アシストコンバージョン|レポートのチェック方法と運用の際の注意点を紹介します

SEOサービスのご案内
今すぐ無料ダウンロード
SEOサービスのご案内
今すぐ無料ダウンロード
目次
    1. アシストコンバージョンとは?
      1. アシストコンバージョンとして考えられる数値
    2. アシストコンバージョンの見方
      1. 1.アナリティクスを開き、メニューよりアシストコンバージョンをクリック
      2. 2. レポートをチェックする
      3. 3.起点を分析する
      4. 4.コンバージョン経路もチェックする
    3. アシストコンバージョンを意識した施策の考え方
    4. Googleアナリティクスでアシストコンバージョンをチェックする際の注意点
      1. コンバージョンの考え方を理解する
      2. コンバージョンは時間がかかるケースもあることを理解する
      3. 流入するチャネルの定義をしっかりと確認する
    5. まとめ:アシストコンバージョンを見て、施策案を考えよう

無料で資料をダウンロード

※フォーム送信後、メールにて資料をお送りいたします。

SEOサービスのご案内

専属のコンサルタントが貴社Webサイトの課題発見から解決策の立案を行い、検索エンジンからの自然検索流入数向上のお手伝いをいたします。

STEP 1


フォームでの問い合わせが
完了いたしました。
メールにて資料をお送りいたします。

Googleアナリティクスの「アシストコンバージョン」について聞いたことはあるでしょうか?コンバージョンならわかるけど、アシストコンバージョンはわからない…なんて声もよく耳にします。

今回は、アシストコンバージョンの概要と、それをどのように判断したらいいのかについて紹介します。SEARCH WRITE

※GA4への移行について気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

アシストコンバージョンとは?

アシストコンバージョンは、コンバージョンに貢献した数値のことをさします。

アシストコンバージョン

コンバージョンだけの数値を見ていると、本来貢献していた施策を評価せず、効果がないと思われた施策をやめてしまい、いきなりコンバージョンが減ってしまうことがあります。

今のユーザーは、昔と違い比較検討を必ずします。

  1. 最初に広告をクリックしてアクセス
  2. そのあとで社名を知って通常検索で入ってくる
  3. 最終的に、他サイトから流入しコンバージョン

上記のような例の際に、3だけを評価してしまうと、1-2の施策をやらなくても良いのではないか?という話になってきます。ただ、この場合1-2のおかげでコンバージョンしたという可能性も十分に考えられます。このように、自分でどこがどれくらい貢献しているかを定期的にチェックすることで、施策を見誤らないようになります。

アシストコンバージョンとして考えられる数値

アシストコンバージョンとして考えられるのは以下の通りです。

  • 通常検索(SEO対策)
  • リスティング広告
  • SNS広告
  • DSP・SSP
  • SNS流入
  • 他サイトからのアクセス
  • メルマガ
  • LINE@
  • 直接流入

上記以外にもあるかと思いますが、多くがこの中からのアクセスになっているはずです。コンバージョンに繋がる流入でどこにその効果があったかをしっかり判断することがマーケティングにおいてとても大切です。


アシストコンバージョンの見方

アシストコンバージョンレポートを活用することで、数値をもっと網羅的に見ることができます。

1.アナリティクスを開き、メニューよりアシストコンバージョンをクリック

メニュー

コンバージョンを左メニューからクリックし、「マルチチャネル」→「アシストコンバージョン」まで進めましょう。

2. レポートをチェックする

レポートをチェック

これがアシストコンバージョンの数値になります。オーガニック検索・ノーリファラー・参照元サイトなど影響を受けたものがアシストコンバージョンとして表示されます。

コンバージョン設定が行われていない場合は正しい数値が取れなくなってしまうため、アナリティクスのコンバージョン設定|通常サイト・ECサイト・クロスドメイントラッキングも解説をチェックして設定を行ってください。

3.起点を分析する

起点を分析

起点はユーザーが最初に接点をもつコンバージョンを数値化したものです。それぞれのチャネルグループの中でどれが一番起点として役立っているかをチェックします。起点だけを評価するのは望ましくないですが、アクセスの元になる部分なので、他のアシストコンバージョンに比べて評価を高めるのは良いかと思います。

起点が少ない場合については、アクセスを増やすか、広告を活用し認知を拡大させるというのも1つの手です。

4.コンバージョン経路もチェックする

せっかくなので、コンバージョン経路もチェックしておきましょう。メニューの「アシストコンバージョン」の下にある「コンバージョン経路」をクリックすれば表示されます。

コンバージョン経路をチェック

ここを確認することで、何回サイトに訪れてコンバージョンしているかどうかがわかるようになります。コンバージョン経路を確認すれば、コンバージョンしたユーザーがどのような移動をしているのかわかるため「必ずユーザーが利用しているチャネルについては予算を下げない」「始点が全てオーガニックなら広告も試してみる」など施策パターンが何個も出てくる可能性があります。


アシストコンバージョンを意識した施策の考え方

アシストコンバージョンの数値を利用して判断されるパターンは大きく分けて以下の通りです。より具体的に記載していますので、ご自身の事例に当てはめてみてください。

アシストコンバージョンを意識した施策の考え方

  • 始点が常に同じチャネルのため、他のチャネルでも人を集めたらうまくいくか試す
  • マーケティングはたくさんやったが、SEOがアシストコンバージョンに貢献していないので施策を辞める
  • コンバージョン経路に必ずSNSが入っていたら、SNS施策はやめない

アシストの部分をしっかり評価して、始点になっていないとしても施策を止めないというのが大切になります。

マーケティングの基本は、ユーザーの流れを止めないことです。始点から終点までの流れで必須になっているものは停止せず、コンバージョンが増えるように始点の数値を増やしたり新しい接点を持たせるという努力をするようにしてみてください。


Googleアナリティクスでアシストコンバージョンをチェックする際の注意点

コンバージョンの考え方を理解する

コンバージョンには大きく分けて3つの考え方が存在します。

コンバージョンの考え方

  • 起点
  • アシスト
  • 終点

「始点」は言葉の通り始まりを意味し「アシスト」は間接的に関わったもの、「終点」は最終的な申し込みや購入などのユーザー行動を指します。アシストコンバージョンは、この「起点」と「アシスト」の数値を計測しています。よく「アシスト」だけと理解している人がいるので、ここは2つあるという認識を持つようにしてください。

コンバージョンは時間がかかるケースもあることを理解する

アシストコンバージョンという概念ができてからも、たくさんの運用者が「ユーザーは比較検討しない」と考えているケースがあります。これは大きな間違いであり、Googleの公式ヘルプを見てもわかるとおり、リードタイムが長い商材ではかなりの時間をかけてコンバージョンすることがあります。

コンバージョン トラッキングを設定したら、ユーザーが広告を表示してクリックしてからコンバージョンを達成するまでにどのくらいの時間がかかっているか、また、それがアカウントのデータにどのように影響しているかを把握することが重要です。コンバージョンはクリックから 1 日以内などの短期間で発生することもあれば、計測期間の設定によっては、クリックから 90 日後に初めて確認できるようになる場合もあります。

引用:Google 広告ヘルプ

長期間かかってからコンバージョンが発生する商材の場合は、アシストコンバージョンを整理することで予算をかけるところがわかり、数値に大きいインパクトのある改善ができるようになる可能性があります。終点だけを見ずに、始点やアシストの概念を持つようにしましょう。

流入するチャネルの定義をしっかりと確認する

MCFチャネルグループがどういう理由から分けられているかをしっかり理解しておかないと、数値の判断を見誤る危険性があります。

チャネル説明
Displayメディアが「display」か「cpm」の接点。広告配信ネットワークが「content」に設定されている Google 広告の接点も含まれます。
Paid SearchGoogle 広告検索ネットワークなどの検索エンジンからの流れ(メディアが「cpc」か「ppc」の場合)。
Other Advertisingcpc」、「ppc」、「cpm」、「cpv」、「cpa」、「cpp」、「affiliate」のメディアのタグが設定されているセッション(有料検索は除外)。
Organic Search任意の検索エンジンによる無料検索からの流れ(メディアが「organic」の場合)。
Social Network約 400 のソーシャル ネットワークからの流れ(広告としてタグが設定されていない場合)。
Referralソーシャル ネットワーク以外のウェブサイトからの流れ。
Emailemail」メディアのタグが設定されているセッション。
Direct

ウェブサイトの URL をブラウザに入力したか、ブックマークからサイトにアクセスしたユーザーによるセッション(参照元が「(direct)」、メディアが「(not set)」または「(none)」の場合)。

引用:アナリティクスヘルプ

もしこれ以外で認識をして欲しい場合は、パラメーターを活用して指定のデータとして認識させるようにしましょう。


まとめ:アシストコンバージョンを見て、施策案を考えよう

アシストコンバージョンは運用をしっかりやれば改善点や問題点発見に大きく役立つものです。今まで、業界ではコンバージョンだけが重視されてアシストコンバージョンが軽視される傾向にありました。

最近では、アトリビューションの考え方も浸透していきていますので、さらにアシストコンバージョンに関してもデータを活用して運用していくという考え方も増えてくるのではないでしょうか?

この記事を参考にぜひ新しい施策案を考えてみてくださいね。

下の記事では、コンバージョン率に直接インパクトを与える「CTAの外せないポイント」について解説しています。

アシストコンバージョンだけでなく、「まだコンバージョンに直結する施策が不十分かも」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

成果に直結する、オウンドメディア立ち上げサービス