SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.10.08
2019.04.08
2022.12.23
SEO対策でサイトが検索結果で上位表示するために、被リンク対策はすごく重要な要素となります。
良質な被リンクを獲得したページは、Googleの検索エンジンから高く評価されます。そして、良質な被リンクの数が増えるほどその対象ページの評価はさらに向上し、ドメイン全体も高く評価されます。
SEO対策において、良質なコンテンツを制作し良質な被リンクを獲得することが、どれだけのユーザーに支持されているのか?というGoogleからの評価の指標となるのです。
しかし、被リンクの獲得以前に自社の被リンクの状況を把握できていないことも多いのではないでしょうか?
被リンクチェック項目、被リンクチェックに使えるおすすめツールなど、被リンクチェックに関連する情報をまとめましたのでぜひ最後までご覧ください。
まずはそもそも、被リンクってなんなの?という件について解説いたします。
被リンクとは、自社サイトとは異なる外部のサイトから設置されたリンクのことを意味します。
被リンクはまたの名を「バックリンク(Backlink)」「外部リンク」とも呼ばれます。
よくあるのが、記事に訪問したユーザーが内容に共感して、そのユーザーのブログなどでリンク付きで記事を紹介してくれるケースがあります。
このように紹介してくれることで、自社サイトにとっての「被リンク」となります。
ここでは被リンクの効果ってどんなものなの?というのをメリット・デメリットに分けて整理してみます。
・被リンクのメリット
良質なリンクはサイト評価を上げる
・被リンクのデメリット
質の低いサイトからの被リンクはサイト評価を下げる
基本的には、被リンクをより多く獲得することでGoogleの評価も高くなり、サイトの評価が上がり、検索順位が上昇しやすくなります。
しかし、ただ被リンクの数を増やすだけでは意味がありません。
Googleが評価対象とする良質な被リンク(ナチュラルリンク)を増やすことが、SEO対策では重要となります。
これについて、Googleでも公式に言及しています。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
※引用元:Google が掲げる 10 の事実
質の低いサイトからの被リンクを精査・削除するなどして、定期的に被リンクチェックをしていくことがSEO対策において重要となります。
頻度で言うと、最低でも3ヶ月に1回くらいの被リンクチェックを行うといいでしょう。
ここまで、被リンクの重要性や効果について述べてきましたが、改めてここからは実際の被リンクチェックの目的についてお伝えしたいと思います。
大きく分けて3点あります。順番にみていきましょう。
SEO対策を実施するにあたって、上位表示したいキーワードで実際の検索結果で上位表示をしているサイトがどういうものかを把握することは大切ですよね。
上位表示しているサイトと自社サイトにどんな差があるのかをまず把握していくと思います。
被リンクに関してもその要素の中の一つと考えるといいです。
自社サイトと競合サイトで被リンクの数や質がどのくらい違うのかを定期的な被リンクチェックを通して把握しておきましょう。
定期的な被リンクチェックをすることによって、どんなサイトやページが良質な被リンクを集めやすいのか、傾向が具体的に分かってきます。
良質な被リンクを集めることが、SEO効果にも大きくインパクトするため、実際に良質な被リンクを集めているページの傾向を分析し
良質な被リンクを増やす施策を進めていきましょう。
良質な被リンクが増えることには問題ないのですが、逆に低品質で悪質な被リンクというのも存在します。
通称、スパムリンクと言われるものですが、スパムリンクが自社サイトに貼られると、Googleからペナルティを課されてしまいます。
このペナルティを避けるためにも、自社サイトに低品質で悪質なスパムリンクが貼られていないかを定期的に被リンクチェックする必要があります。
では、被リンクチェックの重要性をご理解いただいたところで、具体的には被リンクチェックの際にどのような項目を見るといいのかについてお伝えいたします。
大きく分けると2つポイントがあります。
被リンクは質ももちろん、数も重要となります。
被リンクがページについているということは、それによる自社サイトへの流入増が見込めるということです。
被リンクは、そのページに訪問したユーザーが、「有益な情報を発信しているページだ」と認めてくれて、紹介してくれる
いわば、サイト上の口コミみたいなものです。
例えば、何か食事に行く際にグルメサイトの食べログなどを使用するケースがあると思います。
お店を選ぶ要素の一つに、口コミを見る方も多いのではないでしょうか。そして良質な口コミが多いお店に行かれると思います。
このように、被リンクの数はいわゆるWEB上の口コミになるので、被リンクチェックの際は数を把握しましょう。
また、被リンクの数を調査する際は、被リンク元のページ数だけでなく、ドメイン数も併せて調査しましょう。
1つのドメインから多数の被リンクを得るより、自社サイトと関連性の高い複数のドメインからリンクを集めたほうがSEO効果にはインパクトしやすいです。
被リンクの質はかなり重要です。Googleの検索エンジンは被リンクを評価する際は、質を最も重視します。
被リンクといっても、SEO効果にインパクトさせるにあたって、強弱はあります。その強弱の基準が下記になります。
・ナチュラルリンク(自然発生したリンク)かどうか
・被リンク元のサイトとの関連性が高いかどうか
・被リンク元のサイトが著名なサイトかどうか
良質な被リンクとして、専門性・権威性・信頼性があるサイトからのナチュラルリンク獲得が一番ベストと言えます。
専門性・権威性・信頼性が高いドメインの特徴として、属性型(組織種別型)ドメインとよばれるものがあり、中でも学校関連ドメインのac.jp や政府機関のgo.jp 、
特定分野の法人であるor.jpなどが挙げられます。
逆に低品質で悪質なリンクでよくあるのは下記のようなものです。
・海外のよくわからないサイトからのリンク
・アダルト、ポルノサイトからのリンク
・被リンク元と自社サイトの関連が低いのに貼られているリンク
定期的に被リンクチェックを実施し、低品質な被リンクがサイトに付いてないかを確認して、適宜そのリンクの削除(リンク否認)を検討することが適宜必要な場合もあります。
ここまで被リンクの効果、被リンクチェックの際のポイントについてお伝えしてきましたがいかがでしょうか。
ここから先は、では実際に被リンクチェックをしたいけど、どうやってやればいいの?という疑問にお答えしていきたいと思います。
被リンクチェックの際には、被リンクチェックツールを使用することをオススメします。
被リンクチェックツールは、被リンクの数や参照元のURLなどが分かります。
自身で保有するサイトに当たっているリンクだけでなく、競合サイトの被リンク数が確認出来るツールもあります。
その為、被リンクから競合サイトの人気コンテンツが分かり、自身のサイトに役立てることが出来ます。
コンテンツ強化の前に、まずは自身のサイトのどのページにどのような被リンクが集まっているかを確認すると良いでしょう。
ここからは有料、無料を含めたおすすめの被リンクチェックツールをご紹介します。
被リンクのチェックだけでなく、サイト内部のエラーチェックや、インデックス数の増減確認が出来るなど、SEO対策を行うには必要不可欠なツールです。被リンクチェックとして利用する場合は、左メニューから「リンク」を選択し、右上の「外部リンクをエクスポート」から、最新のリンクをダウンロードします。抽出されたファイルからは、リンク元のURLと検知した日付が確認出来ます。その他外部リンクに関しては「上位のリンクされているページ」「上位のリンク元サイト」「上位のリンク元テキスト」が確認出来ます。これらを参考に、自身のサイトにおいてどのコンテンツのニーズが高いかを把握しましょう。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
対象サイトのURLを入れるだけで、被リンクの数や参照元のURL、アンカーテキストなどが確認出来ます。また「トラストフロー」と「サイテーションフロー」という2つのツール独自の指標があり、これらのスコアが高いと、SEOの評価が高くなる傾向にあります。リンク元のサイトのテーマもツールが判断するので、同様のテーマのサイトからリンクされているかどうかが一目で分かります。自身のサイトだけでなく、他のサイトを調べることが出来るので、競合サイトのスコアと比較してみましょう。
こちらもMajestic SEOと同様に、サイトのURLを入力するだけで、被リンク数が確認出来ます。また、Open Site Explorer独自のスコアとして、Authority(サイトの権威性)が表示されます。SEOの評価が高いサイトは、こちらの数値も高まる傾向にあります。「compare metrics」という機能を利用することで、最大5つのサイトでスコア比較を表示し、各項目の差が一目で確認出来ます。他サイトと比べて数値が著しく低い場合は、実際の検索結果の順位も劣っている可能性があります。SEO対策に行き詰った際には、Open Site Explorer独自のスコアを参考にしてみてください。
株式会社ディーボが提供している被リンクチェックツールです。純粋に被リンク元のページと被リンク数を確認するには、このツールが最もシンプルで分かり易いです。「マイサイト被リンクチェック」「競合サイト被リンクチェック」「競合サイト被リンク危険度チェック」の3つの機能が備わっています。
被リンクチェックツール以外にも、順位チェックツールや、検索結果の変動の大きさを図るツールなど、SEO対策に役立つツールを提供しています。
Ahrefsは、被リンクチェックや競合調査だけでなく、キーワード毎の検索ボリュームや、上位化難易度、トラフィック数などのSEOに関する重要な数字が、このツール一つで確認することが出来ます。被リンクを獲得した期間がグラフで表示されるので、外部リンクが急激に増えた時期などが分かります。またコンテンツ概要を参照することで、被リンク数とFacebookやTwitterといったソーシャルシェアが多くあつまるコンテンツのURLが表示されます。人気のあるコンテンツの調査が簡単に行えますので、この機能を駆使して自身のサイトに載せるコンテンツを作るのも良いでしょう。有料のツールではありますが、SEO対策に本気で取り組みたいという方には導入をおすすめします。
チェック対象のサイトをドメイン単位、ページ単位で被リンク調査が可能です。被リンクチェックの他に「ページランクチェック」「キーワードチェック」の機能が備わっています。アカウント登録することで無料プランにて使用可能ですが、有料プランにすると調査出来るドメインの数に制限が無くなるなど、機能制限の解除が出来ます。
では、実際に被リンクチェック方法の具体例として、無料ツールのGoogle Search Consoleと有料ツールのAhrefsを例に紹介します。
まず、前提としてGoogle Search Consoleでは自社サイトの被リンクチェックをすることが主な目的となります。
後ほど説明する、Ahrefsとの違いとしては、競合サイトの被リンクチェックをすることができないということです。
しかし、自社サイトの被リンクチェックでの正確性という点ではGoogleの公式ツールであるGoogle Search Consoleのほうが勝るでしょう。
以下より、被リンクチェック方法を手順を追って説明いたします。
1. Google サーチコンソールにログインする
2. Googleサーチコンソールの左側のメニューで[リンク]をクリックします。
3. 外部リンクの[詳細]リンクをクリックします。
4. 被リンクページの一覧が表示されます。
5. リンク元を確認したい被リンクページをクリックします。
6. リンク元のドメインをクリックします。
7. リンク元のページが一覧表示されます。
上記の手順に沿っていただくと、自社サイトの被リンクチェックが可能です。
被リンクされたURLとリンク元を一覧でチェックでき、一覧をCSV形式でダウンロードできます。
実際に被リンク元のサイトを見てみて、低品質なリンクがついている場合はリンク否認を行いましょう。
Google Search Consoleでの否認方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
では次に、有料ツールのAhrefsを使用するパターンについて説明いたします。
Ahrefsは第三者ツールとして競合サイトの被リンク状況なども調査できるのが特徴です。
ただ、あくまでも第三者ツールになるので、数値面は概算数値の目安として把握するという前提は理解しておきましょう。
1. Ahrefsにアクセスする
2. URLを入力し、「検索」ボタンをクリックする
3. 設定されている被リンク数を確認できる
概要の「被リンクプロフィール」という画面を開くと被リンクに関するいくつかのグラフや数値が表示されるので被リンクチェックをすることができます。
期間内のリンク元のサイトの数(ドメインの数)を表しています。下記画像では順調にドメインが増えていることがわかります。
SEOにおいてはリンクの数よりもドメインの数が重要なので、この参照ドメインの増加具合には注目するようにしましょう。
リンクの数(自社サイトにリンクしているページの数)を表しています。
一般的に「被リンクチェック」というと、この数字の増減を指すことが多いですが、参照ページだけではなく参照ドメイン数も併せてみることが大切です。
こちらでは参照ドメインの獲得だけではなく、どれくらいドメインが外されている数がわかります。
極端に参照ドメインを失っている(オレンジのバーが伸びている)期間がある場合は要注意です。
自社サイトのページに異常があったり、不適切なコンテンツなどでリンクが外されている可能性も視野に入れて深掘りしてみましょう。
期間内のリンクページの増減を表しています。
青やオレンジのバーに濃淡がありますが、これは有効な被リンクや、被リンクの数として換算されないnofollow属性のリンクやリダイレクトを表しています。
SEOに関連する被リンクの増減をみる場合は有効リンクの濃い色のバーを見ておけば大丈夫です。
「nofollow属性って何?」と思った方は、以下の記事で基本的な事項からまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
ここまでは、定量的に被リンクの数や増減を見てきましたが、被リンクがナチュラルリンクなのかスパムリンクなのかを判断するには、上記のグラフだけでは判断できず
もう少し掘り下げてみていく必要があります。
ahrefs左メニューにある「被リンク」をクリックすると、詳細をみるページにいくことができます。
このページでは、対象サイトにリンクをはっている外部サイトのページを見ることができます。
スパムリンクを発見するためのコツとしては下記を意識するといいでしょう。
・発リンク数が明らかに多い
・URLランクが他に比べて低い
・ページタイトルやドメインが不自然である
Ahrefsについては、被リンクに関しても他に調査方法があったり、被リンク以外の項目の調査もできるので色々触っていく中でやりやすいやり方を見つけてください。
下記の記事も参考になると思いますので、併せてご覧ください。
参考記事
・【2020年最新版】SEO対策ツール「Ahrefs Site Explorer」の使い方を徹底解説
・【2020年最新版】SEO対策ツール「Ahrefs Site Explorer」の使い方を徹底解説 〜第2回〜
被リンクチェックツールとしてAhrefsを紹介しましたが、いかがでしょうか。ぜひ活用してみてください。
一部の被リンクチェックツールでは、独自のスコアリングを行っているものがあります。ツール上のスコアが高いからと言って、必ずしも上位化するというものではありません。その為、スコアを上げる為に被リンクを自作自演で構築するということは絶対にしない様にしてください。あくまでも参考値しとして扱い、リンクが集まり易いコンテンツを理解する目的で使用しましょう。
どの様なリンクが当たっているかが分かることで、質の悪い外部リンクが把握出来ます。ある程度サイトが育ってくると、知らぬ間に自動生成されたコンテンツから大量にリンクがされているなど、思わぬ形でSEOの順位低下が起こる恐れがあります。そうならない為にも、定期的に被リンクチェックツールを利用し、自身のサイトの調査を行うと良いでしょう。万が一質の悪い外部リンクを発見した際は、リンク否認、またはサイトのウェブマスターにコンタクトを取り、リンクを削除してもらうなどして対処します。
▼リンクの否認はこちらから
・リンク否認ツール :https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main?pli=1
被リンクチェックは自社サイトの健全性やSEOの効果を把握する重要な指標の1つです。
そして、被リンクチェックをする上で、被リンクチェックツールの存在は欠かせません。
被リンクチェックツールは、自身のサイトのみならず、競合サイトの被リンクの状況が確認出来ます。他サイトと比べて被リンク量や、リンク元のサイトのテーマ性などを調べて、自身のサイトに足りない部分を理解しましょう。それを補う為にはコンテンツの質の向上や、質の悪いリンクへの対応が必要です。
定期的な被リンクチェックを実施することで、現状の把握と改善を繰り返すことで、SEO成果の最大化を目指していきましょう。