サイト評判の不正使用のドキュメント更新、より定義が明確に– 先週の最新SEO情報まとめ(2025/1/18~)

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    サイト評判の不正使用のドキュメント更新、より定義が明確に

    Googleは、サイトの評判の不正使用に関するスパムポリシーのドキュメントを更新しました。サイト評判の不正使用については2024年11月にも更新が加えられていますが、この時の更新はスパムポリシーの適用範囲を明記する重大な更新でした。

    今回大きな変更があったのは冒頭文です。サードパーティコンテンツ(第三者が提供したコンテンツ)の定義がより明文化されました。

    変更前の冒頭文:

    サイトの評判の不正使用とは、ホストサイトのランキング シグナルを利用して検索ランキングを不正に操作するために、サイトにサードパーティのページを公開する行為を指します。このようなサードパーティのページには、スポンサー付きのページ、広告ページ、パートナー ページ、その他のサードパーティのページなどがあり、通常メインサイトの目的とは無関係です。

    引用:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー|Google 検索セントラル

    変更後の冒頭文:

    Site reputation abuse is a tactic where third-party content is published on a host site mainly because of that host’s already-established ranking signals, which it has earned primarily from its first-party content. The goal of this tactic is for the content to rank better than it could otherwise on its own.

    Third-party content is content that’s created by an entity that’s separate from the established host site. Examples of separate entities include users of that site, freelancers, white-label services, and content created by people not employed directly by the host site.

    Having third-party content alone isn’t a violation of the site reputation abuse policy; it’s only a violation if the third-party content is published on a host site mainly because of that host site’s already-established ranking signals.

    【日本語訳】

    サイト評判の不正使用とは、ホストサイトのランキング シグナルを利用して検索ランキングを不正に操作するために、ホストサイトにサードパーティコンテンツを公開する行為を指します。この行為の目的は、コンテンツが単独では得られない評価を獲得することです。

    サードパーティコンテンツとは、確立されたホストサイトとは別のエンティティによって作成されたコンテンツのことです。 別のエンティティの例には、そのサイトのユーザー、フリーランサー、ホワイトラベルサービス、ホストサイトに直接雇用されていない人々によって作成されたコンテンツが含まれます。

    サードパーティのコンテンツを持つだけでは、サイトの評判乱用ポリシーに違反することはありません。サードパーティのコンテンツが、主にそのホストサイトのランキングシグナルを目的に、ホストサイトに公開される場合にのみ違反となります。

    引用:Spam policies for Google web search|Google Search Central

    更新されたドキュメントでは、エンティティという言葉を用いて、より明確にポリシー違反が定義されました。

    ※この文脈におけるエンティティとは、そのサイトの”実体”を示す概念です。例えば、「スカイツリー」なら、建造物・観光名所・日本一高いタワーといった情報から構築されており、それらの集合体がスカイツリーのエンティティです。(エンティティについて詳しくはこちら:エンティティとは?SEOや検索における重要性

    また、第三者のコンテンツを持つこと自体はポリシー違反ではなく、主にホストサイトのランキングシグナルを利用するために公開される場合にのみ違反となるとも明記されています。(ファーストパーティによる管理監督の有無は関係ありません。)

    検索品質ガイドラインが更新、スパムポリシーの内容が反映される

    Googleは、2025年1月23日にGeneral Guidelines (品質評価ガイドライン)を更新しました。前回の更新から約10カ月ぶりの更新です。

    主に更新された内容は次の通りです。

    • セクション 4.5.3:Deceptive Page Purpose, Deceptive Information about the Website, Deceptive Design(虚偽的なページの目的、ウェブサイトに関する虚偽的な情報、虚偽的なデザイン) の拡充
    • セクション 4.6 新しく追加されたスパムポリシー(期限切れドメイン・サイト評判・大量生成されたコンテンツの不正使用)の反映
    • セクション 4.6.7:How to Determine if Content is Copied(コピーされているか判断する方法)の情報追加
    • セクション 4.7:Examples of Lowest Quality Pages(低品質コンテンツ例)の追加
    • セクション 5.2.1 MC is Created with Low Effort, Low Originality and Low Added Value for Website Visitors(努力もオリジナリティも付加価値も低いメインコンテンツ) の追加
    • セクション 5.2.2 Filler as a Poor User Experience(低品質なユーザー体験となる余計で意味を持たない情報)の新設

    更新された内容を詳しく知りたい方は、General Guidelines (品質評価ガイドライン)でご確認ください。

    参考:Google検索品質ガイドラインが更新——新しいスパムポリシーを反映

    Google検索の仕様変更により、GRCで順位取得ができなくなる

    一部の順位チェックツールで、Googleの検索順位が取得できなくなっています。これは、Google検索がJavaScriptを実行するようになった仕様変更によるものです。

    SEO業界で利用者の多いGRCでもGoogleの順位取得ができなくなっており、現時点で回復の目途は経っていないとのことです。(Yahoo!の順位は引き続き取得できています)

    ■ 重要なお知らせ ■
    現在、Googleの順位チェックで、Googleの仕様変更が原因のエラーが発生しています。 改善に取り組んでいますが、2025年1月24日現在、解決の目処が立っておりません。 誠に申し訳ございません。 詳細は、Q&A「ERR(KH) と表示されます。」をご参照ください。 ライセンスのご購入後は、エラーを理由にキャンセル・返金ができないため、ご注意ください。

    引用:SEOツールラボ

    これから契約を考えている人は注意しましょう。

    なお、SEARCH WRITEなどのGoogleサーチコンソールからデータを取得しているツールについては、通常通り順位が取得できています。

    さいごに

    以上、今週のSEO最新情報でした。

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