
SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
2025.03.03
更新日:2022.12.23
公開日:2017.09.08
Google検索エンジンでは内部に独自のアルゴリズムを設けて、登録されているWebサイトの順位付けを行っています。 これはランキングアルゴリズムと呼ばれており、サイトへのSEOはこのランキングアルゴリズムなどを考慮して行うのが一般的です。
Google検索エンジンのランキングアルゴリズムの一部に「QDFアルゴリズム」が入っていることが一時期話題となりました。 今回はGoogle側も存在を認めている「QDFアルゴリズム」がどういったものなのか、どういった対策を行うと良いのかお教えいたします。
まず「QDF」は「Query Deserves Freshness」という英語の頭文字をとったものです。 直訳で「検索は新鮮さに値する」という意味です。
つまり今現在注目を浴びている話題に関しての検索は、他者よりも新しい情報を掲載しているサイトほど上位に表示させるというアルゴリズムです。 トレンドを追った情報を随時提供しているトレンド系のブログやサイトにはかなり重要なアルゴリズムです。
QDFアルゴリズムを知る上で特に覚えておきたい点があります。 これは通常のランキングアルゴリズムとQDFアルゴリズムの違いであり、QDFアルゴリズムの大きな特徴となります。 QDFアルゴリズムの特徴をしっかりと捉えて、どういったアルゴリズムなのか学んでいきましょう。
まず、QDFアルゴリズムはランキングアルゴリズムと違って、全ての検索クエリに適応されるアルゴリズムではありません。 Google検索エンジン内部では検索数の増減やブログ・ニュースサイトの言及数、ソーシャルニュースサイトの言及数といった情報を元に、今現在注目度が高い話題を割り出し、その話題に対してQDFアルゴリズムを適応しています。
つまり、時間と共に変化が見られないようなコンテンツや研究テーマなどに関するコンテンツだとQDFアルゴリズムは適応外になると考えられます。 またQDFアルゴリズムが適応されるものはその都度その都度変更されていくため、順位の変動なども激しい検索クエリになると考えられます。
QDFアルゴリズムが適応される検索クエリの例としては、以下のようなものがあげられます。
この他にも話題になっている芸能人に関する情報や、放送中のドラマ・アニメに関する情報等にもQDFアルゴリズムが適応されると考えられます。 Google側が検索クエリに関する情報を精査し、利用するユーザーに対して、「この検索クエリには新しい情報を表示させたほうがいいだろう」と判断したもののみにQDFアルゴリズムが対応されます。
逆に考えれば、こういったトレンド関連のものを扱っていないようなブログやサイトであるのならば、QDFアルゴリズムを一切気にする必要がないということです。
QDFアルゴリズムが関わってくるトレンド関連の内容をメインとしているサイトやトレンドを取り入れているサイトでは、どういったライティングを行えばいいのか、どういった内容を取り入れればいいのか迷いやすいと考えられます。 そこで、QDFアルゴリズムを意識したライティング方法やどういった内容をサイトに追加すればいいのか調べる方法等をお教えいたします。
これからトレンド関連の情報を中心としたサイトを作ろう・取り入れようと考えているのでしたら、是非参考にしてみてください。
Web上では親切なことに今現在注目を浴びているトレンドワードを調べることができるサイトが存在しています。 その中でもおすすめなのが、Google検索エンジン内部の検索クエリからトレンドワードを調べることができるGoogleトレンドです。 Googleトレンドのトップでは過去24時間以内で、検索数が急上昇しているキーワードを表示させています。
自サイトが一定のテーマ内容で更新されているものである場合は難しいですが、雑記や話題のニュースを集めているようなサイトであるならば、Googleトレンドのトップから話題性のありそうなワードを選んで記事やコンテンツを作成・追加すればQDFアルゴリズムが適応されて上位表示を狙うことが可能です。
Twitterのトップ画面を見ると、画面左に「おすすめトレンド」といったものが表示されており、今現在Twitter内でどういったことが話題になっているかが分かるようになっています。
また、ついっぷるトレンドというサイトでもTwitter内で話題になっているワードを調べることができます。
TwitterやFacebookで話題になっているようなワードもQDFアルゴリズムの対象になっていると考えられます。 Twitterで話題になっているワードに関連した記事やコンテンツを自サイトに追加することで上位表示を狙っていくことが可能です。
Googleトレンド・Twitter両方に共通して言えるのですが、QDFアルゴリズムを狙ったワード選びや内容を考えるのには少しコツがいります。
QDFアルゴリズムは「情報の新鮮さ」が重要になってくるので、既に話題になっているワードを適当に選んで、他のサイトが掲載している内容をまとめただけのような記事やコンテンツだとあまり評価されません。
そこで、まずワード選びの際にはこれから情報が変化して検索数が再び伸びる可能性があるものを探して狙っていきます。 例えば、2017年9月5日現在でGoogleトレンドを見たところ「ローソン ゴディバ」のワードがトレンドとして上昇していました。
これは9月5日にローソンがゴディバとのコラボデザートを販売し、それが話題となって上昇したものです。 このコラボは「第3弾」であるため、過去に「第1弾」「第2弾」が開催されています。
そこでまずは、自サイトに「ローソン×ゴディバ コラボ商品情報まとめ」といった記事やコンテンツを作成します。 調べれば6月と7月にもコラボが行われており、商品に関する情報が掲載されているので、「第3弾」の情報も合わせて、記事・コンテンツ内にまとめて掲載していきます。
第1~3弾までどれも話題になっているので、「第4弾」が行われる可能性が極めて高いと考えられます。 そこで、ローソン公式や他のサイトを逐一調べて、第4弾の情報が掲載されれば、それに合わせて自サイトも第4弾に関する情報を掲載して行きます。
更に第4弾の商品発売日に実際にローソンまで行ってコラボ商品を食べて、感想なんかを掲載しましょう。 これで、QDFアルゴリズムが適応されるであろう新鮮な情報と共に、実際に商品を食べたオリジナルの情報も掲載されより上位表示されやすい記事・コンテンツになります。
トレンド関連をメインにしているサイトにとって重要なQDFアルゴリズムには注意点があります。 上手く活かせば自身のサイトへのPV数をUPさせることができるので、注意点をしっかり頭に入れておきましょう。
QDFアルゴリズムはトレンドワードが対象になっているため、その時々で流行り廃りが発生します。 なので、QDFアルゴリズムのみを意識してサイトの運用を行うとPVが安定しません。
一時的にPV数をかなり稼げたとしても、時期が終わってしまうと下火になってしまいます。 なのでQDFアルゴリズムを狙ったトレンド関連の物だけでなく、長期間PV数を安定して稼げるロングテールキーワードを狙った記事・コンテンツも入れていく必要があります。
QDFアルゴリズムを狙った記事をメインにしてしまうのは前項で書いたとおりPV数が不安定すぎるためおすすめしません。 まずはきちんとサイトのテーマを決めて、それに関する記事やコンテンツを追加し、QDFアルゴリズムを狙った記事はそのおまけ的な感じで追加していきます。
あくまでもメディア運営の付加価値としてQDFアルゴリズム狙いの記事を作っていくことをおすすめします。 上手くやればロングテールキーワードを狙った記事などと共に相乗効果でPV数が伸びる可能性があります。
QDFアルゴリズムはホットな話題に対して新鮮な情報を掲載しているサイトほど上位に表示されるアルゴリズムです。 QDFアルゴリズムは全ての検索クエリが対象なのではなく、今現在話題性のある検索クエリでかつ新鮮な情報の方がユーザーにとって有益なものになると判断されたものが対象になります。
GoogleトレンドやTwitterなどでトレンドワードを調べて、今後上昇する見込みがあるワードを対象に他サイトには掲載されていない情報を組み込むことで、QDFアルゴリズムを狙った記事やコンテンツを作ることが可能です。
QDFアルゴリズムだけを狙った記事・コンテンツばかりを作ってサイト運営しているとPV数が安定しません。 PV数が不安定すぎるため、サイトのメインテーマには向いておらず、あくまでメディア運営の付加価値として記事やコンテンツを追加していくことをおすすめします。
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