【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.10.16
公開日:2024.10.16
シン・エナジー株式会社は、太陽光・水力・風力・バイオマスなどの複数の再生可能エネルギーの開発を全国で行うとともに、電力販売の新電力運営・支援を行うエンジニアリング企業です。
シン・エナジー株式会社のロゴ。自然との共生を目指すという思いが込められており、
森の緑・海の青を溶け合わせた色が使用されています。
PLAN-Bでは2023年より、主に個人のお客様の新規申込数増加を目的とした広告運用を支援させていただいています。
認知を広げ、効率よく新規のお申込みを増やしたいという課題に対し、広告だけに留まらない上流からの課題発見とマーケティング施策のご提案により、検索数の増加や大幅なCPAの改善を実現しています。
今回は同社でデジタルマーケティングを担当する稲森様、杉山様、中林様に取材をさせていただき、取り組みの詳細や成果を出せた要因についてお話を伺いました。
引用: SymEnergy|未来を創る 共に生きるために 今やるべきこと
― PLAN-Bのコンサルティング導入前は、どういった課題をお持ちでしたか?
杉山様:私たちは主に個人のお客様の新規申込につなげるためのデジタル施策を行っているのですが、一番の課題としていたのが認知の部分でした。
私たちが提供する新電力は、他社と比べて電気の品質は変わらずに安く提供ができるという強みがありつつも、まだまだ認知度には拡大の余地があります。まずは、多くの方に会社の名前とサービスについて知ってもらうことを目標に置いていました。
さらに、「新電力って大丈夫なの?」と不安を持たれる方も少なからずいらっしゃるため、認知拡大と同時に信頼性を高めたいという背景もありました。
― 課題に対し、これまでどのようなWebマーケティング施策を行っていらっしゃいましたか?
稲森様:ウクライナ危機が起こる前は、電力業界ではあらゆる企業がキャンペーンや広告出稿を積極的に行っていて、お客様の獲得競争が激化していました。当時は弊社も別の代理店にお願いしており、たくさんの方の目に触れるよう、ディスプレイ広告やアフィリエイトをはじめとしたあらゆるWebマーケティング施策を行っていました。
しかし、ウクライナ危機によって燃料の安定供給が難しくなり価格が高騰するなど、電力業界はかなり厳しい状況に。私たちも含めて多くの電力会社が大きな影響を受け、販促費がかけられなくなったことから広告もストップせざるを得なくなってしまったのです。
― そこからデジタルマーケティングを再開するにあたり、どういった経緯でPLAN-Bを選んでいただいたのでしょうか?
稲森様:やっとWebマーケティングを再開できるようになったものの、当初はチーム体制も再度ゼロからのスタートでした。リソースも限られた中だったので、まずは外部の方の協力を得ながら広告配信を再スタートすることにしました。
その際はPLAN-B以外にも複数の代理店を検討していたのですが、電力業界はなかなか複雑なため、すべてを理解いただいた上で運用をお願いすることは難しいだろうと感じていました。しかし、逆に言えば業界を深く知る方に協力していただくことで確実に成果が変わってくるのではと考え、そんなパートナーを求めていました。
最終的にPLAN-Bにお願いさせていただく決め手となったのは、実は、現在担当してもらっている出野上さんがもともと電力業界の出身で、深い知見をお持ちだったからです。
最小限のリソースで成果を出すためには、業界の事情にも明るく、信頼しておまかせできる方にやってもらうのが確実だろうと考え、以前お願いをしていた代理店ではなく、PLAN-Bにお願いすることにしました。
― PLAN-Bとの取り組みは何からスタートしましたか?
稲森様:出野上さんを中心に、まずはターゲットを明確にしたうえでリスティング広告やディスプレイ広告の運用をお任せしました。
やはり、競合の電気料金の金額感や最新の動向などを理解いただいているというのは本当に心強く、安心してお任せできています。
私たちが説明せずとも汲み取った提案をしていただけますし、広告に関してもプロの目線でPDCAを回してどんどん改善してくださるので、本当に助かりましたね。
出野上(PLAN-B):ありがとうございます。電力業界の経験はありつつも、当時と比べて情報はどんどんアップデートされているので、常に最新の情報をキャッチアップできるように心がけています。
また、運用担当としては、まずはどういったお客様に向けて訴求すべきか、顧客像を明確にしたうえでそれに合うターゲティングを実施しました。
リスティング広告ではCPAを抑えられるよう複数キーワードの掛け合わせを行ったり、ディスプレイ広告ではより効果を高められるよう企業向けと個人向けの双方の配信がバッティングしないように配信時間の設定を行ったりと、細かなチューニングを行いました。
杉山様:キーワードの調整や配信調整に関してはこちらから細かな希望は何も伝えていないのですが、言わずともお客様の経路や離脱率などを細かく調査し、課題の発見から改善提案までしてくださるので本当にありがたく思っています。
常に私たちの課題に寄り添ってくれているなと感じています。
―開始から約1年半ご一緒にお取り組みさせていただきましたが、その中での成果や印象に残っていることをお伺いできますか?
中林様:本当にさまざまやっていただいているのですが、一番インパクトが大きかったのは検索数の増加に大きく貢献していただいた取り組みですね。
具体的には、最初は手動でやっていた検索キーワードの調整を自動化していただき、リアルタイムでの微調整が可能になったのと、バナーのクリエイティブもクリックが少しでも減るとどんどん新しいものに変えていってくださっていました。
その効果が表れ、ちょうど1年前と比べると今では“シン・エナジー”というキーワードの検索数が2.2倍になっています。キーワードの調整やクリエイティブの変更によってこんなにも差がつくものなのかと驚き、強く印象に残っていますね。
課題としていた認知に対しても数字として大きな効果が見られ、非常に嬉しく思っています。
稲森様:CPAに関しても、あくまで獲得競争が激しかった時期との比較にはなりますが以前の代理店の運用時の約50%に削減できており、細かなチューニングのおかげで非常に効率的に獲得ができていると感じています。
以前とは状況が大きく異なるという前提はありながらも、やはり数字としてのインパクトは非常に大きく、確かな成果を実感しています。
杉山様:また、新規顧客獲得における広告施策という範囲に限らず、どうしたら売上を向上できるのか、解約率を減らせるのかというマーケティング全般の広い視野でのご提案も非常にありがたく感じています。
例えばある時、お客様がアカウントを作った後、本登録に移るまでに離脱する方が多いという課題を出野上さんが見つけてくださったんです。そこで、一つ目のステップである仮登録が終わった後にお送りするメールの内容を、「さらにお客様にとって魅力的に映る内容にしたらどうか」と提案していただきました。
広告でトラッキングできるのは仮登録までなのですが、その先の離脱を防ぐためのご提案までもしてくださることが心強く、本当の意味での課題解決に尽力してくださっているなと感じています。
私たちの知識が及ばないようなところにも率先して課題を見つけてくださったり、ご提案くださったりということを高頻度でコミュニケーションを取りながら進めていただけるのは非常にありがたく思っています。他の取引先様ともやり取りをさせていただく機会はたくさんありますが、その中でもダントツで当社の課題を一番理解してくださっているなと感じています。
出野上(PLAN-B):そう言っていただけて嬉しいです。
定例会のなかでも、ユーザーの分析や「そもそもどういう方をターゲットにすべきか」という広義のマーケティングのお話を中心にさせていただいており、広告で成果を出すことはもちろん、本質的な課題解決に貢献できればと日々考えています。
今後もそこにつながるご提案がたくさんできればと思っています!
–今後の展望とPLAN-Bに期待することをお聞かせください。
杉山様:成果には現れているものの、やはりまだまだ認知のところは伸ばせるかなと思っているので、出野上さんにご提案いただいているツールなども活用しながら効率的な施策を見つけていきたいです。さらに、お客様がどうやって電力会社を探しているのか、何を基準に決めているのかなど、顧客のインサイトについても深めていけたら嬉しいですね。
また、成果を高めていくために、“どの経路が一番欲しいターゲット層が獲得できるのか”を引き続き検証していきたいと思っているので、広告に限らない総合的なマーケティングパートナーとして、今後もご提案をたくさんいただけると嬉しいです。
稲森様:今のところは獲得数をKPIとしていますが、今後は獲得効率や質を高めてROIも追求していきたいですね。本当に求めているターゲット層が獲得できているのか、広告流入のお客様の実際の電気使用量がどれぐらいだったのかというところも今後分析していく予定です。
既存顧客の属性についてもさらに解像度を高くしていきたいと思っていて、その部分に対してもアドバイスをいただきながら、さらなるターゲット顧客の獲得に向けてマーケティング効率と成果をどちらも高めていけると嬉しいです。
–本日はありがとうございました!