
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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最終更新日:2025.02.03
更新日:2025.01.31
まず、Facebook広告の周辺でよく用いられる言葉「最適化」について説明します。
Facebook広告での「最適化がされている状態」は「目標を達成するために有用なユーザーへ、適切にリーチができている状態」を指します。つまり、下記のような状態です。
上記はそれぞれ目標と状態が合致しているため、最適な配信ができている=「最適化がされている」状態といえます。
とはいえ、Facebook広告は明確に「今の広告配信は最適化できています」と教えてくれるわけではないため、最適化がされているのかどうか見分けることは難しいです。
次にご説明する3つのポイントを踏まえ、広告配信をする際に最適化がされているかを見分けるための参考にしてみてくださいね。
これからは、上記の内容について具体的に説明します。
Facebook広告では、管理画面の指標である「配信」列が「アクティブ」であれば最適化がされている、もしくは最適化に近づいていると判断できます。重要な指標ですのでFacebook広告推奨のCV件数「50件/週」と併せて覚えておきましょう。
一方で「情報収集中」もしくは「情報収集が不十分」の場合は、予算や配信期間、ターゲティングの都合でCV数が不足しており、十分に最適化をかける準備が整っていないケースが多いです。
情報収集期間中は広告セットの配信状況が安定せず、CPAが高くなる傾向にあります。
※広告セットを「アクティブ」ステータスに切り替えるためには、Facebook広告で推奨されている「50件/週」のCV数を広告セット単位で獲得することが求められます。
広告セットの情報収集期間は、パフォーマンスが安定した時点で終了します。通常は、7日以内に広告セットでおよそ50件の最適化イベントを獲得すると、パフォーマンスが安定します。
Facebook広告では、獲得したコンバージョンやリーチなどのデータを基に、設定した目標を達成しやすいように配信先や時間帯、エリアなどを微調整してくれます。そのため、Facebook広告を扱う個人・事業者間でこの微調整が適切に働いている状態を「最適化がされている」と表し、微調整が適切に働いていない状態を「最適化がされていない」と表現しているのです。
例えば設定した目標が「コンバージョン数の増加」であれば、CVRやCTRが高くなり配信当初よりコンバージョン数が増加しやすくなっているなどの変化があれば、最適化がされているといえます。
反対に、CVRやCTRが低下しているなど広告成果が明らかに低くなっている場合は、データの収集が上手くいっていない、設定したターゲティング内にコンバージョンしてくれるユーザーがいない、クリエイティブがユーザーにマッチしていないなどの原因で最適化が上手くされていない恐れがあります。
その場合は広告セットを作り直してみる、別のターゲティングを試すなど他のアプローチを試してみましょう。
Facebook広告では、最適化がかかるまでは配信が不安定になることが多いです。配信量を定期的に確認し、最適化が進んでいるか判断するようにしましょう。
ここからはより詳しく、適切にFacebook広告の最適化を行うためにチェックしておきたい以下の項目を説明します。
それぞれ最適化をうまく活用するために欠かせないポイントですので、ぜひ試してみてくださいね。
Facebook広告の最適化をかける上でまず欠かせないのが、アカウント構成の設計です。
前述したように、Facebook広告では50件/週のCVを広告セット単位で獲得することが推奨されています。そのため、まずはこの数値を獲得するためのアカウント構成を考えていきましょう。
よくあるNG例として、以下が挙げられます。
まずは、50件/週のCVを広告セット単位で獲得できるかを考えてアカウント構成を作成しましょう。
イベント設定もアカウント構成同様に重要なポイントです。ここでの「イベント設定」は最適化対象の設定※を指しています。
※最適化対象の設定=Facebook広告に「このアクションの獲得を増やすように配信してくれ」という指示出し
Facebook広告では広告配信の目的に合わせて、下記のように様々な最適化対象を選択することができます。
Facebook広告を利用する目的に合わせて、どの最適化対象を選択するかを決めましょう。
広告を配信の目的を「認知獲得」「検討」「顧客獲得」「ロイヤリティ向上」と大きく分類し、対応する最適化対象を下記にまとめました。出稿時の参考にしてくださいね。
認知獲得(ブランドやサービスを知ってもらう)
検討(ブランドやサービスを知ってもらい、検討してもらう)
顧客獲得(物を購入してもらったり、サービスを利用してもらう)
ロイヤリティ向上(購入・インストール後の再購入や再利用を促す)
最適化を適切にかけるためには、ターゲティング設定も欠かせません。
ターゲティング設定において、押さえるべきポイントは大きく2点です。
Facebook広告は最適化アルゴリズムが比較的優秀な媒体であり、ある程度のターゲットユーザーを持つターゲティングを設定しておけば、その中で見込みのあるユーザーに絞ってアプローチをしてくれます。
そのため、2のNG例のように明らかに外すべきターゲティングだけ除外して、あえて細かくターゲティング設定を絞りすぎない設定で配信をするのも最適化を適切にかけるテクニックの一つです。
Facebook広告で利用できるターゲティングについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。
本記事内で前述した情報収集期間もチェックしておきましょう。
情報収集期間はCV数やターゲティング設定の妥当さ(リーチ数や見込みCV数など)を基に、「アクティブ」か「情報収集中」もしくは「情報収集が不十分」と表示されるため、最適化をかけられていそうかの判断材料に使えるリトマス紙のようなものです。
アカウント構成やイベント設定、ターゲティング設定が最適化に向けて適切にできているかどうかを、情報収集期間を用いて確かめておきましょう。
ここからは、情報収集期間を脱するためのテクニックをご紹介します。
まず1つ目は頻繁に編集しないことです。
Facebook広告ではキャンペーンや広告セット、広告に一定の編集を行うと蓄積したデータがリセットされてしまいます。
それぞれのレイヤーでデータがリセットされてしまうアクションは下記の通りです。
キャンペーン単位
広告セット単位
広告単位
情報収集期間のリセットを避けるために、基本的には情報収集期間中に上記のアクションは行わないか、リセット回数を最低限にするために一度でまとめて行いましょう。
2つ目は広告セットを統合することです。
同じようなターゲットに向けて配信する広告セットがある場合は、統合しましょう。
一度に配信する広告セットの数が多すぎると、一つの広告セットあたりの配信量が減少し、機械学習が進みにくくなってしまいます。
可能な限り広告セットは統合し、シンプルな構成にすることでデータを効率良く集め、情報収集期間を効率的に脱しましょう。
ここまでFacebook広告の最適化をかけるための方法をご説明してきました。
最後に、Facebook広告の目的別に最適化対象に選べるアクションを解説いたします。
下記はFacebook広告で選択できる「目的」の一覧です。
それぞれの目的の中でも、どの最適化対象が自社の商品に適しているか、参考にしてみてください。
ブランドの認知度アップで選択できるアクションは、下記の1種類です。
ブランドの想起率を高めたい場合に、利用しましょう。
リーチで選択できるアクションは、下記の2種類です。
認知力向上を目的に、それぞれ商材や場合に応じて使い分けましょう。
トラフィックで選択できるアクションは、下記の4種類です。
最適化対象のうち、「インプレッション」はリーチ目的で選択できる最適化対象と重複していますが、
・リーチを前提としたインプレッション最大化
・トラフィックに至りやすいユーザーへのインプレッション最大化
とややニュアンスが異なります。
同じトラフィック目的の配信でも、最適化対象によって配信のされ方が大きく違うため、自社の商材に合わせて使い分けましょう。
エンゲージメントで選択できるアクションは、下記の5種類です。
エンゲージメントは、自社や商材に関心や好感のあるユーザーを増やすための配信目的です。
そのため、「投稿へのエンゲージメント」や「ページへの「いいね!」」などが最適化対象として選択できます。
直接的な購入や会員登録などのコンバージョンではなく、ユーザーにファン化してもらいたい場合などに利用してみましょう。
アプリのインスト―ルで選択できるアクションは、下記の4種類です。
アプリのインストール目的で選択できる「アプリイベント」や「金額」は、アプリを通じての課金や、アプリ内のチュートリアルの完了などを増やすために利用できる最適化対象です。
自社アプリを利用する中で、収益性の高いユーザーが起こしやすいアクションを指定して増加させたり、課金額が多いユーザーを効率的に増加させるために用いましょう。
動画再生数で選択できるアクションは、下記の2種類です。
動画再生数目的は、その名の通り動画クリエイティブの再生数増加に特化したキャンペーンです。
動画の視聴完了者数を増やしたり、有効な動画再生者数を増やしたりと、動画の再生者数増加によってユーザー認知や興味関心を惹きたい時に利用しましょう。
リード獲得で選択できるアクションは、下記の2種類です。
リード獲得目的では、リードの量・質どちらを求めるかで最適化対象のアクションを使い分ける必要があります。
とにかく量を求めるのであれば「リード」アクションを。
コンバージョンしやすい良質なリードを求めるのであれば「コンバージョンリード」アクションを選択しましょう。
メッセージで選択できるアクションは、下記の4種類です。
メッセージ目的は、他の広告媒体ではあまり見られない配信目的です。
ユーザーとの交流を増やすために用いられる目的で、メッセージに繋がりやすいユーザーを狙って広告を配信することができます。
コンバージョンで選択できるアクションは、下記の5種類です。
コンバージョン目的では、最適化対象「コンバージョン」が選ばれることが多いです。
例えば、自社サイトを経由して問い合わせをしてくれたユーザーを増やすのに使ったり、その手前のエントリーフォームに遷移したユーザーを増やすために使ったり、Facebook広告内での設定によって多様なコンバージョン設定が可能です。
カタログで選択できるアクションは、下記の4種類です。
そもそもカタログとは、ECサイトや不動産などの商品点数が多い業種で、商品を管理するために用いられる機能を指します。
カタログ目的は、コンバージョン目的と同様に、カタログ経由で購入や登録などのアクションを起こすユーザーを増やしたり、アプリのインストール目的と同様にカタログ経由のROASを高めたりすることが可能な配信目的です。
来店数で選択できるアクションは、下記の2種類です。
来店数目的は、Facebook広告を通じてオフライン店舗の来店数を増加させるための配信目的です。
Facebook上で店舗情報を登録しておき、実際に来店しやすそうなユーザーに広告配信の狙いを定めることができます。
本記事では、Facebook広告の最適化とはなにか、最適化をかけるために重要なことはなにか、などを解説してきました。
Facebook広告は、機械学習による広告の効率化が他の媒体と比べて優れているといわれています。
みなさんもぜひFacebook広告の機械学習を使いこなして、ビジネスの成果を向上する助けにしてください。
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