初めてのサイトリニューアルの手順とは? 要件定義の方法と費用相場

WEB戦略に基づくサイトリニューアル成功事例集BeforeAfter比較
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目次
    1. サイトリニューアルをすべきタイミングは?
      1. <1>リブランディングを実施したいとき
      2. <2>社名や社長などが変わった時
      3. <3>システム変更(ECサイトを導入するなど)をするとき
      4. <4>アクセス数が低下しているとき
      5. <5>SEO対策をしたいとき
      6. <6>スマホ対応のデザインにしたいとき
    2. サイトリニューアル時に対策すべき項目
      1. <1>ユーザビリティ改善のための施策の検討
      2. <2>モバイル対応を検討する
      3. <3>コンテンツが充実しているか
      4. <4>セキュリティ強化を検討する
      5. <5>サイト内検索の改善を行う
      6. <6>ページ速度を改善する
      7. <7>アクセス解析を導入する
    3. サイトリニューアル実施前に必要な要件定義の手順
      1. <1>自社サイトの現状や課題を整理
      2. <2>リニューアルの目的を明確化
      3. <3>ターゲット層を決める
      4. <4>スケジュールや予算を決める
      5. <5>依頼先候補を絞り見積もりを取る
      6. <6>依頼先の業者と打合せを実施
      7. <7>リニューアルの方向性を決める
      8. <8>プレゼンテーションで合意形成を図る
      9. <9>要件定義書をまとめる
    4. サイトリニューアルの手順
      1. <1>要件定義を決定する
      2. <2>サイトの枠組みや構成を決める
      3. <3>リニューアルデザインの方個性を固める
      4. <4>サイトコンテンツを作成
      5. <5>サイトデザインの作成・コーディング
      6. <6>公開後は分析・改善を繰り返す
    5. リニューアルサイト公開後の手順
      1. サイトリニューアルの情報を告知する
      2. SEO対策ができているか確認する
    6. サイトリニューアルの依頼先の選び方
      1. <1>CMSの種類が合っているか
      2. <2>セキュリティ対策が万全か
      3. <3>サポート体制が整っているか
      4. <4>予算感やスケジューリングが最適か
    7. サイトリニューアルの費用相場
    8. サイトリニューアルにはSEO対策も重要
    9. サイトリニューアルの事例3選
      1. 25周年を機にサイトを一新|日本エスリード株式会社様
      2. 会社の雰囲気が伝わるデザイン|株式会社京都プラテック様
      3. 機能性の高さをわかりやすく可視化|エムオーテックス株式会社様
    10. サイトリニューアルには明確な目的が必要

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サイトリニューアルとは、既存のWebサイトの品質を高めるために、機能面やデザイン面などの変更を実施する改修のことです。ターゲット層や自社が取り扱う商材の変化などに合わせたサイトリニューアルが重要となります。単なるWebサイトの更新とは異なり、事前に準備すべき内容や必要な要件定義などがあります。

本稿では、サイトリニューアルを実行すべきタイミングや必要な要件定義、実際の手順を解説します。

サイトリニューアルをすべきタイミングは?

サイトリニューアルの周期は一般的に3〜5年です。というのも、マーケティングの戦略の中期計画がひと段落つくタイミングであり、方向性の転換をしやすいタイミングでもあることが多いからです。しかし、タイミングの時期や間隔の正解は1つではありません。「マーケティングの戦略とWebサイトの構造にズレがあるか」や「コンバージョンの低迷が続く場合」をリニューアルの判断基準することもできます。

具体的なリニューアルのタイミングは以下の6つです。

<1>リブランディングを実施したいとき
<2>社名や社長などに変化が生じるとき
<3>システム変更(ECサイトを導入するなど)をするとき
<4>アクセス数が低下しているとき
<5>SEO対策をしたいとき
<6>スマホ対応のデザインにしたいとき

以下で詳しく解説していきます。

<1>リブランディングを実施したいとき

自社がユーザーに与えたい印象と現在のWebサイトの印象が異なるとき、リブランディングを実施します。その際、サイトリニューアルの見た目(デザイン)やユーザビリティの変更が有効です。リブランディングの実施の判断はWebサイトの古さではなく、自社の押し出したいイメージとのズレを基準にしてください。

<2>社名や社長などが変わった時

社名や代表取締役などが変わる、新事業を立ち上げるなど会社にとって転換期を迎える際は、企業イメージを新しくするチャンスです。会社が大きく変化することに加えて今後の方針を可視化できます。リニューアルはサイトと同時に名刺やパンフレットなどの変更を実施すると、より統一感が生まれます。

<3>システム変更(ECサイトを導入するなど)をするとき

Webサイトのシステムが大きく変更するタイミングで、サイトリニューアルを行なう場合があります。その際、ユーザーの使いやすさやデザインのわかりやすさ(UI・UXデザイン)を意識することで、導線の改善やユーザビリティの向上などができます。操作性の向上は、ユーザー満足度に直結しており、コンバージョン率の変動に繋がる可能性があります。システム変更などを実行する際は、ユーザーの快適性を念頭にサイトリニューアルを実行してください。

<4>アクセス数が低下しているとき

サイト分析ツールの分析結果や、競合サイトとの比較調査でWebサイトへの訪問数の低下が見られる際は、サイトリニューアルの検討が必要です。自社サイトのアクセス数が過去と比較して約40~50%以上低下している場合は、迅速にサイトリニューアル準備を始めましょう。主なアクセス数低下の原因は、

・ユーザーの求めている情報が不足している
・サイトの構造が複雑で欲しい情報に辿り着けない
・サイトデザインがわかりにくくCVポイントがわからない
・十分なSEO対策ができていない

などが挙げられます。

<5>SEO対策をしたいとき

ユーザーのニーズに対して最適なコンテンツを提供するためにSEOが有効です。SEOの活用で、サイトの構造がわかりやすくシンプルに変化します。ユーザーが使いやすいサイトに作り変えることで、サイト評価の向上やコンバージョン率の上昇が望めます。

<6>スマホ対応のデザインにしたいとき

モバイルファーストインデックスを考慮してWebサイトをレスポンシブ対応にするために、サイトリニューアルを実施します。モバイル媒体で閲覧したユーザーにとって操作性が高いほど評価を得られます。パソコンのみに対応したデザインだと、テキストが小さくて見にくいなどの不具合が生じ、ユーザーにストレスを与え、サイト離脱の可能性が高まります。

サイトリニューアル時に対策すべき項目

それでは次に、サイトのリニューアル時に対策すべき項目についてみていきましょう。

<1>ユーザビリティ改善のための施策の検討

ユーザビリティを改善することで、多くのユーザーにとって使いやすいサイトに仕上がります。Webサイトの使い勝手を向上させるために、以下のような対策を行うとよいでしょう。

  • ナビゲーションを見直す
  • コンテンツを整理する
  • サイト内検索機能を付ける
  • 内部リンクで記事同士をつなぐ

<2>モバイル対応を検討する

昨今はモバイルでの検索が増えています。モバイルに対応することで、これまで以上の検索数を見込めるのではないでしょうか。モバイルに対応するには、レスポンシブデザインを取り入れましょう。

レスポンシブデザインとは、パソコン・スマホそれぞれで開いたときに最適化された画面を表示するようCSSコードを入力する方法のことですが、少し調整するだけでレスポンシブデザインを取り入れることができます。リニューアルの際にモバイルに対応していないのであれば、ぜひモバイル対応を検討してみてください。

<3>コンテンツが充実しているか

Webサイトを訪れるユーザーが求める情報を提供するためには、コンテンツの充実が必要です。例えば、ブログやニュースを追加したり、商品・サービスの詳細な説明を含めたりすることで、ユーザーはより多くの情報を得ることができ、サイトへの満足度も高まっていきます。

中でも、新たなコンテンツを作成することによって、Googleから得られる評価が高まり、検索結果で上位をとりやすくなるため、リニューアル時に積極的にコンテンツの追加を行いましょう。

<4>セキュリティ強化を検討する

Webサイトでは、不正アクセスや情報漏洩などのセキュリティリスクが存在します。そのため、セキュリティ対策を検討し、万全な状態で運用するための施策を考える必要があります。具体的には、次のような取り組みを行うことで、セキュリティを強化可能です。

  • セキュリティソフトの導入
  • WAFの導入
  • サーバーとOSのアップデートを定期的に行う
  • CMSをアップデートする

これらのセキュリティ強化方法を取り入れるとともに、社内でセキュリティリスクのリテラシーを高める施策に取り組みましょう。

<5>サイト内検索の改善を行う

Webサイト内のコンテンツが多く存在する場合、ユーザーは求めているコンテンツを探すために検索機能を活用したいと考えます。特に、一度サイトに訪れたユーザーが検索機能を使用するケースは多く、ユーザビリティを損なわないよう、取り入れることがおすすめです。

たとえば、タグ付けされたコンテンツをワンクリックで見つけられるようにサイト構造を調整するなど、工夫が必要です。

<6>ページ速度を改善する

ページ速度は、ユーザーの離脱率にかかわる重要なポイントです。2017年と2018年に行われたGoogleの調査によれば、表示までに3秒かかるページからは53%のユーザーが離脱しているというデータが出ています。

また、6秒になると直帰率が106%増加したというデータも同調査で出ています。そのため、ページスピードを改善することは重要です。

Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed

また、ページ速度を改善する方法としては、次のようなものがあります。

  • 画像や動画を最適化する
  • キャッシュを有効にする
  • コードを最適化する
  • 不要なプラグインやスクリプトを削除する

<7>アクセス解析を導入する

Webサイトのアクセス解析を行うことで、ユーザーの行動や傾向を把握することができ、Webサイトの改善点を見つけることができます。アクセス解析ツールにはGoogleアナリティクスやサーチコンソール、SimilarWebなどがあります。これらのツールを活用し、分析・改善することで、サイトを最適化でき、サイトリニューアルの効果を実感できるでしょう。

サイトリニューアル実施前に必要な要件定義の手順

サイトリニューアルを実施する前に必要なのが要件定義の作成です。Webサイトのコンセプトや戦略、スケジュール、予算などを決める必要があります。Web担当者と業者で連携して以下、9つの手順を踏みつつ具体的なサイトリニューアルのイメージを固めます。

<1>自社サイトの現状や課題を整理
<2>リニューアルの目的を明確化
<3>ターゲット層を決める
<4>スケジュールや予算を決める
<5>依頼先候補を絞り見積もりを取る
<6>依頼先の業者と打合せを実施
<7>リニューアルの方向性を決める
<8>プレゼンテーションで合意形成を図る
<9>要件定義書をまとめる

<1>自社サイトの現状や課題を整理

競合サイトの確認などをしつつ、自社サイトの現状や課題を整理して、要点をまとめます。分析ツールやユーザーアンケートに加えて、営業担当者がユーザーからよく言われる課題点などを参考にしてください。ユーザーからの生の声は重要度の高い課題点です。質の高い課題整理ができます。

<2>リニューアルの目的を明確化

自社課題を整理できたら、なぜリニューアルをするのか、目的を具体的にします。問合せ増加を目指したい、アクセス数を増やしたいなど目的が明確になると、変更・追加すべき内容も明確化が可能です。これから、様々な作業をしていく中で考えるべき内容が増えると、現状や課題から逸れてしまう失敗に陥ることがあります。プロジェクトを円滑に進めるため、この段階でリニューアルの目的をしっかりと固めて、社内全体で共通認識を持てるようにしてください。

<3>ターゲット層を決める

リニューアルの目的が決まったらターゲット層の選別をしましょう。リニューアルの目的を明確にしておくことで、対象とすべきターゲット層の判断がしやすくなります。誰に何を伝えたいか、どのような効果を得たいかなどのコンセプトデザインを、ターゲットに合わせて実施します。

<4>スケジュールや予算を決める

ターゲット層が決まったら、サイトリニューアルに向けたスケジュールと予算を決めます。サイト公開日を決めることで、ゴールから逆算したスケジュールの組み立てが可能です。費用対効果の高い施策を実行するために、必ず予算を決めてください。

<5>依頼先候補を絞り見積もりを取る

予算とスケジュールに合った依頼先を決めるため、候補先を2、3社に絞って見積もりを取ります。

その後、届いた見積もりを基に設定した予算とのギャップを確認します。予算に対して見積もりがオーバーしている場合、実現したい内容と比較しての判断と、予算の調整が必要になる場合があります。予算オーバーを防ぐために、先に予算をある程度伝えておくことをオススメします。

<6>依頼先の業者と打合せを実施

正式に依頼する制作会社を選定して、打ち合わせを実施します。自社の課題やリニューアル目的をプロに伝えることで、新たな視点や対策案が見つかる可能性があります。

<7>リニューアルの方向性を決める

新規ユーザーを増やしたい・契約額を増やしたいなどの目的を達成するために取るべき対策の仮説を考えます。打合せで得た新たな視点を組み込むことで、現実的なリニューアルの方向性を作り上げることが可能です。

<8>プレゼンテーションで合意形成を図る

サイトリニューアルの方向性が決まったら、リニューアル案の提案(プレゼンテーション)を依頼します。リニューアルの目的や予算、メリット・デメリットなどを伝えることで、ゴールに対する共通認識が生まれます。

<9>要件定義書をまとめる

合意形成を得たら、要件定義を文章でまとめてください。文章化することで内容のふり返りができ、リニューアルの軸のブレを防げます。

要件定義を作成する際、「リニューアル目的や対策の考案を依頼先に任せっきり」「社内で共通認識を持てず協力体制が確立していない」などの会社は、注意が必要です。ニューアルに対する当事者意識の薄さは、失敗を引き起こします。制作会社は、あくまでも自社のサポートをしている意識を失くさないことが大切です。

サイトリニューアルの手順

サイトリニューアル開始後からコンテンツ公開まで、平均で3~4か月が必要です。進捗状況の遅れや機能変更など、ざまざまなトラブルに対応できるよう余裕ある計画を立てると安心してリニューアルに取り組めます。

<1>要件定義を決定する
<2>サイトの枠組みや構成を決める
<3>リニューアルデザインの方個性を固める
<4>サイトコンテンツを作成
<5>サイトデザインの作成・コーディング
<6>公開後は分析・改善を繰り返す

<1>要件定義を決定する

自社の課題や競合他社の状況からサイトリニューアルの目的を明確化して、依頼先の選定やリニューアルの方向性を固めます。社内プレゼンテーションなどで合意形成を獲得できたら、要件定義が決まります。

<2>サイトの枠組みや構成を決める

要件定義の決定後に実施するのは、サイトの枠組みやマップの構築です。Webページの全体像を把握して、改善が必要な場所を明確にします。サイトページは以下の3つに分類します。

  • トップページ
  • カテゴリーページ
  • カテゴリーページを掘り下げた詳細ページ

分類をすることで、各ページで足りない内容や分類の間違えの発見が可能です。

<3>リニューアルデザインの方個性を固める

Webサイト全体を見直し、新たな枠組み・構成を決めたら、リニューアルデザインの方向性を固めます。この段階で方向性が定まっていないと、コンテンツやデザインの完成度が低下する可能性があります。主に自社のブランドを体現する配色の設計や、細かくはお問い合わせ率を上げたいから申し込みボタンのデザインを分かりやすくしたいなど、作成の理由と変更内容をセットで考えると、ズレのない作成が可能です。

<4>サイトコンテンツを作成

サイトに掲載するコンテンツ(テキストや画像など)を作成します。新しく追加するページや、これまでの掲載情報を引き継ぐページを整理した上で、効率的に作成を進めましょう。

<5>サイトデザインの作成・コーディング

コンテンツの準備ができたらサイトデザインを作成します。その後、コーディングを行ないます。コーディングを終えた後に、制作会社とテスト運用を実施して、最終確認が終われば本格運用が可能です。

<6>公開後は分析・改善を繰り返す

サイトリニューアル後、公開・運用開始して1か月程度経ったら効果測定を実施しましょう。サイト分析ツール(Googleアナリティクスなど)を活用して、リニューアル以前より向上した箇所・効果が見られない箇所などの分析が可能です。アクセス数の推移や問い合わせの変化などから改善が必要な点を発見・修正することで、サイトの質は向上します。分析は定期的に繰り返し実施することが大切です。

リニューアルサイト公開後の手順

リニューアル後、サイトを公開時に実施したい手順は以下の2つです。

サイトリニューアルの情報を告知する

サイトをリニューアルした旨を、各方面へ発信することで認知の向上を図ります。既存ユーザーに対しては、メールで詳細な情報を提示します。サイトURLを掲載することでサイトへの誘導が可能です。プレスリリースやSNSを活用した発信も情報告知に有効です。これまで自社のサイトを訪れたことのない人がアクセスしてくれる可能性が生まれます。

SEO対策ができているか確認する

サイト公開後は、リダイレクトの設定にミスがないか確認が必要です。URLの変更や、削除・追加したぺージの移行にミスがあると、検索順位が大幅に低下する可能性があります。ユーザーに快適なサイトを作っても相手に届かなければ意味がありません。SEO対策は必ず実施してください。

サイトリニューアルの依頼先の選び方

サイトリニューアルを外部の制作会社へ依頼したい時の選定ポイントは、以下の4つです。

<1>CMSの種類が合っているか
<2>セキュリティ対策が万全か
<3>サポート体制が整っているか
<4>予算感やスケジューリングが最適か

<1>CMSの種類が合っているか

制作会社によって、HTML言語を駆使して1からサイトを構築するかCMSを活用するか、製作方法が分かれます。HTMLを扱うには専門性の高い知識が必要です。社内に専門部署や知識を持つ人材がいない場合は、初心者でも扱いやすいCMSの選択をおすすめします。CMSを選ぶ場合は、依頼先の業者が製作の対応をしているCMSの種類が自社で運用している種類と合っているか、事前の確認が必要です。

制作会社が対応する代表的なCMSは、下記の3種類です。

オープンソース(WordPressなど)

WordPressなどオープンソース型のCMSは、比較的多くのWeb制作会社が対応しています。構築に使われるコードが公開されているため、ライセンス費用などがかかりません。コードに対して、ある程度の知識を持っていた方が運用しやすい特徴を持ちます。自社にリソースがない場合は、充実したサポートが受けられる依頼先を選んでください。

有料のCMS(movable typeなど)

企業のWebサイトのリニューアルに使うのであれば、有料のCMSがオススメです。有料のCMSが無料のものと大きく違う点は、セキュリティの安全性の高さです。サポート体制が万全なので、個人情報を扱うようなWebサイトでも安心して活用できます。個人情報を扱うことがないような簡易的なサイトであれば有料のものを使う必要はあまりありません。ただし、ビジネスユースであれば、まず検討すべき選択肢です。

依頼先が独自開発しているCMS

制作会社や代理店が独自に開発したCMSです。コードは公開されておらず、高いセキュリティを誇ります。高い確率で、サポートが充実している傾向です。ただし、独自のCMSを運用するには使用料(ライセンス費)が必要です。自社の予算とかかる費用のバランスで、依頼先を決めることをおすすめします。

<2>セキュリティ対策が万全か

セキュリティ対策が充実しているかは、依頼先選定の重要な要素です。サイト上では、ユーザーの住所や電話番号などの情報登録をしてもらう機会が多くあります。情報がサイトに入れば入るほど、情報漏えいのリスクが高まるということです。それだけ、セキュリティ対策は重要となります。現状のサイトが、どの程度のセキュリティ対策ができているのか、契約前にしっかりと確認をするようにしましょう。セキュリティ性の高い、独自CMSを提供している会社がおすすめです。

<3>サポート体制が整っているか

サイトリニューアルは、サイトを公開したら安心できるというものではありません。その後の運用が肝心です。実際に運用し始めることで、見つかるトラブルや疑問点があります。その際、自社の悩みに対応してくれるかは、依頼先選定の重要な判断基準です。サポートの仕方は電話か対面かなど、自社の業務形態に合った体制を選択しましょう。

独自開発のCMSを提供している場合は、機能のアップデートをサポートしてくれるかを気にかける必要があります。アクセス解析して改善案を提案してくれるなど、自社サイトを成長させるための長期的な付き合いができるかも重要なポイントです。

<4>予算感やスケジューリングが最適か

完成度の高いサイトリニューアルを実施できても、予算やスケジュールに大幅なズレがあると、今後の運用に差し障ります。コストとスケジュールのバランスが取れているかを意識して依頼先を選ぶことが大切です。

サイトリニューアルの費用相場

サイトリニューアルの費用相場は、実施したいリニューアル内容によって大きく変化します。安さだけで決めず、自社と同業界の実績が豊富かなどを踏まえた検討をしてください。10ページ程度のサイトリニューアルを実施する場合の平均費用相場は、下記の通りです。

【10ページ程度の平均費用相場】

  • ディレクション費 総額の10~30%か稼働日数×4万~6万円
  • サイト設計費 20万円前後
  • デザイン費 20万~50万円前後
  • コーディング費 20万~50万円前後
  • システム(CMS)実装費 25万円前後 
  • サイト運用・管理費 月額5万円~

改修したいページ数や、適用したいオリジナルのデザイン・追加したい機能によって数100万円以上かかる可能性があります。

サイトリニューアルにはSEO対策も重要

検索エンジンの評価基準は、定期的に更新されます。そのため、サイトリニューアルを実施する際は、検索エンジンのアップデート内容に合わせたSEO対策が必要です。定期的なコンテンツ更新は、SEOにプラスの影響を与えます。ユーザーに対して、会社がきちんと稼働していることをアピールできる要素でもあるため、月1回以上を目標に取り組んでください。新しいコンテンツを作る時間がない場合は、現在サイトに公開している記事のリライトがおすすめです。

更新日が新しいことで、ユーザーに安心感を持ってもらえると同時に、記事の内容の修正をすることで、より質の高い記事の公開ができます。

サイトリニューアルの事例3選

PLAN-Bでサイトリニューアルを実施されたクライアント様の事例を3つご紹介します。

25周年を機にサイトを一新|日本エスリード株式会社様

(引用:日本エスリード株式会社

総合不動産事業を展開する「日本エスリード株式会社」。創業25周年のタイミングで、リブランディングを実施しました。サイト回遊のしやすさと、誰が見てもわかることを意識したデザインを実装しています。わかりやすい操作性は、ユーザーにストレスを与えず離脱を防ぐために重要なポイントです。ビジュアル付きのメニューを導入する、トップページではアニメーションを使うなど、視覚的な訴求を実施しています。

会社の雰囲気が伝わるデザイン|株式会社京都プラテック様

(引用:株式会社京都プラテック

プラスチックの成形や射出成型用金型の設計・量産まで手がける「株式会社京都プラテック」。設計に関するお問い合わせを目標に、サイトリニューアルを実施しました。設計から量産の全工程を請け負う点と、海外に拠点を持つ点を伝えるデザインで、会社の強みを全面に押し出します。設計図の縦線や、自社ロゴのアニメーションを用いて、京都プラテックのものづくりに対するこだわりを可視化しました。

機能性の高さをわかりやすく可視化|エムオーテックス株式会社様

(引用:エムオーテックス株式会社

「エムオーテックス株式会社様」は、IT資産管理と情報保護に関するソフトウェア開発・販売を手掛けています。取り扱う商材の専門性が高いため、サイト訪問者が苦手意識を感じやすいデメリットを抱えていました。そこで、新規ユーザーにわかりやすさと、製品関連のキーワードで検索流入を獲得することを目的としたサイトリニューアルを実施。その結果、サイト離脱率の低下とCVR率の向上を果たしました。

ー他のサイトリニューアルの事例はこちらー

サイトリニューアルには明確な目的が必要

サイトリニューアルを実施するには、得たい効果やターゲット層の明確化が欠かせません。同時に、リニューアル作業の依頼先でサイト完成度は大きく変化します。弊社(PLAN-B)は、SEOやWebマーケティングの豊富な知識を元に、さまざまな企業様のサイトリニューアルを実施しています。興味のある方はぜひ一度、お問い合わせください。