SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2025.01.21
Googleサーチコンソールの機能の1つである「インデックスカバレッジ」から、「インデックスカバレッジの問題が新たに検出されました」というメールが届くことがあります。こういったソフト404エラーを放置し、200のステータスで返しているとクロールする必要のないURLまで無駄にクロールされてしまいます。効率よくクロールしてもらうためには、ソフト404エラーに対処しておくことをオススメします。
本稿では、「送信されたURLはソフト404エラーのようです」とは何か、原因や対処方法について詳しく解説していきます。
ソフト404エラーとは、本来であれば存在しないURLとして404エラーのページを表示するにも関わらず、サーバーのリクエストが正常に行われていることを表す200のステータスコードで返答してしまうことを指します。
サイト内検索の検索結果ページにおいて、検索結果が0件の場合にステータスコードが200になっている場合にも、ソフト404エラーが検出される事があります。一方で404エラーはURLのページの表示要求に対して、サーバー側からのこのURLは存在しないというエラーの応答を指します。クローラーがそのURLをクロールできていないことを表しています。
ソフト404エラーと404エラーの違いは、ページでは404エラーとして表示されているにもかかわらず、サーバーから404エラーの応答が返されていない状況であることが挙げられます。ソフト404エラーの大きな問題点は正常に200のステータスコードとして扱われるため、正常なWebサイトとしてクロールされることです。本来はクロールされないページをクロールしているので、Webサイトの評価に影響してしまいます。そのため、ソフト404エラーがWebサイト内にある場合は早急に対応していきましょう。
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ソフト404エラーによるSEOへの影響について、Googleは下記の引用からも分かる通り、ソフト404エラーがあるだけでペナルティを与えることはないと述べています。しかし、ソフト404エラーによってWebサイト全体のクロールの効率が悪くなることで新規コンテンツや更新ページのインデックスの反映が遅くなり、それが原因でWebサイトの順位が落ちてしまう可能性があります。また、訪れたユーザーがWebサイトからすぐに離脱してしまうことでセッションが減り、検索順位に影響を及ぼす可能性もあります。重要なページがエラーになっている場合は対処が必要です。エラーが見られたらURLのチェックを行いましょう。
To be clear: Google will not penalize your site for having soft-404 pages.
Having soft-404 pages makes it harder for us to recognize new and updated content on your site, but it does not mean that we would see you site as being any less valuable in the search results :-).
There’s no need to rush and do something drastic here. Yes, it would be great if it could be cleaned up (that’s why we have started reporting these things), but in general, it’s not critical.次のことがはっきりと言える。ソフト404のページがあるだけで、Googleはペナルティを与えることはない。
ソフト404ページがあると新しいコンテンツや更新したコンテンツを認識しづらくなるが、だからといって検索結果で価値のないサイトだとみなすというわけではない。
焦って思い切ったことをする必要はない。もちろんソフト404をなくすことは良いことだが(そのためにレポート提供を始めた)、一般的にソフト404は致命的ではない。
ソフト404エラーの原因は主に以下の3つが挙げられます。ここでは対策の方法も合わせて紹介します。
<1>404ステータスを正しく返していない
<2>コンテンツが無い、または低品質
<3>クローラーがコンテンツを正しく読み込めていない
本来であればステータスコード404を返すべきページであるにもかかわらず返していないと、ソフト404エラーになります。以下のような場合は、404のステータスコードを返すべきページになります。ステータスコードを正しく設定しておきましょう。
コンテンツの量が少ないページやそもそもコンテンツが無いページ、またはコンテンツが低品質である場合、検索エンジンからページの重複として判断されたりインデックスする価値がないと判断されたりする他に、ソフト404エラーとして判断されてしまうこともあります。コンテンツの重複や自動生成コンテンツは低品質であるとみなされてしまう可能性が高いです。ユーザーにとって有益な情報を提供するコンテンツづくりを意識していきましょう。
コンテンツが存在しているにも関わらず、クローラーがコンテンツを読み込めなかったりGoogleが誤判断したりすることによって、ソフト404エラーとして判断される場合があります。JavaScriptファイルがアンロードされている、または欠落している場合やrobots.txtでクロールを拒否していると、クローラーはコンテンツを読み取ることができません。コンテンツが正しく読み取れないと、低品質であるとしてソフト404エラーになる可能性があります。
実際にどのページがソフト404エラーとなっているのかチェックしてみましょう。Googleサーチコンソールを活用していきます。
まずGoogle Search Consoleにログインし、左メニューの「ページ」をクリックします。するとWebサイトのページのインデックス登録状況を確認することができます。さらに未登録のページについて、下の欄に「ページがインデックス登録されなかった理由」がそれぞれ表示されます。この中の「ソフト404」をクリックすると、該当ページのURLが全て表示されるので、どのページがソフト404エラーとなっているのか確認できます。
Google Search Consoleのより詳しい使い方についてはこちらをご覧ください。
ソフト404が見つかった時の対処法は状況によって異なります。以下の3つの状況の対処法を解説していきます。
<1>該当ページをインデックス登録する場合
<2>該当ページをインデックス登録しない場合
<3>該当ページが古いURL・コンテンツが移動している場合
正常なページがソフト404エラーとして認識されている場合は、URL検査ツールで読み込めていない原因を把握して対処する必要性があります。
URL検査ツールについて詳しくはこちらの関連記事もあわせてご覧ください。
該当ページが削除されていて代替ページが存在しない場合は、404または410のステータスコードを返すようにしましょう。404・410のステータスコードを返すことで、該当ページが存在せずコンテンツをインデックス登録しないということを検索エンジンに伝えることができます。有効な404ページを設計するためのヒントは公式のGoogle検索セントラルにてご覧ください。
該当ページをインデックス登録しない場合はXMLサイトマップから対象のページの記載を削除しておきましょう。XMLサイトマップは検索エンジンにサイトのページを知らせる役割があります。検索エンジンにWebサイトのコンテンツを正しく認識してもらいやすくするためにも、XMLサイトマップでの不要なページは削除しておくことをおすすめします。
該当ページが古いURLやコンテンツが移動されている場合は、301リダイレクトを使用しましょう。リダイレクトを活用することで、ユーザーを正しいページへ誘導することができ、検索エンジンにも新しいページの場所を伝えることができます。インデックス登録をする場合と同様にURL検査ツールを活用して、URLが実際に正しいコードを返しているか確認してみましょう。
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「ソフト404エラー」とは何か、原因と対処法について詳しく解説していきました。ソフト404エラーがあることによって検索順位の結果に直接的に影響することはないですが、クローラビリティ・ユーザービリティ向上に向けて対処しておく必要があります。まずは自社Webサイトのページが何故ソフト404エラーになっているのかの原因を把握して、適切な対応をしていきましょう。SEOは専門的で様々な対策を行っていく必要があるので、できるところからWebサイトの改善を行っていくことが大切です。
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