【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.07.05
2024.01.25
2024.01.25
Webサイトを上手く設計することは、ユーザーから親近感や信頼性を持ってもらうことに繋がります。しかし、Webサイトを設計する上で、どのような点に注意すれば良いのか分からない人も多いことでしょう。
本記事では、Webサイト設計の重要性や手順、コツ、注意点などについて解説します。
Webサイト設計とは、Webサイトの目的に基づいて、最適なWebサイトの骨組みを作る作業のことを指します。階層構造を決定したり、掲載するサイトをカテゴリ別に分類するなど効果的なWebサイト設計をすることで、ユーザビリティを高め、良いSEO効果をもたらすことができます。
Webサイト設計は、途中で設計を変更すると膨大な時間が取られることが多いため、基本的にWebサイトを立ち上げる前に、構想を練ります。クオリティの高いWebサイト設計をすることで、コンテンツの内容以外の部分で、リピーターの獲得やサイトの上位表示を狙えます。
まずは、Webサイト設計の重要性について把握しましょう。なぜWebサイト設計にこだわらなければならないのでしょうか。その理由を3つ示します。
下記では、それぞれの内容について詳しく解説します。
Webサイトの設計がユーザビリティに配慮されていると、ユーザーがサイトを使用する際のストレスや混乱が減少します。また、ユーザビリティが向上すると、ユーザーはより速く、より正確に目的の情報を見つけることができます。
その結果、ユーザーはより良い体験を得られるため、サイトの回遊率や滞在時間が長くなります。ユーザビリティを改善することで、企業の収益性にも大きな影響を与えることができます。
Webサイト全体の設計を行うことで、全体に一貫性が生まれます。
メニューやボタンの配置が一貫していると、ユーザーはサイト内をスムーズに移動でき、目的とするページまで容易に辿り着けます。デザインに一貫性があることでサイト自体に親近感を覚えてもらいやすくなり、コンテンツ内容に一貫性があることでサイトの信頼性を高めることができます。
Webサイト設計において、SEO(Search Engine Optimization)の考え方を取り入れることは非常に重要です。良いSEO効果を期待できるサイトは、検索エンジンの検索結果上位に表示されるため、多くのユーザーからのアクセスが期待できます。
Googleは定期的にクローラーと呼ばれるロボットを使用してWebサイトを調査し、検索順位に影響を与えます。クローラーはサイトマップをもとにリンクをたどってページを移動するため、Webサイトの導線が整理されているほど効果的なクロールが行われます。つまり、Webサイトの設計において、わかりやすい導線を作ることが重要となります。
Webサイトを設計する際には、主に5つのステップを踏むことになります。
STEP 01:コンセプトの決定
STEP 02:サイトマップの設計
STEP 03:ワイヤーフレームの設計
STEP 04:デザインの設計
STEP 05:実装
下記では、それぞれのステップについて詳しく解説します。
まずは、サイトのコンセプトとして、大まかなコンテンツ内容や主要ターゲットを決定しましょう。どのような目的で、誰に向けたサイトなのかを明確にすることで、後の制作でブレなく完成させることが可能です。
コンセプトが決定したら、Webサイト全体のサイトマップを設計していきましょう。サイトマップとは、Webサイトに含まれるページの階層構造を示した地図のことを指します。簡単に言うと、何がどこにあるのかの一覧を示したものです。
サイトマップを作成することで、Webサイトの全体像を把握し、最適な階層構造について検討できます。
サイトマップの設計が終了したら、各ページの「ワイヤーフレーム」を設計しましょう。ワイヤーフレームとは、ページのレイアウトやコンテンツ配置などの基本的な構成を示した骨組みのことです。
ワイヤーフレームは、本格的なデザインの段階ではないため、画像や装飾などを使用する必要は特にありません。むしろ時間効率を上げるため、シンプルな内容にしましょう。
Webサイトの目的やターゲット層を踏まえて、全体の雰囲気やカラーを決めていきます。色合いやレイアウト、フォントの種類など、見た目のデザイン面だけでなく、使い勝手の面からもデザインを考慮します。
このステップで、制作物においてデザインやレイアウトを含めた仕上がりを具体的に示すために作られる完成見本「デザインカンプ」を完成させましょう。
デザインカンプができたら、Webサイトの実装を行います。具体的にはプログラミング言語を用いて、Webページを作成していきます。
一般的に、直接ユーザーが目にする部分を構築する「フロントエンド」と、サーバーやシステムなどを構築する「バックエンド」に担当を割り振って開発を行います。
実装の作業が完了したら、テストリリースを実施して、Webサイトが正常に動作するか確認を行います。
Webサイトを設計する上で特に意識すべき点が3つあります。
下記では、それぞれの特徴について詳しく解説します。
ホームページ制作の設計で抑えるべきポイントの1つ目は「ホームページの目的を明確化する」ことです。これはホームページ制作を行う上で、一番大切なことと言っても過言ではありません。
ホームページの目的として多いのが「売上増加」「認知度アップ」「ブランディング向上」などです。自社にとってのWebサイトの存在意義とは何か、ユーザーに具体的にどんな行動を起こしてもらいたいかを明確に決定しましょう。
ペルソナとは、ターゲットとなるユーザー像を想定した仮想的な人物像です。ペルソナを設定することによって、具体的なユーザー像に基づいてWebサイトの設計を行えます。
企業では、商品やサービスの開発やマーケティング、販売に複数のメンバーが携わります。しかし、それぞれのメンバーが抱く顧客像がバラバラだと、方向性がぶれてしまい、プロジェクトの進行に影響を及ぼすことがあります。
同じ人物像を共有することで、方向性のぶれを抑え、各業務に効率的に取り組むことができます。結果的に、メンバー間の意思疎通がスムーズになり、Webサイト設計のプロジェクト進行が円滑になるでしょう。
Webサイト設計は、ユーザー視点で考えることが重要です。サイト制作者の都合に合わせてサイトを制作してもユーザーに使いにくいサイトであれば、すぐに離脱してしまいます。
特にWebサイト制作に携わっていると、制作者視点になりがちです。ユーザーテストなどを行うことで、客観的なユーザー視点を得ることが大切です。
Webサイトをうまく設計するにはどうすれば良いのでしょうか。Webサイトの設計時のコツは主に4つ挙げられます。
下記では、それぞれのコツについて詳しく解説します。
Webサイトに新しいコンテンツを追加すると、ページ数が増えて、構造が複雑になることがあります。これにより、検索エンジンのクローラーがサイトを巡回しにくくなるため、訪問者や検索エンジンから見てわかりやすいリンク階層を作ることが重要です。
リンク階層を浅くすることで、検索エンジンから見てサイトがクロールしやすくなり、SEO効果を高めることができます。
WebサイトのURL名を簡潔かつ適切なキーワードに基づいて命名することは、ユーザビリティを向上させるだけでなく、SEO効果を高めるために重要です。URL名は、サイト設計の段階で適切に定義される必要があります。
冗長かつ関連性の低いURL名を使用することは避け、選定したキーワードに基づいた短いURL名を使用するようにしましょう。URL名を後から変更することもできますが、SEO効果を失うリスクがあるため、設計段階での適切な命名が重要です。
キーワード選定は、サイトのテーマに沿って行われるため、それらのキーワードは共に関連しています。しかし、より関連性の高いキーワード同士をグルーピングし、カテゴリ単位で専門性を高めることで、SEO効果を引き出すことができます。
カテゴリ単位での専門性の高さは、検索エンジンにとってサイトの信頼性を高め、ユーザーにとっては必要な情報を素早く見つけることができるようになります。
内部リンクとは、同一Webサイト内のページのリンクを貼ることを指します。内部リンクを設置することで、クローラーがページを発見しやすくなり、ページのランク評価が高まるといった利点があります。
また、関連ページへのリンクを設定することで、ユーザーがサイト内での移動をスムーズに行い、サイト全体の滞在時間を増やすことができます。
Webサイトを設計する際には、致命的なデメリットを被らないように設計することが大切です。Webサイト設計時に注意すべき点が5つあります。
下記では、それぞれの注意点について詳しく解説します。
Webサイトの表示速度が遅くなる主な要因は、画像が重い、外部ファイルが多い、効果計測タグが多すぎるなどが考えられます。
ページの表示速度は、PSI(Page Speed insight)で計測可能です。緑色の評価をキープできるよう表示速度を調整しましょう。
トンマナとはトーン&マナーを略した言葉で、「デザインの一貫性・統一性を保つためのルール」のことを指します。印象に残るWebサイトには意図的にトンマナの設計がされています。
トンマナの設計をし、サイト全体のデザインを統一することでユーザーは違和感を覚えずサイトを回遊することができます。
レスポンシブデザインは、複数の画面サイズに対応できるようにデザインを最適化する手法を指します。
レスポンシブデザインを採用することで、異なる端末からのアクセスに対応できるだけでなく、ユーザビリティが向上し、SEO効果も得られます。また、複数のバージョンのWebサイトを制作する必要がなくなるため、コスト削減にもつながります。
SSLは、Secure Sockets Layerの略で、Webブラウザとサーバー間の通信を暗号化する技術です。個人情報を安全に通信するためのセキュリティー対策として広く利用されており、通信中の盗聴や改ざんを防止します。ホームページをSSL化すると、URLが「http」から「https」に変わります。
RFPを作成することで、ホームページ制作を依頼する際に制作会社から提案される見積もり金額を適正な範囲内に収めることができます。RFPには、必要な要件や納期、予算などが明確に記載されており、発注者のニーズが明確になっているため、制作会社も正確な見積もりを提示できます。
また、制作会社が提案書を用意してヒアリングに臨む場合もあり、やりとりがスムーズに進むことがあります。
それでは、Webサイトを設計する際に役立つツールを3つ紹介します。
下記では、それぞれのツールについて詳しく解説します。
引用:アドビ
Adobe XDは、Adobeが開発・提供しているWebサイトやモバイルアプリのUI/UXデザインをするためのアプリケーションツールです。
PhotoshopやIllustratorよりも直感的に操作が可能です。XDには、リピートグリッドやアセット機能などの機能があり、これらを使うことで非常に効率的に作業することができます。また、ワイヤーフレームやデザインカンプ、プロトタイプを作成し、共有することができるため、デザイナーだけでなくディレクターやプランナーも簡単にアイデアを形にすることができます。
引用:Figma
Figmaは、ブラウザ上で手軽にデザインができるツールです。ブラウザがあれば場所を問わず利用できるため、チームでの作業や外出先での作業にも適しています。
また、無料のフリープランがあるため、デザイナー以外の人でも手軽に導入できます。作成したデザインは、Web上でアクセスできるため、PCを持ち歩かなくても作業を継続できます。
引用:Cacoo
Cacooは、図や図解を作成・共有するためのチーム向けツールです。
デザインの知識がなくても利用でき、豊富なテンプレートを活用することで、ワイヤーフレームやサイトマップなどを簡単に作成できます。モックアップ図、マインドマップ、フローチャートなど、さまざまな種類の図を作成できます。
本記事では、Webサイト設計の重要性や手順、コツ、注意点などについて解説しました。
Webサイト設計では、ユーザー視点を持つことが大切です。初めてWebサイトを訪問した人にでも直感的に操作できるような設計を心がけましょう。