【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.07.05
2024.08.02
2024.08.02
ビッグキーワードとは、検索エンジンにおいてユーザーの検索回数(検索ボリューム)の多いキーワードのことです。
ビッグキーワードで上位表示することによって多くの流入数を獲得でき、サイトの目的であるコンバージョン獲得やブランディングに寄与します。
本記事では、ビッグキーワードで上位表示するメリットや注意点についてわかりやすく解説します。
ビッグキーワードとは、検索エンジンにおいてユーザーの検索回数(検索ボリューム)の多いキーワードのことです。Googleが公式に定めているわけではありませんが、月間の検索回数が10,000以上あるキーワードがビッグキーワードの目安といわれています。
たとえば「SEO」や「SEO対策」といった単一ワードがビッグキーワードに分類されます。検索ボリュームが大きい以外にも、検索ニーズがばらつく傾向があるのが特徴です。例えば「SEO」と検索する人の中には、SEOの定義が知りたい人もいれば、SEO対策で上位表示する方法を知りたい人、また事例などを見てSEO対策のイメージを沸かせたい人など、様々なニーズがあると予測できます。
また、人や物・概念などを表す名詞が多いこともビッグキーワードの特徴です。
ビッグキーワードの他にも、検索回数の大小によってミドルキーワード・ロングテールキーワード(スモールキーワード)に分類されます。おおよそ1,000~10,000未満のキーワードがミドルキーワード、1,000未満がスモールキーワードです。
例えばロングテールキーワードの場合、ビッグキーワードと比較すると上位表示の難易度が大きく下がります。一方で上位表示した際のアクセス数や、コンバージョン増加などの効果はビッグキーワードに比べると小さいです。
分類 | キーワード例 | 検索の意図 | 月間検索回数の目安 |
ビッグキーワード | SEO | ばらける | 10,000〜 |
---|---|---|---|
ミドルキーワード | SEO 上位表示 | ビッグキーワードよりも明確 | 1,000~9,999程度 |
ロングテールキーワード (スモールキーワード) | seo 上位表示 期間 | ミドルキーワードよりも更に明確 | ~999程度 |
更にロングテールキーワードであれば検索意図もより具体的になるため、ユーザーの検索意図に合わせてピンポイントで訴求することが可能です。
💡注意点
ロングテールキーワードになると検索語句が2語・3語と増えていくことがありますが、必ずしも「語句が多いからスモールキーワード」ではないことに注意してください。結果的にイコールになることも多いですが、あくまでも検索ボリュームを基に分類しているだけです。
SEO対策において、ビッグキーワードを選定することはどのような効果を持つのでしょうか。ここでは、ビッグワードで上位表示することによって見込まれる3つの効果についてみていきます。
ビッグキーワードは単純に検索ボリュームが多いため、上位表示することによってサイトへのアクセス数の増加が見込めます。また、一般的には検索順位が高くなるほどクリック率も高くなるため、ミドルキーワード・スモールキーワードと比較しても大きな効果があるといえるでしょう。
例えば、1位のクリック率が10%で同率だった場合、検索ボリュームが大きいほど効率よくアクセス数を獲得できることになり、以下のようにアクセス数にも大きな差が出ます。
キーワードの種類 | 月間検索数 | 1位のクリック率 | 月間アクセス数の見込み |
ビッグキーワード | 15,000 | 10% | 1,500 |
---|---|---|---|
ミドルキーワード | 1,500 | 10% | 150 |
ロングテールキーワード | 150 | 10% | 15 |
アクセス数が増えるということは、ユーザーがコンバージョンに至る可能性も高まり、サイトの目的を達成しやすくなります。
ビッグキーワードであれば、幅広い検索意図を持ったユーザーが流入してきます。短期間のコンバージョン数増加だけでなく、何度も来訪することでロングテールキーワードのページも閲覧したりなど、潜在顧客が中長期に渡ってコンバージョンにつながる効果も期待できるでしょう。
ビッグキーワードで上位表示することで、必然的に多くの検索ユーザーの目に触れることになります。
仮に1回目でクリックされなかったとしても、上位表示している限りは検索する度に社名やサービス名が露出し続けます。2回目以降の検索でクリックされやすくなるなど、中長期的な認知拡大に貢献します。
つまり、直接的なコンバージョン獲得だけでなく、認知の拡大(ブランディング)といった間接的な貢献度も高くなるでしょう。
ビッグキーワードには魅力的なメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。ここでは、代表的な3点について解説します。
多くのメリットがあるビッグキーワードは、競合サイトも同様に上位表示を狙っている、激戦区のキーワードとも言えるでしょう。
上場企業の大規模サイトや、特定の業界では著名な老舗サイト、高品質なコンテンツで挑むサイトなどが多数存在するため、ロングテールキーワードと比較して上位表示の難易度が上がります。
例えば大企業の場合、十数年にわたって対策し続けている場合もあるため、短期間で検索上位を獲得することは非常に難しいでしょう。
数ヶ月〜数年の間、継続的に対策したとしても検索上位を確実に取れる保証はありません。サイトやページの評価は年単位で積み重ねていくことが必要であり、競合サイトも同様に着実に評価を積み上げたことによって上位を獲得していることが多いためです。
ビッグキーワードの上位表示によってアクセス数が増加し、多くのユーザーがサイトに来訪することは大きなメリットです。
一方で、検索意図が抽象的なビッグキーワードゆえ、コンバージョンの見込みが低いユーザーが来訪する割合も増えるでしょう。
例えば、以下のように100倍のアクセス数があっても、コンバージョン率としてはロングテールキーワードの方が高くなることがあります。
キーワードの種類 | アクセス数 | コンバージョン数 | コンバージョン率 |
ビッグキーワード | 1,500 | 5 | 0.33% |
---|---|---|---|
ロングテールキーワード | 15 | 1 | 6.66% |
ユーザーの検索意図がばらけるということは、必ずしもアクセス数に比例してコンバージョン数が増えるわけではないことに注意が必要です。
実際にビッグキーワードで上位表示させるためには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、代表的な施策を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずはサイト構造を適切なピラミッド構造に設計することです。
下図のように、Webサイトは一般的にTOPページを頂点としたピラミッド型のディレクトリ構造をしています。上の階層のページは、後述する内部リンクの設置によって評価が集まりやすくなります。
このとき、階層が上のページほどビッグキーワードを対策し、下に行くほどスモールキーワードを対策するようにしましょう。そして階層の上下を関連性の高いキーワード同士で繋ぐことにより、ユーザーも関連するページを探しやすくなり、サイト全体に一貫性が生まれていきます。
つまり、ビッグキーワードのみ対策すれば上位表示できるということはなく、ミドルキーワード・ロングテールキーワードも対策して上位表示を狙い、高い評価を獲得し続けることが重要です。
その結果としてサイト全体に対する評価が高まり、競合サイトに負けない評価を蓄積していくことが可能です。
内部リンクとは、自サイト内のページ同士を繋ぐことです。サイト構造に沿って適切なページ同士を繋ぐことにより、ユーザーは知りたい情報に辿りつきやすくなるので、課題を解決しやすくようになります。
さらに外部リンクとは、外部サイトから自サイトのページに対して貼られたリンクのことを指します。多くのサイトから被リンクを得ていることは、多く引用されるだけの品質が伴っていることも示すため、評価が高まりやすくなります。
ページ自体が検索意図を満たすことも重要です。ビッグキーワードは検索意図が1つでないことが多く、検索したユーザーの課題をコンテンツで解決するための情報を網羅することが必要です。
しかし、検索意図を網羅することは難しく、また情報を羅列するだけでは読みづらく、まとまっていないコンテンツになりやすいです。
検索ユーザーが真に解決したい課題を見立てて、有益かつ適切な情報を記載することで、高品質なコンテンツを提供することを心がけましょう。
ビッグキーワードとは、検索エンジンにおいてユーザーの検索回数(検索ボリューム)の多いキーワードのことです。
SEOにおいては、コンバージョン獲得だけでなく認知拡大にも大きな効果を持つ重要なキーワードであるため、競合サイトも同様に狙っており、上位表示が難しいです。
コンテンツの質だけでなく、サイト構造や内部・外部リンクなどをうまく活用することで、ビッグワードの上位表示を狙っていきましょう。