【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.07.04
公開日:2022.06.02
Facebookビジネスマネージャを使うと、複数のFacebook関連アカウントがある際の管理や、複数ユーザーでの運用管理がしやすくなります。ビジネスでのFacebook関連アカウントを運用する際や、お客様のアカウントを運用代行する機会がある場合は、その仕組みを理解しておく必要があるでしょう。
本記事ではFacebookビジネスマネージャの特徴やメリット、登録方法について解説します。
facebook広告の特徴などをおさらいしたい方は下記記事をご覧ください。
Facebookビジネスマネージャは、Facebookでのすべてのマーケティング活動や広告活動を一元管理できる機能です。
自社アカウントのみならず、他社の広告アカウントやページ、Instagramアカウントなどさまざまなアセットの共有管理を複数名によって行うことができます。
チームによるアカウントの共有運用を行う際や、広告代理店などでは必須ともいえる管理ツールです。
Facebookビジネスマネージャでは、さまざまなアセットを一元管理できます。
複数ユーザーの広告アカウントやFacebookページ、Instagramプロフィールなど「Meta Business Suite」の機能や、インサイトなども共有できます。
また広告の効果測定に必要となる、「ピクセル」の設定や管理なども、すべてここでまとめて行えるのです。
そしてそれらを管理するさまざまなユーザーなどの管理も一括で行えます。
自分以外のアセット管理が一か所で行えるので、設定から運用、レポートの作成まで、ビジネスマネージャ上で全一元管理できるのです。
Facebookビジネスマネージャの特徴として、外部のパートナーと連携して、アカウントを共有管理できるという特徴があります。
そのため複数クライアントの広告アカウントの管理も可能。広告代理店などで複数のアカウントの管理や寸用が必要な際に便利です。
また1つのビジネスマネージャアカウントを、複数のユーザーで管理することもできます。
それぞれのユーザーに対する権限を設定できるので、広告主のアセットを安全に管理できるのです。
Facebook社は2021年10月28日付で、社名を「Meta」に変更しました。
それにともない、サービスの名称が刷新されています。
なお本記事では多くの人にわかりやすいよう「Facebookビジネスマネージャ」と表記していますが、正式名称は「ビジネスマネージャ」というサービスとなります。
もともと「Facebook」社が提供しているサービスのため、「Facebookビジネスマネージャ」と呼ばれていますが、「(旧Facebook社・現Meta社)」が提供する「ビジネスマネージャ」というのが正しい名称なのです。
また仕組みや名称がよく似たツールに「Meta(Facebook) Business Suite」がありますが、こちらは「ビジネスマネージャ」とは異なるものです。
「Meta Business Suite」は個人が所有するFacebook社関連のアカウント(広告、Facebookページ、Instagram)などを一か所でまとめて管理できます。
「ビジネスマネージャ」は、この「Meta Business Suite」をはじめ、他者が所有する複数のアセットを、複数名で管理できる場となるのです。
Facebookビジネスマネージャではどのようなことができるのでしょうか。
またそれらの機能を活用すると、どのようなメリットがあるのか解説していきます。
ビジネスマネージャへのログインは、個人のアカウントを使って行います。
ですがビジネスマネージャのユーザーとFacebookの個人アカウントは区別されるため、共同管理を行っているユーザーには共有されることはありません。
仕事用とプライベートをしっかり分けて運用できるので、安心して利用できるのです。
ビジネスマネージャではFacebookページやアプリ、Facebook・Instagram広告アカウントの一元管理が可能です。
FacebookからInstagramへの切り替えなども、ログインやログアウトを行う必要がなく切り替えできます。
これは自身のアカウントに限らず、他者のアカウントも同様に複数のアセットを一元管理できます。
異なるクライアントのアカウントを運用する際も、ログインしなおす必要がなく、都度認証を受ける必要がないため非常にスムーズです。
さまざまなアカウントを一元管理できるため、作業の効率化にもつながり運用がしやすいというメリットがあるのです。
ビジネスマネージャは、メンバーを追加して複数名で管理運用が可能です。
たとえば自社のアカウントをマーケティングチームで運用する場合や、広告代理店などで他社のアカウントをスタッフで共同管理するなどといった場合に活用できます。
広告主と情報共有することもできますので、管理や運用もしやすくスムーズ。
管理者権限により、アクセス権やアクセス許可のコントロールができるので、リスクも最小限にすることも可能です。
二段階認証を有効にすることで、複数名での管理でもセキュリティを高めて安全に運用できます。
ビジネスマネージャを利用する際は、いくつか注意すべき点があります。
ビジネスアカウントは個人のFacebookアカウントに紐づいて作成されますが、1つのFacebookアカウントにつき最大2つまでしか作成できません。
基本的にそうたくさん作成する必要はないのですが、事業が異なるなどなんらかの理由でアカウントを分ける場合には上限に注意が必要です。
社内でそれ以上のビジネスマネージャアカウントが必要な場合は、ほかのスタッフなどに協力してもらう必要があるでしょう。
ビジネスマネージャは広告の運用や管理もできるツールです。
悪用を防ぐために個人のFacebookアカウントと紐づけを行い、その信頼性をチェックしています。
そのため信頼度の低いFacebookアカウント経由でビジネスマネージャからだと、まれに作成できないケースもあるのです。
たとえば下記のようなケース
など。
逆にフリーメールで作成した個人アカウントでも、友達の数が多く頻繁に運用しているケースでは、問題なくビジネスマネージャを作成できたという例もあります。
また作成したばかりのアカウントでも、企業の独自ドメインで作成したものであれば、すんなりビジネスマネージャが作成できるケースもあるようです。
ここからは具体的にビジネスマネージャの作成および登録方法について解説していきます。
ビジネスマネージャの作成には、個人用Facebookアカウントが必要です。
あらかじめ個人用Facebookアカウントを作成し、本人確認を済ませておきましょう。
なおビジネスマネージャにサインインするには、個人用のFacebookのユーザーネームとパスワードを使用します。
ビジネスマネージャを作成するには、次の手順に従います。
これでビジネスマネージャの作成と登録設定は完了です。
続けて、ビジネスマネージャの各種設定をすすめていきましょう。
ユーザーの追加は、「管理者」権限を持つユーザーのみ可能です。
追加するユーザーの権限は、基本「社員アクセス」にするのがおすすめです。
ただし管理者の突然の退職やトラブルなどにも対応できるよう、管理者アクセスの権限を持つユーザーもサブで設定しておくと安心でしょう。
Facebookページを追加する手順についても紹介します。
ページの追加では
のいずれかが選択できます。
「ページを追加」を選択すると、既存のFacebookページの名称またはURLを入力する項目が表示されます。
ここでは既存ページの管理者権限を持っている場合のみ追加が可能です。
URLの入力以外にも、検索機能があるので、ページの名称などを入力して候補から選択することもできます。
入力後は「ページを追加」をクリックすれば設定が完了します。
広告代理店などで、他者のFacebookページの管理が必要な際などに利用します。
他者のページを追加しても、アカウントのユーザー保持者が変わることはありません。
まず「Facebookページのアクセスをリクエスト」をクリックします。
メインページを作成していない場合は「メインページが必要です」とポップアップ画面が表示しますので、「ページを追加」を選択し「既存のFacebookページ」を登録(または選択)します。
続いて「Facebookページのアクセスをリクエスト」という画面が表示されるので、追加したいページのURLを入力して「アクセスをリクエスト」をクリックします。
「次のページで必要な役割」を選択し、「アクセスをリクエスト」をクリックします。
リクエストを受けたページのアカウント保持者あてにメッセージが届きますので、アカウント保持者は下記の流れでリクエストを承認します。
これでビジネスマネージャ側に他者のFacebookページが追加されます。
ビジネスマネージャ側で、必要に応じてそのページにアクセスできるユーザーを追加しましょう。
広告アカウントの追加は下記のように行います。
ここではビジネスマネージャに紐づいている管理者の広告アカウントの追加と、他者広告アカウントの追加のいずれかが選択できます。
管理者の広告アカウントを追加する流れは下記のとおりです。
広告代理店などで他者の広告アカウントを追加する際は、アクセスのリクエストと、先方の承認作業が必要となります。
続けて広告主側で承認作業を行います。
これでビジネスマネージャに広告主の広告アカウントが追加されます。
ビジネスマネージャは、後から削除することが可能です。様々な事情から削除が必要となった場合の削除方法と注意点について解説します。
ビジネスマネージャを自体を削除する場合は、ビジネスマネージャに関連付けられている広告アカウントやアセット、プロジェクトなどもすべて削除されます。一度削除してしまったビジネスアカウントや各種設定は、復元することができません。削除を行う場合は、慎重に対応するようにしましょう。
上記作業を行うと、ビジネスマネージャは24時間経過後に削除されます。
ビジネスマネージャ自体の削除ではなく、登録しているFacebookページのみを削除する方法もあります。連携を解除したい場合や、ビジネスマネジャーによる管理が不用となった場合には、ページのみ削除する方法を検討するのもよいでしょう。
チームで利用しているビジネスマネージャから、自分の登録だけを削除することもできます。部署編成が変わった場合や、業務から外れる場合などにはこの方法で登録を削除しましょう。
上記の方法は、自分のアカウントを自分で削除する場合に有効です。
社員などの退職に伴い、追加していたユーザーを削除するというケースもあります。また広告代理店などで、他社アカウントの管理などを行っているケースもあるはずです。契約終了に伴い管理ユーザーから外したいという場合には、以下の方法でユーザー登録の削除が行えます。
※[メンバー]ではなく[パートナー]を選択することで、共同作業を行っていたパートナー設定を解除することも可能です。
Facebookビジネスマネージャーは、複数のMetaサービスの一元管理や、複数名での運用がスムーズに行えるツールです。
都度ログインや承認を行う手間がなくなるため、自社でFacebookページやInstagramなど、関連するサービスを運用している場合にも重宝します。
権限の付与や二段階認証など、セキュリティも万全ですので、個々のアカウントを個別に運用するよりも安全です。
広告代理店などで複数のアセットの運用を行う際には必須となるツールですので、ぜひこの機会にビジネスマネージャーの作成と各種登録を行ってみてはいかがでしょうか。