SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.12.05
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更新日:2022.12.23
公開日:2018.12.07
企業のホームページ(コーポレートサイト)を立ち上げたものの、全く手を加えずにそのまま放置してしまってはいないでしょうか?とりあえず企業名で検索された際にサイトが出てくれば良いという理由から、ページの更新を一切行わないケースがあります。
折角サイトを立ち上げたのですから、是非ともSEOで集客をして欲しいものです。今回はSEOによる集客用の記事についてお話します。
企業サイトでありがちなのは、こだわりのデザインで見栄えを意識しすぎたためにウェブサイトが重くなってしまったり、内容があまりないものになってしまうことです。しかし、ウェブサイトのデザインはSEOにはあまり関与しません。重要なのは、適切なSEO対策が取られているかどうかです。
企業サイトのSEO対策には、以下のような対策が有効的です。
また、現代ではスマートフォンでの閲覧に対応していることは最重要と言えるでしょう。
以上のような内部対策を施した上でさらに、ユーザーの目につきやすい優良なコンテンツを作成する必要があります。
企業サイトで一番集客に繋がるのは、商品紹介ページではありません。潜在的な顧客に自社を知ってもらうためのコンテンツページのほうが、集客率は高くなります。
つまり、記事コンテンツです。
商品やターゲットに関連したキーワードを選定し、それに沿った記事コンテンツを作成して発信することで、自社・商品のPRに繋がります。
記事コンテンツ作成はSEO対策の中でも非常に重要で、内容によっても大きく検索順位が変わります。内容に説得力があり情報として充実していることはもちろん、コンテンツの定期的な更新が必要となります。
基本的に企業ホームページというと、企業概要、サービス内容、問い合わせ等の数ページで構成されている場合が多いですが、最近では1ページで完結させているサイトも増えてきました。しかし、1ページ、または数ページのみで構成されている企業サイトでは、SEOによる集客は見込めません。
そこで必要になるのが集客用の記事です。SEOの集客用記事とは、狙ったキーワードで記事を上位化させ、その企業を知らないユーザーをサイトに集めるためのものです。
検索結果で上位に表示されるということは、ユーザーの目につく確率が高くなるということです。自社を認識していないユーザーにも情報を届けることができ、認知に繋がるのでとても重要です。
上位表示されるために重要となるのは、キーワード選定と内容の網羅です。
自社に興味を持ってもらいたい層が検索しそうなキーワードを選び出し、記事コンテンツを作成しましょう。
また、競合サイトはどのような記事を公開しているのかもチェックし、それを踏まえて、自社コンテンツでは内容を充実させたより良いものを作るようにします。
コンテンツの質が重要であるということは、Googleのガイドラインに明記されています。
特に、専門性・権威性・信頼性(アルファベット頭文字を取って「E-A-T」と呼ばれる)は、Googleの品質評価ガイドラインにおいて最重要項目と言われています。
間接的に自社製品の裏付けになるような、専門性の高い内容のコンテンツが良いでしょう。独自性があるものだとなお良いです。
SEOの集客用記事を作成する場合は、「顕在層」と「潜在層」とでターゲットを明確に分けましょう。
例えばダイエット食品を販売している企業サイトであれば、「顕在層」はダイエット食品を探しているユーザーなので「ダイエット食品」を含んだキーワードで上位化する記事を作成します。
一方で「潜在層」とはダイエット食品を探しているわけではなく、漠然と痩せたいと思っているユーザーを指します。
痩せるための方法の一つとして「ダイエット食品」を提示することで「顕在層」へと成長させることができます。ユーザーのパイとしては「潜在層」の方が多いですが、商品の購入や問い合わせといったコンバージョンに繋がりやすいのは「顕在層」です。
そのため、集客用の記事では「顕在層」と「潜在層」のどちらも獲得できるようにキーワードの設定をしましょう。
全面的に商品のアピールを押し出したコンテンツではなく、ユーザー目線に立ったコンテンツを作ることが大切です。
検索して記事にたどり着いたユーザーは、選択肢や答えを求めています。どのような悩みを持った人に自社商品を使ってほしいのか、などターゲットを具体的に想定してキーワードを選定すると良いでしょう。
記事による集客といえば、SEOだけでなくSNSでも可能です。
ただしSEOとSNSでは、集客用記事の内容が異なります。SEO向けの場合、ユーザーだけでなく検索エンジンのロボットを意識し、上位化しやすい記事にする必要があります。対象となるキーワードを使用するだけでなく、共起語を取り入れ、見出しや内部リンクの使用など、記事の内容とは別にSEO的なテクニックが要求されます。
一方SNS向けの場合は、SEOを意識した文章の構成にする必要はありませんが、ユーザーの間で話題になりやすい(バズる)コンテンツでなければなりません。
思わず誰かにシェアしたくなるような記事にするには、企画力が全てです。SNS向けの集客用記事を作成する場合は、実際に拡散されたコンテンツを参考にしてみましょう。( マーケター必見!バズマーケティングの成功事例10選)
集客用の記事を上位化させるためには、コンテンツの質が最も大切です。特別にSEOの目的で処置を施す必要はありません。
その代わり、SEOで成果を達成できているかどうかの指標として、アクセス解析に用いるGoogleアナリティクスと、サイト内のエラーや検索クエリごとの順位が確認できる「Googleサーチコンソール」の登録を忘れずに行いましょう。
SEOの効果が現れていない(集客に役立っていない)記事をツールから判断し、テキストの追加や修正を行います。データを確認してテキストの追加、修正の作業を繰り返すことで、コンテンツの質を高めてSEOの評価を上げることができます。
記事に記載する内容で困った際は、競合サイトのコンテンツを参考にしましょう。記事に足りない情報を補うヒントが得られるかもしれません。
SEOを目的とし過ぎて、中身の薄い記事を作成するのは避けてください。SEOによる集客が目的ですが、集めたユーザーに記事を読んでもらい、ブランドの認知やコンバージョンに繋げる必要があります。
また、ターゲットがはっきりとしていない記事を量産してはいけません。ブログでスタッフの日常を切り取って記事にするのは企業を知ってもらうコンテンツとしては良いですが、できればサイトにアップするのではなく、TwitterやInstagramなどのSNSを利用するようにしてください。
サイトのテーマにマッチしていない記事の量産はSEOにおいては逆効果です。
何度も言いますが、SEOにおいて記事の内容はとても重要です。
丁寧に調べられていない記事以外にも、キーワードを無駄に詰め込んでいたり、文章を他サイトから転用しているなどクオリティの低い記事コンテンツは制作しないことが賢明です。
また、文章が極端に短いものや、画像だけのコンテンツは「記事のクオリティが低い」とみなされる場合があるので注意しましょう。
内容の薄い記事はユーザーの興味を削ぐだけでなく、サイトの評価を下げる恐れすらあります。
そもそも質が伴わない記事は上位化しません。狙ったキーワードとユーザーの検索意図がマッチした内容を取り入れましょう。
年齢層、性別、生活スタイル、悩みなど、明確なターゲットを想定した記事の作成が必要となります。ターゲットごとにどのような側面からアプローチして興味を持ってもらうか、購入に繋げられるかを考えて、多方面からコンテンツを量産しましょう。
企業サイトで集客を行うには、リスティング広告やオフラインでの宣伝活動など、ある程度の投資が必要となりますが、SEOによる集客ができれば、大幅なコストカットが実現可能です。
SEOで成果を上げるには、「顕在層」「潜在層」のターゲットを明確にして集客用記事を作成することが大切です。キーワードごとに対象となるユーザーを想像しながら、コンテンツの作成に励んでください。
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