的です。
  4. ターゲティングの違い:

    • PPC広告: 年齢、性別、趣味など、様々な属性に基づいてターゲティングすることが可能です。
    • リスティング広告: キーワードに基づいてターゲティングすることが一般的です。
  5. 効果測定の違い:

    • PPC広告: クリック数やコンバージョン数など、多岐にわたる指標で効果測定が可能です。
    • リスティング広告: クリック数や表示回数など、比較的シンプルな指標で効果測定が行われます。

以上の違いを理解することで、ビジネスの目的に応じて最適な広告形式を選ぶことができるでしょう。広告の戦略を立てる際には、これらの違いを考慮し、効果的な広告運用を目指しましょう。

PPC広告の種類

PPC広告に該当する広告には、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などがあります。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンに出稿する「検索連動型広告」のことです。正確には、ユーザーが興味のある広告を表示する「コンテンツ連動型広告」もリスティング広告に含まれますが、こちらは次に紹介する「ディスプレイ広告」として区別されています。

また、全てのリスティング広告がPPC広告とは限りませんが、「リスティング広告=PPC広告」と認識されているほどに、そのほとんどがクリック課金方式です。

リスティング広告についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、GoogleやYahoo! JAPANといった検索エンジンやメディア、サイトなどに掲載される広告のことで、「コンテンツ連動型広告」とも呼ばれます。ユーザーの閲覧ページや検索キーワードの履歴をもとに関心があると考えられる広告を表示する仕組みです。

明らかにニーズがあるユーザーだけではなく、潜在的なニーズを持つユーザーにもアプローチできます。リスティング広告とは違い、テキストオンリーではなく画像や動画も組み込めるため、より高い効果が見込めるでしょう。

なお、ディスプレイ広告の多くはPPC広告ですが、広告の表示回数に応じて課金される形態もあるため、ディスプレイ広告=PPC広告ではありません。

SNS広告

SNS広告とは、TwitterやInstagram、FacebookといったSNSに配信する広告のことです。ICT総研の「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、日本のSNS利用者数は8,270万人で、2024年末には8,388万人まで増加すると予測されています。

主なSNSの利用率は、次のとおりです。

各SNSの利用率
Twitter……55.9%

Instagram……52.9%
Facebook……24.6%

SNS広告は、SNSのアカウント情報やSNS上での行動を分析し、興味があると考えられる広告を表示します。課金形態はPPC広告が代表的ですが、インプレッション課金や「いいね・シェア数」などで課金されるエンゲージメント課金などもあります。

PPC広告の費用はクリック単価×クリック数で決まる

PPC広告は、前述したとおり1クリックごとに課金されるため、費用は次の計算式で算出します。

クリック単価×クリック数

クリック単価の相場は50~200円といわれています。これだけの幅があるのは、広告主がクリック単価を自分で設定し入札する「オークション方式」が採用されているためです。クリック単価が低すぎると広告が表示されなかったり、掲載順位が低くなったりするため、相場の範囲内で設定する必要があります。

相場については、Yahoo!広告はサイト内の「キーワードアドバイスツール」、Google広告はサイト内の「キーワードプランナー」で確認できます。なお、Google広告では主に広告の品質で決まる広告ランクも掲載順位に関係するため、なるべくハイクオリティな広告を作成することが大切です。

PPC広告のメリット

PPC広告のメリットをチェックして、製品・サービスの性質やターゲットなどに適しているかどうか判断しましょう。PPC広告には次のメリットがあります。

費用対効果に優れている

PPC広告は、ユーザーが広告をクリックした場合にのみ課金される仕組みのため、表示回数や固定で費用が決まる方式と比べて費用対効果が高いと言えます。

ただし、広告をクリックしても、その先の問い合わせや購入といったコンバージョンしなければ、結局は費用対効果が下がってしまいます。

しかしながら、ユーザーの反応を見ながら予算を調整すればコストの無駄な消費を最小限に抑えられるため、費用対効果の面で有利なことに変わりはありません。

臨機応変に修正・停止ができる

広告の修正や停止はいつでも行えます。掲載期間と掲載料が決まっている広告は、基本的に修正できないうえに契約で定めた事象が起きない限りは停止も認められません。

対してPPC広告はいつでも広告の修正や停止ができるため、配信する媒体や方式に誤りがあった際に即座に軌道修正できます。

速やかに効果測定できる 

PPC広告は、次の指標を速やかに確認できます。

  • クリック数(CT)……広告がクリックされた回数
  • インプレッション数(IMP)……広告が表示された回数
  • コンバージョン数(CV)……問い合わせや購入といった成果の数

これらのデータをもとに速やかに効果測定できるため、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)で構成される「PDCAサイクル」が早く循環します。また、効果検証の際に必ず検証すべき指標が、表示回数に対するクリック数の割合を示す「クリック率(CTR)」です。

クリック率(CTR) = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100

クリック率(CTR)が低い場合は、広告の文言や画像、動画などがユーザーの興味を引くものではなかったと考えられます。

PPC広告のデメリット

PPC広告には、費用対効果が高くて迅速な効果測定が可能というメリットがある一方で、次のデメリットもあります。

改善を繰り返す必要がある

PPC広告に限ったことではありませんが、高い広告効果を求めるのであれば検証・改善を繰り返す必要があります。クリックされたときだけ課金されるとしても、運用には人件費がかかるため、費用対効果の向上を目指すことが基本です。

運用者のスキルに効果が依存する

PPC広告を運用するには、各データを複合的に分析して改善の糸口を見極めるスキルが必要です。知識はもちろん長年の経験に基づいた予測も広告運用には欠かせません。

自社に広告運用のスキルや経験を持つ人材が不足している場合は、プロの広告代理店に任せることも検討しましょう。

効果が高いキーワードはクリック単価も高い

PPC広告は自分でクリック単価を決める入札制とお伝えしましたが、競合が多くて高い効果が期待できるキーワードは、それだけクリック単価の相場が高くなります。

入札単価が高い場合、広告の品質が低くてコンバージョンに至らなかったときの費用への影響が大きくなる点に注意が必要です。

PPC広告が向いているケース

PPC広告は次のようなケースに向いています。

目的が商品・サービスの申し込み

コンバージョンが商品やサービスの申し込みの場合、商品・サービスに興味があるユーザーしかクリックしないため、インプレッション数での課金よりもクリックごとの課金の方が向いています。

もし、インプレッション数での課金を選択すれば、早期に予算がなくなってしまうでしょう。

予算が少ない

クリックごとに課金されるPPC広告は、予算が少ないケースに適しています。運用を始めた当初は十分な予算を確保できないケースは多いでしょう。予算が少なければ、最小限のコストでユーザーを広告へ誘導し、優れたキャッチコピーや画像、動画などでコンバージョンを促す必要があるため、1クリックごとに課金されるPPC広告が向いています。

PPC広告の効果を高めるためのポイント

PPC広告は、検証・改善によって費用対効果の向上を狙うことが基本です。効果改善のポイントについて詳しくみていきましょう。

ABテストを行う

ABテストとは、2パターンの広告を用意して、どちらが高い効果が出るかを検証する手法です。

例えば、広告のキャッチコピーや画像、動画、コンバージョンへの導線などが異なる広告を2つ出稿し、一定期間におけるクリック数やクリック率、コンバージョン率などを比較します。その結果に基づいて改善を繰り返すことで、広告効果の向上が期待できます。

ABテストについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

魅力的なキャッチコピーを設定する

どれだけ優れた広告でも、ユーザーがクリックしたくなるキャッチコピーでなければ広告効果は得られません。次のポイントを押さえてキャッチコピーを作成しましょう。

・「あなたは○○に満足していますか?」など感情や欲求をゆさぶる言葉を使う
・「顧客満足度98%」など具体的な数字を入れる
・「○○も推薦」など権威性を付与
・伝えたい文言は左に寄せる

最適なキャッチコピーはターゲットに応じて異なるため、ABテストを繰り返してベストな文言を見つけましょう。

キャッチコピーの作り方については、こちらの記事をご覧ください。

ターゲットに合ったキーワードを設定する

競合性が高いキーワードはクリック単価が高騰しやすいため、2語以上のロングテールキーワードを狙うことで、費用と効果のバランスを取りやすくなります。

例えば、「営業支援ツール」よりも「営業支援ツール おすすめ」「営業支援ツール 選び方」の方がクリック単価が低くなるものの、広告のキャッチコピー次第で十分な効果が見込めます。

PPC広告を効果的に運用するコツ

PPC広告の運用において、SEOのプロの視点から効果的なコツをご紹介いたします。これらのコツを活用することで、広告の効果を最大限に引き出すことが可能となります。

  1. キーワードの選定: PPC広告の成功には、適切なキーワードの選定が不可欠です。ユーザーの検索意図に合ったキーワードを選ぶことで、クリック率の向上が期待できます。

  2. ランディングページの最適化: 広告をクリックした後のランディングページも重要な要素です。ページの内容が広告と一致していること、使いやすいデザインであることなどが求められます。

  3. 広告のテスト: A/Bテストなどを行い、どの広告が効果的かを定期的に検証することも大切です。テストを通じて、最も効果的な広告を見つけることができます。

  4. 予算の管理: PPC広告の予算管理も重要な要素です。広告の効果と予算のバランスを取りながら、最適な運用を目指しましょう。

  5. データ分析: Google Analyticsなどのツールを使用して、広告のパフォーマンスを定期的に分析することが推奨されます。データに基づいて戦略を調整することで、より効果的な広告運用が可能となります。

  6. 最新トレンドの把握: PPC広告の世界は日々変化しています。最新のトレンドを把握し、それに応じた戦略を立てることも重要です。

  7. 信頼性のあるデータの活用: 例えば、Googleが提供する市場調査データなど、信頼性のあるデータを活用することで、より精度の高い戦略が立てられます。

以上のコツを活用することで、PPC広告の効果を高めることができるでしょう。最適な戦略を立て、効果的な広告運用を目指しましょう。

PPC広告以外の広告の種類

PPC広告以外の広告の種類について、以下にまとめました。

 予約型広告成果報酬型広告インプレッション保証型
特徴・あらかじめ決められた料金を支払う
・契約期間内は広告の表示が変更されることはない
・成果が発生した場合に一定の報酬を支払う
・報酬は協議のうえで決定する
・あらかじめ定めたインプレッション数に達するまで広告掲載が保証される
 メリット・契約期間中は広告が常に表示される
・認知度アップに適している
・運用の手間がかからない
・コンバージョンしたときにのみ報酬が発生する
・広告運用のプロに任せられる
・想定外の広告費が発生しにくい
 デメリット・契約期間中は広告を修正できない
・詳細なターゲティングができない
・費用が比較的高い
・コンバージョンの難易度が高い場合は報酬も上がる
・効果が出るまでに時間がかかる
・クリックされなくても費用が発生するため効果が低くなりやすい
・広告のキャッチコピーの品質がより強く問われる

まとめ

PPC広告は、クリックごとに課金されるため、費用対効果が高くなりやすい点がメリットです。その一方で、効果改善が前提であり、運用者のスキルや経験次第では思うように効果が向上しません。

PPC広告を効率的かつ効果的に運用したい場合は、実績のあるプロに任せることをオススメします。PLAN-BWeb広告運用サービスは、継続率93.7%で国内上位2%の運用力があります。目先の利益ではなく、顧客の持続的成長を第一に考えるとともに、期待以上の成果を出すことに注力しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。