
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2025.02.03
更新日:2025.01.29
公開日:2025.01.29
「広告」と聞くと、なんとなくわかっているようでよくわからない……そんな感覚を持ったことはありませんか? 普段目にする機会は多いのに、その本質を説明しようとすると意外と難しいものです。
本ページでは、マーケティング初心者の方を対象に、広告の役割や種類、そしてマーケティングにおける広告の立ち位置を解説します。「広告とは何か?」という問いに対し、説明できるくらいにイメージをつかんでいただくことがゴールです。ぜひ最後までご覧ください。
広告とは、簡単に説明すると「企業が費用をかけて、テレビやインターネットなどの媒体を使って情報を発信し、消費者に商品を買ってもらうように促す活動」のことです。
ただ厳密に説明すると少し抜け漏れがあるので、しっかり理解したい方向けに広告の一般的な定義も確認してみましょう。
一般社団法人 日本広告業協会(JAAA)によると、広告は以下のように定義されています。
広告とは、明示された送り手が、選択された受け手に対して知識を与えたり、送り手にとって望ましい態度・行動を形成したりする目的で、媒体を介して行う、有料のコミュニケーション活動である。
この定義から特に押さえておきたいポイントは、下記の4つです。
上記のポイントを押さえているものを「広告」と呼びます。
簡単な説明の際には「買ってもらうようにする活動」と記載しましたが、「送り手にとって望ましい態度・行動を形成することが目的」とあるように、消費者の心理に働きかけてブランドイメージを形成したり、購買意欲を刺激したりと、多面的な役割を担っている点も押さえておくとより正確な理解になると思います。
広告の位置づけをより深く理解するために、他のプロモーション手段との比較をしてみましょう。
プロモーション活動における顧客との接点(メディア)は大きく3つに分かれ、これを「トリプルメディア」と呼びます。
企業が広告費を支払うことで露出することができるメディアのことです。
テレビCMや新聞広告、インターネット広告、交通広告など、広告と呼ばれるものの多くがペイドメディアに該当します。
特徴
企業が自ら所有・運営するメディアのことです。公式サイトやSNSの企業アカウント、メールマガジン、ブログなどが該当します。
特徴:
自主的に情報を発信・拡散してくれるメディアのことです。SNSでの口コミやシェア、メディアでの報道などが代表的な例です。最近では、消費者の口コミやSNSでの発言を「シェアードメディア(Shared Media)」と別枠で呼ぶ動きもあります。
特徴:
このように、広告は主にペイドメディアに分類され、多くの場合「費用を支払って情報を届ける」メディアを活用します。実際のプロモーション活動では、これら3種類のメディアを組み合わせて相乗効果を狙うことが重要です。
広告は大きくオフライン広告とオンライン広告に分けられます。近年ではオンライン広告が急速に発展・多様化していますが、オフライン広告も依然として根強い効果を持っています。ここでは代表的な広告の種類の一部を取り上げて解説いたします。
テレビCMやラジオCM、新聞・雑誌などを活用した広告で、比較的幅広い層にリーチできるのが特徴です。
街中や交通機関など、屋外空間に掲出する広告です。
インターネットを利用した広告形態で、ターゲットを細かく絞り込んだり、効果測定をリアルタイムに行ったりできる柔軟性が強みです。
こちらでより詳しく説明をしています。
(記事作成後リンク差し込み)
近年では、従来からあるオフライン広告がオンラインと組み合わさるケースも増えています。たとえば、テレビ局がテレビCMをオンライン広告の仕組みを導入して販売したり、ラジオの内容をradikoなどで配信することでそのプラットフォーム上で音声の広告を出稿できたりと、「オフライン広告のオンライン化」が進行しています。
これにより、広告効果の可視化やデータを活用したターゲティングが可能になり、従来のマス広告に近いものも一部オンライン広告のような精度で効果測定が行えるようになってきています。
広告は多くの人の目や耳に触れるため、企業やブランドのイメージを左右する大きな要因となります。正確な理解と戦略的な活用ができれば、事業やサービスの成長に大きく寄与するはずです。ぜひ基本を押さえたうえで、最新の動向や技術も取り入れながら、効果的な広告展開を目指してみてください。