Webサイト制作を外注する場合の費用は? 相場とポイントを解説!

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デジタルマーケティングのいしずえとなる「Webサイト」。新型コロナの影響もありDX(デジタルトランスフォーメーション)が声高に叫ばれるご時世ですが、Webサイトは「作ればそれで万事OK」というものではありません。Webサイトから望むリターンを得られず、運用が形骸化して放置状態……なんてケースもよく見られます。

Webサイト失敗の出発点は「目標に合わせたWebサイトの設計ができていないこと」です。Webサイトを運営する目標に応じて最適なサイト設計は異なるため、Webサイト立ち上げ時に目標に応じた設計が不十分な場合は、サイトのリニューアルが必要となる場合もあります。本稿では、サイトリニューアルを検討しているものの、制作費用の相場や制作会社選びにお悩みの方に向けポイントを紹介します。

Webサイトの種類について

まず、Webサイトの種類を整理しておきましょう。一口にWebサイトと言っても様々な種類が存在し、それぞれの制作にかかる費用の目安は異なります。下記で紹介するWebサイトの種類を押さえて「Webサイトを制作する目的」を明確にしておくとよいでしょう。

先にお伝えしておくと、それぞれのサイト型に厳格な定義が存在するわけではありません。コーポレートサイトの中にブログが運営されている形式や、ECとブログサイトが一体となったWebサイトなど、複数のサイト型の役割をもったWebサイトも存在します。あくまでサイト型の種類は、「Webサイトの役割を分割したもの」と捉えてください。ちなみに、当メディア「PINTO!」はブログサイトとサービスサイトの役割を兼ねたWebサイトとなっています。

コーポレートサイト

「コーポレートサイト」とは、「コーポレートサイト」とは、企業(コーポレート=会社・企業)情報を紹介するためのWebサイトのことです。一般的には、会社概要、事業紹介などの情報が掲載され、自社のステークホルダーが広く閲覧します。集客や採用、IRなど幅広い目的に活用されるため、それぞれの情報にアクセスしやすい設計が求められるWebサイトです。また企業の顔となる「ホームページ」的な役割を期待する場合は、特にデザインにこだわる必要があるでしょう。形式によっては、後述するブログサイトや採用サイトの役割も兼ねているコーポレートサイトもあり、異なる役割のページ数を多く作成する必要があるため、制作費は比較的高くなります。

ブログサイト

「ブログサイト」については解釈が割れるところですが、本稿では「商談の創出などを目標として作成した記事を投稿・管理するWebサイト」のことをブログサイトとします(中には、採用活動の増進を目標にブログを運営するケースもありますが、本稿では採用を目標としたサイトは「採用サイト」として分類しています)。自社商材そのものの情報や関連するトピックのお役立ち情報を記事形式で掲載することで、販促機会を増やす役割を担うWebサイトです。SEO(検索エンジン最適化)と相性がよく、事業のターゲットがWeb検索で情報収集する層であれば、有力な選択肢となるでしょう。

多数の記事を制作・管理するためページ数はかなり多くなりますが、CMS(コンテンツ管理システム)というツールを使用してページを量産できるため、コーポレートサイトなどと比較して、制作費は安く済む傾向にあります。

採用サイト

「採用サイト」とは、求職者に対する自社アピールや、自社の求める人物像を記載し、人材募集に役立てることを目的としたWebサイトのことです。独立した採用サイトを持たず、コーポレートサイト内に採用ページを作成するケースも珍しくありませんが、採用サイトを独立して設けることで、「求職者が採用に関する情報のみを閲覧しやすくなる」というメリットがあります。自社の理念や社員のインタビューなど、採用に関するコンテンツを豊富に活用したい場合は、採用サイトを独立して制作するのも一つの手でしょう。

ECサイト

「EC(電子商取引)サイト」とは、インターネット上で商品・サービスを売買するWebサイトのことで、簡単に言えば「ネットショップ」です。ECサイトと言えば、BtoCの事業で展開されるイメージが一般的ですが、最近ではBtoBの事業においても、「モノタロウ」「アスクル」のように、自社でECサイトを運営するケースも少しずつ増えてきました。単なるカート機能や購買機能だけでなく、会員管理機能やセキュリティ対策も求められるため、制作費は高くなります。

サービスサイト

「サービスサイト」とは、自社の商品・サービスを紹介することに特化したWebサイトのことです。採用サイトと同様にコーポレートサイトに内包されるケースもありますが、コーポレートサイトとは分けて管理することで、商材の詳細な情報のみを発信することが可能となります。また商材ごとにブランドが分かれている場合は、サービスサイトを分けることで、商材ごとブランドに沿ったデザインのWebサイトを作成できるというメリットも。当メディア「PINTO!」を運営するPLAN-Bも、SEOツール「SEARCH WRITE」と、インフルエンサーと企業のマッチングプラットフォーム「Cast Me!」を提供しておりますが、それぞれのサービスサイトは分ける設計を採用しています。

LP(ランディングページ)

「LP(ランディングページ)」はコンバージョンを獲得することに特化したWebページのことであり、言うなればWebサイトの一部ですが、サイト制作のメニューとしてよく挙がります。コンバージョンを獲得するために最適な設計が必要とされ、マーケティングとデザインの知見が求められます。とはいえ、少数のページで構成されるため、費用は安価です。

Webサイト制作を外注する場合の費用

Webサイトを業者へ外注する際には、規模が大きく、デザイン・機能のカスタマイズが必要になるほど費用が高くなる傾向にあります。Webサイト制作を外注する際の費用の目安と、出来上がるWebサイトの特徴は以下の通りです。

費用Webサイトの特徴制作できるWebサイトの例
~30万円デザインテンプレートを使用した数ページのWebサイトの作成が可能企業情報だけを記載した最低限のコーポレートサイト
30~100万円テンプレートではないオリジナルデザインで十数ページの作成が可能オリジナルデザインを使用したサービスサイト
100~300万円本格的なWebサイトで機能・デザインのカスタマイズが可能動的なデザインにこだわったコーポレートサイト
300万円~高性能な独自サービスの実現が可能多数の商品を取り扱うECサイト

費用ごとに作成できるWebサイトの特徴や目的について、詳しく解説します。

~30万円で作成できるWebサイトの特徴と目的

制作会社へ外注する際に「~30万円」の費用では、数ページ程度の名刺代わりになるWebサイトが制作できます。また、WordPressを活用すれば、簡単なブログサイトを構築することも可能です。ただし、この費用ではデザイン性・機能性を追求することは難しいでしょう。とにかく費用を抑えて、会社概要や商品詳細を簡潔に記したWebサイトを作成し、営業の際などに「これが弊社です」と名刺代わりに活用するのみであれば候補となるでしょう。

30~100万円で作成できるWebサイトの特徴と目的

制作会社へ外注する際に「30~100万円」の費用では、10~30ページに限られるものの、テーマのカスタマイズやデザイン性にオリジナリティのあるWebサイトが作れるようになります。小規模なサービスサイトなども制作可能です。名刺代わりではなく、パンフレットのようなWebサイトをイメージすると良いでしょう。また、WordPressを利用する場合は、テーマのカスタマイズや簡単な機能であれば追加できるため、オリジナリティのあるブログサイトを制作することもできます。

100~300万円で作成できるWebサイトの特徴と目的

制作会社へ外注する際に「100~300万円」の費用をかけることで、ようやく具体的な要望を叶えるWebサイトを制作できます。例えば「動的なデザインを盛り込みたい」や「自社の商材に最適化して設計してほしい」という要望を叶えられるのはこの価格帯からです。本稿で紹介したWebサイトの種類で言うと、ECサイト以外の制作に対応することが可能となります。

300万円~数千万で作成できるWebサイトの特徴と目的

制作会社へ外注する場合は「300万円~」の費用をかけることで、ようやくECサイトの制作が可能です。しかし大規模なECサイトの構築や、完全オリジナルのサービス・システムを構築したい場合には、フルスクラッチと呼ばれる方法もあります。Webサイトのシステムをゼロの状態から作り出すため、費用が数千万円以上になることもありますが、他にはない独自システム・サービスを実現可能です。

Webサイト制作外注の流れ

Webサイトの制作を外注する場合には、全体の流れを把握し、スケジュール感を理解しておくことが重要です。そうすることで、自社の求めているタイミングでWebサイトを手に入れることができるからです。ここでは、Webサイト制作を外注する流れを紹介します。

H3:ヒアリング
最初に、外注先の制作会社と打ち合わせを行います。この際に、Webサイトの目的やコンセプト、予算、納期などを詳しく話し合いましょう。また、最初の段階で外注先から提案を受けられる場合があります。

ヒアリングでは、以下のような点を質問されることが多いため、事前に用意しておくことをおすすめします。

  • Webサイトの目的
  • コンセプト
  • 予算
  • 納期

まずは、妥協せずに自社が求める最高の条件を提示してみるとよいでしょう。もし、「予算的に難しい」や「コンセプトがわかりづらい」という問題がある場合には、最初に外注業者が提案してくれるはずです。

プランの提案

ヒアリングの結果を踏まえて、制作会社からWebサイトのプランが提案されます。具体的には、サイトマップのイメージや機能要件、デザイン案、制作方法などのプランを話しあうことが多いです。

  • サイトマップ:ページの構成
  • 機能要件:ユーザー登録、ログイン、商品の検索、お問い合わせフォームなど、どのような機能が必要なのか
  • デザイン案:カラースキーム、レイアウト、アイコンなど、サイト構築にかかわる基本的な要素
  • 制作方法:コーディングで終わりなのか、CMS機能を付けるのかなど

業者が提案してきたプランに疑問点がある場合には、その点を質問することで、双方の理解に齟齬が生まれづらいでしょう。

デザインの提案

プランが決まったら、次にデザインの提案が行われます。デザインには、カラーやフォントなどの基本的なデザインから、具体的なページデザインまで含まれます。さらに、ユーザビリティやアクセシビリティの観点からも検討します。

これらのポイントを踏まえて、具体的なデザインを制作するステップとなります。この段階で出来上がるWebサイトのデザインが決まるため、修正や追加を繰り返しながら求めているイメージに近づけることが大切です。

コーディング

デザインが決まったら、実際にWebサイトをコーディングしていきます。HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使用してユーザーが直接目に触れる部分を調整していきます。昨今はモバイル対応の重要性が高まってきており、どの端末で見てもデザインコンセプトが伝わる状態を目指さなければならなくなってきました。

ユーザーにとって使いやすいデザインを意識してコーディングを行っていきます。また、WordPressなどのCMSと組み合わせて運用しやすい状態を作ることもあります。

動作確認・テスト

Webサイトが完成したら、動作確認やテストを行いましょう。各種ブラウザやデバイスでうまく表示できているかを確認したり、機能性を確認したりします。また、ユーザビリティテストやパフォーマンステストなどを実行し、より使いやすい状態に仕上げていくことになります。

納品・アフターサポート

動作確認も問題なく終えると、Webサイトが納品されます。納品後、WebサイトをリリースしたことなどをSNSやプレスリリースで公開しましょう。また、制作会社によっては、納品後もアフターサポートが受けられる場合があります。

そういったシステムを導入している制作会社の場合、問題が発生した際に制作会社に相談することで問題を解消できるでしょう。また、追加費用にはなりますが、コンテンツ更新やサイト分析などのサポートも受けられる場合があります。

Web制作会社選びのポイント

Web制作会社を選ぶ際の2つのポイントについて解説します。Webサイト制作は依頼する業者によって、かかる費用や結果が大きく変わってくるため、後悔のない業者選択を行ないましょう。

目的・予算を決める

制作会社に外注する前の準備段階として、自社で目的・予算を決めましょう。まずは、Webサイトに求める目的・役割を明確にします。すると、作成するべきWebサイトの種類も同時に決定できるはずです。

次に予算です。予算が少なすぎると、希望するWebサイトとかけ離れたものになる可能性があるので十分に注意してください。複数の制作会社の見積を比較することで、求めるWebサイトの相場を判断するのもオススメの方法です。初期費用・制作費用だけではなく月額で費用が発生する場合もありますので、併せて確認しましょう。

求める条件に実績のある会社を選ぶ

具体的な目的・予算・Webサイトの種類などが決まったら、それらの条件に合った実績を持っている会社を選びます。デザインやシステム開発、マーケティングなど、制作会社によって強みは異なるため、制作会社は慎重に見極めなければ行けません。例えば、当メディア「PINTO!」のようにリード獲得チャネルとしてWebサイトを制作したい場合は、BtoBマーケティングに理解・強みを持った制作会社を選ぶ必要があるでしょう。

手始めに、制作会社のホームページに記載されている制作事例を確認してみてください。求める条件に近い制作事例を確認し「依頼側のオーダーに対する制作側のこだわり」に注目してみてください。事例ごとの「こだわり」を読み取ることができれば、制作会社の強みを理解するヒントとなるでしょう。

次の記事では、実際に制作会社に見積りを出す際のポイントについて解説しています。見積りの依頼方法によっては、リニューアルにかかる金額を安く抑えられる可能性もあるため、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

Webサイトの制作を外注する場合の費用は、Webサイトの規模・機能性・デザイン性で大きく異なります。例えば、1ページ程度の名刺代わりのようなホームページであれば10万円未満で作成可能です。しかし、ビジネス用となると、そのようなWebサイトでは不十分でしょう。Webサイトは安ければ良いというのではなく、必要な機能・デザインを満たすことで、ビジネスに役立つツールとなります。

本稿で紹介した6種類のWebサイトに、どのような目的・役割が必要なのかを十分に検討した上で、制作会社へ外注しましょう。制作会社へ外注する際には、複数の見積を比較することで、求めるホームページの費用の相場を確認できます。予算をいくら組めば良いか分からない場合は、ぜひ試してみてください。