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インターネット広告
2024.07.05
2017.07.26
2024.03.07
今では、インターネット上で「動画広告」を目にする機会は格段に増えました。
動画広告は、2022年の時点で前年比133.2%の5,601億円と需要が拡大し続けています。今後も高い成長率が見込まれ、2026年の市場規模はなんと1兆2,451億円になると予測されています。
ですが、いざ動画広告を始めようと思っても「何からどう始めればいい?」「どのような広告の種類がある?」とわからないことも多いのではないでしょうか。
そんなあなたに向けて、今回はあらためて動画広告のメリットや効果・種類・作り方のポイントなどをご紹介いたします。まだ動画広告を利用したことのない方は、これを機にぜひ利用してみてください。
動画広告とは、静止画やテキストではなく動画を用いた広告のことです。主にWeb上に流れる動画広告を指します。広告主のサービスや商品を宣伝し、認知・購買につなげる役割をもっています。
動画広告は今や、Instagram・TikTok・LINE・TwitterをはじめとするSNSやYouTubeで見ない日はありません。前述の通り、2022年度の動画広告の市場規模は5,601億円となっており、2026年には1兆2,451億円に到達すると言われています。
なかでも、スマートフォン向けの動画広告は、動画広告需要全体の83%を占めるとされています。
インターネット広告市場全体においても、年々静止画から動画へ移行され動画広告市場は急成長しています。
ではなぜ、インターネット広告市場の中でも動画広告が伸びているのか?
それは動画広告だからこそ実現できるメリットがあるからです。
ここでは、以下4つのメリットについてご紹介します。
動画広告は静止画広告とは異なり音声や動きがついているため、より多くの情報をユーザーに届けられます。
人間は情報を得るときに、約87%を視覚から、約7%を聴覚から得ていると言われています。視覚の情報も多く、また聴覚への情報もつけられる動画広告は、静止画よりも宣伝効果が期待できるのです。
また、静止画広告はユーザーの「目に留まれば」クリックされますが、動画広告はユーザーの「目に留まらせる」ことができるため、静止画広告よりも能動的に広告を見てもらえることも動画広告の強みといえます。
人間は単に情報を与えられるよりも、「なぜこれが良いのか?」「誰にとって必要なものなのか?」「これを使うとどうなるのか?」などストーリーがはっきりしているとイメージがわきやすく、心が動かされます。(元祖動画広告のテレビショッピングがいい例です)
動画広告は静止画広告と異なりストーリーを提供できるため、ユーザーの心をより動かし興味関心や購買意欲を引き立てることができます。
動画広告は静止画広告と比べて、良し悪しを判断できる指標が多いのもメリットです。
動画広告を配信する媒体にもよりますが、以下の項目が例として挙げられます。
「一番見てほしいところまで見られているか?」「どうすればCTRが高くなるのか?」などの改善施策を、静止画広告以上の精度で効果検証できます。
静止画広告よりも目に留まりやすいため、拡散されやすいことも動画広告の利点です。
前述したユーザーの興味を惹くストーリーで構成されている動画広告は、リツーイトされたり画面録画されてInstagramのストーリーに上げられたりすれば、広告費をかけずとも多くのユーザーに認知されるでしょう。
動画広告を活用することで、さらに期待できる効果は何か?
それらは主に、以下の3つが挙げられます。
具体的にどのような効果が期待できるか、きちんと理解したうえで動画広告を活用していくのが重要ですので、それぞれ確認していきましょう。
現在、多くの人がInstagram・TikTok・LINEなどのSNSを利用しています。特にInstagram・TikTokでは動画の投稿が主流となり、次々と動画が生み出され更新されています。また、空いた時間では常に何かしらのSNSやYouTubeなどを見ている人も多いでしょう。
こういった現状の世の中だからこそ、SNSやYouTubeなどの動画広告が多くのユーザーの目に留まりやすいのは明らかです。
また、日常的に多くのユーザーが触れている媒体で流れることからも注視されることが多いため、商品・サービスの認知拡大につながります。
動画広告を用いることで、静止画広告では伝えにくい以下の要素が詳細に伝えやすくなります。
これらは自社のブランディングにおいても非常に重要であり、動画広告だからこそできる強い訴求力になり得るのです。ユーザーに正しく自分たちの商品やサービスの魅力、価値を伝えられます。
前述の通り、動画広告は「ストーリー」をユーザーに届けられます。そのため静止画広告よりも心が動きやすく、「詳しく知りたい!」「私も一度試してみたい!」と、興味関心を高めて購買意欲を促せます。
本来、広告をクリックした後のページで高める購買意欲を広告の段階で高められるため、静止画広告よりクリック率が高くなる傾向にあり販促促進に効果的です。
数年前まで動画広告といえばYouTubeが主流でしたが、今ではさまざまな媒体で動画広告を利用できるようになりました。
ここでは、動画広告を利用するうえで知っておきたい、動画配信の種類について学んでいきましょう。
インストリーム広告とは、インターネットを介して提供されている動画コンテンツの前・間・後に配信される動画広告のことです。
例を挙げるなら、YouTubeの動画再生時に流れる動画広告です。数秒見てスキップできたり、最後まで見てから本編が再生されたり、さまざまなタイプがあります。
アウトストリーム広告とは、キュレーションメディア・オウンドメディアなどのWebメディアやFacebook・Twitter・InstagramなどのSNS、iOS・Androidアプリのフィードに配信される動画広告のことです。
アウトストリーム広告には、インバナー広告とインリード広告があり、動画コンテンツを持たない媒体に広く配信できます。
インバナー広告とインリード広告について下記で詳しく説明します。
インバナー広告とは、バナー広告枠に配信できる動画広告です。インバナー広告は画面に表示されていなくても、そのページを表示させたタイミングで自動的に動画が開始されます。
インバナー広告はさまざまなWebサイトに配信できるため、幅広いユーザーへのアプローチが可能です。さらに、通常のバナー広告同様にターゲティングできるところも強みです。
インリード広告とは、記事やコンテンツの間に挿入されている動画広告のこと、つまりフィード広告の動画verです。インリード広告はインバナー広告とは異なり、ユーザーが見ている画面に表示されたタイミングで動画広告が始まります。そのため、ストーリー性を持った動画広告とは相性がよく、ユーザーに商品・サービスの魅力や価値を伝えやすい広告です。
スクロールすると途中で出てくるため画面占有率も高く、認知されやすいことも強みです。
その他、よく目にする動画広告についても簡単に説明します。
オーバーレイ広告とは、主にスマートフォンでスクロールした時、画面の上部・下部に覆いかぶさるように表示される広告のことです。近年では、動画のオーバーレイ広告を目にすることが増えてきました。
画面占有率が高いためユーザーへの認知力はありますが、突然表示されたりスクロールに合わせてついてきたりするため、ユーザーの気分を害してしまうことも少なくありません。しかし、商品記事の途中で割引クーポンを表示させるなど、使い方によっては非常に良い効果が出ることもあるため、あなどれない広告です。
インタースティシャル広告とは、サイトからサイトへの遷移のタイミングでポップアップ表示される広告です。オーバーレイ広告同様、動画のインタースティシャル広告が増えてきました。
よく目にするようになったものの、次のサイトを見るためにはインタースティシャル広告を消す必要があるため、ユーザーにとっては不快に感じることが多いと言われています。現にGoogleは、インタースティシャル広告が表示されるサイトにはネガティブな評価を与えています。
動画リワード広告とは、アプリなどで見かける「動画を視聴してポイントをゲット!」というような、ユーザーが自ら選択して視聴する動画広告のことです。
動画を見るだけでポイントや報酬がもらえて、一定数貯めたら現金やQUOカードに交換できるなどといったアプリもあります。そのため、ユーザーにとっても一つの明確なメリットがある広告といえるでしょう。
バンパー広告とはインストリーム広告の一つで、YouTubeの「スキップできない動画広告」のことです。6秒以下という制限はあるものの、確実にユーザーに視聴してもらえるため、うまく魅力を伝えることができれば大きな成果が見込めます。
バンパー広告の詳細については下記記事をご覧ください。
動画広告を配信できるプラットフォームはここ数年で増加しました。各サービスのユーザーも「動画広告が増えたな」と感じているのではないでしょうか。
Webメディアごとに動画広告枠を設けている場合もありますが、今回は誰でも簡単に配信できるプラットフォームについてご紹介します。
まずは世界的に利用されているYouTubeです。YouTubeに流す動画広告にも、「マストヘッド」と「TrueView広告」の2種類あります。各広告の概要を確認していきましょう。
YouTubeのトップに大きく配信される広告です。YouTubeユーザーのほとんどが見る場所のため、認知・視聴ともに大きな効果が得られる配信枠といえます(※24時間で1社のみ掲載可能)。
広告をクリックすることで広告主のサイトへ誘導することもできるため、通常のYouTube広告以上のアクセスをサイトに集めることもできます。
TrueView広告は、YouTubeにおけるインストリーム広告を指します。
インストリーム広告は、スキッパブル広告・ノンスキッパブル広告の2種類があります。
スキッパブル広告は30秒以上再生されないと課金されないため、スキッパブル広告は「浅く広く配信したい場合」に、ノンスキッパブル広告は「情報を深く伝えたい場合」に活用されます。
※ノンスキッパブル広告はYouTubeの審査が通らないと配信できません。
YouTube広告の詳細については下記記事をご覧ください。
LINEは2022年12月末時点で月間利用者数が9,400万人に上りました。
参考記事:LINEのユーザーはどんな人?-LINEキャンパス
さらにLINEの動画広告は10もの配信面に掲載可能です。
それぞれの面で、よく使うユーザーの年齢・性別・興味関心などが異なるため、自社商品・サービスに適した配信面の選択が必要です。
Facebookでは、フィード広告・インストリーム広告・ストーリーズ広告の配信が可能です。
以前は、動画の再生回数を稼ぐのが主な配信目的でしたが、今では「Facebookページを宣伝」「Webサイトへのアクセスを増やす」「アプリのインストール数を増やす」「イベントへの参加者を増やす」など、さまざまな目的で動画広告を利用できるようになりました。
Facebookの場合、ユーザーの反応率次第でクリック単価が格安になるケースが多いため、ユーザーが興味を示してくれそうな動画作成がコツとなります。
Facebookの動画広告の詳細については下記記事をご覧ください。
参考URL:「Facebook business 動画を使用した広告」
Instagramは2022年5月時点で3,300万人以上の日本人ユーザーがいます。
Instagramで動画を配信できる面は以下2つです。
Instagramの特徴として、広告が画面いっぱいに表示されるためユーザーへの認知力がとても高いです。フィード広告とはInstagramのタイムラインに表示される広告のことですが、Instagramのタイムラインは静止画の投稿が多いため、フィードへの動画広告の配信はユーザーの目に留まりやすいです。
また、ストーリーは多くの人が能動的に閲覧しているため、ストーリー広告の冒頭を工夫して注目を集められる内容にできれば、ユーザーへの認知や販売促進に直結しやすいです。
InstagramはFacebookと連携して広告配信が可能なため、すでにFacebookで広告配信をしている場合始めやすいのでオススメです。
TikTokは今一番勢いのある動画SNSで、2022年6月時点で950万人の日本人ユーザーがいます。
10代~20代がメインのユーザー層になりますが、30代以上のユーザーも約3割いるため想像以上にあらゆる商品・サービスで販売促進が行われています。
TikTokの動画広告は下記の3つです。
起動画面広告とは、TikTokのアプリを起動した時に全画面表示される広告のことです。
インフィード広告とは、TikTokのタイムライン上に表示される広告のことです。
ハッシュタグチャレンジ広告とは、TikTokを使用しているユーザーにハッシュタグをつけた投稿を促す広告です。広告感がない広告になるため、ユーザーにスキップされにくいという特徴があります。
特定の媒体ではないですが、アプリにも動画広告を配信できます。動画広告が配信できるアプリは主に、以下の3つが挙げられます。
「ゲームの報酬を倍にしたい」「マンガを先読みしたい」というときに視聴する動画リワード広告や、スクロール時に表示されるアウトストリーム動画広告などです。
YDA(Yahoo!のディスプレイ広告)とGDN(Googleのディスプレイ広告)にも動画広告枠があります。
YDAとGDNの動画広告の違いはターゲティング方法です。
YDA:商品・サービスに興味がありそうなユーザーに対して動画広告を配信する
GDN:商品・サービスに関連がありそうなサイトに対して動画広告を配信する
YDAもGDNも多数の提携Webサイトに動画広告が配信されるため、SNSとは異なり年齢・性別問わずたくさんのユーザーにアプローチできます。だからこそ、それぞれのターゲティング方法を理解して適切な動画配信を行えば、大きな成果につながります。
では実際に動画広告を作成する場合、何に気を付ければいいのか?また、何から始めればいいのか?
動画広告の作り方を7ステップに分解して解説していきます。
まずは「なんのために動画広告を行いたいのか」「何がどうなれば動画広告を使った施策が成功するのか」を明確にして整理します。これは動画広告に限らず、マーケティングすべてに通じる重要なステップです。
具体的には、「動画広告を作成する目的は何か?」「目的を達成するためには誰をターゲットにすればいいのか?」「狙ったターゲットに配信するために適切な配信面はどこか?」などです。
マーケティング施策では基本的なことですが、ここを疎かにしてしまう人は少なくありません。動画広告の制作中に迷走してしまったり、配信後PDCAを回すときに「結局何がどうなればいいんだっけ…?」と後から気付いて設計からやり直したり…なんてことが起こってしまわないよう、初めに整理しておきましょう。
前のステップで誰をターゲットにするかが決まったら、次はそのターゲット像をよりリアルに具体化するためペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、商品・サービスを届けたい人の、年齢、性別、居住地域、職業、年収、家族構成、趣味、ライフスタイルなどを設定して決める「仮想のプロフィール」です。
ここまで詳細かつ具体的にターゲット像を明確にする理由としては、以下の2つが挙げられます。
具体的な訴求を考える際、どうしても作り手目線になってしまいがちです。あくまで「ターゲットがどう感じるか」をぶらさないために、ペルソナの設定は非常に大切です。
ペルソナを具体的に定めたら、次は動画広告の目的やペルソナに沿ったメッセージを作成します。
さまざまな訴求例があるので、いくつか記載します。
訴求例 | ワード |
お得訴求 |
|
強調訴求 |
|
人気訴求 |
|
感情訴求 |
|
気づき訴求 |
|
リアル訴求 |
|
標的訴求 |
|
動画広告の中にこれらのワードを組み合わせたり、メインの訴求ワードごとに複数動画広告を作成したりすることで、PDCAが効率化され成果拡大・最大化につながります。
動画の目的や訴求メッセージ・ワードが決まったら、それに合わせた広告素材の作成を行いましょう。
広告素材は動画広告において非常に大事な要素です。
極端な例ですが、動画広告を通して“高級感”をユーザーに与えたいにもかかわらず素材に「いらすとや」の画像を使ってしまうと、イメージに統一性がなく伝えたい高級感は損なわれてしまいます。
設定したペルソナにどのような素材・文字のフォントが合うか精査し、場合によっては実際のペルソナに近い人にアドバイスをもらうのもオススメです。
「こんなところに共感するのか」「合っていると思っていたけど逆効果なのか…」といった実際のターゲットにしかわからない細かなポイントに気付けるため、非常に参考になります。
広告素材が作成できたら、メインとなる動画の構成と脚本の作成に移ります。ここが動画広告にとってもっとも重要なステップになります。いわゆるストーリーの作成に当たるからです。しかし、ストーリーといっても単純に「起承転結」を守っていればいいわけではなく、媒体によって見せ方を変えることも重要です。
例えば、TikTokでの動画広告は「テンポ感」が重要なため、紹介したい商品・サービスの特徴を矢継ぎ早に訴求する、という見せ方がいいなどがあります。
このような媒体に応じたテクニックも踏まえ、成果をあげるためにはストーリー構成の基本を理解しておくことは必須です。
ここでは参考までにフレームワークの「AISCEAS」をご紹介します。
項目 | 意味 |
Attention | 商品やサービスの存在を認知する |
Interest | 興味・関心を持つ |
Search | 検索・情報収集する |
Comparison | 比較する |
Examination | 検討する |
Action | 購入する |
Share | 共有する |
これらが現在における基本的な消費者の購買行動の流れと言われています。例えば「動画広告の中に、競合商品と比較するコンテンツを入れる」など、AISCEASに基づいた構成を意識すると成果が上がる可能性があります。
構成・脚本をもとに動画広告を作成した後は、動画をリサイズしましょう。媒体によって、縦長・正方形・横長と決まっているため規定に応じたサイズを作成してください。
ここでの注意点として、媒体ごとに文字で隠れて見えない範囲があることです。例えばInstagramのストーリー広告の場合、動画上部はアイコンとバーで隠れて見えにくくなります。TikTokの場合は、動画中央左あたりにアイコンと説明文が表示されるため、被ってしまう部分は視認性が低くなります。
細かな点ではありますが、ユーザーがストレスなく動画を見終えられるかどうかが成果に直結するため、媒体ごとの特徴を把握してリサイズしましょう。
動画配信が始まったら、デイリーで返ってくる成果をもとにPDCAを回しましょう。
その際注目するべき指標は主に、以下の4つです。
見るべき指標については後述いたしますが、特に「視聴率」に関する指標はインプレッション数にも影響しやすいため重要な項目といえます。
PDCAサイクルを実施するために、動画広告の構成や訴求内容、ターゲティング設定、配信媒体など、どれがどのように影響しているのか数値から仮説を立てて、できるだけ早く数を回すのが得策です。そして、地道に検証を続けていくことが、動画広告で成果を上げる一番の近道です。
ここからは、上記で挙げた基本的な指標をはじめ、目的別の評価指標について解説していきます。
さまざまな効果測定の指標がある中で、特に重要視するべき4つの指標について詳しく見ていきましょう。
視聴回数とは、動画広告がどれだけ再生されたかを示す数値です。視聴回数が多いほど、たくさんの人に認知されたといえます。
広告媒体によって視聴回数のカウント方法が異なるため、配信する媒体の特徴をとらえて「視聴回数は具体的にどういうアクションか」把握しておくことをオススメします。
完全視聴率とは、広告が表示された回数のうち動画が最後まで視聴された割合です。こちらも媒体によって意味が異なる場合があるので注意しましょう。
TiktTokの場合は「2sまでの視聴回数」や「動画25%までの視聴回数」など細かく把握できるため、「動画広告の一番見てほしいところまで、どれくらいの人が見てくれているか?」などの分析に役立ちます。
動画広告は、はじめの3~5秒までが重要と言われています。どれだけ構成がきちんとしていても動画冒頭で離脱する人は一定数いるため、取りこぼしのないように序盤でインパクトを与えることも重要なテクニックです。
クリック数とは、動画広告がクリックされた回数を示します。クリック数が多いと必然的にクリック率が高くなり、媒体はこのクリック率に応じて「これはユーザーから求められている優れた広告だ」と判断するのが一般的です。
クリック数を増やすためには「動画の視聴率が低くないか?」「ターゲティングは正しいか?」などを改めて分析し、PDCAを回すことが必須です。
CV数とは、動画広告をクリックした人が商品を購入・申し込み・ダウンロード・お問い合わせなどを行った回数です。
動画広告の視聴回数・視聴率・クリック数が十分いいにもかかわらずCV数だけが少ない場合、考えられる原因としては、動画広告とその先の商品ページにイメージや世界観のズレがある可能性などがあります。(前述した「いらすとや」の例など)
広告をクリックしたときの期待と遷移先のページにズレがあると、CV数が低くなってしまうのです。
その際は、動画広告のテイストを変えたり、遷移先ページのテイストを変えたりと、成果への影響度と手間を考慮してもっとも効率のいい改善を行ってください。
動画広告の目的に応じて、重要視すべき指標も変わります。こちらの内容も非常に重要ですので、飛ばさずに確認していきましょう。
認知拡大が目的の場合、下記の4つが重要な指標と言われています。
認知拡大の成果は、どれくらい新しいユーザーに知ってもらえたかが重要になるため、上記4項目を特に意識してください。
購入検討が目的の場合、下記の5つが重要な指標と言われています。
商品を知ってもらうだけでなく興味・関心を持ってもらい、実際に「欲しい!」と思ってもらうことが重要になるため、上記5項目を意識してください。
行動促進が目的の場合、下記の5つが重要な指標と言われています。
ユーザーの行動を促すには、申し込み・ダウンロード・お問い合わせなどのアクションを行ってもらうことが重要になるため、上記5項目を意識してください。
最後に、動画広告を配信する際の料金と費用相場についてご紹介します。動画広告の導入検討にお役立てください。
動画広告の料金体系はさまざまです。動画広告を自分で配信する方もそうでない方も、どのような料金プランがあるのか、言葉の意味だけでも覚えておきましょう。
これは言葉の通り、再生されるたびに広告が請求される料金方式です。「再生された」という判断基準がサービスごとに異なるため、運用の際に必ずチェックするようにしましょう。
インプレッション課金とは、CPMとも言われており、表示されるたびに広告費が請求される料金方式です。多くはDSP広告(ディスプレイ広告)で利用されます。
クリック課金は、CPCとも言われており、広告がクリックされるたびに広告費が請求される料金方式です。主にSNS広告などで多く利用されます。
参考までに媒体別の費用相場をまとめました。
媒体 | 動画広告単価の目安 |
| |
| |
YouTube |
|
TikTok |
|
| |
Yahoo!ディスプレイ広告 |
|
本記事では、動画広告配信のメリットや効果、種類、媒体、作り方のポイント、料金体系について紹介してきました。
広告配信というのはマーケティングにおいて十分な効果が期待できますが、メリットばかりではありません。ネガティブなイメージを持たせてしまうことももちろんあります。
Googleで「動画広告」と調べるとサジェストに、「動画広告 うざい」「動画広告 消す」と出てくる状況からみても、すべてのユーザーに気に入られているわけではありません。
しかし、動画広告が今後Web戦略の中核的存在になることは、市場規模・成長率から見ても間違いありません。
自分の商品を自己満足に伝えるだけの広告ではなく、広告主の視点から顧客視点に立ち返ることが大切です。「これはおもしろい!」「素敵な商品だ!」と感じてもらえるコンテンツを配信して、いままで接点を持てなかったユーザーにアプローチしていきましょう。
本記事を読み、動画広告を積極的に活用したいとお考えの方は、ぜひPLAN-Bにご相談ください。目標に適したターゲティングや配信媒体をご提案し、動画広告運用を全力でサポートしてまいります。