LLMやAI Overviewsが、トップページへのトラフィックを増加させている可能性 – 先週の最新SEO情報まとめ(2025/05/24~05/30)

LLMやAI Overviewsが、トップページへのトラフィックを増加させている可能性 – 先週の最新SEO情報まとめ(2025/05/24~05/30)
SEO動向レポート|2025年4月度
今すぐ無料ダウンロード

PINTO!編集部:山本です。

今週も、SEO業界の最新情報やSEO対策に役立つトピックをお届けします。それでは早速、ご覧ください。

LLMやAI Overviewsが、トップページへのトラフィックを増加させている可能性

GoogleのAI Overviewsや大規模言語モデル(LLM)の導入によって、検索結果からのクリック数やクリック率、オーガニックトラフィック全体が大きく減少している中で、注目すべき動向が見えてきました。

Siege Mediaが発表した新たなレポートによれば、サイト全体のトラフィックは落ち込む一方で、ホームページ(トップページ)へのクリック数はむしろ増加しているというのです。

調査対象となった全米の50サイト(BtoBが28、BtoCが22)のデータを分析したところ、直近3か月のホームページ(トップページ)へのクリック数は、前の3か月と比べて全体で10.7%、BtoBサイトでは15%、BtoCサイトでは8%の増加が見られました。これは、AIによる検索結果の中で、企業のトップページが「信頼できる情報源」として相対的に重視されるようになった可能性を示唆しています。

この変化は、コンバージョン率の高いホームページへの流入が増えるという点で、ブランドにとっては好機といえます。ただし、指名検索やブランド認知が弱いサイトには恩恵は少なく、影響はブランド力の有無によって分かれると言えそうです。

AI検索時代のSEOにおいては、単に上位表示を狙うだけでなく、「どのようにユーザーにブランドとして認識されるか」がこれまで以上に問われることになります。今後は、ホームページの強化とあわせて、ブランド価値そのものを高める施策も求められていくでしょう。

Bing、関連検索の固定フッターをテスト中

Bingで、関連検索の固定フッター機能のテストが行われています。以下のように、関連検索のセクションがフッターに表示されます。

このようなインターフェースの変更テストは、ユーザーの検索行動を誘導し、滞在時間や検索回数を増やすことを目的としていると見られます。地味なテストに見えるかもしれませんが、実装されれば、検索行動への影響は小さくありません。ユーザーが1回の検索で離脱せず、より多くのクエリを入力するよう促すこの設計は、生成AIによる一問一答ではなく、検索を連鎖させるような体験を強化しているとも取れます。

Bingの今後の検索体験がどのように進化するのか、引き続き注目です。

さいごに

以上、今週のSEO最新情報でした。それでは、また来週お会いしましょう!

株式会社PLAN-Bについて
SEO対策インターネット広告運用などデジタルマーケティング全般を支援しています。マーケティングパートナーとして、お客様の課題や目標に合わせた最適な施策をご提案し、「ビジネスの拡大」に貢献します。

■SEOサービスについて
SEOコンサルティング
5,200社を超える支援実績に基づき、単なるSEO会社ではなく、SEOに強いマーケティングカンパニーとして、お客様の事業貢献に向き合います。

SEOツールSEARCH WRITE
SEARCH WRITE」は、知識を問わず使いやすいSEOツールです。SEOで必要な分析から施策実行・成果振り返りまでが簡単に行える設計になっています。

■その他
関連するサービスとしてWebサイト制作記事制作なども承っております。

売上につながる戦略を明確にする SEOコンサルティング