
リスティング広告とは|特徴から運用まで基礎を徹底解説
インターネット広告
2024.12.24
更新日:2025.01.23
公開日:2025.01.23
LPO(ランディングページ最適化)とは、Web広告や自然検索などからの流入後に、ユーザーが最初に閲覧するランディングページ(LP)を最適化し、コンバージョン率(CVR)の向上を目指すマーケティング手法です。
この記事では、建設業界に特化した交流サイトにLPO施策を実施し、CVRが2.82%⇒3.43%の122%改善に成功した事例をご紹介します。
対象のLPは、建設会社、個人事業主、ひとり親方をターゲットとした建設業界特化型の交流サイトで、会員登録数の増加を目的に作成されました。
本案件では、会員登録完了単価の目標を達成している状態で、LPOコンサルティングが開始しました。
お客様の依頼は「CVRをさらに改善し、CV数を増加させる」こと。
そのため、「ページの課題を改善する」というよりも「ページの訴求を強化する」ことが主な取り組み内容となりました。
ですがLPを初めて見たとき、「結局どういうサービスなのか」が直観的に理解できなかったというのが正直な感想です。
まず第一に、ユーザーは思っている以上にLPを読んでいません。
当初のLPはしっかり読まなければサービス内容が理解しづらい構成でした。
そこで、流し読みでもサービス概要が理解できるよう、コンテンツを追加し、コピーを変更することで、CVRの改善を目指しました。
ファーストビュー(以下、FV)のコピーを変更し、FV直下に新たなコンテンツを追加する施策を実施しました。
元のFVコピーはキャッチーで力強いものでしたが、「新感覚のマッチングでどんなメリットが得られるのか?」を伝えることができません。メリットを補足するための「発注者と受注者がつながる」という一文を加えることで、FV時点でサービスへの興味をさらに高めることを目指しました。
また、FV直下には「一言で説明すると、このサービスはどのようなものなのか?」を端的に伝えるコンテンツを追加し、ユーザーのサービス理解を促進することでCVRの向上を図りました。
CVR | フォーム遷移率 | |
オリジナルページ | 2.82% | 9.57% |
テストページ | 3.43% | 10.97% |
改善率 | 122% | 115% |
施策の結果、CVRが122%改善されました。
仮説通り、「ユーザーのサービス理解を促進するために、FVおよびFV直下にサービス内容をわかりやすく伝える変更を加える施策」はCVR改善に効果的だと言えます。
さらに、フォーム遷移率も改善されていることから、LP内でサービスの魅力を感じたユーザーの数が増加したと考えられます。
サイトやLPは見慣れてしまうと「初見のユーザーにとってわかりやすい内容になっているか?」を判断しにくくなりがちです。
本案件でも、当初すでに目標達成していたことが影響し、重要な点が見落とされていました。しかし、今回の成功事例のように、さらに成果を向上させられないかという視点でLPを見直すことで、より効果を高めることが可能です。
Web広告の運用において実施可能な施策をほぼやり尽くしながらも、さらなる目標を提示されて「何をすればいいかわからない…」とお悩みの担当者さまには、LP改善をぜひおすすめします。
LP改善は、成功すれば大きな結果をもたらすハイリターンな施策である一方、工数の多さや不確実性といったリスクも伴います。
「些細な変更だけど工数かかるし提案しづらいな…」
「まあ些細な変更だし、実際試してもそこまで数値は変わらない気もするから提案しないでおこう…」
と、見て見ぬふりをするケース、心あたりありませんか?
そんな腰の重いLP改善やサイト改善は、私たちにまるっとまるなげしてください。
PLAN-Bでは、LPOコンサルティング・Web広告の運用・Webサイトの作成といった実践的なサポートのみならず、そもそものマーケティングの戦略設計といった、上流工程からの支援も実施しています。少しでも気になった方は資料ダウンロードしてみてください。