Facebookビジネスマネージャとは?活用メリットや登録方法など

インターネット広告サービスのご案内
今すぐ無料ダウンロード

無料で資料をダウンロード

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

インターネット広告サービスのご案内

弊社の取り扱う広告媒体の全体図と、リスティング広告、ディスプレイ広告を中心として運用スキームをご紹介しております。

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

STEP 1


フォームでの問い合わせが
完了いたしました。
メールにて資料をお送りいたします。

Facebookビジネスマネージャを使うと、複数のFacebook関連アカウントがある際の管理や、複数ユーザーでの運用管理がしやすくなります。ビジネスでのFacebook関連アカウントを運用する際や、お客様のアカウントを運用代行する機会がある場合は、その仕組みを理解しておく必要があるでしょう。

本記事ではFacebookビジネスマネージャの特徴やメリット、登録方法について解説します。

facebook広告の特徴などをおさらいしたい方は下記記事をご覧ください。

Facebookビジネスマネージャとは

Facebookビジネスマネージャは、Facebookでのすべてのマーケティング活動や広告活動を一元管理できる機能です。

自社アカウントのみならず、他社の広告アカウントやページ、Instagramアカウントなどさまざまなアセットの共有管理を複数名によって行うことができます。

チームによるアカウントの共有運用を行う際や、広告代理店などでは必須ともいえる管理ツールです。

さまざまなアセットが一元管理できる

Facebookビジネスマネージャでは、さまざまなアセットを一元管理できます。

複数ユーザーの広告アカウントやFacebookページ、Instagramプロフィールなど「Meta Business Suite」の機能や、インサイトなども共有できます。

また広告の効果測定に必要となる、「ピクセル」の設定や管理なども、すべてここでまとめて行えるのです。

そしてそれらを管理するさまざまなユーザーなどの管理も一括で行えます。

自分以外のアセット管理が一か所で行えるので、設定から運用、レポートの作成まで、ビジネスマネージャ上で全一元管理できるのです。

外部のパートナーと連携して作業ができる

Facebookビジネスマネージャの特徴として、外部のパートナーと連携して、アカウントを共有管理できるという特徴があります。

そのため複数クライアントの広告アカウントの管理も可能。広告代理店などで複数のアカウントの管理や寸用が必要な際に便利です。

また1つのビジネスマネージャアカウントを、複数のユーザーで管理することもできます。

それぞれのユーザーに対する権限を設定できるので、広告主のアセットを安全に管理できるのです。

Facebook社は2021年10月、Meta社に社名を変更

Facebook社は2021年10月28日付で、社名を「Meta」に変更しました。

それにともない、サービスの名称が刷新されています。

なお本記事では多くの人にわかりやすいよう「Facebookビジネスマネージャ」と表記していますが、正式名称は「ビジネスマネージャ」というサービスとなります。

もともと「Facebook」社が提供しているサービスのため、「Facebookビジネスマネージャ」と呼ばれていますが、「(旧Facebook社・現Meta社)」が提供する「ビジネスマネージャ」というのが正しい名称なのです。

また仕組みや名称がよく似たツールに「Meta(Facebook) Business Suite」がありますが、こちらは「ビジネスマネージャ」とは異なるものです。

「Meta Business Suite」は個人が所有するFacebook社関連のアカウント(広告、Facebookページ、Instagram)などを一か所でまとめて管理できます。

「ビジネスマネージャ」は、この「Meta Business Suite」をはじめ、他者が所有する複数のアセットを、複数名で管理できる場となるのです。

Facebookビジネスマネージャでできることと活用メリット

Facebookビジネスマネージャではどのようなことができるのでしょうか。

またそれらの機能を活用すると、どのようなメリットがあるのか解説していきます。

仕事とプライベートを区別できる

ビジネスマネージャへのログインは、個人のアカウントを使って行います。

ですがビジネスマネージャのユーザーとFacebookの個人アカウントは区別されるため、共同管理を行っているユーザーには共有されることはありません。

仕事用とプライベートをしっかり分けて運用できるので、安心して利用できるのです。

複数のアセットの管理や運用がしやすい

ビジネスマネージャではFacebookページやアプリ、Facebook・Instagram広告アカウントの一元管理が可能です。

FacebookからInstagramへの切り替えなども、ログインやログアウトを行う必要がなく切り替えできます。

これは自身のアカウントに限らず、他者のアカウントも同様に複数のアセットを一元管理できます。

異なるクライアントのアカウントを運用する際も、ログインしなおす必要がなく、都度認証を受ける必要がないため非常にスムーズです。

さまざまなアカウントを一元管理できるため、作業の効率化にもつながり運用がしやすいというメリットがあるのです。

複数名で管理運用ができる

ビジネスマネージャは、メンバーを追加して複数名で管理運用が可能です。

たとえば自社のアカウントをマーケティングチームで運用する場合や、広告代理店などで他社のアカウントをスタッフで共同管理するなどといった場合に活用できます。

広告主と情報共有することもできますので、管理や運用もしやすくスムーズ。

管理者権限により、アクセス権やアクセス許可のコントロールができるので、リスクも最小限にすることも可能です。

二段階認証を有効にすることで、複数名での管理でもセキュリティを高めて安全に運用できます。

Facebookビジネスマネージャの注意点

ビジネスマネージャを利用する際は、いくつか注意すべき点があります。

ビジネスマネージャのアカウントは2つまでしか作成できない

ビジネスアカウントは個人のFacebookアカウントに紐づいて作成されますが、1つのFacebookアカウントにつき最大2つまでしか作成できません。

基本的にそうたくさん作成する必要はないのですが、事業が異なるなどなんらかの理由でアカウントを分ける場合には上限に注意が必要です。

社内でそれ以上のビジネスマネージャアカウントが必要な場合は、ほかのスタッフなどに協力してもらう必要があるでしょう。

まれにビジネスマネージャを作成できないケースがある

ビジネスマネージャは広告の運用や管理もできるツールです。

悪用を防ぐために個人のFacebookアカウントと紐づけを行い、その信頼性をチェックしています。

そのため信頼度の低いFacebookアカウント経由でビジネスマネージャからだと、まれに作成できないケースもあるのです。

たとえば下記のようなケース

  • フリーメールで作成したばかりのFacebookアカウント
  • 作って何年も経過しているアカウントだが運用が一切ない

など。

逆にフリーメールで作成した個人アカウントでも、友達の数が多く頻繁に運用しているケースでは、問題なくビジネスマネージャを作成できたという例もあります。

また作成したばかりのアカウントでも、企業の独自ドメインで作成したものであれば、すんなりビジネスマネージャが作成できるケースもあるようです。

Facebookビジネスマネージャの登録方法

ここからは具体的にビジネスマネージャの作成および登録方法について解説していきます。

ビジネスマネージャの作成には、個人用Facebookアカウントが必要です。

あらかじめ個人用Facebookアカウントを作成し、本人確認を済ませておきましょう。

なおビジネスマネージャにサインインするには、個人用のFacebookのユーザーネームとパスワードを使用します。

ビジネスマネージャを作成するには、次の手順に従います。

  1. business.facebook.com/overviewに移動します。
  2. [アカウントを作成]をクリックします。
  3. ビジネスおよびアカウントの名前、担当者名、仕事用のメールアドレスを入力して「送信」
  4. 入力したメールアドレスあてに確認メールが届くので、「今すぐ認証」をクリック

これでビジネスマネージャの作成と登録設定は完了です。

Facebookビジネスマネージャの各種設定方法

続けて、ビジネスマネージャの各種設定をすすめていきましょう。

ビジネスマネージャにユーザーを追加する方法

ユーザーの追加は、「管理者」権限を持つユーザーのみ可能です。

  1. ビジネスマネージャ―のメニューから「ビジネス設定」を選択
  2. サイドメニューの「ユーザー」から「ユーザー」を選択
  3. 右の設定画面で「追加」をクリック
  4. ユーザーを招待の画面に「メールアドレス」を入力
  5. 権限(社員アクセスまたは管理者アクセス)を選択
  6. 必要に応じて詳細オプションを設定し次へ
  7. ユーザーに付与する管理内容を設定し「招待」をクリック
  8. ユーザーあてに招待メールが届く
  9. ユーザー個人のFacebookアカウントでログイン
  10. ユーザーの追加が承認される

追加するユーザーの権限は、基本「社員アクセス」にするのがおすすめです。

ただし管理者の突然の退職やトラブルなどにも対応できるよう、管理者アクセスの権限を持つユーザーもサブで設定しておくと安心でしょう。

ビジネスマネージャにFacebookページを追加する方法

Facebookページを追加する手順についても紹介します。

ページの追加では

  • 既存(アカウントに紐づいている個人)のFacebookページの追加
  • Facebookページのアクセスをリクエスト(他者のページを追加)
  • 新しいFacebookページを作成

のいずれかが選択できます。

  1. ビジネスマネージャ―のメニューから「ビジネス設定」を選択
  2. サイドメニューの「アカウント」から「ページ」を選択
  3. メイン画面の「追加」をクリック
  4. 追加するFacebookページの種類を選択

既存のFacebookページを追加する場合

「ページを追加」を選択すると、既存のFacebookページの名称またはURLを入力する項目が表示されます。

ここでは既存ページの管理者権限を持っている場合のみ追加が可能です。

URLの入力以外にも、検索機能があるので、ページの名称などを入力して候補から選択することもできます。

入力後は「ページを追加」をクリックすれば設定が完了します。

Facebookページのアクセスをリクエスト

広告代理店などで、他者のFacebookページの管理が必要な際などに利用します。

他者のページを追加しても、アカウントのユーザー保持者が変わることはありません。

まず「Facebookページのアクセスをリクエスト」をクリックします。

メインページを作成していない場合は「メインページが必要です」とポップアップ画面が表示しますので、「ページを追加」を選択し「既存のFacebookページ」を登録(または選択)します。

続いて「Facebookページのアクセスをリクエスト」という画面が表示されるので、追加したいページのURLを入力して「アクセスをリクエスト」をクリックします。

「次のページで必要な役割」を選択し、「アクセスをリクエスト」をクリックします。

リクエストを受けたページのアカウント保持者あてにメッセージが届きますので、アカウント保持者は下記の流れでリクエストを承認します。

  1. Facebookページの「設定」を選択
  2. 「ページの管理権限」を選択し承認待ちのパートナーリクエストを確認
  3. 問題なければ「リクエストに送信」をクリック
  4. リクエストの内容を確認の上「次へ」
  5. 続けて「リクエストを承認」をクリック

これでビジネスマネージャ側に他者のFacebookページが追加されます。

ビジネスマネージャ側で、必要に応じてそのページにアクセスできるユーザーを追加しましょう。

ビジネスマネージャにInstagramアカウントを追加する方法

広告アカウントの追加は下記のように行います。

ここではビジネスマネージャに紐づいている管理者の広告アカウントの追加と、他者広告アカウントの追加のいずれかが選択できます。

管理者の広告アカウントを追加する場合

管理者の広告アカウントを追加する流れは下記のとおりです。

  1. ビジネスマネージャ―のメニューから「ビジネス設定」を選択
  2. サイドメニューの「アカウント」から「広告アカウント」を選択
  3. 「広告アカウントを追加」または「広告アカウントのアクセスをリクエスト」を選択
  4. 「広告アカウントを追加」の場合は、広告アカウントIDを入力し「広告アカウントを追加」
  5. 広告アカウントの追加が完了

広告アカウントのアクセスをリクエストする場合

広告代理店などで他者の広告アカウントを追加する際は、アクセスのリクエストと、先方の承認作業が必要となります。

  1. 事前に広告主のページを追加しておく
  2. ビジネスマネージャ―のメニューから「ビジネス設定」を選択
  3. サイドメニューの「アカウント」から「広告アカウント」を選択
  4. 「広告アカウントのアクセスをリクエスト」を選択
  5. 「広告アカウントを追加」の場合は、広告アカウントIDを入力し「アクセスをリクエスト」
  6. 「ページで必要な役割を選択」の項目で「広告の作成」をオンにする
  7. 「アクセスをリクエスト」を送信

続けて広告主側で承認作業を行います。

  1. 広告主側のFacebookページを開き「設定」を選択
  2. ページの管理権限を選択
  3. 承認待ちのパートナーリクエストの項目を確認
  4. 申請元を確認し「リクエストに送信」をクリック
  5. 「ページへのアクセスを許可」し「リクエストを承認」をクリック

これでビジネスマネージャに広告主の広告アカウントが追加されます。

ビジネスマネージャを削除する方法は?

ビジネスマネージャは、後から削除することが可能です。様々な事情から削除が必要となった場合の削除方法と注意点について解説します。

ビジネスマネージャ自体を削除する方法

ビジネスマネージャを自体を削除する場合は、ビジネスマネージャに関連付けられている広告アカウントやアセット、プロジェクトなどもすべて削除されます。一度削除してしまったビジネスアカウントや各種設定は、復元することができません。削除を行う場合は、慎重に対応するようにしましょう。

  • ビジネスマネージャに管理者権限でログイン
  • [ビジネス設定]へ移動
  • [ビジネス情報]をクリック
  • [ビジネスを完全に削除する]クリック

上記作業を行うと、ビジネスマネージャは24時間経過後に削除されます。

ビジネスマネージャからFacebookページのみ削除したい場合

ビジネスマネージャ自体の削除ではなく、登録しているFacebookページのみを削除する方法もあります。連携を解除したい場合や、ビジネスマネジャーによる管理が不用となった場合には、ページのみ削除する方法を検討するのもよいでしょう。

  • ビジネスマネージャに管理者権限でログイン
  • [ビジネス設定]へ移動
  • [アカウント]を選択肢、[ページ]をクリック
  • 削除したいFacebookページを選択
  • [削除]をクリック

ビジネスマネージャから自分の情報を削除したい場合

チームで利用しているビジネスマネージャから、自分の登録だけを削除することもできます。部署編成が変わった場合や、業務から外れる場合などにはこの方法で登録を削除しましょう。

  • [ビジネス設定]を開く
  • [ビジネス情報]へ移動
  • ページ下部まで移動
  • [基本データ]の下にある[[ビジネス名]から自分を削除]をクリック

上記の方法は、自分のアカウントを自分で削除する場合に有効です。

ビジネスマネージャから特定のユーザーまたはパートナーの登録を削除したい場合

社員などの退職に伴い、追加していたユーザーを削除するというケースもあります。また広告代理店などで、他社アカウントの管理などを行っているケースもあるはずです。契約終了に伴い管理ユーザーから外したいという場合には、以下の方法でユーザー登録の削除が行えます。

  • ビジネスマネージャに管理者権限でログイン
  • [ユーザー]をクリック
  • [メンバー]をクリック
  • 削除するメンバーを選択
  • 三点リーダー(…)をクリックし、[削除]をクリック

※[メンバー]ではなく[パートナー]を選択することで、共同作業を行っていたパートナー設定を解除することも可能です。

まとめ:ビジネスマネージャの活用で作業効率を高めよう

Facebookビジネスマネージャーは、複数のMetaサービスの一元管理や、複数名での運用がスムーズに行えるツールです。

都度ログインや承認を行う手間がなくなるため、自社でFacebookページやInstagramなど、関連するサービスを運用している場合にも重宝します。

権限の付与や二段階認証など、セキュリティも万全ですので、個々のアカウントを個別に運用するよりも安全です。

広告代理店などで複数のアセットの運用を行う際には必須となるツールですので、ぜひこの機会にビジネスマネージャーの作成と各種登録を行ってみてはいかがでしょうか。