【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.07.05
2020.05.17
2024.07.04
幅広い世代のユーザーに自社製品、サービスを届けたい企業におすすめなのが、世界中で人気のSNSであるX(旧Twitter)を活用した広告です。X(旧Twitter)広告は高い拡散性のあるX(旧Twitter)の特徴を活かして、認知拡大を狙いつつコンバージョンにもつなげられます。しかし、自社のビジネスにあったターゲティングを設定しなければ、期待した効果は得られません。
そこで今回は実際の設定画面を使って、X(旧Twitter)広告で自社にあったターゲティング設定を行う方法についてご紹介します。迷った時のおすすめのターゲティング設定も3つご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
X(旧Twitter)広告の管理画面には、出稿するキャンペーン設定や効果測定に必要なレビューを確認できます。
今回はX(旧Twitter)広告の「ターゲティング」の部分について、詳しく説明をしていきます。ターゲティング設定を行う際は、広告グループの下にあるターゲティングをクリックし、設定画面を開きましょう。
X(旧Twitter)広告のターゲティングはさまざまな設定方法があり、大きく分けると次の3つに分類されます。
自社に適したターゲティングを行うために、それぞれの特徴を1つずつ確認していきましょう。
テイラードオーディエンスとは、これまでに出稿したX(旧Twitter)広告に興味を示したユーザーに向けて配信するターゲティング方法です。カスタムオーディエンスとも呼ばれていて、すでに自社を認知しているユーザーに向けて、リマーケティングを行います。
テイラードオーディエンスは参照するデータを基に以下の4種類に分けて、設定が可能です。
テイラードオーディエンス(ウェブ)
自社サイトやLPなど、X(旧Twitter)広告からWebサイトへアクセスしたユーザーをターゲティングする方法です。
いわゆるリマーケティングのことで、X(旧Twitter)広告の計測タグを活用してサイトへ訪れたX(旧Twitter)ユーザーをリスト化します。 X(旧Twitter)のオフィシャルパートナープログラムを利用し、ある特定のツイートデータなどをターゲティングすることも可能です。しかし、オフィシャルパートナープログラムはX(旧Twitter)社から認定を受ける必要があるため、認定されなければ利用できません。すでに認定されている特定の広告代理店やサービスと連携すれば、利用できる可能性があります。広告代理店の選び方については下記の記事を参考にしてください。
モバイルオーディエンスターゲティング
モバイルアプリでインストールや登録など、特定のアクションを行ったユーザーグループにリーチする方法です。コンバージョントラッキングを設定すると、アプリインストール数やユーザー登録数など、ユーザーがモバイルアプリで行った操作に関する重要なデータを収集できます。アプリアクティビティとも呼ばれています。
テイラードオーディエンス(リスト)
特定のユーザーをターゲティングするために、自社が保有しているリストを使います。顧客のメールアドレスやX(旧Twitter)ユーザー名(@ユーザー名)でターゲティングできるため、より精密なターゲティングが可能です。リストはアップロード時にハッシュ(暗号)化されるため、情報が開示される心配はありません。また、アップロードが完了するまではブラウザを閉じたり、最小化したりしないように注意しましょう。
柔軟なオーディエンスのターゲティング
複数のテイラードオーディエンスを組み合わせて、より絞ったターゲティングが可能な柔軟なオーディエンスターゲティング。
登録したリストで30日以内にWebサイトに訪れたユーザーなど、期間と行動を絞ってターゲティングが可能です。andやorと条件を設定できるので、施策に合わせたターゲティングにも向いています。
オーディエンスの特性では、性別、年齢、地域などデモグラフィック情報のターゲティング設定ができます。ターゲティングできる項目は以下の通りです。
ターゲティング項目 | 特徴 | ターゲティング例 |
性別 | すべて・女性・男性とそれぞれ指定できます。 | 「男性のみ」 |
---|---|---|
年齢 | すべて・年齢範囲(13〜50歳まで5歳刻み)・日本限定の年齢範囲など詳細な年齢を指定できます。 | 「20~25歳」 |
地域 | 国や都道府県、市区町村、郵便番号など地域を指定できます。 | 「日本のみ」 |
言語 | 特定の言語を用いるユーザーを指定できます。 | 「日本語」 |
端末 | ユーザーが使用している端末・OS・キャリア・端末の使用期間を指定できます。 | 「iOS・Apple・1ヶ月以内に新しい端末からX(旧Twitter)にログインしたユーザー」 |
オーディエンスの特性では詳細なターゲティングが設定できます。ターゲティング例では新しいものが好きな若い男性をターゲットとする場合は、上記表のターゲティング例のように設定するのがおすすめです。
性別や年齢のターゲティングは、ユーザーのプロフィール情報が利用されます。プロフィールが未入力の場合は、ユーザーの興味関心やツイート内容を基に分類されるため、あくまでも参考程度に入力しましょう。
図5,オーディエンスの条件の全体像
オーディエンスの条件ではツイート内容やいいね、RTなど、X(旧Twitter)ユーザーがX(旧Twitter)上で行った行動を基に詳細なターゲティングが可能です。オーディエンスの条件では次のようなターゲティング設定ができます。
さらに、リマーケティングやデモグラフィック以外のターゲティングを設定したり、設定したターゲティングをどれくらいまで広げるか調整したりできます。
キーワードターゲティングはX(旧Twitter)で最近ツイートされたり、検索されたりしたキーワードに基づいて、ユーザーをターゲティングする方法です。X(旧Twitter)では、検索とタイムラインという2種類のキーワードターゲティングが用意されています。
①検索
X(旧Twitter)で検索された言葉は、ユーザーがそのときに最も興味を持っている内容を表しています。検索を用いたキーワードターゲティングでは、自社のビジネスに関連するキーワードを検索したユーザーに広告が表示されます。
②タイムライン
タイムラインのキーワードターゲティングは、ユーザーがツイートした内容に基づいて、ユーザーの状況に応じた広告が表示されます。
デフォルトのキーワードターゲティング設定では、検索とタイムラインの両方に広告が表示されるため、どちらか一方にしたい場合は、設定変更が必要です。どちらか一方にしたい場合は、どちらにツイートを表示するか選べます。また設定したキーワードは、適切なユーザーのグループ全体をカバーできるように、デフォルトでは「部分一致」が設定されています。
イベントターゲティングを利用すると、全世界のイベントや地域のイベントに興味関心を持っているアカウントに広告を表示できます。イベントについては「みる」を押せば直近で開催が予定されているイベントのハンドル名(@☓☓☓☓)が出てくるので、その中から選択することができます。
X(旧Twitter)広告の興味関心ターゲティングでは、ユーザーがX(旧Twitter)で関心を持ったり反応を示したりしたトピックに基づいて、盛り上がりを見せる無数のコミュニティの中から対象を絞ってメッセージを届けることができます。選択できるカテゴリーは教育からスポーツまでの25種類と、350種類のサブトピックからあなたのビジネスと関連性が高いトピックを選択可能です。自社に関連したターゲティングが上手くできれば、多くのユーザーグループとつながることができます。
あなたが選んだユーザー名のフォロワーに似ている利用者にX(旧Twitter)広告キャンペーンを表示します。「似ている」ユーザーであるということがポイントです。
指定したマーケットの映画とテレビ番組についてツイートしているアカウントや、関心を示しているアカウントをターゲティングします。検索窓に自分が選びたいTV番組名や映画面を打つと選択をすることができます。
10、000種類以上の中から会話トピックを選ぶことで、そのトピックについて話しているオーディエンスをターゲティングできます。会話トピックは、手作業で調整されたルールベースのキーワードアルゴリズムによってオーディエンスを収集しています。これらのルールは、キーワードとのフレーズ一致や単語一致、ブラックリスト一致、ブール演算式、発言者確認、ツイート検証の時間、言語マッチなどを調べることで、精度と規模が調整されています。このようなルールが公開されているとはいえ、どのようなオーディエンスであるかは少しブラックボックスといえるでしょう。
過去28日以内にトピックをツイートしたことがある、トピックに言及するツイートにエンゲージしたことがある、会話トピックに関するツイートを長時間表示したことがあるアカウントが、会話にエンゲージしているとみなされ、オーディエンスとして収集されています。
選択したオーディエンスの特性と一致するユーザーによって、過去7日間に最もよく使用されたハッシュタグとユーザー名をおすすめしてくれる機能です。自分では追加し忘れていたユーザー名があったりするかもしれないので、参考にできるでしょう。
ツイートの表示歴またはエンゲージメント歴があるユーザーをリターゲティング
これは2019年に搭載された新機能です。自分のアカウントの特定のツイートに反応したユーザーにのみリターゲティング広告を出すことができます。
設定したターゲティングを3段階で広げることができます。まずはDEFINEDから配信を開始し、広告配信の成果を確認して、徐々にオーディエンスを広げた方がよいでしょう。
自社がX(旧Twitter)広告を伝えたい対象のユーザーを絞り込むことをターゲティングといいます。ターゲティングを明確にすることで、X(旧Twitter)広告の費用対効果の向上が期待できます。しかし、どのようにすればX(旧Twitter)で効果的なターゲティングができるのでしょうか。2つの点に着目して解説します。
1つ目はキーワードターゲティングの活用法です。キーワードターゲティングは最近ツイートされた言葉や、タイムラインに表示された記事に対する反応によってユーザーの関心の高いものを絞り込みます。
X(旧Twitter)ユーザーが、どのようなキーワードを検索しているか、どのようなツイートに反応しているかは極めて重要な情報です。ユーザーが検索したキーワードを調べれば、いま興味を持っている内容が判明します。さらに、ユーザーの反応を追っていけば、検索するほどではないものの興味を持っている内容がわかるでしょう。
X(旧Twitter)社は広告を設定する際、最低でも25個のキーワードをターゲティングすることを推奨しています。試行錯誤を繰り返し、効果的なキーワードを見つけてPDCAを回せば、よりX(旧Twitter)広告の効果を引き上げられます。
有効なキーワードを見つけるには次の3つのポイントを意識してみましょう。
1つ目のポイントはX(旧Twitter)ならではの感情表現に着目することです。堅苦しい言葉よりも「口語」でつぶやくことを想定しキーワードを考えるとよいでしょう。
2つ目のポイントはターゲットとなりそうなユーザーのツイートを参考にすることです。どのようなキーワードを使っているか調べ、それに基づいてキーワードを選定するのも有効です。3つ目のポイントはハッシュタグ「#」を利用して、最新ツイートを観察することです。ハッシュタグを利用しているユーザーは興味関心が強く、より最新の情報を探しているため、注目されやすいキーワードが見つけやすくなります。
ターゲティングを絞りすぎると、潜在ユーザーへリーチする機会を失ってしまうため、ある程度オーディエンスは広く設定するのがコツです。X(旧Twitter)広告にはオーディエンスを広げる機能があり、広告成果に応じてターゲットとしたい層と似た特徴を持つ人にも広告を届けられます。
具体的には「狭い」「拡大」「広い」といった範囲を指定し、それに応じて広告を配信します。ターゲットを狭くすればするほど狙った層に広告を届けやすくなりますが、頒布性が低くなります。反対にターゲット層を広げれば広げるほど多くの人に広告を届けられますが、費用対効果という点では改善の余地が大きくなるでしょう。
X(旧Twitter)広告には複数のターゲティング条件・種類があるため、自社に合った設定方法に迷うかもしれません。ここからはコンバージョンにつながりやすいおすすめのターゲティング設定を3つご紹介します。どのように設定したらいいか迷ったときは、ぜひ試してみて下さいね。
キーワードターゲティングはX(旧Twitter)広告独自のターゲティング設定なので、X(旧Twitter)広告を実施する際は積極的に取り組んでみましょう。自社に関連するキーワードを設定しておけば、潜在ユーザーにもリーチできます。リスティング広告で成果のよいキーワードを活用する手法もあります。「購入」「お問い合わせ」「登録」などのコンバージョン効率を高めたい場合は効果的です。
X(旧Twitter)には複数のコミュニティが存在しています。そういった特別な特徴をもつユーザーへアプローチしたい場合には、フォロワーの類似オーディエンスを活用するのがいいでしょう。「新商品の告知」や「キャンペーンの開始」などを「認知」させる場合に効果的です。
最後におすすめなのは、リマーケティングです。「購入」「お問い合わせ」「登録」など、すでに認知されているユーザーに念押しして、コンバージョン効率をさらに高められる可能性があります。リマーケティングを目指す場合は、既存ユーザーが魅力に感じるようなキャッチフレーズ、広告の作成が欠かせません。ただし、そもそもサイトへ訪れるユーザーの数が少ないと、あまり配信をすることができないので、注意が必要です。
自分のビジネスに合うターゲティングを選択し、設定することができたでしょうか?配信設定を完了したら、オーディエンスの概要でターゲティングできるユーザーがどれくらいいるのか確認しましょう。あまりにもターゲットを詳細に設定しすぎた場合には利用不可となってしまうので、注意してください。