「サイト評判の不正使用」に関するドキュメント更新– 先週の最新SEO情報まとめ(2024/11/16~)

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PINTO!編集部:山本です。

コアアップデートが開始されて約2週間が経過しようとしています。このブログを執筆している時点ではまだロールアウト完了がしておらず、今後どのように変動するのか気になるところです。

それでは、今週のSEO最新情報をお届けします。

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「サイト評判の不正使用」のドキュメント更新、ドメイン貸し全てがペナルティ対象に

Googleは、ドメイン貸しサイトをさらに厳しく取り締まるため、「サイト評判の不正使用」に関するポリシー(※英語版)の文言を明確化しました。(日本語ドキュメントはまだ更新されていません)

更新された内容は次の通りです。

Site reputation abuse is the practice of publishing third-party pages on a site in an attempt to abuse search rankings by taking advantage of the host site’s ranking signals.

【日本語訳】
サイト評判の不正使用とは、ホストサイトのランキングシグナルを利用して検索ランキングを悪用しようとする、第三者のページをサイト上に公開する行為である。

以前までは「サードパーティの関与がほとんどない状態」という文言がありましたが、今回の更新でこれが削除され、悪用目的で第三者のページをサイト上に公開する行為自体がスパムポリシーであると明確化されました。

今回の更新について、Googleはブログも更新(※英語)しています。目的や理由、Googleの考え方について書かれていますので、SEOに関わる方は目を通しておくことをおすすめします。

ブログの概要は次の通りです。

  • 多様なケースを検討した結果、ホスト側の関与度に関係なく、こうした手法の不公平性や搾取性は変わらないことが明らかになった。これを受け、ポリシー文言を明確化した。
  • ポリシー違反を評価する際、Google はさまざまな考慮事項を考慮し(コンテンツの作成方法に関するサイトの主張をそのまま鵜呑みにしない)、判断する。
  • これ以外にも、サイトの一部がサイトのメインコンテンツから独立しているか、または大きく異なっているかを把握するためのシステムと方法も用意してい(=独立したサイトとして適正に評価する)

手動対策の措置が発表されてから、「不正使用ではない」という主張をサイト内に記載することで、手動対策の回避を試みるケースも見受けられました。より取り締まりが強化されることで、このようなサイトも手動対策の対象となるはずです。

Google Search Consoleの「ページ エクスペリエンス レポート」が削除

ページ エクスペリエンス レポートが、Google Search Consoleから削除されました。このレポートはコアウェブバイタルやHTTPSレポートのデータなどをまとめたものでしたが、これらのデータはそれぞれ独立して確認できるため、内容が重複していました。

これを簡素化するために、削除に至ったようです。

Google Search CentralチームのLinkedInでの発表は次の通りです。

We’re removing the Page Experience report in Search Console. That page summarized data from the Core Web Vitals and the HTTPS reports, which will continue to be available as they are. We decided to remove this page to reduce unnecessary clutter within Search Console and simplify navigating to this information. We still encourage you to focus on providing a good page experience to your readers and monitoring the status of your sites page experience in the CWV and HTTPS reports. Farewell, Page Experience report 👋

【日本語訳】

Search Console のページ エクスペリエンス レポートを削除します。 このページは、コアウェブバイタルと HTTPS レポートのデータをまとめたものです。Search Console 内の不要な混乱を減らし、この情報へのナビゲートを簡素化するために、このページを削除することにしました。 読者に良いページ体験を提供し、CWV レポートと HTTPS レポートでサイトのページ体験のステータスを監視することに集中することをお勧めします。さらば、ページ体験レポート👋 

引用:LinkedIn

「GoogleトレンドやPeople Also Askの過度な使用は注意」Googleが注意

Google Search ConsoleチームのYouTube内にて、GoogleトレンドやPeople Also Askの過度な使用には注意が必要だと言及しました。

People Also Askとは、検索結果上にでてくる「関連する質問」のことです。

People Also Askの例

動画内では、以下のような言及がありました。

  • 関連する検索用語をすべて網羅する必要はない
  • 他の人がいってることを繰り返すのではなくビジネスに関連する可能性のあるユーザーに焦点を当てて考えるべきだ

コンテンツSEOのノウハウについて調べると、「関連度の高いキーワードを網羅する」と書かれているケースも多くみられます。このようなやり方はユーザーにとって価値のあるコンテンツにならない(ユーザー起点で考えられていない)可能性があり、また他サイトと似通った内容になってしまうでしょう。

短期的に成果が得られたとしても、長期的に見てユーザーから信頼を得ることは難しく、サイト評判を落とすことにも繋がります。GoogleトレンドやPeople Also Askをコンテンツ作成のヒントにすることは問題ありませんが、自分が楽をするためだけに使用することがないように注意が必要です。

参考:GoogleトレンドやPAAなどのキーワード調査ツールの過度な利用は危険、Googleが指摘する|海外SEO情報ブログ

検索結果スニペット内のサイトリンクにアイコンやラベルを表示するテスト開始

スニペットにアイコン表示がされている例

出典:Google Sitelinks With Icons & Labels

Googleは、検索結果スニペット内のサイトリンクにアイコンとラベルを表示するテストをおこなっています。現時点では、電話、値札、フォーク・ナイフ、地図のピン、情報アイコンなどが表示されているようです。(日本ではまだ確認できませんでした)

画像を見ると、サインインのスニペット表示に電話アイコンが表示されていたりと、ややズレがあるように感じます。とはいえ、最適化されれば、より視覚的に情報を判別しやすくなりますね。

さいごに

以上、今週のSEO最新情報でした。

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