SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2025.01.08
更新日:2024.07.04
公開日:2023.04.07
Google広告のターゲティングには多くの種類があり、複数の条件を組み合わせて設定することができるため複雑です。Google広告のターゲティングを設定してみたけれども、思うような効果が出ずに困っていませんか。
今回はGoogle広告ターゲティングの種類と設定方法を解説します。設定のコツも解説しますのでぜひご参考になさってください。
ユーザーの特徴やこれまでの行動に応じて配信を決定するターゲティングを「オーディエンスターゲティング」と呼びます。
オーディエンスターゲティングでは特定のユーザーに的を絞って広告の配信が可能です。コンバージョンにつながりやすいターゲットにのみ広告を配信すれば、高い費用対効果が期待できます。オーディエンスターゲティングの種類は以下の6つです。
<1>ユーザー属性
<2>ユーザーの興味や関心、習慣(アフィニティ)
<3>購買意向の強い層
<4>カスタムセグメント
<5>リマーケティング
<6>類似ユーザー
以下より、それぞれの特徴を解説します。
ユーザー属性に基づくターゲティングは、ユーザーの特定の属性情報に基づいて広告を表示する方法です。これには年齢、性別、言語、地域などの属性が含まれます。
たとえば、ある商品が特定の年齢層に関心がある場合、その年齢層にのみ広告を表示することができます。
絞り込みできる項目は、以下のとおりです。
設定する方法は以下のとおりです。
STEP 01:Google広告管理画面の左にある「オーディエンス」、右下にある「ユーザー属性を編集」をクリック
STEP 02:広告を表示したい属性の欄にマークを入れて、「ユーザー層を保存」をクリック
ユーザーの興味や関心、習慣に基づくターゲティングは、ユーザーがオンラインでの活動や関心を示すデータに基づいて広告を表示する方法です。たとえば、ユーザーが旅行に興味を持っている場合、旅行関連の広告を表示することができます。
ターゲティングできる項目は、以下のとおりです。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:Google広告の管理画面左にある「オーディエンス」、右上の「オーディエンスセグメントの編集」をクリック
STEP 02:追加したい広告グループを選び、ターゲティングもしくはモニタリングを選択
STEP 03:広告を表示したいセグメントの欄にマークを入れて、「保存」をクリック
購買意向の強い層に基づくターゲティングは、ユーザーの購買に関するデータに基づいて広告を表示する方法です。これには最近購入した商品やウェブサイトの閲覧履歴などが含まれます。
たとえば、特定の商品を購入したユーザーに関連商品の広告を表示することができます。
アフィニティとよく似ていますが、アフィニティよりも購買意欲の高いユーザーに広告を掲載できる点が特徴です。絞り込みできる項目は、以下のとおりです。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:Google広告の管理画面左にある「オーディエンス」、右上の「オーディエンスセグメントの編集」をクリック
STEP 02:追加したい広告グループを選び、ターゲティングもしくはモニタリングを選択
STEP 03:広告を表示したいセグメントの欄にマークを入れて、「保存」をクリック
カスタムセグメントに基づくターゲティングは、広告主が自身のターゲット層に合わせて独自のセグメントを作成する方法です。これには、広告主が指定した特定の属性や行動に基づいてユーザーをグループ分けすることが含まれます。たとえば、スポーツ関連商品を販売している場合、ス
ポーツ愛好家やアスリートに対して広告を表示するためのカスタムセグメントを作成することができます。
自社または似ているサービスや商品に関するキーワードを打ち込むことで、興味を持っているユーザーに配信できます。設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面の右上の「ツールと設定」をクリックし「共有ライブラリ」の「オーディエンスマネージャー」を選択
STEP 02:上部の「カスタムセグメント」、「+」をクリック
STEP 03:セグメントの名前を入力し、「これらのいずれかの興味 / 関心や購入意向を持つユーザー」か「Google でこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー」を選択
STEP 04:キーワードを打ち込む。「特定の種類のウェブサイトを閲覧するユーザー」からはWebサイトのURLを、「特定の種類のアプリを使用するユーザー」からはアプリケーションを追加
STEP 05:右下にある「作成」をクリック
STEP 06:管理画面の左にある「オーディエンス」、続けて「オーディエンスセグメントの編集」をクリック
STEP 07:追加したい広告グループ、「ターゲティング」または「モニタリング」を選択
SETP 08:「閲覧」タブにある「選択したカスタムオーディエンスセグメント」をクリック
STEP 09:作成したセグメントの欄にマークして、左下にある「保存」をクリック
リマーケティングは、すでに広告主のウェブサイトを訪れたことがあるユーザーに対して広告を表示する方法です。ユーザーは興味を持っていた商品やサービスに再び関心を示す可能性が高いため、リマーケティングは効果的なターゲティング手法です。
アクセス経験のあるユーザーは過去に自社のサービスや商品にすでに興味を持っているため、成果が出やすいのが特徴です。リマーケティングの使用には、Webサイトやアプリケーションにタグを設置し、リマーケティングリストを作成しなければなりません。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面右上の「ツールと設定」、「共有ライブラリ」、続けて「オーディエンスマネージャー」をクリック
STEP 02:上部の「データセグメント」、続けて「+」をクリック
STEP 03:「ウェブサイトを訪れたユーザー」をクリックし、セグメント作成の各項目を入力や選択
STEP 04:「セグメントを作成」をクリック
STEP 05:管理画面の左にある「オーディエンス」、「オーディエンスセグメントの編集」をクリック
STEP 06:広告グループを選択し、「閲覧」タブにある「ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法」をクリック
STEP 07:「ウェブサイトを訪れたユーザー」をクリックすると作成したリストが表示されるため、マークを入れる
STEP 08:左下にある「保存」をクリック
類似ユーザーに基づくターゲティングは、既存の顧客やターゲット層と似た属性や行動パターンを持つユーザーに対して広告を表示する方法です。広告主がターゲットとするユーザーセグメントの特徴をもつ類似ユーザーに広告を表示することで、新たな顧客の獲得が可能となります。
自社商品やサービスに対する興味や、購買意欲が高い可能性があるユーザーにアプローチが可能です。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「オーディエンス」、続けて「オーディエンスセグメントの編集」をクリックする
STEP 02:広告グループを選択し、「閲覧」タブの「ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法」をクリックする
STEP 03:類似ユーザーリストを選択し、左下にある「保存」をクリックする
ただし、類似ユーザーは、2023年5月以降、生成されなくなるため注意が必要です。
Googleのコンテンツターゲティングでは、広告をどこに掲載するかを基準にターゲティングをします。Google広告のコンテンツターケティングには、以下3つの種類があります。
<1>トピック
<2>プレースメント
<3>キーワード
それぞれの特徴を解説します。
トピックに基づくコンテンツターゲティングは、広告主が関心のある特定のトピックに関連するウェブページやコンテンツに広告を表示する方法です。例えば、スポーツ用品を販売している場合、スポーツに関連するトピックに関連するウェブページに広告を表示することができます。
またプレースメントやキーワードによるターゲティングよりも広範囲のターゲットに広告を掲載できるため、配信数が多いのが特徴です。セール広告やイベントの告知など、幅広く周知をさせたい広告に向いています。
現在のトピックは以下のとおりです。トピックからさらに細かい分類のカテゴリを選択できます。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「トピック」、鉛筆のマークをクリック
STEP 02:設定したい広告グループを選択し、「ターゲティング」もしくは「モニタリング」を選択
STEP 03:任意のトピックの欄にマークを入れて、左下にある「保存」をクリック
プレースメントに基づくコンテンツターゲティングは、広告主が特定のウェブサイトやアプリに広告を表示する方法です。広告主は自身が関連性の高いウェブサイトやアプリを選択し、その場所に広告を表示することができます。
例えば、自動車メーカーが自動車関連の専門ウェブサイトに広告を表示することで、ターゲットユーザーに直接アプローチすることができます。
またトピックやキーワードによるターゲティングと併用し効果を分析した結果、あまりターゲットに見られていないWebサイトをプレースメント設定で除外するといった使い方も可能です。複数の広告主が同一Webサイトを指定した場合は、関連性の高い広告が掲載されます。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「キャンペーン」、設定したいキャンペーン名をクリック
STEP 02:管理画面左にある「プレースメント」、続けて鉛筆マークをクリック
STEP 03:設定したい広告グループを選択し、「ターゲティング」もしくは「モニタリング」を選択
STEP 04:「Webサイト」や「YouTubeチャンネル」などから選択または入力し、左下にある「保存」をクリック
キーワードに基づくコンテンツターゲティングは、特定のキーワードを含むウェブページやコンテンツに広告を表示する方法です。広告主は関連するキーワードを選択し、そのキーワードが含まれるコンテンツに広告を表示できます。
また特定のキーワードで検索したユーザーは、サービスや商品に興味や関心を持っており、高い効果を期待できます。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「キーワード」、「ディスプレイ/動画のキーワード」、続けて「+」をクリック
STEP 02:設定したい広告グループを選択し、キーワードを打ち込む
STEP 03:左下にある「保存」をクリック
Google広告のその他のターゲティングには、以下3つの種類があります。
<1>曜日・時間帯
<2>地域
<3>デバイス
それぞれの特徴を解説します。
曜日・時間帯に基づくターゲティングは、広告を特定の曜日や時間帯に表示する方法です。ユーザーのオンライン行動は時間帯や曜日によって異なるため、適切なタイミングで広告を表示することが重要です。
たとえば飲食業界ではランチタイムや夕食時に広告を表示することで、ユーザーの食事の選択に影響を与えることができます。
またサービスや商品の購入につながりにくいと考える時間帯を省くことで、広告配信の無駄を削減できます。また、セール期間中に広告配信量を増やすといった設定も可能です。当社で運用させていただいているアカウントでも、BtoB商材を扱うお客様は、夜間・休日の配信停止を希望される傾向があります。時間は15分単位で選択可能です。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「広告のスケジュール」、続けて鉛筆マークをクリック
STEP 02:設定したいキャンペーン名を選択
STEP 03:広告を表示したい曜日や時間帯を設定し、左下にある「保存」をクリック
地域に基づくターゲティングは特定の地域や場所に広告を表示する方法です。広告主は特定の地域を選択し、地域のユーザーに対して広告を配信することができます。地域によって需要や傾向が異なるため、地域ターゲティングを活用することで地域特性に合わせた効果的な広告展開が可能です。
また宿泊施設や飲食店などの実店舗がある業種や、一定の地域でのみ広告を掲載したい場合に有効です。ある地点からの一定の距離を指定することも可能です。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「地域」、鉛筆マークをクリック
STEP 02:設定したいキャンペーン名を選択
STEP 03:地域の選択画面から地域もしくは範囲を選択し、左下にある「保存」をクリック
デバイスに基づくターゲティングは、ユーザーが使用するデバイスに応じて広告を表示する方法です。ユーザーはスマートフォン、タブレット、パソコンなどさまざまなデバイスを使用してインターネットにアクセスしています。
デバイスターゲティングを行うことで、最適なデバイスに適した広告体験を提供することができます。すべてのデバイスを指定しつつ、パソコンユーザーに多くの広告を掲載するといった設定もできます。
設定方法は以下のとおりです。
STEP 01:管理画面左にある「キャンペーン」、設定したいキャンペーン名をクリック
STEP 02:管理画面左にある「デバイス」、設定したいデバイスの「入札単価調整比」欄の鉛筆マークをクリック
STEP 03:デバイスごとの入札単価を設定し、「保存」をクリック
Google広告のターゲティングには多くの種類があり、うまく設定できなければ、思ったような効果が期待できません。Google広告のターゲティングを設定する際には、いくつかのポイントがあります。主な3つを以下より解説します。
広告を効果的に配信するためには、まず自社のターゲット層を明確に理解することが重要です。顧客の属性や行動パターン、ニーズを把握することで、より適切なターゲティング設定が可能となります。
自社のサービスや商品のターゲット層を理解したうえでターゲティングしましょう。ターゲット層を誤るとサービスや商品に興味のある層に広告が掲載されず、機会損失につながる恐れがあります。年齢や性別、住んでいる地域や、興味関心があることなど、ターゲットの属性は事前にしっかり調査が必要です。ただし、ターゲット層を細かく設定しすぎると、配信するターゲットの範囲が狭くってしまうため注意しましょう。
ターゲティング設定は広告開始後に変更できます。ターゲット属性の判断に迷ったときは、広めの設定で配信を開始してください。成果に応じてターゲットを絞り込む方法がおすすめです。
単一のターゲティング手法では限定的な範囲のユーザーにしか広告を表示できません。複数のターゲティング手法を組み合わせることで、より幅広いユーザーセグメントに対して広告を配信することができます。
年齢や性別、興味・関心、地域などを適切に組み合わせると、自社のサービスや商品に関心を持つ可能性の高い人へアプローチできます。多くの組み合わせを試行し、最適な設定を探しましょう。
広告のターゲティング設定は常に最適化が必要です。広告のパフォーマンスを定期的にモニタリングし、データや統計情報を分析することで、改善点や効果的なターゲティングの仮説を立てることができます。
ターゲティング設定を実施したのちに、広告の結果を検証しましょう。クリック数やCV(コンバージョン)率などの具体的な数字を検証することで、ターゲティングに効果があったのか判断できます。ターゲティング設定前後と比較し、数字が悪化していれば設定を検討し直したり、元に戻すなどの改善が必要です。
広告の頻度制御は、ユーザーに対して広告を過剰に表示することを防ぐために重要です。適切な広告表示回数を設定し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために広告の頻度制御に注意する必要があります。
デモグラフィックターゲティングを活用して、広告主は年齢や性別などの属性情報に基づいて広告を配信することができます。ターゲットユーザーに合わせた広告コンテンツを提供することで、より効果的なターゲティングが可能となります。
興味関心カテゴリーを活用することで、広告主はユーザーのオンライン行動や興味関心に基づいて広告を配信できます。ユーザーの興味に合致したカテゴリーを選択することで、関連性の高い広告を表示し、ターゲットユーザーの関心を引きつけることができます。
これらのポイントを考慮しながら、Google広告のターゲティング設定を行うことで、より効果的な広告キャンペーンを展開することができます。
Google広告には大きく分けて、オーディエンスターゲティング、コンテンツターゲティング、その他のターゲティングがあります。それぞれの具体的なターゲティングの種類は以下の通りです
オーディエンスターゲティング
コンテンツターゲティング
その他のターゲティング
ターゲティングを設定する際は、まず自社のターゲット層を理解し、複数の条件を組み合わせましょう。実施後に結果を検証をすることで、より正確で効果が現れるターゲット層選びが可能です。
インターネット広告の運用は、実績のあるプロの代理店に任せることをオススメします。PLAN-Bのリスティング広告運用サービスは、継続率93.7%で国内上位2%の運用力があります。目先の利益ではなく、顧客の持続的成長を第一に考えるとともに、期待以上の成果を出すことに注力しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。