【2024年最新】MEO(ローカルSEO)対策にオススメの書籍3選!
SEO対策
2024.12.20
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MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップなどの地図検索エンジンの検索結果で上位表示をさせることを指し、店舗やサービスを提供する事業者にとって、地域での認知度向上と集客に大きな効果をもたらします。
本記事では、MEOの概要やMEO対策の方法、ポイントを解説します。
※編集部注:2020年6月に公開された記事を加筆・修正したものです。
MEOとは「Map Engine Optimization」の略称で、直訳すると「マップエンジンの最適化」という意味です。Googleマップで検索をしたときに上位表示させるための手法を指します。
例えば、「東京駅 ラーメン」で検索をすると下記のような検索結果が表示されます。
簡単にいうと「東京駅 ラーメン」を検索したときだけでなく「ラーメン 美味しい」「おすすめ ラーメン」などと検索した際にも、自分の店舗が表示されるように対策していくのがMEOです。
MEOとよく比較されるのがSEOです。MEOは別名で「ローカルSEO」と呼ばれるため、混乱する方も多いかと思います。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、直訳をすると「検索エンジンの最適化」という意味になります。GoogleやYahooなどの検索エンジンで自社サイトを上位表示させるための対策を指していると認識してください。
SEO…自社サイトを上位表示させるための対策
MEO…Googleマップ上で自分の店舗などを上位表示させるための対策
SEOに興味がある方は、以下の記事もご覧ください。
ローカルパックとは、Googleで地域名と業種などのキーワードで検索した際に、検索画面上部に表示される地図と店舗の情報のことです。この情報は、Googleビジネスプロフィールに登録された内容をもとに表示されます。
Googleビジネスプロフィール
Google検索やGoogleマップで表示する店舗情報を管理することができるサービスです。電話番号や営業時間、住所などを登録することができます。
表示される情報として、以下が挙げられます。
検索結果には通常3店舗の情報が表示され、場合によっては2~4店舗の情報が表示されることがあります。
また、検索時のデバイス(PCやスマートフォン)やキーワードの種類により、表示内容が変化するのが特徴です。
「さらに表示」をクリックすると、検索結果の一覧画面を確認することが可能です。
ローカルパックは検索結果の最上部に表示されるため、集客に大きな効果があります。
ナレッジパネルは、Googleの検索結果画面で検索された店舗や企業などの情報を表示するものです。ここに表示される内容は、Web上にある情報をもとに生成されるため、該当の店舗や企業が管理することはできませんが、Googleに対して内容の変更を申請することはできます。
表示される情報は以下です。
Googleに対して内容の変更を申請したい場合は、以下の記事をご覧ください。
参考:ナレッジパネルヘルプ
次に、MEOを行う上で必ず知っておきたいGoogleマップのルールを3つ紹介します。
Googleマップは、検索語句との関連性が十分に高いページを表示させる特徴があります。そのため、ビジネス情報の内容が充実しているほど検索語句と一致しやすくなり、表示される確率が高まります。
Googleビジネスプロフィールに最新の正確な情報を掲載し、検索エンジンにページをみつけてもらうことが重要です。
Googleマップでは、目的地までの近距離のルートが優先的に表示される傾向があります。多くの場合、ユーザーは移動する際に近道や最短距離を選ぶからです。
ただし、ルートの表示順は交通手段、交通状況、および目的地までの距離などさまざまな要因に影響されます。また、Googleビジネスプロフィールの表示優先度は、レビューや評価なども判断要素となることも理解しておきましょう。
知名度が高い企業や店舗は、MEO対策において有利です。特に、Googleビジネスプロフィールの情報が他のウェブサイトなどから引用される場合は、知名度がより重要です。
そのため、MEO対策においては情報の最適化と同時に、広報活動やマーケティング活動など、企業の知名度向上にも取り組む必要があります。
上記で紹介した他の施策と組み合わせることで、知名度を高めていくことができます。
ではなぜMEOをする必要があるのか、MEOを行うメリットを7つ紹介します。
無料で始められることは、MEOの大きなメリットです。
GoogleビジネスプロフィールというGoogleが無料で提供しているサービスのアカウントを作成し、必要な情報を記載するだけでも効果が期待できます。何から始めたらよいかわからないという方は、まずはGoogleビジネスプロフィールの設定から始めてみるのがよいでしょう。
SEOと比較すると対策の難易度が低いのも、MEOの特徴です。
SEOでは多くの場合がそれぞれの検索キーワードで1位を目指しますが、MEOでは場合によっては必ずしも1位を獲得する必要はないといえます。
通常、あなたが検索するときを思い出してください。
上位表示されているWebサイトを確認して疑問が解決すれば、そのまま満足をして離脱してしまうでしょう。つまりSEOで考えると、上位表示されなければほとんどの方がWebサイトを見てくれないということです。
一方、Googleマップ上で検索するときはどうでしょうか?SEOに比べて検索ニーズが明確であり、上位に表示されたものを見ただけで離脱するユーザーは少なく、いくつか表示された候補の中から比較して選ぶことが多いと思います。
MEOではSEOのように上位表示を目指しつづける必要はなく、10位以内に入ることが重要といえます。
以前は検索結果には、ほとんどの場合でWebサイトが表示されていました。しかし、現在ではユーザーのニーズに合わせてGoogleマップが表示される場合があります。
例えば「練馬区 高校」のような「地域 × 〇〇の検索キーワードで調べた場合、検索結果の上から3番目にはGoogleマップが表示されています。
このように、Googleマップからの検索でなくてもWeb上にGoogleマップが表示されるので、店舗集客などにおいては優先的にMEO対策を進めましょう。
SEO対策を行ったりリスティング広告を出したりするのは、Webサイトがあってこそ出来る集客方法です。しかし、Webサイトを作るのにも多大な労力と費用がかかるため、誰もが簡単に作成することはできません。
またWebサイトを作っただけで集客するのは難しく、長い時間をかけてWebサイトの内容を補填していったりリスティング広告を最適化したりしながら、来店予約やお申込みなどのCV(コンバージョン)を促すことが必要です。
それに比べMEOでは、Webサイトを作れない状況でもGoogleビジネスプロフィールに登録をするだけで、簡単に集客までの導線を作ることが可能です。
また、Googleマップ上で検索をするユーザーはCVに近いユーザーなので、電話や予約、来店をしてくれる可能性が高いといえます。集客に直結しやすいのも、MEOの特徴です。
Googleマップで検索するときのユーザーの多くが、「目黒駅 ラーメン」、「大阪 餃子」など「地域名 + 〇〇」で検索をします。このようなキーワードで検索をしているユーザーのニーズは、明確ですよね。
例えば「練馬区 高校」の場合、「練馬区にはどんな高校があるのかな?」とユーザーが考えて検索したのが推測できますし、「目黒駅 ラーメン」の場合は「目黒駅周辺にあるラーメン屋を探したい」と考えて検索したと考えられます。
他の検索キーワードに比べて、Googleマップで検索するキーワードは対策がしやすいので成果に繋がりやすいというわけです。
こうしたユーザーの検索ニーズが明確なキーワードに対して対策が打てるのも、MEOのメリットです。
自社サイトを上位表示させるためのSEO対策は、非常に多くの労力が必要です。
サイト構造の見直し、内部リンクの最適化、必要なコンテンツの補充など挙げればキリがありません。近年、SEOでWebサイトを上位化させるためのアルゴリズムは日々複雑になっており、自社の担当者だけで対策を行うのは困難です。
しかしMEOはSEOに比べて歴史が浅く、対策をすれば比較的早く効果を感じることができます。これもMEOのメリットです。
次にMEOのデメリットを2つ紹介します。
検索結果の店舗情報には口コミが表示されますが、その中に悪い口コミを書かれてしまうことがあります。根も葉もないことを書かれた場合には、Googleに申請することができますが、基本的には口コミを削除することは難しいです。
悪い口コミを書かれることはデメリットである一方、ユーザーに誠意を伝える重要な場でもあります。
店側としては書いてほしくない口コミを書かれたとしても、そのまま放置するのではなく、誠意を持って改善する意図をユーザーに伝えることで、他のユーザーが口コミを見たときにいい印象を与えることができます。
飲食店やアパレルなどは実際に店舗を持っており、Googleビジネスプロフィールを活用することでMEO対策の効果を実感しやすいですが、実店舗を持っていない企業の場合、あまり恩恵を受けられない可能性があります。
例えば、ECサイトやPV数を増やすことで収益を出しているオウンドメディアの場合は、Googleビジネスプロフィールに登録しても恩恵をあまり受けることができないといえます。自社の状況を鑑みて、行うべきかどうか検討してください。
MEO対策として最低限やっておきたい施策を5つ紹介します。
NAPとは「Name Address Phone」の略称で、「店舗名(Name)」「住所(Address)」「電話番号(Phone)」のことを表しています。こういった基本的な情報は必ず記載しましょう。
NAPの記載を行っていない店舗や企業が多いため、基本情報を記載するだけで一定の効果が期待できます。
NAPを記載する際は、以下の3点に注意しましょう。
自社や店舗の様子を写したさまざまな画像や動画を登録することも重要です。多くの種類の写真や動画を掲載すると、ユーザーが興味を持ってくれる可能性が上がります。
ただ認識しておかなければならないのは、Googleビジネスプロフィールでオーナーが写真や動画を登録したとしても、一般のユーザーが投稿した写真も合わせて一覧に掲載されるということです。
一般のユーザーが投稿した変な写真を消したいが、どうすればよいか、ご質問をいただくことがよくありますが、基本的に消すことは難しいです。一般のユーザーが投稿した写真も、オーナーが投稿している写真と合わせてランダムで表示されるということも覚えておきましょう。
ただ、オーナーが設定した写真の方が一般ユーザーが投稿した写真や動画よりも優先して表示されやすいので、登録しておくことは非常に重要です。
Googleビジネスプロフィールには、カテゴリを設定できる箇所があります。カテゴリは、登録する企業や店舗の業種や種類を設定できる機能です。
1分もあれば簡単にできるため、必ず設定するようにしましょう。
その際、誤ったカテゴリを選ばないように気をつけてください。間違ったカテゴリを選んでしまうと検索結果上にうまく表示されない可能性があるため、注意が必要です。
悪い口コミに対しての返信はもちろんのこと、ユーザーが投稿してくれた貴重な口コミには必ず返信をしましょう。
ユーザーに対して真摯に対応する姿勢を伝えることもできますし、口コミへの返信をすることでGoogleの評価が上がる可能性が高いため、口コミの返信は対応することがおすすめです。
ただ、大きな店舗で毎日大量の口コミが投稿されるような場合、全ての口コミに返信するのは厳しいという方もいるでしょう。そのような場合には以下のようにルールを作って、返信するようにしてください。
口コミに対する返信ルール例
Googleマップ上で上位表示するには、Googleビジネスプロフィールの更新頻度も重要です。
SEOにおいてもそうですが、情報が最新かつ信憑性が高いものであることをGoogleは非常に大切にしています。MEOでも同様に情報の信憑性が高く、最新のものであるかは上位表示されるための評価指標の一つです。
以前Googleマップに表示されている店舗が閉店ばかりだと問題になったことがありましたが、情報を最新に更新することで店舗が営業していることをアピールすることができ、上位表示されやすくなります。
情報の更新頻度は週に一回が目安です。
MEO対策を無駄にしないために注意したいポイントについて、解説します。
SEO対策のように、企業名・店舗名に検索キーワードを盛り込む方がいます。
例えば「【おすすめの豚骨ラーメン全国1位】赤のれん 赤ビル店」というように、キーワードを詰め込んでしまおうというケースがありますが、これは絶対にしないでください。キーワードを詰め込んだことでスパム認定されるわけではないですが、やりすぎるとGoogleからペナルティを受け検索画面上に表示されなくなることがあります。
MEOではキーワードのみで判断され上位表示されるわけではなく、下記のように関連性・距離・知名度などが判断要素とされ順位が決まります。キーワードを詰め込んでもあまり効果はありませんので、やらないのがおすすめです。
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。
Googleが提供するコンテンツ全てにいえますが、Googleのガイドラインを守らなければ検索画面に表示されなくなったり、アカウントを削除されるなどのペナルティを受けることがあります。
ガイドラインで禁止されているものの一つとして、口コミや画像などの有料での投稿依頼を行わないというものがあります。
口コミ施策として「インフルエンサーに依頼し一件〇〇円で口コミを書いてもらいましょう!」という提案をする業者がいますが、絶対にやらないようにしてください。
Google マップを利用して他のユーザーを欺く行為は、世界のあらゆる場所を探索するユーザーに有益な情報を提供するという Google の理念に反します。Google マップを使って他人、他のグループや組織のなりすましを行わないでください。
これには以下が該当します。
- 他人、グループ、組織になりすまして投稿または共有されるコンテンツ。
- 確認済みの信頼できる情報源になりすましているコンテンツ。
サービスの質を上げることで良い口コミを増やし、ユーザーの満足につながるような取り組みをしていくことがベストです。
MEO対策では、通常のSEO対策とは異なる点を意識する必要があります。本記事では7点紹介します。
地図上で位置情報を正確に設定することは、MEO対策において非常に重要です。正確な位置情報が設定されていない場合、ユーザーは店舗を探しにくくなり、他の店舗に行ってしまう可能性があります。
また、位置情報以外にも営業時間や特別なイベントの情報などのユーザーにとってより有益な情報を提供することで、集客効果を高められます。
MEO対策においてはサイトの評価も重要なポイントであり、サイト内でコンテンツを作成することで、MEOにおいても評価を受けられる可能性が高まります。
例えば内部対策を最適化することは、自社サイトのランキングを向上させるうえで欠かせない要素です。内部対策を行うには、タグの最適化、キーワードの適切な配置、内部リンクの設定などがあります。
これらの要素を適切に最適化することで、ウェブサイトは検索エンジンによって評価され、上位表示される可能性が高まります。
SEO対策について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
MEO対策においても、キーワードリサーチを行うことは非常に重要です。
キーワードリサーチを行うことで、ターゲットのニーズや検索パターンを把握し、効果的なコンテンツ戦略を立てることができます。
以下の記事では、SEO対策におけるキーワード選定について解説しています。MEO対策においても活用できる考え方について書かれていますので、ぜひ参考にしてください。
先述したように、口コミの対応も非常に重要です。口コミを見ればユーザーの評価や意見を直接知ることができますので、ユーザーの評価を真剣に受け止め適切な対応を行うことで、店舗の評判を向上させることができます。
サービスや製品の品質を向上させたり、定期的な口コミの分析を行いトレンドや傾向を把握することで、市場のニーズに合った戦略を立てたりすることも可能です。
また、地域の人しか知らないようなローカルな情報の提供も重要です。ユーザーは店舗のある地域に興味を持っている場合が多いため、ユーザーにとって価値のある情報だといえます。
ユーザーのそういった要望に応えることで、競合他社との差をつけることができます。
SNSの活用も非常に重要です。なぜなら、SNSでは店舗の情報を発信するだけでなく、顧客とコミュニケーションをとることができるからです。
SNS上でユーザーから意見を収集したり、フォロワーを獲得したりすることができます。また、SNS上のキャンペーンを通じてユーザーが興味を持ち、集客につながることもあります。
MEOの解説や行うべき施策、注意点を解説しましたが、実際に行動される方はそう多くはありません。自社の状況を鑑みてMEO対策をした方がいいかもしれないと思った方は、まずはGoogleビジネスプロフィールに登録してみてください。
もし始めるにあたって不安な方は、お問い合わせフォームからPLAN-Bにぜひご連絡ください!
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