Googleのリズ・リード氏が、AI時代の検索体験の変化を解説 – 先週のSEO最新情報まとめ(2026/04/25~05/01)

Googleのリズ・リード氏が、AI時代の検索体験の変化を解説 – 先週のSEO最新情報まとめ(2026/04/25~05/01)

PINTO!編集部:谷風です。

2026年4月25日~5月1日の間に公開された、SEO業界の最新情報やSEO対策の実務に役立つトピックをお届けします。それでは早速、ご覧ください。

SEO/AI検索動向レポート|2026年3月度
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Googleのリズ・リード氏が、AI時代の検索体験の変化を解説

Google検索部門バイスプレジデント・責任者であるリズ・リード氏が、ポッドキャストにて検索のあり方の変容について語りました。

話された内容は以下です。

  • AIが意図を理解することができるため、ユーザーは単語の羅列ではなく、具体的で自然な文章で検索するようになっている
  • AIがまず概要やポイントを提示し、その後ユーザーがWebページで詳しい内容を深掘りしていく流れになっている
  • AIが事前に情報を整理することで、ニーズに合わないページへのアクセスが減るため、閲覧後すぐにページから離脱するケースが減っている
  • 会話型の検索が増えることで、ユーザーの意図が把握しやすくなっているため、検討段階が進んだユーザーに対して、適切に広告を配信できる
  • 低品質コンテンツを除外するアプローチは、以前から変わらず行っている
  • スマートフォン、PC、音声検索など、それぞれに検索の形が最適化されていくと考えられる
監修者コメント 監修者コメント
橋本 擁
橋本 擁 デジタルソリューション事業部
簡単にいうと:
SEO担当者の方はご確認ください。
AI Overviewsの普及によりトラフィックが減少している場合は、以下の点を確認しましょう。
・具体的で購買意欲が高い領域で、アプローチできていないユーザー層がいないか
・既にアプローチできている層向けのコンテンツに改善余地はないか

詳細:
すべてのSEO担当者が把握しておくべき内容です。
Googleのリズ・リード氏が、キーワード検索から会話型AI検索への転換について語りました。

発言の根底にあるのは、Googleが描く以下の役割分担です。
・曖昧・広い意図の領域:AI Overviewsなど自然言語回答で完結させる
・具体的・購買意欲が高い領域:各Webサイトに委ねる

マーケティング視点で押さえるべきは2点です。
・曖昧・広い意図のクエリにおけるトラフィックがAI Overviewsに代替されることは既定路線であり、覆すことはできないという前提を持つ
・具体的・購買意欲が高い領域への情報提供は引き続き有効であるため、今後のリソースはそれらの層へ向けたコンテンツの作成やUXの改善に集中させる

実務上、AI Overviewsの普及でトラフィック減少を実感している方は、以下2点に焦点を絞って対処しましょう。
・具体的・購買意欲が高い領域で、そもそもアプローチできていないユーザー層がいないか
・既にアプローチできている層に対し、伝えるコンテンツに改善余地はないか

Google社員のダニー・サリバン氏が語る、良いコンテンツの条件

Googleのダニー・サリバン氏が、Google Search Centralイベントで講演を行い、独自性・具体性・真正性を持つコンテンツの重要性について話しました。

ダニー・サリバン氏の講演

引用:Google On Publishing Commodity Content

講演の中で、良いコンテンツの条件として以下が挙げられました。

  • 独自性:他では得られない視点や情報がある
  • 具体性:実際の事例や状況に基づいている
  • 真正性:実体験や専門知識に裏付けられている

良いコンテンツとありきたりなコンテンツの例として、以下が紹介されています。

  • ランニング用品の場合
    • 良いコンテンツ:なぜこのシューズは400マイルで潰れたのか、摩耗パターンの分析
    • ありきたりなコンテンツ:ランニングシューズ購入時に考慮すべき10のポイント
  • 不動産の場合
    • 良いコンテンツ:なぜ検査を行わずに済んだのか、その結果1万5千ドル節約できた理由:下水管の内部を確認した事例
    • ありきたりなコンテンツ:初めて住宅を購入する人のための7つのヒント
  • インテリアの場合
    • 良いコンテンツ:幼児が3人いる家庭に、大理石カウンタートップを勧めなかった理由を説明する動画
    • ありきたりなコンテンツ:2024年の注目キッチントレンド

参考:Google On Publishing Commodity Content

監修者コメント 監修者コメント
橋本 擁
橋本 擁 デジタルソリューション事業部
簡単にいうと:
コンテンツマーケターやSEO担当の方は確認しましょう。
このニュースを踏まえて、自社コンテンツを以下の観点でチェックしてみてください。
・他社でも同様の切り口になってしまう可能性はないか
・自社独自の事例・一次情報の収集をした上で、コンテンツを作っているか
・動画・SNS投稿などを組み合わせたマルチチャネル前提で、コンテンツを設計しているか

詳細:
すべてのコンテンツマーケター・SEO担当者が把握しておくべき内容です。

Googleのダニー・サリバン氏が、Search Central Liveで、評価される「非汎用(non-commodity)コンテンツ」の要件を具体例とともに提示しました。これまで公式ドキュメントでは抽象的な表現に留まっていた領域が、初めて事例レベルで言語化された点が重要です。

非汎用コンテンツの3要件は以下です。
・独自性:他では入手・再現が困難な視点や情報
・具体性:一般論ではなく、特定の事例・状況・タスクに紐づく内容
・真正性:直接的な経験・専門知識に基づくこと

業界別の対比例も示されました。(汎用 ⇔ 非汎用)
・ランニング用品店:「シューズ選びの10ポイント」 ⇔ 「ある顧客のシューズが400マイルで潰れた理由:摩耗パターン分析動画」
・不動産:「初めて住宅を買う人の7つのヒント」 ⇔ 「下水管を直接覗き込み検査を免除して1.5万ドル節約した実話」

実務上のポイントは3点です。
・自社コンテンツを「他社が同じテーマで書いたら同じ内容になり得るか?」という問いで点検すること。Yesなら汎用コンテンツであり、AI Overviewsや競合に容易に代替され得る領域である
・独自性の源泉は現場・顧客対応・実データにあるため、コンテンツ制作プロセスに「自社独自の事例・一次情報の収集」を組み込むこと
・非汎用コンテンツの表現はSEO記事に限らないこと。Sullivan氏の例示も動画が中心であった通り、動画・SNS投稿などを組み合わせたマルチチャネル前提で設計する必要がある

これら3要件をベンチマークとし、論理的に構成された質の高いコンテンツ制作を進めていきましょう。

YouTubeで商品の直接販売が可能に

Google for WooCommerce拡張機能により、YouTubeを通じて商品を直接販売できるようになりました。

この機能では、以下のようなことができます。

  • 動画やShorts内で商品にタグ付けでき、再生中に購入可能カードとして表示されるほか、チャンネル内の専用ショッピングタブにも掲載される
  • 購入可能カードは既存の商品カタログから自動生成される
  • Google Merchant Centerと自動で同期される
  • 同じ商品データがYouTube、ショッピング、広告で利用される

参考:WooCommerce Stores Can Now Sell Products Via YouTube Videos

監修者コメント 監修者コメント
橋本 擁
橋本 擁 デジタルソリューション事業部
簡単にいうと:
ECサイトを運営している方は、ご確認ください。
・自社の主要な集客・販売チャネルにおけるアップデートを定期的にキャッチアップする
・自社の商品やサービスに合っているかを考えたうえで、使うチャネルを見直す。商品やサービスとの相性が良くない場合は、無理に取り組まないという判断も行う

詳細:
EC事業者および自社で集客チャネルを運用している方は把握しておきましょう。

GoogleとWooCommerceが、Google for WooCommerce拡張機能のアップデートを発表しました。

WooCommerceストアの商品をYouTube動画・Shorts内に「購入可能カード」としてタグ付けでき、視聴者が動画再生中にそのまま購入できるようになります。商品データはMerchant Center経由で自動同期され、YouTube・Google Shopping・広告で共通利用される設計です。

ポイントは、YouTubeが「商品の発見場所」だけでなく「購入が完結する場所」へと役割を拡張した点です。これまで動画は購買への導線(クリック→自社EC)でしたが、今後は動画自体が販売チャネルとして機能します。

実務上のポイントは2点です。
・自社の主要な集客・販売チャネルにおけるアップデートを定期的にキャッチアップする体制を持つこと。今回のように、従来「集客装置」として位置づけていたチャネルが「販売チャネル」化するアップデートは今後も続くと考えられる。検知が遅れると、競合に先行されて売上機会を逃してしまう
・自社商材との適合性を踏まえてチャネル戦略を再設計すること。動画で訴求しやすい商材(使用シーンが価値、視覚的な差別化、レビュー価値が高い等)を扱う事業者は、YouTube Shoppingへの早期着手を検討する必要がある。逆に商材適合性が低ければ、無理に追わない判断も合理的である

なお本件はWooCommerce利用店舗が直接の対象ですが、Shopify等の他プラットフォームでも同種の機能拡張が進む可能性が高いため、自社の利用プラットフォームでも同様のアップデート有無を確認しておきましょう。

さいごに

以上、今週のSEO最新情報でした。それでは、また来週お会いしましょう!

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