サイト名に認証マークをつけるテストを実施-先週の最新SEO情報まとめ(2024/10/07~)

SEO動向レポート|2024年9月度
今すぐ無料ダウンロード

PINTO!編集部:山本です。

10月も半ばに差し掛かり、だいぶ秋めいてきましたね。秋といえばスポーツの秋、最近ではサッカー日本代表がワールドカップ最終予選で圧倒的な強さを見せています。ここまで無失点。先日のサウジアラビア戦は、連続のシュートブロックが痺れました。日本代表の活躍を見ていると、涼しくなってきたこの季節も熱くなりますね。

それでは、今週も最新のSEOニュースをお届けします!

AI Overviewへの広告掲載がスタート

テスト中だったAI Overviewへの広告掲載が、正式にスタートしました。まずは米国のモバイルユーザーから展開が開始されています。

Googleによると:

Googleで「ジーンズの草のシミを落とすにはどうしたらいいですか?」と尋ねた場合、AIOでは、一般的な家庭用品からシミ抜き剤などの市販品まで、さまざまな役立つソリューションが提供されています。ユーザーが適切な商品を見つけるために別の検索を行う代わりに、AI概要内に関連するショッピング広告が表示されるので、最適なシミ抜き剤をすばやく簡単に見つけることができます。

出典:https://blog.google/products/ads-commerce/google-lens-ai-overviews-ads-marketers/

とのこと。

たしかにユーザーや広告主側からすれば嬉しい仕様変更かもしれませんが、自然検索からの流入は減少する可能性があります。 日本への展開開始についてはまだ言及されていませんが、今後注目したいニュースです。

robots.txtフィールドのサポート対象を明確にする

Googleは、robots.txtドキュメントに記載されていないフィールドはサポートしていないことを明記しました。(robots.txtファイルは、検索エンジンのクローラーに対して、サイトのどのURLにアクセスしてよいかを伝えるものです。)

サポートされているのは以下の4つのみで、crawl-delay(クロール速度を制限する命令)などの他のフィールドはサポートされていません。

  • user-agent:どのクローラーにルールが適用されるかを指定する。
  • allow:クロールされる可能性のあるURL。
  • disallow:クロールされない可能性のあるURL。
  • sitemap:サイトマップの完全なURL。

サポートされていないフィールドを記述しても無視されるため、SEOへの影響はありません。 ただし、Googlebotはサポート外のフィールドが書かれた行を「ないもの」として扱います。そのため、その行を含む前後の命令について、意図しない解釈をされる可能性がある点に注意しましょう。

以前Web担当者フォーラムでも事例が解説されていたので気になる方はご覧ください。

ショッピング検索の「ストア評価」をより多くの国に提供

これまで米国で提供されていたストア評価が、オーストラリア、カナダ、インド、英国にも導入されました。

  • ストアの評価は、ショッピング検索結果(「サマードレス」などの一部の商品)に表示される
  • 検索結果でストアの評価をクリックすると、買い物客はレビュー、配送、返品ポリシーなど、ビジネスに関する詳細情報にアクセスできる

これにより、買い物客は十分な情報に基づいて購入を決定できます。日本はまだ未導入ですが、今後導入される可能性があります。 公式によればストア評価を表示するには以下の方法があり、対象サイトは今のうちから準備を進めておくとよいかもしれません。

  • Googleカスタマーレビュープログラムに参加する
  • 信頼できるレビューサイトでレビューを集める

Googleカスタマーレビュープログラムとは、販売者が、自社サイトでGoogle ショッピングを利用して購入したユーザーに対し、フィードバックを収集できるサービスです。

発表内容はこちら:https://developers.google.com/search/blog/2024/10/store-ratings

検索結果のサイト名に認証チェックマークをつけるテストを実施

Google検索認証マークの例

出典:https://www.theverge.com/2024/10/4/24261877/google-search-verified-checkmarks-experiment-feature

Googleは、検証済みのWebサイトのリンク横に、青いチェックマークを表示するテストをおこなっています。本物のサイトであることを明確に示すことで、ユーザーの信頼を高めることが目的です。

現在はAmazon、Microsoft、Meta、Epic Games、Appleなどのサイトで確認されています。具体的な表示条件はわかりませんが、Googleの広報担当者によれば、Merchant Centerのデータや人間による手動のレビューで認証しているとのことです。また今回のテストは小規模で、アカウントによって表示されない場合もあります。

【小ネタ】PR TIMESの獲得クエリ、「〇〇(企業名) 株価」があるのはなぜ?

PRTIMESの獲得クエリ

PR TIMESの獲得クエリを見ると、「株価」を含むクエリが多くあります。PR TIMESはプレスリリース、ニュース配信サイトで、株価情報を発信するサイトではないです。なのになぜ、「株価」を含むクエリで上位表示されるのでしょうか。

社内のSEOコンサルの見解では…

 「〇〇(企業名) 株価」のインテント(検索意図)は、ストレートに考えれば「現時点での株価を知りたい」です。しかしそれだけでなく、「その会社の株価が今後どうなるか知りたい」という検索意図も含まれます。 なので、その会社の最新発信情報が求められている→ニュース配信サイトであるPR TIMESが上位表示されているのだと思います。

インテントが何かを深く理解するのによい例ですね! 

まとめ

今週はAI Overviewへの広告掲載、認証マークのテスト実施などのトピックを紹介しました。

Xアカウントでも日々のSEO最新情報を発信しているので、見逃さないようにフォローしてくださいね。ニュース以外にも有益な海外記事も紹介しています!

売上につながる戦略を明確にする SEOコンサルティング