
Google AI Overview(AIによる概要)の登場でセッションが減ってしまったけど、どうすればいい?
SEO対策
最終更新日:2025.07.29
Googleは8月21日に「AIモード」を180か国で展開開始したと発表しました。この180か国の中には、日本も含まれています。
また、新たに「エージェント機能」も発表されました。これは、日付・時間・人数・料理のジャンルなどを指定するだけで、レストランの予約をAIが代行してくれるというものです。さらにGoogleは、今後この機能を地域のサービス予約やイベントチケットの検索にも拡大していく予定だと発表しています。
出典:https://blog.google/products/search/ai-mode-agentic-personalized/
提供地域や対応言語の拡大、そして機能の強化は、ユーザーの情報探索の流れや、流入元の分析、コンバージョン(CV)につながる導線の設計に直接影響する重要なアップデートです。特に、ブランド名での検索やFAQ(よくある質問)に関連するクエリでは、AIによる回答だけでユーザーの疑問が解決するケースが増えるため、従来のように「青いリンク(通常の検索結果)」をクリックする機会が相対的に減る可能性があります。
Josh Blyskal氏*は、LinkedInにて、「7月21日以降、ChatGPTからの外部リンク経由のアクセス数が52%減った」と報告しました。実施された調査では、10億件以上のChatGPT内の引用と、100万件以上のリファラルデータを分析しています。
*Josh Blyskal氏は、AEO(AIによる回答エンジン最適化)の第一人者として知られる専門家です。
調査結果の概要は次の通りです。
Redditの引用は7月23日以降で+87%増加し、現在では全引用の10%以上を占める。
同時にWikipediaも史上最高水準に達し、7月の底値から+62%上昇、現在では全体の約13%を占める。
ChatGPTからの送客が減っている理由としては、サービス内で体験が完結するようになったことや、アプリ内で情報が完結する設計、AIモデルのアップデート、画面デザインの変更など、さまざまな要因が考えられます。とはいえ、Googleはいまも主要なアクセス源であり、検索を起点としたユーザー流入を意識した設計は引き続き重要です。
MozのYouTube動画で、直近4年間のSEOの変化が解説されています。
動画内では、2021年に語られた“べし・べからず”と2025年の実務を比較し、量産より品質、ユーザー意図と差別化、EEATの文脈、AI要約下でのクリック獲得設計など、戦略の重心が移った点を整理しています。AIO時代の情報コンテンツに求められる役割と制作の勘所を具体的に示す内容です。
動画の概要は次の通りです。
参考:https://webtan.impress.co.jp/e/2025/08/18/49866
以上、今週のSEO最新情報でした。それでは、また来週お会いしましょう!
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