【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.06.21
公開日:2022.07.14
Googleマーチャントセンターを活用すると、オンラインショップや実店舗の商品の管理やアプローチがしやすくなります。
自社商品をGoogleショッピングに掲載するうえでも、欠かすことのできないサービスです。
本記事ではGoogleマーチャントセンターでできることや、活用のメリット、具体的な利用方法について解説します。
Googleマーチャントセンターとは、オンラインショップや自社商品の情報を登録し、より多くの顧客に自社商品をアプローチできるサービスです。
必要なデータをGoogleに登録することで、Googleショッピングタブの無料枠への商品掲載や、Googleショッピング広告への掲載、動的リマーケティング広告の利用が可能となります。
Googleマーチャントセンターには、オンラインショップの情報のみならず、実店舗の商品情報や在庫状況なども登録可能です。
登録商品の販売結果なども分析できるので、販売促進や改善などにも活用できます。
Googleマーチャントセンターでは、Googleショッピング広告や動的リターゲティング広告に掲載される情報の登録や管理、分析などが行えます。
それぞれ特徴やできることについて、詳しく解説していきましょう。
Googleマーチャントセンターに商品データを登録すると、無料リスティングへの掲載が可能です。
無料リスティングを利用すると、Googleの検索結果上部に表示される「ショッピングタグ」と呼ばれるスペースの無料枠に、商品情報が掲載されます。
ショッピングタグで商品検索をした際の、二列目以降が「無料枠」となります。
無料枠への掲載にはGoogleマーチャントセンターで「無料商品リスティング」の機能を有効にする必要があるものの、費用をかけずに無料で利用できるのが大きな特徴です。
※最上段から無料枠が掲載されているケースもあります。
Googleショッピング広告とは、Googleの検索結果やショッピングタブ、画像タブやパートナーサイトのほか、YouTubeやGmailのような各種関連サービス内に表示される広告です。
ショッピングタグを開いた際、「広告・〇〇を見る」と最上部の列に並んでいる商品情報が、Googleショッピング広告によるものです。(場合によっては有料広告枠自体が、表示されない場合もあります。)
Googleマーチャントセンターのデータフィードで指定した商品属性をもとに広告を表示させるため、見込み度の高いユーザーへの露出が期待できます。
Googleショッピングの上段に表示されるため、ユーザーの目にも止まりやすく購入率が高いのが利点です。コンバージョン率も高く費用対効果が高いのが、Googleショッピング広告の魅力でもあります。
Google動的リマーケティング広告とは、ユーザーの興味関心や過去のネット上の行動履歴などをもとに、配信される広告です。
ユーザーが購入を検討していた商品や欲しいと思っていた商品、ユーザーの好みや興味関心に近い広告が表示されるため、高い投資対効果が見込めます。
動的リマーケティング広告でも、Googleマーチャントセンターのフィードを使用して、ユーザーが過去にサイトで閲覧した商品を表示する仕組みがとられます。
Googleマーチャントセンターでは、他社カートシステム(第三者プラットフォーム)との連携も可能です。
オンライン商品の販売で他社カートシステムの情報を自動的に同期できるため、在庫情報や商品情報などを常に最新の状態に保てます。
カートシステムによっては、無料リスティングやGoogleショッピング広告への広告出稿をサポートしている場合もあります。
実店舗の情報を登録すれば、Googleマップなどに店舗情報や実店舗の在庫商品広告を掲載することも可能です。
ローカル商品リスティングには無料枠もあるので、コストをあまりかけずに実店舗の集客向上や販売促進を目指すこともできます。
Googleマーチャントセンターでは、登録商品のトラッキングや分析が行えるパフォーマンスレポート機能もあります。
登録した商品がどれくらいの人の目に留まっているのか、どれくらいクリックされているのかなどといった効果測定が直感的に計測できます。
さらにショッピング広告や無料リスティングでの競合先の表示回数をはかる、競合視認性レポートも利用可能です。
他社商品をチェックすることで、売れ筋商品や流行を把握することもできるでしょう。
Googleマーチャントセンターを活用すると、どのようなメリットがあるのかわかりやすく解説します。
Googleマーチャントセンターを利用すると、ショッピングタブの無料枠へ商品を掲載することが可能です。
無料枠への掲載は無料ですので、当然広告費は掛かりません。
また有料のGoogleショッピング広告は広告をクリックした際にのみ発生する、PPC課金方式となっているのが特徴です。
クリックされなければ費用は発生しないため、広告費が無駄になりません。
Googleショッピング広告に掲載された商品は、クリック率やコンバージョン率が高いのも魅力です。
ユーザーの目に留まりやすい位置に掲載されることや、欲しいと思っているユーザーに表示されやすいこと、クリックした先が商品ページであることなどがその理由です。
広告が表示されている時点で、価格や評価など商品画像以外の情報も詳細に伝えられるため、エンゲージメントも高まります。
Googleショッピング広告や動的リマーケティングは、商品データや検索語句の関連性を元にして商品をユーザーに表示させる仕組みです。
表示させるキーワードはGoogleが自動で選定しているため、商品名で商品を探しているユーザーのみならず、さまざまなキーワードで検索しているユーザーへの露出も期待できるのです。
これにより、思ってもみなかったようなユーザーとの接点が生まれ、潜在層にも広く商品をアピールできるようになります。
またGoogleマーチャントセンターでは動的リマーケティング広告の利用も可能です。
動的リマーケティング広告ではマーチャントセンターのフィードを使用して、ユーザーが過去にサイトで閲覧した商品や興味関心に近い商品を表示することもできます。
Googleマーチャントセンターには、オンラインショップだけでなく実店舗にある在庫商品も登録可能です。
ショップからの販売促進はもちろんですが、実店舗の商品の販売促進や実店舗自体を認知してもらう方法としても有効。
オンラインと実店舗両方の販売促進に活用できるメリットもあるのです。
Googleマーチャントセンターへの登録や利用は無料です。
事前にGoogleアカウントの用意と、Google広告への登録をしておくとスムーズです。
まずはGoogleマーチャントセンターへ登録し、アカウントを作成します。
購入できる場所には「自社ウェブサイト」と「実店舗」が設定できます。
実店舗を追加すると、Google検索やGoogle 画像検索、ショッピングタブやGoogleマップ、Googleレンズなどで、実店舗エリアを対象とした無料リスティングへの掲載できます。
続けて、ECサイトや実店舗などのショップ情報やサービスの詳細、送料などを登録していきます。
ビジネスの概要として電話番号を入力すると、確認のため自動音声にて確認電話がかかってきます。ビジネスオーナーであることを確認するためのものですので、必ず確認手続きを行うようにしましょう。
オンラインショップのウェブサイトを登録する場合、所有権の証明と申請を行う必要があります。
所有権を確認する方法は4つです。
上記のいずれかの方法で、ウェブサイトとGoogleマーチャントセンターをリンクさせることで所有権の確認が行えます。
登録したウェブサイトがすでにGoogleサーチコンソールなどに登録されている場合には、自動で所有権の承認が完了します。
他社カートシステムと連携する場合は、カートシステム側でアナウンスされている方法で承認を行ってください。
なおGoogleマーチャントセンターアカウント1つに対して連携申請できるのは、1つのウェブサイトのみです。
運営しているショップウェブサイトが複数ある場合は、別途アドバンス アカウント設定が必要となります。(アドバンスアカウント設定は、Googleマーチャントセンターのアカウント設定ページより設定できます。)
商品が複数ある場合は、フィードを作成して商品を登録します。「複数の商品を一括で追加する」を選択し、基本情報やフィード名を設定しましょう。
フィードのアップロード方法は下記の4つです。
商品フィードの登録や更新は、Googleスプレットシートを活用すると便利です。Googleマーチャントセンターでテンプレートを生成できますので、そちらを活用するとよいでしょう。
Googleスプレットシートを選択すると、上記のような項目が表示されます。任意でアップロードのスケジュールを設定することも可能です。
フィード作成のためのGoogleスプレットシートのテンプレートは上記のような内容になっています。
それぞれ仕様や入力のルールについては、「商品データ仕様」にて詳細に確認が可能です。
フィードに商品情報を入力し終わったらデータフィードタブに戻り、「今すぐアップロード」をクリックします。
アップロードが完了すると、フィード内に商品情報が反映されます。
左メニューの「診断」をクリックすると、内容が正しく反映できているか確認することも可能です。
フィードをアップロードした際は、必ず診断タブを確認するようにしましょう。
ショッピング広告や動的リマーケティング広告などを利用する場合は、左メニューにある「成長」から「プログラムの管理」を選択します。
それぞれ利用可能なプログラムが表示されますので、クリックをして設定を進めましょう。
※Google広告アカウントの登録が必要です。
Googleマーチャントセンターは直感的に利用できるサービスです。商品登録などもあまり難しく考えることなく登録をすすめることができます。
しかし利用においてはいくつか注意すべき点もあります。
フィードに登録した情報は、商品1点ごとに審査が入る仕組みになっています。
審査内容は主に、販売サイト(ウェブサイト)との情報の相違がないかどうかといった点です。
また商品画像には文字やロゴの入ったものは登録できないため、画像のチェックなども入ります。
「診断」タブで不承認となった商品アイテムがある場合は、こうした項目に抵触していないかチェックし、修正を行いましょう。
ちなみに、下記のジャンルに該当する商品は広告掲載が禁止されている商品です。
上記に該当する商品の場合は、商品登録自体ができませんので注意をしましょう。
また成人向けコンテンツ、アルコール飲料、著作権で保護されたコンテンツ、ギャンブル関連のコンテンツ、ヘルスケア関連コンテンツ、政治に関するコンテンツ、商標登録されている商品は広告掲載に制限があります。
その場合も、承認されないケースがあるため念のため確認の上、登録を検討してください。
Googleマーチャントセンターに登録した商品情報は、定期的に情報更新を行う必要があります。
登録したまま放置してしまうと、その商品情報は期限切れとなり無料リスティングへの掲載がストップしてしまうのです。
更新期限は最大30日ですが、在庫状況などが変化している可能性もあるため、できれば週に1回、最低でも2週間日度は情報を更新しましょう。
Googleマーチャントセンターはオンラインショップや実店舗の商品を登録し、ショッピングタグやGoogleショッピング広告に掲載できるサービスです。
ショッピングタグに無料で広告掲載することもできるので、コストを抑えて販売促進を目指したいという小売業にもおすすめです。
商品情報の登録や更新は手間となりますが、複数の商品を取り扱っている小売店業のかたは、販売促進のためにも利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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